ナオとコウイチを侍らせた夜~第1夜
残念ながら、ホストクラブで豪遊した話…ではなく。
大森南朋さんと佐藤浩市さんが出演した作品のDVDを立て続けに鑑賞したので、備忘録として簡単な感想を書いておこうと。
見逃した作品や、なかなかレンタルできなかった作品、気になって再見した作品を、この金曜・土曜に鑑賞できました。
南朋さんと浩市さんは、私の『気になる俳優』。
特に南朋さんは、「ハゲタカ」の鷲津政彦に陥落してからというものの、『気になる俳優』トップに君臨中です。
※DVD化作品についての感想ですが、ネタバレはかなり少なめにしてあります。しかし、厳密にネタバレを避けたい方は、引き返していただくようお薦めします。
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少々の粗さや強引さを上回る疾走感が爽快だ。
崖っぷち契約社員の主人公と、加齢臭漂うパンクロックバンド「少年メリケンサック」の下品なオヤジ達の再チャレンジを描くロードムービーでもあるのだが、悲壮感は一切なく、ベタついた友情モドキや強制感のある泣かせもない。
気持ちについていけない肉体の老化や若者たちからの嘲笑も何のその、反骨のパンク魂で前進していく「少年メリケンサック」のメンバーを主人公と同じ目線で見守るうちに、いつのまに彼らを心の底からカッコイイと感じ応援している自分も、前向きな気分になっているのに気づく。
主演の宮崎あおいを始め、出演者が見事に吹っ切れている。
×××や×××(自主規制)を連呼する佐藤浩市に比べれば、「官僚たちの夏」でのステテコ姿など、どうってことないぞ。
豪華で意外な脇役陣も見もの。
特にピエール滝と田辺誠一、ナイス
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大森南朋の見事な変貌ぶり目当てで観たものの、意外と(?)坂口憲二が良かった。>何様だ自分
坂口のニュートラルな演技が役に合っていて、缶コーヒーのCMで見せるニュアンスと通じるイイ味を出している。
熱血体力系イケメンと思い込んでいた私が間違っていた。すみません。面白い役者だ。
奔放で無軌道に見えて実は深く考えているかもしれない陣内(大森南朋)と、外見を気にして冷静に見えて実は無茶で熱いかもしれない武藤(坂口賢二)の2人の家裁調査官。
真逆なようでいて、心の底にある仕事に対する誇りや使命感は同じなのではないか。
…と思わせて、スルリと逃げちゃう底の見えない感じの2人のキャラがとても魅力的。
小西真奈美と、まだあどけなかった三浦春馬のナイーヴな演技にも、惹き付けられる。
余談だが、収録インタビューで坂口は「クールな役柄なのでメガネをした。」と語っている。
クールな男にはメガネがマスト・アイテム?
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続きは【第2夜】で。
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