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2009年11月

2009-11-30

CASABLANCA SILK 丸の内店

皇居東御苑で、予定外に『儀装馬車運行』の見学をした後、ランチのために丸ビルに向かいました。


ロビーには大きなツリー。

Tree

事前にお店を予約しておこうか?と私は思ったのだけれど、A子さんが、その日の気分で決めたいから、行き当たりバッタリでいいわよ…ということだってので、ふらりと歩いてきたのですが。
かつては週末の丸ビルでのランチ事情は行列覚悟でしたが、新丸ビルなど近隣に他の場が出来たからか、或いは不景気のせいか、正午を回っているけれどレストラン階に行列は無し。
A子さんが、エスニック系が食べたい気分!とのことだったので、職場の食事会で使ったことがある店へ御案内。

CASABLANCA SILK 丸の内店

丸ビルの5階にあります。

Silk

ベトナム・フレンチ、だそうです。
天井にシーリングファン、白い籐椅子…と南国リゾートっぽい感じ。(アバウトな表現ですな…汗)
東京駅を見下ろす窓際の席に案内してもらいました。
せっかく眺めの良い席だったのですが、東京駅舎と周辺が工事中でしたので、窓からの眺めの写真は無しsweat01

ランチは2500円と3500円のプリフィクスコース2種類がありましたが、迷わずcoldsweats012500円のコースを選択。

内容は、
前菜+メイン(3種から選択)+フォー(3種から選択)+デザート+ロータスティーまたはコーヒー です。

Lunch4

【生春巻3種盛り合わせ】
マグロとアボガド、エビと青パパイヤ、蒸し鶏とマンゴー
こういう風に小さくカットして供されると、皮も中身も乾燥していることが多いので、どうかしら?と思いつつ大口開けて一口でパクリ。
瑞々しい…とまではいきませんが、皮の端が固くなったり中身がパサついて風味が落ちたりはしておらず、美味しくいただけました。

Lunch3

【揚げ魚のライムソース】
白身魚の半身をカラッと揚げてアツアツのうちにライム風味の薄味ソースをかけまわしてあります。
爽やかな酸味のソースが、揚げ魚をあっさり食べやすくしていました。
お魚は、口に運び易いように、大きめに切れ目を入れてありました。

Lunch2

【鶏と葱のフォー】
ご覧の通り、野菜がてんこ盛り。
鶏肉はサッパリとしたムネ肉でした。
スープは鶏ベースで青葱たっぷり、あっさり味。
カフェエレボウルくらいの大きさのボウルで供されたのですが、シャキシャキしたもやしと、むっちりしたフォーが食べ応えあり、香りが良くて、やや薄味のスープも半分以上飲めました。
(私は濃い味がダメなので、外で汁麺を食べると、たいていスープを沢山残しててしまう。)

Lunch_1

【白胡麻のムース】

もうちょっとゴマ風味が濃厚でも良かったかな…あくまでも私の好みの問題ですけど。
でも、フランボワーズソースとのバランスからすれば、濃厚すぎるのもNGなのかしら。
最後は、甘くまろやかな香りのロータスティーで締めくくり。
ご馳走様でした。

全体的にあっさり・さっぱりしていて、盛り付けも上品。
お店のコンセプトが、モロッコのカサブランカをイメージしたエレガントなベトナム・フレンチだそうなので、女性のグループとか、デート向きですね。
本格的なベトナム料理をお望みの方、パンチの効いた味付けがお好みの方には、物足りないかもしれません。
あくまでも、ベトナム・フレンチですので。
全体的に、まずまずの合格点(偉そう…)ですが、ちょっとお給仕の仕方が雑かも…って私しゃ姑かい!
本格ベトナム料理のお店で、ネイティヴの方が経営しているようなお店でしたら、逆にそういう方が雰囲気があるかもしれないのですが、エレガントで異国情緒あふれるベトナムフレンチ…というコンセプトでは、ちょっと違うかも…。
まあ、これも「異国情緒」のうち、ということなのでしょう。
給仕の態度が悪い、というのでなく、もうちょっとエレガントに動いてくれたら、もっと内装やお料理の雰囲気に合うのに…という程度のこと。
東京駅周辺で、ちょっとおしゃれなお店でエスニック風を…という時には、重宝かと思います。

と、いうことで、お腹いっぱい、お話もいっぱいできて、楽しい時間でした。

2009-11-29

皇居東御苑でのんびり散策…のはずが。

この週末、久々に皇居東御苑に行ってきました。
元々、超ドメスティック人間で、インドア大好きっ子です。
特に、今年後半は、『ハゲタカ』にハマり、鷲津政彦に溺れる日々を過ごしているため、その傾向が顕著。
たまには外の空気を吸わないとね。
そんな時、遠方に住む友人から『東京に行く用があるので、ランチデートしない?』とのお誘いがあり、彼女の希望で軽く散歩+ランチしましょう、ということになりました。

のんびり静かに歩けるところ、だけど遠いところはイヤなの~、オイシイものも食べたいの~、買い物もしたいの~なんていう我がまま奥様2名(自分も含む/笑)の要求を勘案した結果、東京のど真ん中で、静かで緑や鳥の声と親しめる東御苑に
「じゃ、行きましょうか。」(by 鷲津政彦)
と相成ったわけです。

東京メトロ大手町駅から地下道を延々と進み、やっと地上に出て、某所で、本日のデートのお相手A子さんと待ち合わせして、大手門へ。
お堀の白鳥さんが優雅にお出迎え。

Swan_3
(クリックすると拡大画像が開きます。)

おや、何だかいつもと様子が違う。
入口で宮内庁職員がパンフレットをどうぞ~と案内してるのです。
頂戴して広げてみれば
「御即位20年記念『儀装馬車運行』ご案内」
ですって。
中に進むと、いつも入退園の際に札を受取・返却する受付が閉まっています。
そして、迷子案内所の立て札が立っていたり、記念スタンプを押せるコーナーがあったり、皇室関係DVD等を販売しているテントがあったり。
…えっ、そんなビッグイベントなんですか?
と、ビックリして、リーフレットを読み返すも、馬車の模擬運行はするけれど、貴人は乗車されないようですが…。
運行開始時間まで90分くらいあるせいか、それなりに人は多いけど、別に混んでいるわけでもなし、のんびり構えてブラブラと散策。
イチョウやモミジが綺麗に色づいています。
東御苑の最大の魅力は、空が広いこと。
天気に恵まれその魅力を満喫できました。

Gimko2_3   Momiji

いつもと違うのは、彼方此方に宮内庁職員と皇宮警察官が居ること。
私同様に『外事警察』を観ている連れのA子さんと、
「公安はいないかな。」
「入園者に紛れてるかもよ」
「あそこのスモークガラスの車両の中で監視してたりとか」
とバカ話をして盛り上がる。
ぶらぶら歩いて写真を撮っていると、園内放送があり、
『これから二の丸庭園で皇宮警察音楽隊の演奏、それに続いて儀装馬車の運行があるので、入園者はパンフレットに記載されている場所に集まってください。』という主旨のことを言っています。
確かに、滅多に観られないイベントだとは思うけれど「観覧御希望の入園者は」とするべきじゃないのか?全員が観たいわけじゃないだろうし、命令される筋合いでもない…と、ツッコミ体質の奥様2名は口々にブツクサ言いながら、相変わらずダラダラと皆が歩いていく方向へ。(文句言いつつ、やっぱり行くのだ。coldsweats01

すると、風に乗って、スネアドラムと管楽器の音が聞こえてきました。
中学時代にブラスバンド部で太鼓等の鳴り物を叩いていた血が騒ぎ(随分と古い血だが)、途端に私の足が速くなり、A子さんを促して下り坂を転がるように降りて行くと、ちょうと音楽隊がマーチングを終えて所定の位置に着く準備をしているところ。
特に観覧席があるわけではなく、道の両側の芝生部分に観衆が参集しているようです。
ちょっとディズニーランドのパレード見物みたいなかんじです。
道の反対側には、新聞社やテレビ局のカメラマンで埋め尽くされたプレス席があり、どうやら、自分達が考えていたより大きなイベントらしいと今更気づく。sweat02

私たちを含め、後から漫然とやって来た人々は、どこにどこから入ったらいいか分からず道の端でマゴマゴしてしまいました。
すると、芝生席の最前列に座っている御高齢のご婦人方から
「前に立つな」
「私たち、ずっと前から並んで場所とりしたのよ」
などと叱責され、事情がわからずに立っていただけの十数人は目を白黒させて「じゃ、どこに行けばいいのでしょうか…」と顔を見合わせてしまいました。
と、ここでやっと、芝生と道を区切る柵の前にいる皇宮警官が「観覧の方は柵の中の芝生の上にどうぞ。道は馬車が通り終わるまで危険なので立ち入り規制されます」と声を掛けてきました。
最初から、そうアナウンスしてくれていれば、誰も不愉快な思いをしなかったのに…。despair

なんとか芝生ゾーンの人垣に入りこみ、柵から3列目に空きを見つてしばし待っていると、前方にいる、先ほど道端に立っている人々を叱責していたおばあさま達(その後も、事情がわからず立ちすくんでいる人々を次々と駆逐。)は新聞紙をシートにしてどっかりと座り込んで話に花を咲かせている様子。
どうやら、ロイヤルファミリー・マニアの方々らしく、あらゆるイベント会場で顔を合わせているうちに知り合いになったらしい。
「このあいだのあの時は天気が悪くて残念…」
「××様のお出ましのときには…」
「今日走る馬車のグレードは…」
とか盛り上がっている。
う~ん、同好の士との語らいって本当に楽しそうだなぁ。
鷲津祭を脳内で単独ロングラン開催中の私は、羨ましく思いながら、パワー全開のご婦人方を眺めていました。
すると、やっと音楽隊の準備が整い、演奏がスタート。
曲目は、即位の礼の際に演奏された祝典の曲(タイトル失念)や秋の童謡メドレー、山下達郎の「クリスマイ・イブ」など。

Brass Pet
紅葉の木立をバックに、高く青い空の下で聞くブラスバンドの演奏に、懐かしさも覚えながらの鑑賞でした。
やがて、拍手に送られて皇宮警察音楽隊が退場し、20分ほど待っていると、やって来ました!
本日のメインイベント、儀装馬車です。
豪華な飾をつけ、良く手入れされた馬体が、陽光を弾いてツヤツヤ輝いています。
優雅な衣裳の御者と従者、典麗な馬車。
まるで御伽噺の一場面のよう。
ウットリしていると、前方のロイヤルマニアズ(笑)が、
「まあ、イイオトコぞろい。」
「こういう仕事は好男子でないと絵にならないものね。」
「私もお姫様みたいにあの馬車に乗ってみたいわぁ」
と乙女妄想大爆裂。

思わずプッと噴出しながらも、いつまでも少女のような「お嬢様」たちを微笑ましく思いました。

Basha1_2 Basha2

Basha3

二の丸庭園を二周して、馬車は色づいた木立の中に消えていきました。
思わぬ僥倖で、得した気分。
ついさっきまでブツクサ言っていた私達は、ホクホク顔で、今度はランチの場所を求めて東御苑を後にしたのでした。

帰宅すると各メディアでも取り上げられていて、伊達にあれだけのカメラマンがいたわけでもなかったんだなぁ~と改めてビックリ。

 ↓ 一例。

http://mainichi.jp/select/wadai/koushitsu/news/20091128k0000e040026000c.html

2009-11-26

私が選ぶ2009年の漢字~番外編?(追記あり)

いくつかブログのネタ卵があるのだが、孵化させようとしてキーボードの前に座っても、思い浮かぶのは鷲津のことばかりだ。
この激しい飢餓感を満たそうと、PC内に保存してある各種画像を見つめ、お気に入りの動画をリピートするも、禁断症状はおさまらない。
再会前より鮮明さを取り戻した鷲津の幻影が、私の渇望を更に強めるのだ。
ああ…深谷の後と同じ症状がぶり返してしまったのだ…。
わかっていたことではあるが、やはり辛い。

