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2010年2月

2010-02-28

マンダリンバー(マンダリンオリエンタル東京)

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアー その3 

いったん日本橋を離れた我々は、別の用事を済ませて、今度は東京駅八重洲口からタクシーcarで再度、マンダリンオリエンタル東京に向かった。
いよいよ、ロケ地ツアー夜の部のスタートである。

地下鉄でも無料巡回バス(メトロリンク日本橋)でも行けるのだが、やはり、あのエントランスに車で乗付けてドアマンに迎えられたいのである。
ロールスロイスというわけにはいかないが、ま、身の丈にあった手段で『ハゲタカ』ごっこを楽しもうというわけ。(笑)
東京駅八重洲口から1メーターで到着。
タクシーのドアは自動で開くが、もちろんドアマンは扉に手を添え、もう一方の手では私の頭をガードしてくれ、にこやかに迎えてくれる。

さすがに「彼、ぼくの友達なんで…。」の台詞は我慢。
しかし、誰も居ないロビーに入ったとたん、夫と二人で
「あ、彼、ぼくの友達なんで、いつでも通してあげてください。」
と同時に言ってしまった。
わーい、バカップルhappy02
ちょっと気分が盛り上がったところで、38階へ。


エレベーターを降りてロビーに出ると、例の階段がある37階からの吹き抜けの窓の外は、まだ明るい。
逸る心を押さえ、まずは眺望が素晴らしいと噂の化粧室へ。
おお、確かに素晴らしい眺め。
しかし、外国人マダムお二人が話に花を咲かせていて、ちょっと写真を撮りづらい状況のため、撮影は断念。

さて、いよいよ、お待ちかねの(笑)、階段である。
37階に下りる階段の踊り場前に、大きい窓からの見事な眺望。
それを目にしながら、ここを劉と守山が下りて…と思いつつ足を踏み出そうとして、私の体が拒絶反応を示した。
しまった…。
高所恐怖症の症状が出てしまったのだ!
これだけ高層ならば、かえって平気だと思っていたのだが、まだ明るいのと、床まで窓があるため、足下の景色がバッチリ見えてしまい、足がすくんでしまった。
足の裏から寒気が這い上がり、みぞおちがズーンと重くなる。
ああ、やっぱりダメだ…。crying

先ほど、洗面所の窓から下を眺めた時に、ちょっと胃がチリチリするようなイヤな感じはしたのだが、あれが前兆だったのか…。
そろそろと手すりを掴んでみたものの、やはり足が動かせない。
一度、高さへの恐怖感に支配されると、もうどうにもならない。
どうしよう…せっかくここまで来たのに…。
一人で半べそをかいていると、先に踊り場まで下りていた夫が私の異常に気づいて、「やっぱ、いいっス」の守山のように駆け上がって来た。
彼が何も言わずに手を取ってくれたので、ありがたく掴まって、窓から目を逸らしてヨロヨロと下りていく。
エスコートされているというより、介護されているように見えたであろう。情けない…。

Upst_2

↑写真どころではなかったので、後で夫が撮影したものを拝借。

なんとか踊り場までたどり着き、折り返す階段後半は外が見えないので余裕が出て、鷲津席(笑)一帯が埋まってしまっていることをチェックして舌打ちしたり(下品)、いつも映画で気になっていた「お掃除人形」をガン見したりしつつ、なんとか37階に到着。
すぐにバーの女性スタッフが近づいてきたが、私が階段を下りるなり、右折して鷲津が冷気を放ちながら仁王立ちしていた場所や、その後方の『シグネチャー』方面をに強烈に(笑)興味を持って覗いているのに気づき、「お食事でしょうか?」と声を掛けてくれた。

Osoji_2

18時過ぎに38階のお店に予約を入れてあるので、食前に軽く呑みたいのだけど…と告げ、禁煙席を希望すると、階段下の小さなテーブル席に案内された。
位置としては、喫煙エリアにある鷲津席と階段を挟んで反対側で、こちら側が禁煙エリアなのだとか。

どうせ鷲津席に座れないなら、寛げそうな階段下の禁煙エリアのソファ席が良かったのだが、そちらも接待風のグループや待ち合わせらしいお一人様のゴージャス美女などでふさがっている。
ま、長居はしないから良しとするか。
少し離れて正面に大きな窓があり、階段を下りてくる人たちを密かに観察できて、 「ギリギリ悪くない」(by アラン&若槻) 位置ではある。


夫は20種類くらいあるマティーニの中から、変わったものが良いと言ってラムベースのジャマイカンマティーニ(¥2100)、私はブラックベリーモヒート(¥1900)をオーダー。

