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2010-01-07

「誰かが言った…。」と誰かが言っている。

大晦日のことだった。
隣町の大型店舗への諸々の買出しのために、バスに乗って出かけた。
出かけるといっても、バスに乗っている時間は5分程度。

食料品など必要な品々を買い揃え、帰りのバスに乗車。
店内はどこも大混雑で、ちょっと疲れてしまった。
夫は他の用があり不在で、私ひとりで大荷物を両手に下げて帰るはめになったのだが、店の前が始発バス乗り場で、下車するバス停は我が家の目の前だし、さほど困らない。
発車時間の少し前に余裕をもって乗車して、財布の中身をチェックしながら、(今年後半は鷲津に貢ぎすぎてしまったな…ま、来年は大丈夫だろう…。)などとぼんやり考えたりしているうちに、他の乗客も乗ってきた。
昼前のせいか、乗客は私を含め数人。

帰ったらすることを頭の中でおさらいしていると、車内アナウンスの合間に、私の腰のあたりで何か音がしている。
携帯電話が鳴っているのだと気づき、慌ててコートのポケットに捻じ込んである携帯をさぐった。

外出時はマナーモードにしているのに、どうして鳴ってるのかな?
と、いぶかしく思いながら電話を取り出すと、着メロに設定している『ハゲタカ』のテーマ曲(映画サントラでは『His wings』というタイトルのあの曲)ではなく、ボソボソとした男性の声らしき音声が耳に届いた。
アレ?この声は…?
と焦りつつ携帯電話を開くと画面にはドラマ第3話での記者会見時の鷲津の画像が点滅している。

Photo

えっ、ナニ??何が起きてる?sweat01
ビックリして、発信者名も目eyeに入らず、アワアワしていると、携帯から聞こえる音声は次第に大きくなり、ハッキリと聞き取れるようになった。
その声は、こう言っていた。

“誰かが言った。世の中には二つの悲劇しかない。
 一つは金の無い悲劇。
 そして、もう一つは金のある悲劇。“”


なっなっなんで、鷲津の姿と声が…。
驚いていると、また
更に音量が上がって、「誰かが言った…」が始まった。

前方の席に座っている人が、振り返って不審げに私を見ていることもあって、携帯を取り落としそうなりつつもニヤけてcatfaceしまう自分を叱咤し、通話ボタンを押したが、既に切れてしまっていた。
ちょうどその時、バスが発車した。

気を取り直して着信表示を見てみると、夫からであった。
バスに乗っている間に、夫から“帰るよメール”が入り、彼の用件は済んだのだが、私のほうは怒り心頭poutで待ち構えていた。

画像も着ヴォイスも、ずっと前にダウンロードしたもので、普段は使わず、自宅に一人で居るときに、見たり聞いたりしてニヤニヤしていたのだが…。
これはヤツshadowの仕業だ。

帰宅した夫に、
「私の携帯の設定をいろいろ変えたでしょう?」
と問いただすと、悪びれずに
「うん、夕べ変えたよ。喜んでくれた?」
と無邪気な笑顔を浮かべているではないか。

「ヒトの携帯を勝手にいじらないでくださいよ!」
と抗議したが、
「だってロックかかってないし…電話の着信音と着信画像を変えただけで、他のところは見て無いないよ。」と平然としている。

いや、別に見られてマズイことなど何もないのだが、いくらなんでも、あのサプライズは心臓に悪すぎる。
なのにヤツは
「入ってたデータを使っただけだしぃ、鷲津から電話がかかってきたlovelyと思って美冬ちゃん喜ぶと思ったからさぁ」とのたまうのだ。

thunderおーまーえーなあぁぁぁぁ!annoypunch

この時、私は、マンダリンで劉と対面したときの鷲津を超える冷気を放出していたに違いない。
さすがのKYオヤジも、目を泳がせている。

「あのねえ、いくらなんでも鷲津から電話がかかって来ないことくらい分ってますよ!」
(本当に分っているのか自分でも自信は無いが、戦略の都合上、言い切った。)

鼻息も荒くリビングを出ようとすると、後ろからすがるような声がした。

「ごめんね…この前、オンデマンドの表彰で鷲津がテレビに少し映ってしゃべっただけで凄く喜んでたから…。」

くそう、痛いところを突いてきやがるぜ。
だって、確かにバスの中でニヤけちゃったもんね。

「喜んで欲しかったんだよぉcrying…。」

むむむ、泣きが入ってきたぞ…。
ここで泣き落としに負けるわけにはいかん。
と思いつつ、何度も「ごめんね、怒らないで…」と繰り返されて、ついイラッとして「あーしつこい!bomb」と振かえってしまったのだ。

するとそこには、彼の必殺技“かわいそうな子犬の瞳”が待っていたのである。
たとえ相手がオッサンでも、ウルウルした瞳で見詰められては、情にほだされないわけがない。

結局、脱力して「もういいよ…。」と呟き、部屋を出たのであった。
年末の忙しい時に、どうして余計なイタズラをするのか。
長年連れ添った男の考えが未だに掴めない私であった。

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コメント

美冬さんの旦那様、素晴らしいぃぃぃ!

おちゃめで可愛いというか
お二人のラブラブぶりにご馳走様heart04
と言うべきか

特に、↓のセリフはウチの旦那からはついぞ聞いたことがなく、
これからも未来永劫ありそうもないgawk

>美冬ちゃん喜ぶと思ったからさぁ
>喜んで欲しかったんだよぉ
>ごめんね、怒らないで…

私は、パソコンのデスクトップはハゲタカ、スクリーンセーバーもハゲタカにして、鷲津さん画像にニマニマしていますが、
携帯は着信はヴァイブにしているので、着メロはなしです。

一度だけすごく着メロにダウンロードしたい曲があったんですけど、それはハゲタカではなく・・・
デトロイト・メタル・シティの ○ATSUGAI でしたcoldsweats01
いくらなんでも人間性疑われそうなのでヤメときましたがsweat01

アンさん

恥ずかしい記事sweat01に暖かいコメントありがとうございます。
夫はイタズラ好きで子供っぽいだけで、可愛くはありません。(断言)

>>デトロイト・メタル・シティの ○ATSUGAI 

確かに、着メロにするのは危険な曲でね。
カップリングの「甘い恋人」が無難かもしれません。bleah
しかし、アンさんは守備範囲が広い!
『ハゲタカ』から『DMC』まで…というか、鷲津さんからクラウザーさんまで…。
まあ、2人ともデートしても、会話が弾まなさそうですね…coldsweats01
ちょっと離れて見守るのが良いようなところとか、突き抜けている孤高の天才だけど、内面は人間らしい情の篤さがあるところが、共通しているかもしれませんね。
そんな難しい男が好みのアンさん、素敵shineですわ~

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