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2010-01-05

なぜか母目線で観てしまった『龍馬伝』第1回

当ブログでも、折節、ふれて来た大河ドラマ『龍馬伝』の第1回が1月3日に放送された。
私は外出先から帰って夕食を終えてから、ハイビジョン放送を録画しておいたのを観たのだが、正直、大森南朋さんに対してだけでなく、大友Dに対してすら、図々しくも母親のような気持ちになってテレビの前に座っていたので、感想を書けるようなスタンスでは観られなかった。(笑)

私の温くて緩い感想をブログに載せずとも、各所で立派な感想が記されているので、別に書かなくてもいいや…と思っていた。

しかし、本日の昼休みに、いつものランチタイムのバカトリオで『龍馬伝』の感想を語り合ったら、好みがぜんぜん違う3人なのに、3人とも母の気持ちで観ていたということがわかり、「へえ~」となって(笑)、母親の甘めな観方でいいじゃん!と開き直って雑感を書き散らしてみることにした。

いつものことなのだが、微妙に或いは相当に嗜好が違う彼女達を説き伏せようとして(笑)熱弁をふるっているうちに、自分が感じたことや思ったことが、はっきりと輪郭線を持ってくることがあるので、昼のバカ話がブログ記事のきっかけになることが少なくないのだ。
ありがとう、Mさん、Sちゃん。
(私はリアル友には一切、このブログのことを知らせていないので、こっそり感謝するだけだが。)

ちなみに、ランチタイムの3人組(私、M嬢、S嬢)は、3人とも福山ファンではない。
この時点で、マイノリティの匂いがプンプンするな…。
更に言うと、幕末に思い入れも知識もあるのはM嬢だけで、S嬢は四国産だが高知の人ではない。

eye みんなの愛息はんぺーた

1週間ぶりに3人で顔を合わせるなり、M嬢もS嬢も『龍馬伝』での南朋さんに好意的な発言をし、半平太の人柄を褒め称えるのでビックリした。
特にS嬢は、美男子にしか興味がなく、映画『ハゲタカ』で私が玉山さんが演じる劉でなく鷲津にハマッたことが理解できないとハッキリ言っているので、これには相当に驚いた。
二人そろって「半平太さん、イイんじゃないの?」と言い、「南朋さん、いっぱい出てたね~良かった良かった!」とニコニコしている
のだ。
「ツボに入った?」と聞いてみると、そうではないし、カッコイイとも思わないそうなのだが、登場すると、悪目立ちするわけでなく、武市半平太ってこういうふうに、誠実で不器用で無骨な人なのね…と自然に思ってしまい、つい半平太に注目してしまい、気がつけば、「イイじゃん、半平太good」になっていたというのだ。
ううむ~なんだか私の観方と似ているぞ…。
まあ、一旦、南朋さんという役者さんに注目すれば、彼の作品世界への溶け込み方や役との一体感に感服する人が多いと思うので、大森南朋as武市半平太というより、「武市半平太その人」として受け止めるというのは、当然といえば当然の反応なのだが、ここまで好意的だとは…。
さらに、最も若いS嬢が言った。
「いつも美冬さんから、いろいろ聞かされている(←つまり、私に対して地味に文句を言っている)から、いつの間にか情が移って、ママみたいな気持ちで見守っちゃったわ。」
…いや、私は鷲津のことはしつこく語っているが、演じてる方のプロモーションはしていないはずだが…と言ったのだが、二人には「同じとこだ」と一蹴されてしまった。
相変わらず、演じている人に対しては惚れていないということが理解してもらえないのだ。

S嬢の言葉を聞いてM嬢も
「そうそう、そうなのよ~!」とハゲしく同意したうえで、
「息子というより、息子の仲の良い友達って感じなのよ!」と、変化球を投じた。
私たちは3人とも子供がいないし、そもそも年齢的に南朋さんの母になりえないのだが、そこは、ほら、妄想ってヤツの恐ろしさ。(笑)
「なるほど~~、息子の小学生時代からの親友で、一緒にバンドやってて、家にもしょっちゅう遊びに来ていて、たまに夕食を食べていったりする男の子って感じだね~」などと、妄想が『龍馬伝』から、どんどん違う方向に膨らむ私たちなのだった。
…で、彼女らに確認してみると、3人とも、この妄想での「息子の親友」の年齢が、第1回で登場した青年・武市半平太くらいの設定になっていたのが、自分達でもちょっと怖かった。(笑)
そう、最初は南朋さんを母親のような目線で観ていたのが、無意識のうちに半平太の母のような心持になっていたらしく、「息子」または「息子の親友」に南朋さんと半平太の両方が投影されているらしい。sweat02
まあ、半平太が現代にいたら、バンドをやったりしなさそうだし、空想の「息子の親友」は南朋さん度が高かったりするが、そこは妄想なんで。(笑)

そんな母親っぽい気持ちになってしまったのも、「南朋さんが演じている半平太」という感じでなく、真直ぐで純粋で不器用で、自分を曲げられない、少年のような笑顔の半平太さんが、そこに確固たる質量をもって存在していたからだ。
やっぱり凄い役者よね~と、2人も賞賛を惜しまない。
しかし、鷲津に対しては全く得られなかった、非ハゲタカ廃人女子のこの好意的すぎる反応…大河恐るべし…というべきか?