一人、憂い顔で溜息を吐きながらうつむく私を、ランチメイトのM嬢とS嬢がいぢめる。

昨日はいなかったS嬢にM嬢が、24日に私が鷲津に会いに行ったことを暴露。
すると、S嬢は
「私だってマツジュンに会うためならサホリますよ。」
と熱心にうなづく。
「あのね、サボッたんじゃなくて、ちゃんと室長(柴野さんではなく、私の上司)と調整したんだから…。」
力んで反論する私を無視して、二人はコソコソと
「恋は盲目ってこのことよ。」 
「精神的浮気よね、旦那さん可哀想…。」
とか言っている。
おいおい…。wobbly

M嬢が、「まあまあ…。お昼食べて元気だして。」と言いながら、私の前にあるパンを指差した。
出勤途中にコンビニでて買った男前豆腐店クリームパン

Otoko_3

今朝、勤務先の近くのコンビニで、時間が無いので適当に買ったのだが、パッケージの『男』の字に目が行ってなんとなく手に取ったのだ。
このの字を見ていて、ふと、思ったことが口をついて出た。

「今年は、男まみれだった…。」

M嬢とS嬢は異口同音に 「えっ」だか、「ゲッ」だか判然としない奇妙な音声を発して私を見た。
M「ちょっ…まだ昼だけど…。」
S「もっと小さい声でお願いしますよぉ。」
私「はぁ?私が今年観た映画のことですよっ!」
M&S「な~んだ、期待しちゃった。smile

何を期待していたのだろうかね。

今年、自分が劇場でお金を払って鑑賞した映画を振り返ってみると、男まみれな作品ばかりなんである。
『ハゲタカ』以前には、ブログも休んでいたし、特に記録もしていなかったので、記憶から抜け落ちている作品もあるが、観た作品のうち、「男度」が高いと思うのは以下のとおり。
この他には、男度が低い『クヒオ大佐』や、もはや全ての枠を超越しているMJの『THIS IS IT』などがあった。
このほか、記憶から抜けているものは、多分、試写会で観たものじゃないかと思う。(記憶力の減退が著しい。)

※11/27 追記:
『ジェネラル…』は、考えてみれば主演が女優さんだったので、いちおう「男度高」ではないな、と思って消しました。
お気に入りトップ2の阿部ちゃんと堺さんの共演作だったので、女優さんは目に入っていなかったということですね。sweat02

ま、これも愛ゆえ…ってことで。

 
 ジェネラル・ルージュの凱旋
 ハゲタカ
 南極料理人
 カムイ外伝
 笑う警官
 剣岳

う~ん、今年に限ったことではないが、当たりハスレが大きかった。

美しい女優さんは出演していても恋愛要素が限りなくゼロに近く、男度というか、オヤジ濃度が高いものばかり。
まあ、みごとに地味めだ。
今年は、なぜか邦画に偏っていたなぁ。
他にも観たかったけれど観そびれたものとしては、『サブウェイ123』もあったのだが、これもオヤジ度100%に近かったのではないかな。
そして、『禅』『ハゲタカ』『南極料理人』の3本に高良健吾くんが出演している。
彼の躍進には期待大。
自分で行きたかったものより、人に誘われて観た『ハゲタカ』と『THIS IS IT』にハマッたのは何故だろう。

……私の映画センスが無いからなんだろうねえ。crying

ブログネタ: あなたが選ぶ2009年の漢字を教えて?イベントも開催予定!参加数

2009-11-25

ワレ剣岳登頂ニ成功セリ。~映画『剣岳 点の記』鑑賞(+鷲津との再会)

以前「登頂せよ!」と題する記事で、剣岳に登ってゴールデンイーグル様(楽天ではない)を拝むというアホ作戦を書いてしまった。
浮世の義理や勤め人のしがらみで、登山計画は実行不可能になりかけたが、日頃の行いが良かったせいか(?)、この1週間程の私の笑顔が『外事警察』の住本(渡部篤郎)と倉田(遠藤憲一)の笑顔を足して3倍(ハゲタカ絡みだけに?)したような恐ろしさだったので上司が怯えたのか、なんとか強引に24日の某時、登頂成功。
恋は女を強くするのよ。wink


平日とはいえ、池袋・新文芸座の中心客の年齢層と昨今の中高年登山ブームを考えると、『剣岳 点の記』人気の高さによる混雑が予想できる。
そして、その方達は、二本とも観るつもりで来場されるだろうから、続いて『ハゲタカ』も鑑賞する可能性大だ。
となると、『剣岳』の回が終了した時点での空き席は少ないだろう。
(年齢的に、気力・体力を考慮して、本命を先に観て、2本目では休憩しつつ観ようという方が多いだろう、という私の単純な推測が前提。)
ならば、まずは剣岳登頂を目指してベースキャンプを設営し、登山中に辛くなったら、ビバーグして足りない睡眠を補い、我が想い人を待とう…などという失礼千万なことを考えていた。
だが、私は、この神の山の人智を超えた力を見くびっていたことに、すぐに気づくことになる。

予想通り、『剣岳 点の記』の回は、大人の方達でいっぱい。
(自分も含めて/笑)
警視庁公安部外事4課住本班のメンバーの如く、気配を消して(なんで?)素早く好みの位置の席をゲット。作戦成功happy01

ほどなくして、『剣岳 点の記』が上映開始。
最初は、目を半分開けて観ているような状態だったが、立山連峰と周辺の風景が映し出されるや、目が覚めてきた。
錦秋の山々、雲海に照り映える夕陽、鋭く青い稜線…。
美しい風景に見入ってしまう。
BGMは、クラシックの中でも日本人に人気の曲で統一。
雄大な風景に良く合っていて、映像に時に溶け込み、時に盛り上げる。

やがて、神の山・剣岳は、わぁ~綺麗~♪などと言えない厳しさと猛々しさを私達に見せ付ける。
その神々しい美しさと人間を寄せ付けない冷厳さ、圧倒的な力の前に、人間は自然に対する傲慢さを捨て去り、分をわきまえ謙虚でなければならないと、改めて思った。
「自然の美しさは厳しさの中にしかない。」
「誰かが行かなければ道はできないっちゃ。」
 (いずれもうろ覚え…)という言葉にいちいち納得。
空撮やCGを使わずに、道なき道を進み、断崖絶壁のシーンや吹雪のシーンを、大量の機材や小道具などを持って撮影するのはどれだけ過酷だったろう。
『八甲田山』を撮影した木村大作監督らしく、殊に雪のシーンは迫力ある労作だ。
23日に鑑賞できていたら、監督のトークショーが聞けたけれど…残念。
ドラマ部分については、淡々とし過ぎて平板に感じるところもあったし、帝国陸軍幹部役に演技派を揃えたのに勿体無い使い方(贅沢なのかもしれないが)な気がしたり、生田信(松田龍平)のキャラ設定がちょっと疑問だったけれど、そんなことは些細なことに思えるほど、山の映像が美しかったし、自然の姿から感じることが色々あった。
剣岳が主人公でもあり、自然に対して人は謙虚であれ、というメッセージを感じたので、淡白でも盛り上げなくても良いかもしれないな、と思える。
うん、やっぱり、これでいいのだ。(バカボンのパパ?)
ただし、私のような山岳の知識ゼロの人間には、最初の絵地図だけでは、今どこに測量隊がいて、どういうルートで頂上にアタックしようとしているのか、見えなかっのだが…恐らく、私がひどい方向音痴だからなのだろうcrying

主人公の柴崎(浅野忠信)と宇治長次郎(香川照之←本作でもgood job !good)を初めとして、本作で山に関わる登場人物は、皆、山を、いや、自然全てを敬い、寡黙で篤実で、ひたむきで、そして常に謙虚だ。
最初は若気の至りで傲慢だった者も、山の厳しさと仲間の姿勢に感じ入って、謙虚になっていく。
すかしたブルジョワ風に見えた山岳会の面々も、スポーツマンシップを発揮して、とても清清しい。
テレビでは創りえない雄大な映像、それも生身の人間が体を張って挑戦し続けて、積み上げ紡ぎ上げた映像作品だということが、観ながらジンジンと染みて来た。
たぶん、監督以下、俳優陣も含めて「木村組」全員に測量部の魂が乗り移っていたのではないか?と思える。

と、いうわけで、今度は

『剣岳 撮影の記』

を観たくなってしまった私である。

さあ、剣岳登頂の後は、お待ちかねの『ハゲタカ』。
結局、真剣に『剣岳』を観て、休息なしだったけれど、気合充分、どんと来い!なハイテンションで上映開始を待つ。

黒い画面の上部に「映画『ハゲタカ』製作委員会」以下が浮かび上がっただけで、胸がドキドキして呼吸が浅くなってしまう。
落ち着け…落ち着け…。
今からこんなでは、鷲津が登場したとたんに、卒倒してまう…。

スクリーンに鷲津が登場するたびに、動くたびに、言葉を発するたびに、
「キャーッ、カッコイイッ、かっこよすぎるうっ!heart04
と叫びそうになるのを、なけなしの理性で必死に押さえ、身をよじりそうになるのを両腕で自分の体を押さえつつ、でも顔はニヤケっばなしで鑑賞。
明るかったら、相当に怪しい挙動不審者だ。
マンダリンオリエンタル東京の階段を劉が下りてくるときに、踊り場のお掃除人形たち(勝手に命名)が映っただけで、「あぁ、この後、鷲津様がお出ましに…」と、自分が待ち伏せされているかのように、心臓バクバクでしたわ~heart02
ところで、隣のオジサン1名がメモをとりながら鑑賞しておられて、更に出陣前の御支度シーンに反応していらして、(もしや、ハゲタカ廃人様、それも男性で鷲津ファン?)と勘ぐったが、どうだったのだろうか。
ハゲタカ廃人見習い中の私は、台詞を間違えて覚えていた箇所に気づいたり、鷲津が登場していない場面のみ背景部分に目を凝らしたり、と、初級の鑑賞の仕方を相変わらずしていた。
いや、もう、コレで一杯一杯。

何度観ても(って私はかなり回数が少ないのだが。)、新しい発見があるし、全然飽きない。
それに、久々に再会したスクリーンの鷲津は、記憶の中で反芻していたよりも、ずっとずっと素敵だったheart04
観るたびに作品に惹きつけられるし、鷲津への愛が深まって、また観たくなってしまって、もうこの気持ち、どうしたらいいのっ!?と一人身悶えている。

あ、そういえば、松田龍平さんと小市慢太郎さんを連続で観ることにもなったのだった。
お2人とも、売れっ子ですねhappy01

2009-11-24

『外事警察 第2話 協力者』

今クール、『深夜食堂』と並んで、私が最も楽しみにしているドラマ。
第1回を観て、即、陥落。(笑)
『外事警察』は、暗くて鋭利で、相当にエグ味が強く、緊迫した場面が続くドラマで、観ている間は全身が鋭敏になってしまう。
観る側にも、相応の心の準備が必要で、気楽に観られる作品ではない。
第1回は録画しそひれたが、今回から毎回録画を設定。
食事も済ませ、お茶も淹れ、準備万端整えて、今回もリアルタイムで観た。
録画したものは、すぐに観る精神力が残っていないので(弱)、気力・体力が充実した時に見直したい。

毎回の感想は書けないと思うが、今、吐き出さないと、次回まで頭がパンパンだし、エグ味が舌に残っている気がするので(ヤな例えだ)、ストーリーを追う形ではなく、思い浮かんだことを羅列してみる。

『深夜食堂』とは真逆の世界だが、人の心のありよう、人と人との繫がりが核となっている人間ドラマである点は同じ。
誰も信用できないのか?と思わせられる一方で、外事捜査官と協力者の他者には決して入り込めない特別な信頼関係が描かれていた第2回であった。

番組HPに、登場人物と相関図がアップされたので、気になる外事4課メンバーが改めて確認できた。
このキャストが、まあ本当に、お見事。
住本班の面々は、超有能な切れ者揃いだが、いったん街に出れば気配を消し、街に溶け込む。
電車やレストランに居ても、なんの気配も発しない。
周囲の人に、後で人相や行動を尋ねても、「えっ、思い出せない…」という答えが絶対に返ってくるはず。
存在感の出力調整が出来る俳優さんて、やっぱりスゴイ。
(大森南朋さんも、そうだと思う。)
「存在を消す」達人・久野役に、映画『ハゲタカ』で劉一華の最期に関わった謎の男を演じた滝藤賢一を持ってきてるなんざ、クゥ~ッと唸ってしまう。(オヤジモード全開。)