Bar2

Bar1

モヒートは夏のイメージのカクテル。
季節を考えなかったぜよ。wobbly
そして、モヒートといえばヘミングウエイ。
男っぽい。
ブラッグベリーモヒートは、ご覧のとおり黒っぽくて大きいグラス。
ベリーが飾ってあっても、男っぽい。(笑)
写真のことも考えて、もっとキレイな色で、ショートグラスで供されるような女っぽいカクテルにすれば良かった…。
と後悔したが、夫は「男っぽいところが、君に良く似合ってる。」と憎らしいことを言う。
まあ、ドラマも映画も男くさいものばかり観るし、昔からオヤジスキーのせいか、自分の中身もオヤジ化している昨今なので、間違ってないけど。

約40分、この一杯でやり過ごそうと、チビチビと呑んだが、フレッシュなブラックベリーが何粒も入っていて、これをつぶして混ぜたり、そのまま食べながら呑むとプチブチした食感が楽しいし、爽やかで呑みやすい。
おつまみのローストアーモンドとオリーブの塩加減も、お酒と良く合う。
食事の前だから、おつまみは控えておこうと思っていたのに、1つ口に入れたら、やめられない止まらない。
で、二人でボリボリと全部食べてしまった。
いくらなんでもガッつきすぎだ。sweat01

平日の18時前だというのに、バーはなかなか盛況だった。
そして、噂どおり、マンダリンバーの女性スタッフは美女ぞろい。
バーを挟んで位置する『シグネチャー』と『センス』の女性スタッフがたまに階段を上り下りして行き交ったが、彼女たちのユニフォームが、艶やかで色っぽい。
セクスィー美女たちを眺めながらグラスを傾けるのも楽しい。
私は生きて動いている美女を観るのが大好きなのだ。
もちろん、それは夫も同じで、待ち合わせらしい一人客の美女や、お替りを薦めに来たスタイル抜群のスタッフをコッソリ観察しては、「小説の鷲津だったら、男を待ち伏せなんかしないで、ああいう美人を口説いてそうだなあ。」とか口元を緩めっぱなしである。
やがて、待ち合わせ美女を迎えに来た彼氏(?)が意外とイケてなかった(←失礼きわまりない)ので、二人でヒソヒソと
「えっ、あのレベルの美人の相手なら劉一華クラスでなくちゃ納得できないわ。」
「でも、着てるものとか鞄とか、高そうだったよ。イケてなかったけど。」
などと、自分たちのイケてなさ加減を棚に上げて言いたい放題だ。

せこく1杯で粘っている間に、窓の外が次第に暗くなってきた。
映画のシーンと同じ、夜景タイムに突入だ。
やがて、レストランの予約時間が近づき、夫がフロアで控えている美女スタッフにアイコンタクトして頷いただけで、サッと席にやって来てくれる。
先ほども、グラスの中身が残り少なくなると、ほの暗いバーの影゙から溶け出すように現れて(ロデム?←分る人は少ないだろう/笑)、お替りを薦めに来たし、さすがに客への目配りが効いている。

支払いを済ませたら、また階段で38階へ上らねばならない。
酒の力で(笑)高所恐怖症がが出ないといいけれど…。
もちろん、1階分だけでも、エレベーターで上がってもいいんだが、ハゲタカ・ファンとしては、この階段を素通りすることは決してできない。

どんよりしていると、階段前で夫が、「ご一緒にどうです?」と小さい声で言いながら(←余計なサービスだannoy)、また手を取ってくれたので、ありがたく介護してもらいながら、ヨチヨチと階段を上っていった。

せっかく久々に高級ホテルのバーに来たのに、ダサダサな立ち居振る舞いになってしまい、自分にガッカリであったが、数え切れないほどの回数、スクリーンやモニタで見た場所を実際に見て、鷲津が居たお店にいられたし(壊れてますよ~)、美味しいお酒も飲めたし、大勢の美人さんで目の保養もできて、楽しいひと時だった。

2010-02-26

金(マネー)の重みを知る@貨幣博物館

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアー 番外編その1。

日本銀行本館と道を挟んだ日本銀行分館に、日本銀行金融研究所貨幣博物館がある。
web site → http://www.imes.boj.or.jp/cm/

Kahei

入館無料。
入口で、何処から来たか(都道府県のみ)と人数の2項目だけを記帳すると、受付を兼務している警備員さんがリーフレットを渡しながら、フラッシュを使用しなければ写真撮影OKの旨、教えてくれて、2階の展示室へ階段で上がる。
赤絨毯が敷いてあり、立派な階段だった。

