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2009-11-25

ワレ剣岳登頂ニ成功セリ。~映画『剣岳 点の記』鑑賞(+鷲津との再会)

以前「登頂せよ!」と題する記事で、剣岳に登ってゴールデンイーグル様(楽天ではない)を拝むというアホ作戦を書いてしまった。
浮世の義理や勤め人のしがらみで、登山計画は実行不可能になりかけたが、日頃の行いが良かったせいか(?)、この1週間程の私の笑顔が『外事警察』の住本(渡部篤郎)と倉田(遠藤憲一)の笑顔を足して3倍(ハゲタカ絡みだけに?)したような恐ろしさだったので上司が怯えたのか、なんとか強引に24日の某時、登頂成功。
恋は女を強くするのよ。wink


平日とはいえ、池袋・新文芸座の中心客の年齢層と昨今の中高年登山ブームを考えると、『剣岳 点の記』人気の高さによる混雑が予想できる。
そして、その方達は、二本とも観るつもりで来場されるだろうから、続いて『ハゲタカ』も鑑賞する可能性大だ。
となると、『剣岳』の回が終了した時点での空き席は少ないだろう。
(年齢的に、気力・体力を考慮して、本命を先に観て、2本目では休憩しつつ観ようという方が多いだろう、という私の単純な推測が前提。)
ならば、まずは剣岳登頂を目指してベースキャンプを設営し、登山中に辛くなったら、ビバーグして足りない睡眠を補い、我が想い人を待とう…などという失礼千万なことを考えていた。
だが、私は、この神の山の人智を超えた力を見くびっていたことに、すぐに気づくことになる。

予想通り、『剣岳 点の記』の回は、大人の方達でいっぱい。
(自分も含めて/笑)
警視庁公安部外事4課住本班のメンバーの如く、気配を消して(なんで?)素早く好みの位置の席をゲット。作戦成功happy01

ほどなくして、『剣岳 点の記』が上映開始。
最初は、目を半分開けて観ているような状態だったが、立山連峰と周辺の風景が映し出されるや、目が覚めてきた。
錦秋の山々、雲海に照り映える夕陽、鋭く青い稜線…。
美しい風景に見入ってしまう。
BGMは、クラシックの中でも日本人に人気の曲で統一。
雄大な風景に良く合っていて、映像に時に溶け込み、時に盛り上げる。

やがて、神の山・剣岳は、わぁ~綺麗~♪などと言えない厳しさと猛々しさを私達に見せ付ける。
その神々しい美しさと人間を寄せ付けない冷厳さ、圧倒的な力の前に、人間は自然に対する傲慢さを捨て去り、分をわきまえ謙虚でなければならないと、改めて思った。
「自然の美しさは厳しさの中にしかない。」
「誰かが行かなければ道はできないっちゃ。」
 (いずれもうろ覚え…)という言葉にいちいち納得。
空撮やCGを使わずに、道なき道を進み、断崖絶壁のシーンや吹雪のシーンを、大量の機材や小道具などを持って撮影するのはどれだけ過酷だったろう。
『八甲田山』を撮影した木村大作監督らしく、殊に雪のシーンは迫力ある労作だ。
23日に鑑賞できていたら、監督のトークショーが聞けたけれど…残念。
ドラマ部分については、淡々とし過ぎて平板に感じるところもあったし、帝国陸軍幹部役に演技派を揃えたのに勿体無い使い方(贅沢なのかもしれないが)な気がしたり、生田信(松田龍平)のキャラ設定がちょっと疑問だったけれど、そんなことは些細なことに思えるほど、山の映像が美しかったし、自然の姿から感じることが色々あった。
剣岳が主人公でもあり、自然に対して人は謙虚であれ、というメッセージを感じたので、淡白でも盛り上げなくても良いかもしれないな、と思える。
うん、やっぱり、これでいいのだ。(バカボンのパパ?)
ただし、私のような山岳の知識ゼロの人間には、最初の絵地図だけでは、今どこに測量隊がいて、どういうルートで頂上にアタックしようとしているのか、見えなかっのだが…恐らく、私がひどい方向音痴だからなのだろうcrying

主人公の柴崎(浅野忠信)と宇治長次郎(香川照之←本作でもgood job !good)を初めとして、本作で山に関わる登場人物は、皆、山を、いや、自然全てを敬い、寡黙で篤実で、ひたむきで、そして常に謙虚だ。
最初は若気の至りで傲慢だった者も、山の厳しさと仲間の姿勢に感じ入って、謙虚になっていく。
すかしたブルジョワ風に見えた山岳会の面々も、スポーツマンシップを発揮して、とても清清しい。
テレビでは創りえない雄大な映像、それも生身の人間が体を張って挑戦し続けて、積み上げ紡ぎ上げた映像作品だということが、観ながらジンジンと染みて来た。
たぶん、監督以下、俳優陣も含めて「木村組」全員に測量部の魂が乗り移っていたのではないか?と思える。

と、いうわけで、今度は

『剣岳 撮影の記』

を観たくなってしまった私である。

さあ、剣岳登頂の後は、お待ちかねの『ハゲタカ』。
結局、真剣に『剣岳』を観て、休息なしだったけれど、気合充分、どんと来い!なハイテンションで上映開始を待つ。

黒い画面の上部に「映画『ハゲタカ』製作委員会」以下が浮かび上がっただけで、胸がドキドキして呼吸が浅くなってしまう。
落ち着け…落ち着け…。
今からこんなでは、鷲津が登場したとたんに、卒倒してまう…。

スクリーンに鷲津が登場するたびに、動くたびに、言葉を発するたびに、
「キャーッ、カッコイイッ、かっこよすぎるうっ!heart04
と叫びそうになるのを、なけなしの理性で必死に押さえ、身をよじりそうになるのを両腕で自分の体を押さえつつ、でも顔はニヤケっばなしで鑑賞。
明るかったら、相当に怪しい挙動不審者だ。
マンダリンオリエンタル東京の階段を劉が下りてくるときに、踊り場のお掃除人形たち(勝手に命名)が映っただけで、「あぁ、この後、鷲津様がお出ましに…」と、自分が待ち伏せされているかのように、心臓バクバクでしたわ~heart02
ところで、隣のオジサン1名がメモをとりながら鑑賞しておられて、更に出陣前の御支度シーンに反応していらして、(もしや、ハゲタカ廃人様、それも男性で鷲津ファン?)と勘ぐったが、どうだったのだろうか。
ハゲタカ廃人見習い中の私は、台詞を間違えて覚えていた箇所に気づいたり、鷲津が登場していない場面のみ背景部分に目を凝らしたり、と、初級の鑑賞の仕方を相変わらずしていた。
いや、もう、コレで一杯一杯。

何度観ても(って私はかなり回数が少ないのだが。)、新しい発見があるし、全然飽きない。
それに、久々に再会したスクリーンの鷲津は、記憶の中で反芻していたよりも、ずっとずっと素敵だったheart04
観るたびに作品に惹きつけられるし、鷲津への愛が深まって、また観たくなってしまって、もうこの気持ち、どうしたらいいのっ!?と一人身悶えている。

あ、そういえば、松田龍平さんと小市慢太郎さんを連続で観ることにもなったのだった。
お2人とも、売れっ子ですねhappy01

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