冒頭で、住本を監視する警視庁警備企画課理事官・倉田(遠藤憲一)と住本の笑顔を交えた静かな会話があったが、これが背筋も凍る恐ろしさ。
笑顔が怖い人は、ホントに怖ろしい。
エンケンのコワモテの魅力が大爆発ですよ。
さすがに、『白い春』の時の愛情深い実直なパン屋さんとは顔つきが違う。別人だ。(当たり前だけど。)
倉田の顔で、『白い春』で娘役だった大橋のぞみちゃんに対面したら、絶対に泣かれる。(←ヒドイ)

女優陣の抜けの無い、地に足が着いた仕事ぶりにも、毎回しびれる。
陽菜役の尾野真千子さんは、本作で初めて意識した役者さんだが、素晴らしいと感服している。
やる気のある所轄の刑事志望の警察官から、自問自答を繰り返しながら苦闘し苦悩し、住本にストレートに立ち向かい、外事4課のメンバーとして成長していく姿が自然で、演技の計算や技巧が匂ってこない。
ワンパターンの表情しかできない売れっ子女優でなく、この人を持ってきたところは、製作陣の目の高さを物語っている。
いや、彼女を知らなかった私が言うことじゃないけどね。
陽菜が、冒頭のシーンにたどり着くには、どういう闇と澱を踏み越えていくことになるのだろうか。

また、出番は少ないけれど、官房長官役の余貴美子さんに、私は毎回シビレている。
あのいけすかない声と喋り方、全身から噴出すイヤな女オーラ。
ゾクゾクしますわ。sweat02

今回のサブタイトルは『協力者』。
住本の協力者・ニケとの関係と、彼が陽菜を通じて新たに獲得しようとする下村愛子への接近過程をじっくりと描いて、外事捜査官と協力者の関係とはどういうものかを、外側から少しずつ彫り込んでいって、やがて、くっきりと厚みをもって浮かひ上がらせる。
ニケが最後の仕事を引き受ける際の、たったひとつの台詞と表情で、二人の間にはニケの妻すら入り込めない特別なものがあるということがわかる。
そして、別れの時。
上司と部下でも同志でも友人でもない。
利害関係の一致がある、というのは確かだが、住本がニケの心の暗く弱い部分を我が事ととして引き受けてきたからこそ、ニケは妻子のためだけでなく「タムラサン」のために危険な任務をやってのけてきたのだ。
それほどの特別な信頼関係を結びながら、決して二度と会わないだろうに、目を合わせることなく別れる二人。
端的な言葉と微妙な表情が、やり切れないような不思議な感情を、私の中に湧き上がらせた。
こういうところでも、唸ってしまう。
引き合いに出すには、いろいろ違いすぎるけれど、自分が大好きな池波正太郎作『鬼平犯科帳』での長谷川平蔵と密偵たちの関係を思い出してしまった。

弱みを握って言うことを聞かせるというような、単純明解な関係性ではない。
自分が下村愛子を協力者として獲得する手段のひとつとして、住本に抜擢されたと気づき、それでも愛子獲得を申し出る陽菜。
愛子を守りたいという気持ちと、自分が最も愛子をうまく(言葉は悪いが)落とせるという自負、そして自分は外事捜査官だという自覚、それら全てが彼女の中で同じ重さになったから、動いたのではないか、と私には思えた。
そこまで陽菜は成長してきたということだろう。
だが、愛子を傷つけたくない陽菜に対して、協力者を運営することの、彼女が経験したことのない重さを容赦なく突きつける住本。
深い闇を内包し、その闇を自ら覗き込みながら生きてきた彼だから、恐ろしく説得力と迫力がある。
恐らく、この荒っぽいやり方も、彼の計算づくの教育方法なのだろう。

協力者を「運営する」、という言葉にドキッとする。
協力者が捜査官の道具の一つとして、うまく機能するように操作する、というイメージが浮かぶからだ。
しかし、言葉から感じるような無機質な関係ではない。
協力者の精神奥深く入って同化して、心の闇を探っていくサイコダイバーみたいな作業は、運営する捜査官の内部も蝕み歪ませるだろうと、素人でも想像に難くない。
精神的な痛みを共に味わうことなるわけだし、下手をすると自分も相手の闇に飲み込まれかねない。
全てを理解し呑みこんだ、その相手を利用して危険なことに巻き込むわけだから、タフだ非情だ、というだけでは務まらない。
相手の感情に同調しすぎては、自分も闇に呑まれるし、任務を遂行できない。本末転倒になってしまう。
だが、情に篤く真摯に協力者を思う懐の深さが無くては、相手の信頼を得て、協力者が自分のために危険を冒しても良いと思うまで絆を強めることはできない。


そう思うと、住本の背筋が凍るような凄みと、どす黒い輝き(妙な日本語だが)が納得できる。
彼の凄絶な過去を覘かせる回想シーンについてのこと。
そして、公安の捜査官となってからの暗闘も、これから明かされていくのだろう。
彼か喪って来たものはいったい、どれほど大きく深いのだろうか。
今まで、自らの闇に喰われずに生きてきたこの男の心中を想像しようとするだけで、慄然とする。
この先、ますます目が離せない。
怖いけれど、観たい。

2009-11-23

映画『笑う警官』鑑賞で?がいっぱい【注意書あり】 (改稿)

先日の記事で触れた通り、『笑う警官』を観て来ました。

今回は、初めての映画館で観ました。
ある片田舎の大型ショッビングモール内シネコンです。

新しいので、とても綺麗で清潔で、シートは大きめでクッションが良いし、列間も広くて、のびのび。
セルフサービスで借りられるブランケットも用意されていました。
(深谷シネマにもありしまたっけ…)
音響もよろしい。
設備の良い新しいところならではの快適さを満喫。
鑑賞中はあまり飲食しないのですが、ちょっと喉が渇いていたので、ホットティーを買ったら加糖だったのが、唯一のガッカリ、くらいかな。
鑑賞環境、たいへん結構。happy01
(は、を強調)

カウンターで、『笑う警官』のチケットを買っている人が何人がおられたので、チラ見したら、皆さん女性の2~3人連れ。年代は様々。
南朋さんファンの方々でしょうか。
だとしたら、リピーターなのかな?
リピートするくらい、どこか私のツボに合うと嬉しいけど。
なんて思いながら会場へ。
…はっきり言いまして、ガラガラでした。
あまりにガラガラだったので、どこで見たかは内緒。sweat02

さて、以下は、かなり雑駁な鑑賞後の思いです。

※本稿を11/22の晩に投稿してから一晩経って、いろいろと問題点アリ、と思い、この先を改稿しました。
私が映画等の感想を書くときには、肯定的なことは、「感動した」「カッコイイ」「良かった」「面白かった」というだけでも良い、と勝手に思っているのですが、逆の場合は、どこが残念だったか、何が問題と感じて評価しないのか、を具体的に述べるべきだ、と考えています。
この記事では、十分にそれを出来ていなかったにも関わらず、勢いにまかせてアップしてしまったことに布団に入ってから気づきました。bearing (送信する前に気づけ、ですが…。)
なので、抽象的に書いた部分を削除し、自分の意図が伝わるように少し加筆しました。

【注意書】
若干、批判的な表現がありますし、ネタバレもありますので、それらが大丈夫な方で御興味がある方は先をどうぞ。
ただし、『笑う警官』についての肯定的でない記事に不快感を持たれる方は、ここで引き返してくださいますようお願い申し上げます。
この注意書きをお読み頂いた上で、それでも、拙い感想を読んでみようという奇特な方は、どうぞお進み下さいませ。

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2009-11-20

母の思うツボ?~アフタヌーンティー誘導作戦の結果は。

私の実家から自転車で10分くらいの所にシネコンがある。
映画好きな母は、3年ほど前に完全リタイアして以来、水曜日のレディースデーに毎週のように出かけては、映画鑑賞を楽しむという羨ましい日々を過ごしている。(父はたいてい留守番。)
そして、気が向くと私に携帯メールで感想を箇条書きで送ってくる。
ロングメールが苦手なので、自然と箇条書きになったらしい。

一昨日、母から久々に映画感想メールが届いた。
私が見ようと思っていた「笑う警官」についてだったのだが、かなり曖昧というか微妙な表現になっており、要するに、悪くは無いが…的な感じ。
まだ早めの時間だったので、メールでなく電話をして、更に詳しく聞こうとしたが、私が近々観に行く予定だと知って、メール以上のことは言ってくれなかった。


母の言いたいことは別にあったらしい。
「佐伯役の俳優さんが、あなたが最近、好きになった人なんでしょう?」と聞いてきた。

母よ、それはかなーり間違った情報だ。wobbly
「ハゲタカ」という作品の主人公に私がのめりこんで、夫を放置している…と、最近、夫が母に言いつけたのだが、どうやら、鷲津役の俳優さんのファンになった…と解釈していたらしい。
「そうじゃなくて…いい役者さんだなって思ってるけど。」
夫にも職場のランチ仲間にも、口がすっぱくなるほど説明しても一向に理解を得られない説明を、また一からし直すのが面倒になり、説明を端折った。
すると母は、不思議そうに、「今まであなたが好きになった俳優さんとだいぶ、タイプが違うわね。」と言う。
確かに、そうだが……っていうか、好きっていうのと違うんですよ、ママン。

すると、母が意外な発言。
「私の好きなタイプとも違うけど、確かにどこか色気がある人ね。」

ちょっsweat01…母よ、…南朋さんを、お気に召したということでしょうか。
と、驚いていると、
「でも、あの役は見た目がイケてないわね。」
一刀両断。
あら…佐伯さんのルックスはお気に召さなかったらしい。

その辺は、観に行って確かめよう。
あら、これも監督の思うツボかしら?

そのような不毛な会話を打ち切るために、夏以来の懸案事項を持ち出した。
夏に体調を崩していた母に、元気になったら、素敵なお店で美味しいものをご馳走するからね…という約束をしていたのだが、鷲津三昧で、すっかり放置していたのだ。
どこか希望の場所があるかとたずねてみると

「ペニンシュラ東京かマンダリンオリエンタル東京のアフタヌーンティーに行きたいheart04」と言うのである。

私は、コーフンして、
「だったら、マンダリンに行こきましょうよsign03それがいいわよsign01お茶もスイーツも超おいしいんですってよ。ね、そうしまょう。」
と、独断で決定しようとした。

どえらい勢いの娘の独善的な態度に、母は驚き呆れ、ムッとしたらしい。
「そんなにマンダリンにあなたが行きたいなら、それでいいけど…」
電話越しの声だけで、口がとがっているのが見えるような声音である。
なんだか、ペニンシュラのほうに行きたいと言いそうな雲行きになってしまったぞ。
まずい、己の欲望をあらわにするという浅慮のおかげで、千載一遇のチャンスを逃しては、悔やみきれない。
(それほどの重大事ではない。)

ペニンシュラのアフタヌーンティーだって魅力的だし、以前、行列にひるんで退散したことのある私も行きたいところだが、それはマンダリンの後に決まっちょる!(←誰?)

