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2010-01-16

苦痛の向こうに覚醒が?~映画『ハゲタカ』鑑賞@三軒茶屋シネマ

映画『ハゲタカ』のブルーレイ/DVDが発売、という時期なのに、何が何でも、大きな鷲津を観なければ耐えられないという、どうにもならない欲求に屈して、1月某日某時に、三軒茶屋シネマに行ってしまったのだ。

もう  「狂ってるな…」(by 西野治)

としか言いようがないが、『ハゲタカ』と鷲津に関しては、誰に何と言われようと “Greed is good.” を貫くのが、私の生きる道だ。

この週末は、ブルーレイ鷲津を迎えて、楽しくも孤独感に満ちたcoldsweats01ひとり鷲津祭で燃焼しまくり、その後は、燃えカス同然の心身に鞭打って家事を片付けなければならない。
でぎるなら、ブルーレイと特典DVDに惑溺して「真っ白に萌え(←この場合、この字が正しい/笑)尽きてしまう前に、三茶へGO!したい。
…で、平日に仕事を放り出して(汗)、鑑賞しちゃったのだ。むふふ。

既に行かれた先達様たちの御宅で、懐かしく味わい深く、なかなかパンチの効いた映画館である…というレポを目にしていたので、それなりに心の準備はしていたつもりだった。
洗面所もナニだということなので、三軒茶屋のランドマークであるキャロットタワー内の洗面所を利用して、準備万端で三軒茶屋シネマに向う。

自慢することではないが、私は人類最凶レベルの方向オンチだ。
なので、地図を握り締めつつ、一度は通り過ぎてしまったものの、なんとか、目的地にたどり着いた。
これもハゲタカ愛・鷲津愛のなせる技であろう。

パチンコ屋の景品交換所のようなチケット売り場には、学生風の男子が2人並んでいた。
へー、今まで『ハゲタカ』を観にいっても、若い男子をあまり見かけなかったから新鮮。(笑)
上映開始ギリギリの時間だったので、急いで階段を上り、場内へ。
席を吟味する時間が無かったので、とりあえず良さげな位置の空き席を見繕う。
汚れたり破れたりしている様子は無かったので、とりあえず腰掛けると、なんとか大丈夫そう…とホッとした。
『カイジ』の予告が流れ、(また香川照之が出てるぞ。働き過ぎだよー。)などと心の中でツッコんでいるうちは良かった。
いつもどおり(当たり前だ)に、nep→ハゲタカ製作委員会 の文字がスクリーンに現れて、(ああ、始まる…)と、作品世界の扉に手を掛けてから間をおかず、芝野が鷲津を「やっと見つけた…」のシーンで、最近、ドラマ一挙放映で若い鷲津を半日続けて観たばかりだったせいか、(4年間にしちゃ、鷲津は随分と老けたわね…心労と不摂生のせいかしら。でも、やっぱり素敵heart04)なんて、ニヤけていたのだが。
なーんとなく、腰に違和感を覚えた。
椅子が硬いせいだろうと思い、あまり気にせずにいたのだが、BWPのTOB記者会見が始まるあたりで、腰に鈍痛が。
(や、やられた…。)
というのは、アカマ幹部の心境ではなく、この時の私の心の叫びだった。
ものすごーく、座席のクッションが悪くいうえに、座面の安定性が足りずガタガタするので、体の背面全体と腰から腿裏にかけて、常時、緊張を強いられている。
よって、背中・腰周辺の負担がハンパじゃない。
しかし、今から席の移動はしたくない。
このまま、苦痛に耐えながら鑑賞することにした。

脳内麻薬が分泌されているからか、鷲津が登場しているシーンでは、背中や腰の痛みを忘れているのに、鷲津がいないシーンでは、ちょっと気を抜くと、鈍痛が襲ってくる。
痛みと不快感に意識を引っ張られないように、知らんふりをしてやり過ごす。
だが、追い討ちをかけるように、左右の少し離れた席から、おせんべいかスナック菓子をバリバリ食べる音と、袋をガサガサする音、飲み物をゴクゴク飲む音がひっきりなしに聞こえてきて、擬音に包囲される形になってしまった。
しまいに、オヤツを食べ過ぎたのか、「ア゛ー」という文字に表現しがたい苦しげな溜息も聞こえて来る。
参ったなぁ、こりゃ…。
たぶん、私が今まで映画を観た中で、ワースト鑑賞環境だろう。

