登頂せよ!
私が現在、『ハゲタカ』を除いて最も関心を寄せている映画、それは
である。
このブログを何回か読んでくださった方ならば、御想像がつくと思うが、私は登山愛好家ではない。
そして、将来も登山愛好家にはなれないであろう。
享楽的で、我慢強さゼロ、そして致命に高所恐怖症の私が決して足を踏み入れることの無い世界、それが登山だ。
そんな私が、なぜ剣岳に興味を持つのか?
それは、目的を達成するため。
愛する男に会うためだ。
私には馴染み深い街で、晩秋の2日間だけ、その男に会うチャンスが4回だけあるそうな…と聞き及んだ私は、一瞬小躍りして喜んだが、次の瞬間、がっくりと肩を落とした。
男がその街に現れる2日間のうち、私が駆けつけられる可能性があるのは1日だけ。
しかも、私と同じ目的で、私など吹き飛んでしまうような大御所や歴戦の勇者たちが御来駕されるらしい。
どうする?
どうしたらいい?
頭を抱えた私は、基本的なことを思い出した。
男がその街にやって来るときには、剣岳という険しい名峰に登頂した勇気ある者達と共に姿を現す、と聞いた。
ならば。
朝早くから剣岳に登って男を待つしかない。
気力・体力ともに衰えを感じる今日この頃だが、愛しい男に会うためならば、腰痛にも空腹にも耐えられる。
だってこんなに愛しているのだもの。
まずは、情報収集だ。
そこで、私は登山愛好家であり、『剣岳 点の記』を観たという上司(女性)に、率直に私の心積もりを話したうえで、この登山映画の感想を今更ながら尋ねてみた。
すると、「山の映像が綺麗なので、話や山に興味がなくても大丈夫。」と、私の背中を押してくれた。(都合の良い解釈。)
そして、上司は首を傾げながら私に質問した。
「そんなに松田龍平が好きなんだっけ?」
「ち が い ま す っ
… 確かに両方でてますけど」
鼻息も荒く上司のデスクの前から去る私であった。
親切に応えてくれたのに…申し訳ありませんでした…。
というか、松田龍平さんやファンの方々に失礼千万…すみません。
とにかく、剣岳無事登頂を目指し、心身の鍛錬を始めようと心に決めた。
そうだ、買ったまま放置プレイもいいところなWii Fit Plus をスタートすることとしよう。
週末から。
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