「……ペニンシュラのほうがいいの?」
いちおう、表面的には退いて、心の中で「マンダリンに決めろ」と念じながら聞いてみる。

すると逆に問われてしまった。

「なんで、そんなにマンダリンに行きたいの?」
そりゃー聞くよね、さっきの勢いは。

「マンダリンのラウンジは38階にあって眺めがすご~くいいんですってよ。トイレの窓からの眺めまで良いらしいし、トイレに自動靴磨きマシンまであるのよ。」

と、同僚やネットから得た情報を披露したが、なぜかトイレ情報に偏ってしまった。
あわてて、補足。

「ペニンシュラのロビーのアフタヌーンティーは予約できないけど、マンダリンはできるし…。それに、お母さんは香港のペニンシュラでアフタヌーンティーしたでしょ。」

10年位前、母は出張で香港に行った時(旅行でないのが寂しいが)、ペニンシュラでアフタヌーンティーを堪能して、美味しかったわ~とご満悦だったのを思い出して付け加える。

私の必死さが伝わったのか、あるいは鬼気迫る邪念が電話越しに漏れたのか、母はついに、マンダリンでいいわよ…と言ったのであった。
ただし、時期は12月か、母の誕生月の1月。

う~ん、1月ならDVDでみっちり復習してから行きたい。
でも、寒いからなぁ…外をあちこち連れ回して『ハゲタカ』ロケ地めぐりの下見(廃人見習い中なので、恥ずかしくてデューデリとは言いにくいcoldsweats01)は、あまり出来なさそうだが、具沢山で回るツアーを更に先の時期(もっと寒いよ!)に計画中なので、マンダリンと周辺だけでも下見できれば良しとしよう。

…完全に親孝行が目的ではなくて、自分の欲望を優先させているな。
人間として、どうだろうか…と、一瞬だけ反省して、ガラにもなく、シュンとしていると、母が弾んだ声で言った。

「嬉しいわ~heart04 あちこちで写真撮るの、付き合ってあげるわね。」

えっ?
母よ、その言葉、どう受け取ったら良いのでしょうか?

もしかして、私は貴女の計略どおりに動いていたのでしょうか……sweat02

2009-11-19

『タラおじさん』やら『すくるーじ』やらが攻めて来るが、大丈夫なのか?

今週末あたりに『笑う警官』を、いちおう観ておこうか(←なぜか高飛車だ。)、なんて思っている。

「あなたにも最後まで見届ける義務があるはずです。」(by 鷲津政彦)

いや、別に私には義務など無いはずだが、愛しの鷲津さんlovelyにそう言われたら抗えない。
……てなわけじゃなくて、気になる俳優・大森南朋さんの『ハゲタカ』に続く主演作ということで、観ようかと思っていた作品なのだ。

そこで、いくつかの映画館の上映スケジュールを調べてみたら、あら?となってしまった。
先週は朝から上映していた劇場が、夜だけの上映になっていたり、一日の上映回数が減っていたりするのである。
大きな街の映画館では、そんなことないのだろうが、私の住処から近いシネコンを数箇所調べたら、そんな感じになっちゃっているのだ。
封切り1週間で、だ。

先週~今週末に上映開始の話題作・有力作が多いからかなぁ~と思いつつ、上映スケジュールを眺めていると、意外と目に付くのがメリケン勢だ。

視覚的物量で攻める終末映画『2012』、季節物&3D『クリスマス・キャロル』は、字幕と吹替で2スクリーンを占めている劇場多数。
ファンじゃない私が感銘を受けて2回観た、MJの『THIS IS IT』は、先月末から2週間限定のはずが、『ムーンウォーカー』を引き連れて上映延長中の所が多数。
そして、プロモ来日していたタラちゃんことタランティーノ監督の新作『イングロリアス・バスターズ』。
監督と主演ブラピの強力なセット販売で、マシンガントーク全開で押し捲っていった。
白い犬のお父さんファミリーに龍馬ファン(←大河に便乗?)のタラおじさんとして加わるらしいし、タラちゃん、相変わらずの日本ダイスキーっぷりだ。
それはともかく(笑)、映画は宣伝費たっぷり使っているんだろうなあ。

さすがのハルキ監督の“神通力”も、タラおじさんのハイテンションや、資本主義の夢帝国から送り込まれた “世の中は金だ” な爺 feat. 3人の精霊 には苦戦?

いやいや、宣伝費や物量で攻めてくるメリケン勢に、スサノヲ様sweat02のみならず、他の邦画も負けていられまい。
もちろん、大切なのは内容。
それを確認するために、そして、貴方の将来のために、私は最後jまで見届けますよpunch鷲津さんsign03(違)
最後まで、目をしっかり開けていられるように頑張ろう。



話は飛ぶが、タラおじさんと「ハゲタカ」の共通点といえば、 「キル・ビル」出演者の栗山千明さんだ
(やや遠い共通点だけど、麿赤児さんも出演者だ
。←強引)
ドラマ「ハゲタカ」に繰り返し出てくる、女子高生・三島由香が『帰れ、人殺し!!』と叫ぶ、あの回想シーンを初めて観た時に、私はついつい、「鷲津がGOGO夕張に攻撃されて倒れている!」と思ってしまったのであった。bearing

バカですね、ホント。sweat02

2009-11-17

私が選ぶ2009年の漢字

ニフティはは2009年を象徴する出来事の「コトバ(Word)」を振り返るイベント 「Word of the Year '09 ~あなたが選ぶ、2009年の"漢字"と"感字"~」を実施する。
   09年11月16日に開設した特設サイトやミニブログサービ ス「Twitter」などで、「投稿者が考える世の中を象徴した"漢字"」と「投稿者自身の一年を振り返って感じた漢字="感字"」を募集。09年12月上旬に発表会を開催し、
ゲストのタレントらと今年の漢字を選ぶ。応募は09年12月3日18時まで。

        (J-CASTモノウオッチ 2009-11-17 より)

ブログネタが無くて、ウロウロしていたら、上記記事を見つけたので、さっそくに便乗。

「自身の一年を振り返って感じた漢字="感字"」

それは勿論、

  鷲

でございます。

この1年ではないが、この5ヶ月間、人生で最も多く「鷲」の字を見て、そして書いた。(正確には打って変換した、のだが。)

水茎の跡も麗しく、とか、墨痕鮮やかに、な感じで「鷲」の字を自らの手で書ければ格好いいのであるが、正直なところ、画数が多くて手書きだとバランスが悪くなってしまう難しい字だ。

見ているだけで、蒼穹を威風堂々と風を切って翔ける孤高の猛禽の王者の姿を思い描いて、しばし自分の心も飛翔するのだが、自分のものにするとか手なずける、となると不可能に近いほど難易度が高い。

この字を戴く、私の想う男と同じ、というわけだ。

しかし、この記事のカテゴリは「ハゲタカ」だけど、自分以外には意味不明に違いない。(笑)

ブログネタ: あなたが選ぶ2009年の漢字を教えて?イベントも開催予定!参加数

2009-11-16

大佐とdate on Friday!~映画「クヒオ大佐」鑑賞

先日、やっと、 『クヒオ大佐』 とのデートが叶った。

いよいよ都内および周辺の上映が終了しそうなのに、仕事がバタバタして、早退して鑑賞…が難しくなり、焦っていたのだが、思わぬチャンスが到来!

夫が日帰りの仙台出張のため、13日は帰宅が遅くなるというのだ。
(11/14 「仙台みやげ」)

13日の金曜日、私にはジェイソンすら味方のような好運の日だ!
私は喜びを隠そうともせず、小躍りしながら
「じゃ私、明日は映画観て帰るから遅くなるけど、よろしくねheart04
と一方的に言い放ち、映画の上映スケジュールを調べ始めたのだった。

金曜日の昼に、私と同じく堺雅人さんを好きなランチ仲間M嬢を誘ってみると、二つ返事でOKしてくれた。
定時退社して、2人で雨も風もなんのその、笑顔で大佐に会いに行ったのだった。
全席指定なので、まずはチケットを確保。
席はベスト・ポジション、ど真ん中。

開演まで1時間弱あるので、軽食をお腹に入れつつ、幕末好きでもあるM嬢と来年の大河ドラマ『龍馬伝』の話題で盛り上がる。
幕末の知識が薄い私なんかより、ずっと龍馬周辺に熱い思いいれがあるM嬢は、とくに中岡慎太郎が好きなので、未発表の中岡役について、なまじなキャスティングでは納得できないと鼻息が荒い。
しかし、今の時点で中岡の配役が発表されていないとなると、本当は武市道場に住み込んでいたこともある中岡が、土佐編では出ないのかも…と唇を噛んでいた。
勝の配役を知ったときの彼女の激怒ぶりは相当なもので、彼女がサイヤ人だったら、大変なことになっていた(笑)…と周囲の者は口々に語ったほどに、幕末の人物にアツイ人なのだ。
勝の百倍の想いがある中岡役がどうなるのか、私も心配でならない。

さて、話が脱線しまくったが、本題の『クヒオ大佐』の感想。

いつもどおり、相当にゆるい&生ぬるいが、ラスト周辺のネタバレを含んでいるので、御了解のうえ、ご興味のある方は先をどうぞ。

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2009-11-15

NHK土曜ドラマ「外事警察」で掌が痛くなる、の巻

11月14日からスタートした

NHK 土曜ドラマ 「外事警察」

公式サイト → http://www.nhk.or.jp/dodra/gaiji/index.html

「ハゲタカ」を生み出した訓覇Pと堀切園Dが担当、とのことで、楽しみにしていた。
しかも、テーマが、いわゆる刑事ドラマでは主人公たちの行く手に立ちふさがる得体の知れない存在として描かれる公安、それも外事課の活動を描くというし、なにしろ、キャストが流石NHK、と唸ってしまう面々。
腹にガツンと来る、緻密に創り上げられ、余分を削いだ潔さを持つドラマを切望していた私としては期待しないわけがない。

録画しそびれて、リアルタイムで1回目を観たが、期待どおり、いや期待を遥かに上回る内容の濃さ、レベルの高さ。
60分間、固唾を呑んで緊張しっぱなし、全ての感覚が鋭敏になるような感じで観ていた気がする。
連続ドラマでのこんな感覚は、ドラマの「ハゲタカ」以来。
(DVD一気鑑賞だっので、精神的疲労が凄かったが、同時に鷲津愛も更にヒートアップしたのである。)

ストーリーの詳細は、ここでは触れないが、番組HPにあるキャッチフレーズ「その男に騙されるな」が全てを語る第1回であった。
ハードでダークなテーマ。
絵空事では無いと思わせるリアリティを生み出す精緻さ。
隅々まで行き渡る、作品の世界観。
納得できない出演者等の、作品をぶち壊しにする要素は一切なし。
やっぱり、NHKのドラマ班の底力を見せ付けられたなぁ…。

主役の渡部篤郎は、闇を内包して狂気をはらんだ雰囲気があり、住本役には彼しかいない、と思わせる。
彼が演じる住本は、徹底的に標的を追い詰めるためには、手段を選ばない。
血も涙もない、非情で容赦ないスパイハンターの姿と、自宅で妻子に向ける優しい微笑みのギャップ。
その微笑も作り物だろう、と思わせるところが恐ろしい。
ちなみに、私が気になる俳優の一人、遠藤憲一も、強面の魅力を存分に生かした登場の仕方。
暗いオフィスに座るエンケン、怖くてナイス。
それにしても、笑顔が怖い人たちが集結しているドラマ…。(失礼な発言)

第1回ゲストの田口トモロヲが、心理的に追い込まれ続けながら、必死にプライドを支えに堪えて、それがポキリと折れてしまうのか、どうか?という男の哀切と苦悩を滲ませていて、観ていて胃が痛むほど辛かった。

そして、男の葛藤を、監視する外事4課の冷徹な目線で視聴者に見せる巧みさ。
この男が追い込まれ、やがて破裂し破滅していくのか?というところは、悲哀や葛藤を煽って描いて盛り上げるという安易なやり方に走って視聴者の安い同情心に媚びたりしないのだ。
というか、視聴者の目やリテラシーを信用してくれているのだ。
監視者の目線で、一歩ひいて見詰めるから、緊張感も高まるし、やりきれなさもつのるのだ。

もう一人の主人公と言える若き女性捜査官・松沢は、公安の高飛車な態度とか、目的遂行のためには同じ警察官も市民も踏みつけるやり方に憤ったりしているので、安っぽいドラマなら住本と松沢の対立を単純化して盛り上げたりするだろう。
しかし、松沢も薄っぺらな正義感を振り回すだけのヤワなお嬢ちゃんではなく、豪胆で上昇志向もあり、あまりに冷徹非情な住本のやり方に疑問を持ちながらも、外事警察の仕事の魔力にハマッていっている様子。
これも住本の思う壺。
今のところは、赤子の手を捻るが如し。
次第に成長していくであろう松沢と、住本との対立がどうなるのか、これも楽しみ。