ところが、不思議なことに、今までは、どんなに集中しているつもりでも、色々と見えていないことがあったのに、今回はかつてなく冷静に、全体や細かいところが目にちゃんと入ってくるのだ。
それだけでなく、いつも情緒的になりすぎてイヤだと思っている自分の鑑賞スタンスではなく、ややドライに、作品から少し離れた感覚で観ていることに気づいた。
もちろん、鷲津登場シーン以外だけれど。(笑)
先日、微量デューデリした丸の内鍛冶橋駐車場で撮影された「お前は誰なんだ!…誰なんだ?」シーンでは、(あー、ここだ!やっぱりここだった!私、あそこに行ったんだわ~~)と内心、大興奮。
近々、夜、あの前を通るはずなので、またのぞいちゃおう。
もっとちゃんと充実したデューデリをされた方々から見れば、片腹痛いバカッぷりだろうが、新米の初級廃人は、このレベルなのだ。

なんて、ここだけ邪念が入ったが、それ以外(ただし、鷲津がいないシーン)では、極めて冷静に、しかし、ストーリーに入り込みながらも、登場人物の細かい表情や声の調子も、背景や小道具のことも、つぶさに耳目に入ってくる。
でも、決して観察ではなく、鑑賞できていたので、とても楽しめた。

なぜだか、今までより格段に、スクリーンからの情報受容量が多くなって、いろいろと腑に落ちたた感じなのだ。
もしかして、背中と腰の痛みを耐えているうちに、精神的ステージが上がったのか?(大笑)

今更いうことでもないが、やはり、どの役者さんも素晴らしい。
特に、玉山さんの劉一華は、好演とか熱演とかいう範囲を超えていて見事だった。
うーん、玉山さんが一番、働いていたかも(笑)
クールにみせながらも、精神面では外にも内にも大きく揺れるし、肉体的にもハードなシーンが複数あったし。
それから、西乃屋の猫はやっぱりイイ。
役者やのう。(古)
プラス、猫に全てを委ねさせている松田龍平さんの猫の扱いも素晴らしい(そこかい)
なんてことを考えるのはいつもどおり。

で、やっぱり、鷲津が登場すると、ほかの情報を受け取る余裕がなくなってしまうのも、いつもどおりだったが。

ラストシーンで、一本道に立ち、メガネをかけた鷲津の髪を風がふわりと揺らす。
そして、鷲津はファンドヒジネスの一本道を再び歩み出すのだ。
いつも私の脳内で、このナレーションが入ってしまうのが、恨めしい。

ファンドマネージャーの道は一本道にございます。
定めに背き引き返すは、恥にございます…。

2回目鑑賞くらいから、どうしても、これが脳内再生されてしまうのである。
私の脳内だけでのことなので、お許しください。

初見の時、ラストの鷲津の表情で、それまでで随分と心を掴まれていた私は、ここで完全に鷲津に落ちたのだ。
何度みても、トドメを刺される。
と、同時に「ああ、終わっちゃう…」と名残惜しい気持ちで一杯になるのだ。

しかし、今回は、エンドロールの石丸謙二郎さんのクレジットを見て、(もうすぐ会えますよー)なんて思うのも、間もなく特典映像を見られる余裕からだ。
嬉しいな♪
と、思った瞬間、また腰と背中、更に首に鈍痛が走った。

と、いうことで、併映『ディアドクター』は諦めたのだった。

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コメント

「社長業・・・じゃなかった・・・映画鑑賞御苦労さまでした」(笑)

そ、そんなにすごい映画館なんですか?(゚0゚)
nanakoさんやtsumireさんのお話にもありましたが・・・。
今週で終わりなので、行くつもりなんですが、なんか一抹の不安・・・。
いや、大スクリーンの鷲津さんに会うために、DVDみるの我慢してるんだし(あとでじっくり見ようと思って・・・でももうすぐ耐えられなくなるかもなぁ)がんばっていくぞぅ!池袋のリベンジなので。

>また香川照之が出てるぞ。働き過ぎだよ

確かに「坂の上の雲」に大河に、と忙しすぎですもんね。

>ファンドマネージャーの道は一本道にございます。
定めに背き引き返すは、恥にございます…。

ぷっっ(爆笑)
でも、なんとなくニュアンスが想像出来ますゎ

全部鑑賞が終わったら、またお邪魔したいと思います。

おまけコメント
今、旦那が新しい土曜ドラマを観ています。鷲津さんをお迎えするのに手いっぱいで、チェックをすっかり忘れとりました。
坂口憲二さんが主役なんですね。土曜ドラマにしては、ちょっと意外なキャスティング?田中美佐子さんも、民放っぽいしな。
チラ観しながらコメント書き込んでます。
あ、今終わってエンディングですね。
ぱっと見た感じでは、あんまり心が動かなかったなぁ・・・。
でも、映像は綺麗でしたよ。

ぶるーうぉーるさん

こんばんは♪ 
コメントありがとうございますhappy01

>>そ、そんなにすごい映画館なんですか?(゚0゚)