以下は、私個人の雑感。

eye きっと来る~♪弥太郎が来る!

物語の語り手でもあるわけだから、龍馬に次いで事前の露出が多く、また香川さんご自身が、インヌビューやトークで、どういうことを求められているか、どう語れば視聴者をつかめるか、ということを踏まえた上でお話できる能力というかセンスがある方なので、どうしても事前の“弥太郎のこと知ってるぜ濃度”(笑)が高くなっていたから、めちゃめちゃ汚れてるし、ガンガン攻めてくるのは分っていたのだが…。
だのに、実際に観て、まるで「貞子」みたいに画面を乗り越えて出てきそうで(いや、あんなふうに湿気たっぷりには来ないが…)押されっぱなしだった。
まず、ヴィジュアルが強烈。
確か、メイキングで汚しメイク大好き、と仰っていたが、あそこまで徹底するとは…いや~ほんと、たいしたものでした。
それに、感情の起伏を、かなり増幅させて演じておられる。
汚しと、上昇志向とプライドに突き動かされてのハイテンシヨンが合体して、えもいわれぬ迫力と暑苦しさが蔓延して、テレビの前から後ずさりそうになるくらいだ。

振り返って歯を出して笑ったりすると、ドン引きするくらいの濃厚さ。
それに、オヤジスキーの私の血を騒がせる蟹江敬三さんとのツーショットは、汚れ具合と暑苦しさが倍増して、特濃だった。
あの家に嫁に行くのは、相当にハードルが高い…。
精神修養とでも思うしか無いかもしれない。
あるいは、あの強さ・濃さを受け止める巨大な受容量があるか、受容調節ができて、ある程度はスルーできるタフな女性でないとダメかな。
大財閥を興す男の伴侶なんだから、キャパが超大きくないとね。
ええ、私はムリですとも。
いや、良い父子ではありますが、なるべく遠くから見守りたいです。
理論派の香川さんだから、弥太郎の強烈さは、回を重ねるごとに、少しずつ馴染んで落ち着いてくるように出力調整するのでは…と思うのだが…どうだろうか。

eye 今は未だ薄い龍馬はん

これは、私のみならず、M嬢もS嬢も言っていたのだが、大海に泳ぎだす前の若き龍馬は、未だ薄い。
ここで薄いというのは、濃いに正対する薄い、という意味で、淡い、というのに近いかな。
薄っぺら、という意味では無い。
大きく花開く種を内包しているのだけれど、まだまだ萌芽には至らず、という段階なのだから、当然だ。
まだ色がついていない龍馬の、持って生まれた魅力とか、とてつもない伸びしろとか、「あるべき」に捉われない柔軟性とかはチラチラと見えつつ、まだまだ薄い。
まだ淡く薄いけれど、理屈抜きにチャーミングな若き龍馬を表現したいと、というのが『龍馬伝』チームの狙いだそうなので、第1回で、そこは、それなりに感じ取れた。

この先、自分で水をやったり日に当てたりするだけでなく、様々な人と出会い様々な経験をして厚みも濃さも増していく道程が楽しみになる薄さなのだ。


eye予習はほどほどに…。

今までの大河ドラマでは、ほとんど事前の番宣を見なかったのだが、今回は、ハゲタカ廃人を誘う要素が多くて、事前にいろいろと見てしまった。
しまった=「しまった!」だったことに気づいたのは、1回目の放送を観始めてのことだった。

メイキングや「プロフェッショナル」とのコラボSP等のプロモ番組を見すぎてしまったため、「あ~このシーンはこういう意図で…」などと、邪念が入りすぎてしまったのだ。

特に、第1回のクライマックス、弥太郎を龍馬が必死になってかばった後、共に池に落ちた後のシーンは、先に『プロフェッショナル』で部分的に見てしまって、カット後の福山さんと香川さんの様子や、大友さんの反応を覗き見(笑)してしまっていたので、なんだか、初見の映画をオーディオコメンタリーを聞きながら観るような感覚があり、これは、全く私の失策であった。
以後は、メイキング等は観ないようにしたい…と思うが、恐らく観てしまうだろう…。
そんなふうに我慢できないのが私という緩みきった人間なので半平太のように自分に厳しい人には、絶対に嫌われるに違いない。
それでも、いい。
母は見返りを求めないのだ。(笑)

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