住本の過去に何があったのか、上司と彼の父との関係、住本をマークする公安トップ倉田との因縁など住本を取り巻く様々なことや、外事4課が追うテロリストとの対決など、今後の展開に期待が膨らむ。
ハゲタカもそうたけれど、単純で平面的なVS構造でないところが、このドラマの魅力の一つだと思う。

観終わって、やっと「ふうぅ~~」と詰めていた息を吐き、前のめりになっていた体をソファの背に預けると…あれっ?
両手のひらが、痛い…。
気づけば、ずっと両手を握り締め、爪が手のひらに強く喰い込んでいたのだった。

恐るべし「外事警察」。

2009-11-14

仙台みやげ (11/15訂正あり)

昨日は、13日の金曜日、しかも冷たい雨の中を、珍しく夜遊びに出かけてしまいました。
ある殿方とおデートでしたのheart01
残念ながら、お相手は鷲津政彦ではありませんでしたが、楽しいひとときを過ごせました。
デートの模様は、近日中に書きま~すnote

ご機嫌さんで、遅くに帰宅すると、日帰りで仙台に出張していた夫が先に帰っておりました…あら~sweat01ごめんなさい~。

仙台の定番のお土産を買ってきてくれていたので、早速に開けて2人で「お味見」しながら「オフの贅沢」でカンパーイbeer

あらあら、日付が変わろうかとという時間なのに…

「あなた達、何をやっているんですかっっ!」 (by 三島由香)

まずは、笹かまぼこ。
老舗の「阿部蒲鉾店」のもの。
ふだん、あまり練り物は食べないのですが、笹かまはお土産で頂戴すると、ついつい食べてしまいます。

Sasakama2   Sasakama3

ご存知、 「萩の月」と姉妹品チョコレート味「萩の調」。

Hagi2

こういう、おみやげ用のお菓子って、地元の方はあまり召し上がらないと思うのでが(京都の生八橋なんかそうですね。)、出張のお土産で頂戴すると、嬉しいものです。

※以下の記述内に誤記がございましたので、訂正いたしました。

 
宮城県観光PRキャラクターの名前を 「おむすび丸」 と表記しましたが、

正しくは 「むすび丸」  です。

お詫びして、訂正いたします。

おまけ。

ゆるキャラ第2弾。
宮城県観光PRキャラクター「むすび丸」です。
仙台駅で遭遇した夫が撮影したものを拝借。

Omusu_2

公式サイトによれば、趣味は、昼寝と温泉だそうですよ。
私も同じだけど、趣味といえるほど、実践できてないなぁ~。
きっと、むすび丸くんも忙しいから、なかなか趣味の時間が取れないでしょうね。
お仕事、ご苦労様。

仙台には親戚も居るのですが、法事以来、何年も行っていない…。
牛たん大好物だし、伊達政宗好きだし(渡辺謙の、と付け加えたほうが正確ですが…トシがばれましたね/笑)、良い温泉が近いし、他にも魅力いっぱい。
また行きたいなぁ。

2009-11-12

右か左か、それが問題だ…いや、問題でもないけど。

さて、世の大森南朋さんファンと一部鷲津ファンの老若男女(え?)が絶叫しまくっているであろう《apa blo》に掲載されているカッコイイお写真。

好奇心にまかせてコメントを拝読すると、いや~皆さん失神寸前の大熱狂。
微笑ましいやら羨ましいやら。
もちろん、鷲津がきっかけで南朋さんに大注目し、素敵な役者さんだわ~とも思っている私も、あの写真には「あら、格好いいわぁ」と呟いてしまいました。
自慢のおみ足を強調するように脚を組んだポーズも、衣裳もツボですheart02
鷲津要素がちょびっとあるしね。
だけど、やっぱり鷲津っぽい南朋さんと、鷲津が細部まで宿っている南朋さん(つまり鷲津…わかりにくい表現sweat01)は全然違うの。
あの写真をみて、鼻血が出そうなくらい心臓バクバクしているファンの方はホント、羨ましいです。
報われない愛に嘆く私…とかいって阿部ちゃんと堺さんのCMで喜んでいるんだから、まったくもう。(苦笑)

さて、そんなひねた私も素敵と思うお写真ですが、ファンの皆様と違い、先日来ちょっと引っかかっている点に着目して、まじまじと見てしまったのです。

先日、『フィッシュストーリー』のDVDを観ていて改めて思ったのですが、南朋さんの前髪って、全体に下していることが多いようですが、役によっては分け目をつけていますね。
『フィッシュストーリー』の岡崎パパンも、前髪を分けていた。
ドラマの鷲津は、ハゲタカモードではきっちり分けてセットしてるけれど、若僧銀行員の時や、弱りモード(笑)では、ふわふわ~と下している。(これも結構好きですけど。)
今回のブログの写真でも、曖昧に(笑)、分けている。
で、分けているけれど、鷲津の時と何か違うぞ…と思って、よおく見てみたのですね。

…分かりましたよ。
分け目の位置が、鷲津は右(向かって左)なんですね。
今頃、気づくとは…恥ずかしい。
もちろん、鷲津の髪が主に右分けだということ自体は認識していたのですが、どうやら他の役では、このヘアスタイルが見られないようだ、ということに気づいたのです。
たぶん、読んでくださっている方全員が、『今頃気づいたのか!」とハゲしくツッコんでいらっしゃるでしょう。
私は、観察力も記憶力も激薄なのです…。

右側に分け目を持ってきている役って、最近、私が見た南朋さんが演じた役では思い出せないのですよ。
だいたい、鷲津みたいにキッチリと分けていることが少ない気がします。
他の役では分け目をつけても、曖昧な感じにしてあるし。
(彼の出演作品をあまり観ていないので、断言できないのですが。)

うううむ、もしかして、NHKのヘアメイクさんが、聖域を突破して分け目を反対側にしたのか?
だから、鷲津はスペシャルなのか?

んなワケ、ないか。

2009-11-11

傘と雨と雨男

「嫌だなあ、雨は…。」 (by 劉 一華)

rain東京周辺は朝から昼にかけて強い雨が降っていました。

今日、私は新しい傘をさして出勤しました。
地元の雑貨店で買った無地の濃いピンクの傘。

Rain

衣類は地味色一筋ですが、傘は派手な色を選んでしまいます。
目立つ色のほうが視界の悪い雨の日には安全だから…というよりも、雨の日の鬱陶しい気分を明るくしたいから…かも。
デザインが気に入って買い求めた、そこそこ良いお値段だった先代の傘も先々代の傘も、風雨が強い日に壊れてお別れしてしまいました。
なので、今回は、リーズナブル価格でシンプルだけど頑丈そうなものを選んだつもり。
こんどこそ、長く添い遂げたいものです。happy01

今日のランチタイムは、いつもの仲間が都合が合わず、ひとりでパンを齧りながらぼんやりと過ごしました。
窓の外は土砂振りと言っても良いくらいの強い雨。

こんな日は、どうしても「ハゲタカ」のシーンをいくつも思い浮かべてしまいます。

ドラマでも映画でも、雨のシーンは、重要で、印象深い。
そして死に関連するシーンは、雨が降っていることが多いですね。
初めてドラマを観終わった後で、鷲津も芝野も哀しい雨男だな…と思いました。
そんなところも、

「あなたは……私なんだ!」
「お前と俺は同じだ。」


なワケですね。(笑)

映画では、劉の最期と、劉が自らの終焉について予言するような台詞を言った、守山との食事のシーン。
なにも、“哀しい雨男”というところまで、「俺は、アンタだ。」にならなくても良かったのに。
劉一華の最期を思い出すと、劉の留守電を聞く鷲津の目の表情や胸に迫るBGMまで蘇り、目頭が熱くなり鼻の奥がツーン…。
おかげで、パンを咀嚼しながら、顔の上半分をハンドタオルで押さえるという、マヌケなことになってしまいました。

「歳のせいかな、近ごろ涙もろくっていけねえや。」
(by 「めしや」のマスター/ドラマ『深夜食堂』より) 

2009-11-10

池袋家電戦争&新文芸坐の立地環境に戦く。

Bungeiza_2

池袋は「エキブクロ」の異称もあるほど、駅ビルの中だけで用事を済ませる人が多いそうだ。
池袋を乗換駅として長年、利用してきた私も、そんな一人。
駅に直結したデパートと、今年オープンしたエチカ池袋で買い物をするくらい。
飲食は、買い物途中にどうしても必要ならデ゙パート内でサッと済ませるだけ。
映画も、郊外か逆に有楽町・銀座あたりに行ってしまう。
駅の外では、先の記事で書いた和菓子店「すずめや」やジュンク堂書店、駅前に立ち並ぶ家電量販店にたま~に行くくらい。
なので、池袋の駅の中であれば方向音痴の私も迷子にはならないが、駅の外では知らない所がほとんどだ。

そのように池袋を知っているようで知らない私が、駅前に「でっかくオープン!」したヤマダ電気の新店舗に出かけた。
いくつか小さいものを買いたかったので、どうせなら、『日本総本店』なんてすんごい名前smileがついているところを覗いてみようか、というヤジ馬根性。

(実は、時系列としては、先の2件の記事(『すずめや』の栗のお菓子L'OCCITANE Cafe 池袋店)の前に、この記事が来る。この記事が、やたらと長く濃くなってしまったので、先に食べ物ネタで薄めてみた。smile

ヤマダの前店舗の隣にはビックカメラがあって、ケンカ売ってるのか!な状況だったが、消費者としては、価格競争だけでなく、片方に在庫が無くても、もう一方にあったりして、便利だった。

その前店舗は「モバイルドリーム館」と名前を変え、携帯電話、モバイルPC、デジタルカメラ、ゲームを扱う別館となった。
日本総本店(やっぱりスゴイ名前…)は、今年閉店した三越池袋店のビルをそのまま使っている。

そのヤマダのモバイルドリーム館の裏側(?)あたりにあるのが、現在、東京周辺の「ハゲタカ」ファンの熱視線を浴びる新文芸坐
せっかくだから、ヤマダに行く前に、新文芸坐の場所を確認しておこうと、駅構内を歩きながら、急に思いついた。

「ハゲタカ」を観に行くことが決定しているどころか、日に日に、11月下旬の公私諸々の予定が、私をスクリーンの鷲津と再会できない状況に追い込んでいるのだが、可能性がゼロに近くても当日まで望みを捨てたくない。(諦めが悪い。)
それに、突発的に行けることになったときに、アタフタしている時間はないので、迷子にならないように場所だけは確認しておかないと、桁外れの方向音痴な私はどこに行ってしまうか不安だ。
…という執着心と小心の両輪が私を動かしたのだ。
地図を見れば迷子になりっこなさそうな場所なのだが、私の方向音痴は、自分でも唖然とするくらいヒドイのだ。

池袋駅東口を出て、ビックカメラ手前で、初めて入る一本裏の通りに進むと、そこに突如として、どこから始まりどこまで続いているともしれない恐ろしく長い行列が出現して、私を驚かせた。
黄色いスタッフジャンパーを着た男たちが誘導しているその行列は、ウネウネと文字通り長い蛇のごとく通りの右へ左へと曲がりくねりながら続いている。
誘導係が持つプラカードを見れば、ヤマダで何かを限定販売する(って全然わかっていない)のを待つ人々の列らしい。

それを横目に、新文芸坐を捜して、パチンコ店が多いその通りの左右を見ると、女子には激しく抵抗がある業種の店が立ち並んでいるではないか。
こ、これは、なかなかパンチの効いた場所ですな…shock
…夜に一人じゃ歩きたくないかも…。
すぐそばにパルコもあり、表の通りには、ビックだ、ヤマダだ、ZARAだ…というお店が並んでいるので、予想外の景色に、ちょっと怯む。
まあ、大型店舗のすぐ裏だし、人通りも多いし、危険なこともなかろうが…。
幸いなことに、新文芸坐はすぐに見つかった。
新文芸坐の入っているビルの前にも行列は続いていて更に伸びている。いったい何人いるのだろうか…。・

その列を横切ってビルの入口へ。
下はパチンコ店だが入口は違うし、看板があるので、方向音痴の私でも迷うこともなかった。やれやれ。coldsweats01
途中、ちょっとビビったけど。

新文芸坐はビルの3階にあるのだが、1階エレベーターホール横に、記事トップにある写真のように上映案内のポスターが掲示されていて、私のように、これを熱心に見ている人も何人か(恐らく学生さん)いた。
ビルに入りづらい雰囲気でもなかったので、3階に上がって、ロビーなども見ておこうか迷ったのだが、目の前の行列を見て、ヤマダ店内がどれだけ混んでいるのか不安になり、上には行かず、エレベーター前にあるチラシをいくつか頂戴して、デューデリもどき(笑)終了。
12月以降の上映企画のチラシも頂戴したのだが、ここの上映プログラムは、濃かったり渋かったりで、なかなかそそりますね。
今度、映画好きの母を誘って観に来ようかしら。
さて、これで、行けることになったら、隙間風か影の如く、ひっそり&こっそりと(もちろん、ちゃんとチケット買って入りますよ。)劇場に入れるはずだ。

ひと仕事(?)終えて、続いてヤマダのモバイルドリーム館へ移動。
店内には確かにお客さんが多かったけれど、通路が広いので混雑しているというほどでもない。
少しでも商品に近づくとピラニアのように(言葉が悪い)群がってくる店員さんをあしらいつつ、予定していたこまごましたものを無事購入。

前店舗では、自分で空いている店員さんを呼びに行かなければならなかったのに…。
オープンセール中だけのことだろうか?