大丈夫、「そんなにすごい」というほどではありませんよ。
よく言えば、「レトロで趣がある」という感じ、辛口に言えば、「メンテナンスする余裕が無いのかな?」でしょうか。
ただし、シートがぶるーうぉーるさんの腰に試練を与える可能性があるかもしれませんので、座席選びは慎重に。(笑)
でも、映画が始まってしまえば、ハゲタカ愛でなんとかなります。

>>大スクリーンの鷲津さんに会うために、DVDみるの我慢してるんだし

エライ!
私は絶対に我慢できないと思って、強引に観にいってしまいました。
ぶるーうぉーるさんも、三茶のスクリーンで鷲津さんとの再会を果たされてウットリされたら、後は御自宅で「まーくん」と思い切りイチャイチャheart04してくださいね。

土曜ドラマの新作、TVスポットで見る限りでは、この枠では珍しく明るいタッチみたいですね。
テーマは結構キツイようですが…。
田中美佐子さんは、確かドラマ版『OUT』の主演でしたね。
そう、映画版では、南朋さんが大変なことになる役だったということですが、ちょっと怖くてチェックできません…。
って、関係ないところに連想してしまいました。

『ハゲタカ』とまーくんを堪能されましたら、是非また遊びにいらしてくださいね♪
ぜひ、我らが愛するまーくんのお話をいたしましょうlovely

こんばんは~。今日、都合がついたので行って来ましたゎ。いやぁ~、ものすごい年季が入った映画館ですね。
早く着きすぎたので、隣や斜め前のスーパーをのぞいて「おおっ、ここ安いな(笑)」とか観察してました。私も思いきり迷って、交番で道を尋ねました。
どれぐらい席があいてるのかわからないので、先に入って「ディアドクター」も途中から見ちゃいました。ここでも香川さん、出てたよ。引っ張りだこですなぁ~。
客層は男の人が多くて、サラリーマン風のスーツ姿のおじさんが何人もいました。席はいっぱいあいてたので、ちょっとでもいい席(笑)をがんばってさがしましたよ。

さて、いよいよ上映だぁ。しかし、もう家にDVDあるのに、わざわざ交通費・映画費を払うなんて・・・。
「あなたたち、何をやっているんですか!?」(by 三島由香)

今回は絶対に冷静に隅々まで見るぞ!と思ってたのにな。例の交差点が写ったとたんに、もう心臓がバクバク(苦笑)
やっぱ、ダメだった・・・。
劉さんが必死で小銭拾うあたりから、もう涙ボロボロで、社長退任シーンで「強くなれ!」(by 鷲津政彦)もっとちゃんと見ろと自分に言い聞かせ、でも「ROAD TO REBIRTH」が流れるとやっぱ、ダメだぁ~。もうずっとボロボロ状態だったです。
声を出さないようがんばってたけど、後ろの人は泣いてたの、気がついてただろうな。(かばんからハンカチ出してたので)
エンドロ∸ルの間に冷静に・・・と思って、電気がついてハッ!!
もしかして、すんごいヘンな顔になってる!?
あわてて、トイレに行こうとしたら、手前の男子トイレの前に人がかたまってて、そこをすり抜けるのはちょっと・・・。
なので、マスクをして、早々に映画館を出ました。(スタッフの人に怪しまれてるだろうな・・・笑)
駅ビルのトイレにとりあえず入って、顔を確認して、直しました(笑)
そんなにひどくは(笑)なってなくてよかったよ。

DVDは絶対に冷静にみるぞぉ~~っ!(笑)

ぶるーうぉーるさん

いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。

おおー、池袋のリベンジを果たされましたか!
おめでとうございます。happy01
そして、映画鑑賞前にスーパーのデューデリ…主婦の鑑です。(笑)

手元にDVDやブルーレイがあっても、やはり映画館のスクリーンで観たいですよねえ。
だって、それが映画の最も輝く場所ですもの。
一番輝いている鷲津さん、観たいですもん。

>>例の交差点が写ったとたんに、もう心臓がバクバク(苦笑)
やっぱ、ダメだった・・・。

ぶるーうぉーるさんは、あの交差点、そして「とおりゃんせ」で涙腺オープンのスイッチが入るようになってしまっているんですよ!
恐らく、DVD鑑賞でも、涙ボロボロの可能性大。
人目が無いと、なおさらウルッときますからね。
我慢せず、どんどん泣きましょう。(悪魔)
そのほうが、劉の供養になるし、世界一のハゲタカ・ファンの大友監督も喜びます。(笑)
でも、女性をこんなに泣かせて、大友さんは罪作りだわ。catface

ぶるーうぉーるさんは、本当に感受性が鋭い方なんですね。
そして、鷲津と同じく、劉の気持ちに同化することができるんですね。素敵heart02
これだけ、心に入り込んで揺さぶってくる映画に出会えて、私達は幸福ですよ。

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