店舗オリジナルキャラの袋。
Labi_3

ふ~ん、これがアキバ系ヲタク男子の萌え~なツボを押すキャラデザインらしい。

鬼気迫る形相で(オオゲサ)呼び込みをしている赤い半被姿のビックの店員さんたちの前をヤマダの袋を下げて通り過ぎ(すみませんね…)、でっかくオープンしたヤマダ電気「日本総本店」へ。

広々して明るく、通路も余裕をもってとってあるので見やすい。
ベンチも多めに置いてあって、買い物疲れの足腰を休められる。

1階の携帯電話売り場の申込みカウンターは長大なロの字型で、まるでデパートのお歳暮カウンターみたい。
元がデパートだったから、ってのは関係ないか。(笑)
前店舗より、ぐんと広くなったので、置いてある商品の種類もずいぶんと増えた。

やはり、配置されている店員さんの数が、かなり多い。
ん? もしかして、客が予想より少なめなのか?
それとも、セール応援人員が増強されているのか?

DVDコーナーをさらっと見た後、オーブンレンジのパンフを収集して終了。
本当は、オーブンレンジをちょっと見ようと思ったのだが、視線を動かしただけで、店員さんが寄って来て、ガンガン説明してくれるから、いささか面倒で…。
だって、今回は下見の下見程度だし。
店外に出ても、店の袋を持っているのにチラシを押し付けようとするし、なんか必死なのよね…。
仕方ないけど。

と、いうことで、この後、「すずめや」に急いだのであった。

2009-11-09

L'OCCITANE Cafe 池袋店

池袋ショッピングツアーの続き。

「すずめや」で和菓子を仕入れた後、「L'OCCITANE Cafe 池袋店」で早めのランチ。

http://www.loccitane.co.jp/shop/cafe/index.aspx

お店は、もうクリスマス仕様。

Shop

長らくロクシタンのシャンプーとコンディショナーを使っているのだが、いつもデパート内の店舗を利用しており、この路面店には、なかなか機会がなくて来たことが無かった。
せっかく近辺に来たのだから、早めにランチを食べて、ショップで買い物もしようと立ち寄ることに。
ショップはちょっと狭い。
各デパート内の店舗のほうが広いのではないかしら。

カフェはショップの2階にある。

ムニュ・ド・ロクシタン・ランチ ¥1800 

をいただいた。

サラダ、本日のスープ、野菜のマリネ、お替り自由のパン、そして飲み物(コーヒーまたは紅茶)という内容。

Lunch2

サラダは大きいボウルいっぱいにプリーツレタス、ベビーリーフ、プチトマト等が彩り良く盛り込んであり、小エビとムール貝がトッピングしてある。
野菜は有機栽培のものを使用しているそうで、ボウルにレタスがぎっしり詰め込んで(笑)あり、食べ応え満点。
シンプルなフレンチドレッシングがかかっている。
外食の際に、ドレッシングの塩分が多いと感じる私にも問題無しの味のバランス。
ただ、レタスが大きくて、フォークで食べるのに苦戦。
私のフォークの操り方に問題があるのだろう。

サイドディッシュは、ニンジンと小玉ねぎのマリネ。
私の好みからすると、やや甘い味付けだが、これは好みの問題。

この日のスープはマッシュルームだったかな…?記憶が曖昧。
こちらも、優しい味付け。

パンは2種類が1切ずつついてくるが、お替り自由。
最初にサーブされたのは雑穀パンと米粉パン(だったか?)。
お替り要員にはカンパーニュもあった。
野菜でお腹いっぱいになったはずなのに、お替りを勧められて、雑穀パンを1切れ追加してしまった…。sweat01

飲み物はアイスティを選択。

撮影前に食べてしまったがcoldsweats01食後に一口サイズのクッキーが1個サーブされる。
こういうのって、女子には嬉しい。

Tea

窓際には1~2人用の小さなテーブルが並んでいて、下の通りを眺めながらゆっくりできる。
女性のおひとり様ランチやティータイムにぴったりだと思う。
実際、女性の一人客が多かった。

ちょっと狭いけれど、明るくて静かで、店員さんのサービスもつかず離れずな感じで、池袋駅前の喧騒や雑然とした通りの雰囲気をひと時、離れられる。
雰囲気といい、メニューといい、いかにも女性好みなお店なので、あっという間に女子で満席。
食べ歩き系のブログを検索してみると、やはりランチやティータイムのピーク時は、待つ事が多いらしい。

食事の味はまあまあ、という感じだが、濃い味がダメな私には、こういう優しい味がホッとして嬉しかった。

今度は、焼きたてオムレツがあるブランチセットか、スイーツも試したい。
ただ、お値段が高いのが難点かな。

食事の後、階下のショップで冬に愛用しているシアバターのハンドクリーム&数量限定の「キャンディローズ・コンプリート・ギフト」を購入。
キャンディローズのセットは、少し前にシャンプー&コンディショナーを買ったときに香りのサンプルを頂いて気に入り、更にDMでも強力に推されたので(笑)、買いたかったのだ。
ギフトといっても、自分用。

それにしても、ロクシタンて、以前は待っている姿勢で鷹揚な商売をしていた気がするのだが、今はガンガン攻めてくる。
店舗数がいつの間にか飛躍的に増えたし、日本人が大好きな「限定」とか「セット」をひっきりなしにプロモーションしてくるもんね。
もちろん、こうして私も思うツボにはまっているのだ。

さて、お会計…と思ったら、狭い店内でレジに行列。

店員さんが不慣れらしいのと、大量にギフトを購入するお客さんが続いていたので渋滞していたようだ。
店内に漂う芳香のせいなのか、誰も文句も言わず、イラついた様子もなく(もちろん、私も)、静かに待っていました。

こうして、私の池袋ショッピングツアーは無事終了…ではなく、この後、さらにデパ地下に突入して、パンやチーズなどを購入し、散財三昧の半日であった…。

2009-11-08

『すずめや』の栗のお菓子

この週末の3時のおやつは

池袋の名店『すずめや』のお菓子たちです。

お店のHP → http://www.d-suzumeya.com/

ここは、どら焼きが有名なのですが、今回は他のものをいろいろ買ってしまったので、断腸の思いでパス。

昨日は珍しく、池袋駅の外に出て買い物をしたので、大好きな『すずめや』さんに寄りました。

静かな路地にひっそりとある、とても小さなお店です。
ちょっとわかりにくい場所にあるのも、ニクイ。(笑)

飾り気がなくてシンプルだけど、実はきっちりと計算されているお菓子たちばかりです。

Suzumeya

昼を過ぎると売り切れで店じまいされていることが多いようです。
私は、いつも他の用事は後回しにして午前中早めに行きます。
(食い意地が張っている。)

定番商品は、どら焼き、最中、茶玉。
そして、季節限定のお菓子が、これまた美味。
(こちらの、春限定のさくら餅は、私にとって日本一のさくら餅です。)
今は、栗のお菓子。

くりこもち。
(昨日のおやつ)

Kurimochi

ふわふわとろとろの小さいお餅にたっぷりの栗粉。
ゆで栗をそのまま細かくしたような粗めの栗粉が、これでもかとたっぷりまぶしてありますheart01
口に入れると、自然な栗のおいしさがパアァッと広がって、餅と絡まりあって、しっかりと存在感を残しつつ、後味よく無くなって行く感じ。
私にとって、「仙太郎」の「こぐり」と共に、秋には、はずせないお菓子なのです。

こちらが本日のおやつ。

栗蒸し羊羹と最中。

Monaka

栗蒸し羊羹は、棹でなく、一切れずつ(150円)販売されています。
小豆と栗のうまさがギュッと凝縮されています。
くりこもちもそうなのですが、余計なことをせず、上質な素材の味を最大限に活かしている品の良いお味。

最中は通年の定番商品。

私は最中はあまり積極的に買わないのですが、こちらの最中は別です。
初めて口にした時、「最中ってこんなにおいしかったっけ?」とビックリしました。

『すずめや』さんの最中は、小さな長方形で、2種類が1組です。
中身は粒あんと胡麻くるみあんの2種類。
いろいろなものを、ちょっとずつ…が大好きな女子の心をグッとわしづかみですよ。
特に濃厚で香ばしい胡麻くるみあんがお気に入り。

皮もしっかり香ばしい。

お昼前だったというのに、最中は、私が2組買ったところで売り切れになってしまいました…。

次は、どら焼きも買うぞ~。

2009-11-06

大佐を振って再びMJのもとへ~「THIS IS IT」 2回目鑑賞

昨夜は「このままではクヒオ大佐の上映が終わってしまうぞ!」と、
アカマの古谷社長のように焦りまくっていた私だったが、今日の昼にこっそり職場で調べたら(こらっ!)、13日まで上映しているところがあるとわかった。

「それは良かった。」(by 鷲津政彦)
と、一安心して仕切りなおして、来週のどこかで早退して観にいこう…と目論んでいるのだ。

さて、今日は眼科に行くために午後早めに帰らせてもらうことにしてあったので、診察後に映画館に行けるかも?と目論んで、いろいろと調べてはみたのだが、眼科が山手線の外側にあるので、夕方にもう一度、繁華街に戻るのはちよっと面倒。
面倒、といっているなんて、それは愛と熱意が足りないということなのだが。
あと1週間上映とわかって、ちょっと勢いがなくなったのかな。coldsweats01

眼科の最寄り駅の反対側にシネコンがある。
もちろん、事前に上映スケジュールを調べてある。
診察が予想より早く終わり、私は即座に決心したのだった。

punchよし、今からMJの映画を観るぞ!

先日、観たばかりだけれど、やっぱりもう一度観たい。
11月27日まで上映延長とはなったが、「ハゲタカ」の上映期間中に、家のことなどで躊躇ってなかなか観にいけなかったため、不満が残ってしまったことを思い、観たい映画がある時には、行ける時には強引にでも行こう!と心に決めている。
(だからクヒオ大佐も、来週、早退して行っちゃえ!という、強引さだ。)
次の上映開始時間まで1時間ほどあるので、まずは窓口に急ぎ、チケットget。
やった、前回同様、ど真ん中good

あとは、ショッピングゾーンでぶらぶらして時間を潰す。

そろそろ…という時間になって映画館に戻り、入場すると、さすがに平日の午後、住宅街近くの映画館のせいか、中心部にパラパラとお客さんがいるだけ。
自分を含めて30人程度だろうか。

そんな感じで、やや突発的に観た2回目。
相変わらず、まとまらないが、フレッシュなうちに無理やり感じたことを文に起こしてみよう。

前回は、やや距離をおいて観ていたところもあったが、今回はあまりいろいろ考えず、ただ全身を委ねるように観る事が出来た。
そのせいか、時折、胸の奥がじいんと熱くなる感じがしたり、背筋がゾクゾクして鳥肌が立ったり…と、静かに感情が昂ぶって来て、それが体に出てしまった。
やっぱり、マイケルって凄い。
こんな陳腐な表現しか出来ないのが歯がゆい。

ステージでのパフォーンスも、各部門に対する鋭く的確なチェックと指示の伝え方とその内容のレベルの高さも、どんなことにも妥協せず粘り強く労力を惜しまず、全力で真摯に取り組む姿勢も、ただただ、素晴らしく格好いい。
そして、彼にとって、この仕事は天職であり、この道でしか生きられなかった人7なのだ、こうして人々に夢や幸福感を与える事が彼の使命だったのだ、と改めて感じた。
マイケルのリハでの歌とダンスを観て、ファンに戻って熱狂するダンサーやスタッフの姿が微笑ましく羨ましい。
マイケルとともに仕事をして、彼の才能や人格の高さに触れ、敬愛しているチーム・THIS IS IT の面々の姿や証言も、真実のものだと伝わってくる。

ロンドンの公演では、ファンが望む曲は全部やる、という方針だったそうで、ジャクソン5のヒット曲まで含め、どの曲のリハも、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。

だが、カッコイイ、ゴージャス、というだけではない。
マイケルが本当に伝えたいメッセージは愛の大切さ、そして我々皆のふるさと地球の環境が損なわれていることを憂い、それを急いで止めなければならない、人任せではなく自分たちの責任と自覚しよう、ということ。

こうして凡人の私が書くと、上っ面の陳腐な言葉になってしまうけれど、マイケルが発信していてくれたら、どんなに影響力があっただろうか。
マイケルのアーティストとしての素晴らしさとともに大きな愛情に触れる事ができた映画でもあった。
もしかして、私はマイケル・ジャクソンを、この映画で初めて知ったということかもしれない。
今頃になって、彼の素晴らしさを知るとは…口惜しい。
…うわぁ、どうしよう、この調子じゃもう1回くらい観てしまいそう。

2009-11-05

『鴨川ホルモー』発→『南朋さん』経由→『クヒオ大佐』…の悲劇

(注:次の行は遠藤憲一さんの声で読んでください。)

「終わってしまう! 終わってしまうぞ!! クヒオ大佐の上映が終わってしまうぞ!」

我がお気に入り俳優・堺雅人さん主演映画「クヒオ大佐」。
10月10日封切以来、観たい、観よう、観なくちゃ…と思いつつ、今まで延ばし延ばしになっていた。
細々とではあるが、主婦も営業中で、片田舎からお江戸に通勤している身の上なので、平日の仕事帰りに映画を観る等の娯楽を組み込むのは難しい。
たまに、試写会に行ったりはするのだけれど…。
どうしても、週末に用事と娯楽の外出および、平日にサボッている家事を詰め込むので、なかなか行けずにいたのだ。
さらに、秋は行きたい展覧会もいろいろあるし、MJの映画にもう1回行きたいし(上映延長する劇場もあるので、ひと安心)、少し大きめの買い物をする予定があるからデューデリもしたい…。
なんて言って、ついつい油断してクヒオさんを後回しにしてしまっていたのだ。

そんな私が急にクヒオさんのことを思い出したのは、なんと、夫の【南朋さんセンサー】のおかげなのだ。

「オフの贅沢」のCMが流れるたびに夫は「南朋さんだよ~!」と別の部屋に居る私を呼んでくれる。
だが、鷲津が出ているならすっとんでいくが、失礼ながら、私は鷲津の“中の人”をそんなに熱心に観なくてもいいのである。
そう言うと、「でも、山南さんを好きになって堺さんも好きになったでしょ?」
と訝るのだ。
確かに、私は「新撰組!」の山南役で堺さんに惚れ込んだのだが、あのように、役と同時に演者にもゾッコンになるとは限らない…と説明しても、どうも伝わらない。
そして、ボクに遠慮してるんじゃないの?ホントはファンなんでしょ?的なことを言うのだ。
そりゃ、お門違いもいいところなんだけど…sweat02
そして、今夜も「南朋さん出てるよheart01」と叫ぶのだ。

さて、そんなふうに、南朋さんを見たり声を聞いたりし続けたせいなのか、はたまた、彼も「ハゲタカ」のドラマと映画を何回も観ているせいか、夫には私より敏感な南朋さんセンサーが搭載されてしまったらしい。

文化の日に『鴨川ホルモー』のDVDを観た時のことだ。

本編が始まるまえの他作品の予告編タイムで、私はBraviaさんの前を離れて、コーヒーを淹れていた。
すると、夫が興奮ぎみに「あっ南朋さんだよっ!」
と叫んだのである。
(いちいち騒がんでもよろし)と内心、舌打ちをしながらリビングに行くと、『フィッシュストーリー』の予告編をやっていたのだった。
リプレイしてもらうと、予告編で南朋さんが登場するのは時間にしてわずかである。
それだけで反応していたのだった。
「もしかしてさぁ、南朋さんのこと好きなんじゃないの?」
と冗談で聞くと、「いや、ボクは芝野派だから。」
と、キッパリと返答された。

…意味がわからん。
…それって夫は芝野をめぐって鷲津とライバルってことかしら?

とまあ、3日の日はそうしてホルモーを観たわけだが、翌4日、今度は夫が「フィッシュストーリー」を借りてきたのである。

やはり、予告を観て、本編を観たくなったらしい。
もちろん、私に異論はない。
しかし、時間が無かったので、冒頭の予告と特典映像だけ見ることに。

すると、今度は、冒頭の予告に「ラッシュライフ」と「クヒオ大佐」が入っていたのである!

「ラッシュライフ」は伊坂作品つながりで入っていたようで、観そびれていたので、是非DVDで観なくちゃね、堺さんが主演だし…そうだ、クヒオ大佐も…なんて呑気なことを言っている場合じゃなかったんですよ、奥さん!←誰?

来週なら観にいけるかなぁ~と鼻歌まじりで検索したら、なんと!
東京および周辺は11月6日で上映終了じゃないのさ!
しかも、私の立ち回り先ではやっていない。
うっわ~~やってもうた~どないしよ~!
(なぜ似非関西弁?)

レイトショーはあるようだが、それはムリなので、リバイバル上映か、名画座でやってくれるのを待つしかないのか?

とにかく、明日がラストチャンス。
なんとか算段を考えねば。

2009-11-04

映画『鴨川ホルモー』 (DVD)

2009年6月のあの日。

私が夫とのジャンケンに勝っていたら、『ハゲタカ』ではなく、この映画を観ていたはずだった。

……が、負けた後で調べたら、概ね上映が終了していて、プチ遠征しないと観られないという状況だったので、鷲津政彦と私の出会いは、運命であり必然だったのだろう…ってロマンティックに書いてみたが、単にマヌケだったという話だ。

ある意味、私の人生を変えたあの日(そんなオオゲサな!)以来、すっかり関心が無くなってしまったのだが、レンタル店で見かけて、やっと思い出したのであった。
以下、ぬるめではありますが、若干のネタバレがございます。

『鴨川ホルモー』

【内容】

(「キネマ旬報社」データベースより)

万城目学の同名小説を、山田孝之と栗山千明共演で映画化した青春コメディ。2浪の末にようやく念願の京大に入学した安倍は「京大青竜会」というあやしげなサークルに入会。そこでは「オニ」を操り戦わせる謎の祭り“ホルモー”なる行事が行われていた。

…まあ、内容は上記のとおりで、これ以上付け加えると、完全なネタバレになりそうなので、あらすじは、ここまで。
何でそんなに観たかったのか、鷲津中毒が進行してしまった脳では思い出せないが、夢枕獏の『陰陽師』シリーズが好きなので、京都を舞台にしてオニを使役してのバトルという点がツボだったと思われる。(まるで他人事)
『ハゲタカ』との共通点は、栗山千明が出演しているという一点だけ。

オール京都ロケなので、八坂の塔やら平安神宮の鳥居やら南禅寺境内の水道橋やら犬矢来が並ぶ趣ある小路やら鴨川河畔やら…が出てきたり、葵祭や祇園祭の宵山、五山の送り火等が盛り込まれていたり、舞妓はんが通りすがったり、という京都観光映像も楽しめる。
観光名所だけでなく、大学や寮や下宿の周囲の風景なども、いい感じ。
VFXを駆使したバトルあり、随所に大小の笑いあり、緊迫感も胸キュンもない恋愛模様あり…だが、アグレッシブさは薄く、全体を通してゆる~いトーンでまとめてある。
京言葉でいうところの「はんなり」「まったり」感がある。
(言葉の使い方が間違っていたらごめんない。)

そして、清清しいくらいに思いっきりバカバカしい。
そこが、良い。(笑)
吉田神社で青龍会の男子メンバーが奉納する秘密の「伝統の踊り」は、バカバカしさの極み。
「バカヤローどもが!」と笑いながらツッこんでやってください。

肝心のホルモーだが、CGの可愛いオニを使役してバトルする様子は、ポケモン・バトルみたいだった。
(ポケモンについては、ピカチュウが可愛いので、映画をテレビで観たことがある程度です…。)
小さなオニ達が、金棒をふるって戦う姿は可愛いけれどバイオレンスもあり、小さなお子様向けではないかもしれない。
神々の怒りにより恐ろしい事が…というところも、狙ってのことだと思うが緊迫感が無くて、のんびりしている。

二浪して京都大学に入ったものの、目的を見失って五月病になっていたダサい大学生・安倍を、最近、どんどん髭とロン毛で顔がわからなくなっているcoldsweats01山田孝之がいい感じにゆる~く演じている。
が、自然体なゆるさが良すぎることもあり(?)、恋のライバル・芦屋への敵愾心や安倍が恋する京子との三角関係がいまいちピンと来ない。
いや、安倍がどうこうというより、鼻持ちならない芦屋(石田卓也)のキャラがいまひとつ際立っていないせいかもしれない。
見た目はそこそこ良い嫌味な男といった程度。
もうちょっとパンチが効いた憎まれ役だったら、魅力が増して、京子が安倍を利用して他の女子と奪い合うのも納得できるのだろうが…。
この芦屋がどうしてそんなにモテ男なのか、私には理解不可能。
…まあ、私の好みは特殊なところもあるし、鷲津だって相当に嫌なヤツだと言える面もあるので、そこは声高には主張しないでおこう。(笑)

芦屋よりキャラが立っていて、見せ場も満載、或る意味、主人公よりオイシイ役なのが、安倍の友人・高村(濱田岳)だ。
気弱な帰国子女の彼が、ホルモーを経験したことにより、ある変貌を遂げるのだが、これは観てのお楽しみ。

栗山千明が演じるのは、おかっぱ頭のメガネ女子・楠木。
無愛想でイケてない理系女子大生なのだが、千明ちゃんが演じるのだから、どんなに頑張っても美女オーラが出てしまうのだ。
なので、メガネをとると可愛いじゃん…という王道も、最初から可愛いので、ちょっとパンチが足りないかも。
ヴィジュアルについては、いろいろと足してプラスにするより、いろいろ足してマイナスにするほうが難易度が相当に高いということか。
楠木と三島由香とは似ても似つかない(ってあたり前なんだが)外見の仕上がりだが、中身は不器用なくらいに一途で真面目で純粋なところが一緒かしらん。
映画「ハゲタカ」では、実年齢より10歳年上の役に挑んでいた千明さんだったが、楠木は実年齢と近く、共演者も若い人が多かったせいか、また作品のトーンが正反対だからか、楽しげに演じているように見える。
(そりぁ、三島由香はいつも葛藤して自分と向き合っている役だし、周りは超素敵な方々ではあるが、玉山さんと高良くん以外はオジサンばかりだし…。)
オニを操る際、不可思議なオニ語を叫びながら、ちょっと恥ずかしいポーズを千明さんが連発した時には思わず

「あなたたち、何をやっているんですかっ!」(by 三島由香)

とツッこんでしまったくらい、吹っ切れていて、格好良かった。

そして、どうしてか最も気になってしまったのが、青竜会会長・菅原役の荒川良々。
カロリーメイトCMのトラックスーツの謎の男、「タイガー&ドラゴン」のジャンプ亭ジャンプ、と言えば「あー!」と思い出す方も多いはず。
地味で真面目そうだがアヤシイ匂いがプンプンする会長、いい味ですねえ。
どこか浮遊感と胡散臭さがあって、ついつい気になる不思議な存在感の俳優だ。

気楽に、京都の町並みを見ながら大笑いもできる明るい青春映画…として楽しめました。
やっぱり、「ハゲタカ」のほうを観てよかった、とは思いますけどね。
ところで、好奇心で検索してみたら、この映画にも10回近くご覧になっていた方もいらして、ハマる映画は人それぞれだわ…と改めて思った次第です。

ローラ・メルシエ リップグラッセ

ハゲタカ・ファンの先達・nanakoさんのブログで購買意欲を刺激されて、先日、買ってしまいました。
nanakoさん、ありがとうございました。happy01

ローラ・メルシエ  リップグラッセ  ¥3,150
http://www.lauramercier.co.jp/

Lip

色はベアベージュとシャンパン です。

オフィシャルwebサイトでの商品説明によれば

軽くみずみずしいつけ心地でパーフェクトに発色し、グラマラスなきらめきを唇に与えるリップグロス、唇の魅力を最大限に引き出して、フローレスで立体的な存在感のある口元に。

とのこと。

実は、11/1限定発売されたホリデーコレクションのミニリップグラッセのセット(5色入)を先日、デパートのカウンターにチェックしに行ったのですが、どうしたことか、セットに入っていない色がどうしても欲しくなってしまい、結局、セットではなく単品で2色を買うという想定の範囲外(笑)の展開に。
店舗限定のキットなどもあり、なかなか誘惑が多かったのですが、年末年始にかけて出費も増えるので、グッと我慢。punch

では、3日間ほど実際に使ってみての感想など簡単に。

【容器】

高さは10cm弱(うちキャップ部は4センチ程度)、底面が一辺1.5cmの四角柱で、化粧ポーチに入れてもかさばりません。
キャップを回し開けて引き抜き、アプリケーターの先にあるチップでグロスをつけるタイプ。
キャップの長さも太さも適度で握り易く扱い易いです。

【使用感】

グロス液濃度が濃い感じですが、伸びが良くて、保ちもグロスとしては良いほうだと思います。
最初にチップに含んだ分量だけで、唇全体を塗り上げられます。
発色も良く、色味もラメの質感・量も上品。
唇に乗せたときに、甘くておいしそうなバニラ系の香りがします。
香りの好き嫌いは個人差がありますが、私はとても好きな香りです。
外資ブランドのリップにありがちな、むせ返るような強い香りではなく、つけてしばらくすると香りはなくなります。
この香り、どこかで…?と思いましたが、すぐに思い出しました。
4~5年前くらいに愛用していたオーストラリアのコスメ・ブランド
Bloom  http://www.bloomcosmetics.com/

のリップグロスの香りと良く似いてるのです。
保存料等が含まれていなくて、唇が荒れ易い私でも安心して使えて気に入っていたのですが…。
かつては、大きなドラッグストアなどで買えたのですが、日本の販売元との契約が切れたのか、検索してもうまく出てきません。
外資は引き上げるのが早いですからねぇ…。

余談でした。sweat01

ベアベージュもシャンパンも肌なじみが良くて、普段はあまり強い色を使わない私は、日常的に使えそう。
ベアベージュは落ち着いた濃い目のベージュ系で、近所に買い物に行くぐらいで家にこもっている日のすっぴんに近い超手抜きメイクの日(今日の私)なんかでも、唇だけ浮いたりしません。
シャンパンは、ラメが多く白が強いめなヌードカラーですが、ギラギラしたりせず、品良く輝きます。

う~ん、しかし、観るドラマや映画と同様に、メイクの色も地味めだなぁ…。
もう少し華やぎが必要かしら…。

2009-11-02

「龍馬伝」に田中泯さんが!

ちょっと慌てて投稿です。

皆様、すでにチェック済みのことと存じますが、先ほど気まぐれに公式HPを覗いてみましたら、本日(11月2日)付で、出演者の追加発表あり。

『龍馬伝』公式HP http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/news/1102/index.html

なんと!

ドラマ「ハゲタカ」で加藤幸夫を演じた田中泯さんが

吉田東洋(土佐藩参政) 役でご出演決定!

武市半平太とガッツリ絡みそうですね。
う~わ~、楽しみ~~!

しかし、土佐藩の面々、濃いというか妖しいというか…。

ますます期待が膨らみます。

志賀廣太郎さん in 「ママさんバレーでつかまえて」第4回

今更ですが…sweat01

NHK総合で放送中の「ママさんバレーでつかまえて」の第4回「秘密のDVD」に、中延さん役の志賀廣太郎さんがゲスト出演されていました。(11月1日放送)

※BS2でも、11月3日(火)【2日(月)深夜】午前3:30から放送予定があるそうです。

事前にチェックしていなかったので、マヌケなタイミングの記事になってしまいました。sweat02

昨夜観て、全く知らなかったので突然の登場にビックリするやら嬉しいやら。

一緒に観ていた夫と
「わ~♪中延さんだ」
「おっ、五郎じいやだ」(←相当に失礼な発言)
と大喜び。
家族にハゲタカ好きがいると、こういうときに喜びを分かち合えて良いものです。
(「ハゲタカ好き」といっても、相当に温度差がありますが。)

これからご覧になる方もおいでかと思うので、詳しく説明しませんが、
「ハゲタカ」での鷲津を支える渋くて頼もしい中延さんとは全く違う、弱気でキュートなオジサマ役でした。
今回のメイン・ゲストということで、今期はコメディ系ドラマ2本で頑張っていたり、“せくすぃーぼでぃ”を披露したりcatfaceの向井理クンよりも活躍していましたよ。good

(そういえば、私は観ていないのですが、月9「東京DOGS」にもご出演されているんでしたねhappy01)

番組ホームページでは、細かい役設定が書かれていて、これもクスツと笑えます。

番組公式HP → http://www.nhk.or.jp/mamasan/

2009-11-01

スクリーン独占?

昨日、映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を観た劇場で撮りました。

Screen

沿線のシネコンに行ったら、『プリキュア』お目当ての小さいお嬢様方が山盛りcoldsweats01でしたか、我々が入った会場はこんな状態。
週末の朝一番の回だったせいか、開演10分前に入ると、私達が一番乗り。
暫く他の観客が入ってこなくて「えっ独占?」とか言いながら、滅多にない誰もいないスクリーン前を撮影してしまいました。
その後、どんどんお客さんが入ってきましたが。


映画の後は、近くの気軽なフレンチ・レストランへ。

久しぶりに会った友人と話が弾み、近況報告に始まり、コスメ情報やさきほどの映画の話題で盛り上がり、昼間からおいしい赤ワインをいただき…ウマウマと言って食べていたので写真を忘れてしまい、やっと撮ったのがデザートだけ。

Cake3

見づらいですが、手前から栗のムース抹茶ソース、クラシックショコラ、バニラアイス。

Cake1
とろ~り濃厚なクラシックショコラ。

映画に誘ってくれた友人は、長年趣味でジャズダンスを習っている人なので、マイケルとバックダンサーたちの素晴らしい動きを熱く語ってくれました。
そして、しばらく他のお客さんが来なくて二人きりだったことに話が及ぶと、

「あのままスクリーン独占だったら、私、マイケルと一緒に踊りたかったわ!」
と結構マジメな顔で言ったので、ワインを噴出しそうになりました。happy02

それ、見たかったかも。
惜しいことをしたなぁ~。

長く続けている趣味といえるものが無い私は、ちょっと羨ましかったです。
まあ、今のところ 趣味は鷲津政彦 ってことで。

映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』

映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』

誘われて、軽い気持ちで観に行った。

実を言うと、マイケル・ジャクソンに特別な思い入れがある熱心なファンというわけではない。
彼の訃報が届いたときには、突然のことで驚いたし、とても残念だったし、テレビで流れる様々なPVや幼い頃の映像などを見るにつけ、あまりに惜しい天才の死を悼む気持ちも強かった。

けれど、それはたぶん、ファンというほどでなくとも、マイケル・ジャクソンって凄いアーティストだなぁ、パフォーマンスしている彼は本当にカッコイイなぁ、と思っていた多くの人に共通する感慨だったろう。

そんな程度の人間(=私)が、2週間限定公開なら観ておきたい、という軽い気持ちで行ったのだが、本当に観て良かった!
私のマイケル・ジャクソン観に新たな思いが加わった。


マイケルの久々のそして最後のステージのリハーサル風景を追ったドキュメンタリーではあるが、意外にもマイケルだけを追ったマイケル大礼賛映画というわけではない。
マイケルと彼を支える超一流の才能が結集して、ショーを創り上げ、更に磨きに磨いていく過程の一端を、間近に見詰めるという、貴重な体験ができる作品なのだ。
だから、この作品は、映画館のスクリーンと音響で体験してこそ、臨場感が強くて、意味があると思う。

大掛かりなステージセット、計算された照明、曲ごとに作られるステージ用の映像、超一流のスタッフ、バックバンドとコーラス隊、そして世界中から厳選されたトップダンサーたち。
マイケルを中心として、全員が一丸となって、一つの作品を創り上げ高めていく姿は、実に清清しい。

マイケルとスタッフの信頼関係も、互いに才能を認め合い尊敬しあうプロ同士らしく、素敵だった。
指示や要求を出すたびに、必ず “Thank you.” や “God bless you.”と言うマイケルの姿勢にも好感を持った。

マイケルは、次々と的確に具体的に、穏やかな口調で、アイディアを出し、指示を出していく。
ほんの僅かな違和感にも決して妥協しない。
それを受けるアーティストやスタッフたちも、即座にマイケルの要求に近づいていく。

繰り返されるリハーサル風景中でも、特に見応えがあったのは、やはり、ダンスと歌。
ダンサーたちの鍛え抜かれた肉体だけでも圧巻なのだが、彼ら一人ひとりの、そして群舞での動きや表情が素晴らしくて見入ってしまった。
ダンサーのオーディションについて、「巧いだけじゃだめ。華がないと。」と責任者が語っていたが、そんな条件で選ばれたトップダンサーたちなのだ。
そのダンサー達が、マイケルと共にリハを重ねてくたびに、どんどんパワーアップしていく。
まるで、マイケルの輝きに照らされて、彼らも輝きを増していくようにも見えた。
そんな素晴らしいダンサーを従えてのマイケルのダンス・パフォーマンスは、やはり圧巻。
とにかく、カッコイイのだ。
ブランクや年齢を感じさせない身体表現の独特な美しさを見ていると、歳月は彼に与えこそすれ奪うことはしなかったのか?とすら思えてくる。


そして、マイケルの歌は、やはり素晴らしかった。
ついついダンスに目が行きがちだけれど、惜しみなく(リハだから当たり前だけど)披露される歌声、ヴォーカリストとしての力とセンスには鳥肌が立った。

キレのあるダンス、繊細にして力強い歌声。
マイケルは、己の肉体を楽々と自在にコントロールしているように見える。
彼はエンターテイメントの神に選ばれ愛された人だ。
この作品で、マイケルのパフォーマーとしての稀代の天才ぶりを見せ付けられたが、同時に、クリエイターとしての才能と、作品創りへの真摯な態度にも感じ入った。

そのことは、毎日そばで汗を流していたショーのスタッフたちとサポートアーティスト達は強烈に感じていたはずだ。
素晴らしいスタッフ、ダンサー、ミュージシャンたちが団結し、更にブラッシュアップされていくのは、もちろんプロとしての意識の高さもあるけれど、何よりも、マイケルという圧倒的で唯一無二の存在があってこそだ。

観終わって、良いものを観た、とても充実した時間を過ごせた、という満足感が残った。
唯一、残念なのは、このショーの完成形が永遠に観られなくなってしまった事。
だが、マイケルは多くの作品を遺してくれた。
それは私達にとって、何によりも幸せなことだ。

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