この貨幣博物館が、意外と(といっては失礼だが)、勉強になって面白かったのである。
所蔵する古代から現代までの貨幣や、お金に関連する道具などを展示して、貨幣の持つ意味を考えてもらおう、という博物館だ。
無料ということもあってか、なかなか盛況。
外国人の団体も来ていた。

パネルでの説明と実物の貨幣の展示が中心だが、紙幣を拡大して見る事ができる展示downwardright や、

Yen

大判や一億円の重さを体感できる展示もある。
一億円の重さを体感できる展示は、同じ重さのコピー用紙のような紙の束を持ち上げてみるというものだったが、安っぽくていいから、お札の印刷をしてあればテンションがあがるのに…なんて思った。
持った感じは予想以上に重くて、夫と
「ゴールデンパラシュートの時の鷲津以外の3人は大変だったろうね。」
「内心、鷲津さんも少し持ってくれ。とか思ってたんじゃないのか。」

などとバカな会話をしていたのだった。

こちらは時代劇で御馴染み、千両箱。

Senryo ぎっしり小判がつまっていたら、運ぶだけでも大変そう。

ロビーでは、お札せんべいや万札タオル、金塊ストラップなど、ウケ狙いで買うにはピッタリの様々なお土産が自販機で売られていて、これも楽しい。
私は何も買わなかったが、夫は万札スポーツタオルを購入。
現在、スポーツクラブで汗を拭くのに使用しているらしい。gawk


:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

鷲津や劉が動かしていた巨額のマネーは、ここに展示されている形のあるお金と乖離しているかもしれない。
しかし、ドラマでも映画でも、『ハゲタカ』には、紙幣や小銭を印象深く見せて、その意味を考えさせるシーンが沢山ある。
私は、そんなところも、『ハゲタカ』の素晴らしさだと思っている。

手に取る事ができて、その重さを体感できる貨幣と、実体が無く重みを感じることができにくいマネー。
建前としては同じ価値のものであるが、本当に同じだろうか?
そんなことを、ふと考えてしまったひとときだった。

金が生む悲劇に見舞われた劉一華の終焉の地を訪れた後に、ここで貨幣の歴史を学びなから゛、そんなことを考えることがきでたのは、意義深かったと思う。

…って、小学生の社会科見学の感想文みたいだな。coldsweats01

さて、この後、映画『ハゲタカ』ロケ地ツアーはディープな夜の部へ突入していく。

2010-02-25

常盤橋門跡と常磐橋

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアーレポートその2。

三井本館→日本銀行本館前を通って、劉一華終焉の地・常盤橋門跡の公園へ向かう。
見覚えのあるビル。

Parkcent

このルートを通らなければ、あの悲劇は起きなかったのかも…。
でも、そうするとタッキー(滝藤賢一)の出番が無くなっちゃうからなあ。(そっちかい!)
そんなことを喋りながら、例の横断歩道を何度も渡ったり戻ったりしつつ写真を撮り、かなりアヤシイ人たちになっていた私たち(正確には私と、呆れ従う夫)であった。
ご存知のとおり、♪とおりゃんせ♪は流れていません。
流れていたら、横断歩道を渡りながら号泣する劉ファン女子が続出?

Park1

日本資本主義の父・渋沢栄一の像の近くで悲劇に見舞われたというのも、皮肉な運命。
Shibusawa

例の公園は、意外と小さかった。
じっくりと検分し、劉が倒れこんだ場所で追悼して、写真も撮りたかったのだが、ここを住まい(?)にしているらしい方が全財産を背負って、当該箇所近くにお家の設営準備をし始めたので、退散。
うーむ、残念なり。またの機会に。

この公園には、国定史跡 「常盤橋御門跡」の石垣が残っている。

千代田区観光協会HP
http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/364/Default.aspx

それも、じっくり見たかったけれど、今度は別の、ちょっとアブナイ感じの人(しかも、ヨレヨレだけどスーツ姿だったのよ!)がブツブツ言いながら公園に入って来たので、めちゃめちゃ怖くなり、そっと遠ざかる。sweat01
なにしろ、ここはなんとなく寂しい雰囲気で、しかも『ハゲタカ』であんなことが起きた場所だから、ビビってしまったのだ。
それに同行の執事(夫)は、ブルース・リーが好きなのに、武闘派ではなく、ガンジーばりの非暴力主義者なので、いざというとき頼りにならない。

そういえば、この公園は、竹中直人監督作品『東京日和』でも撮影場所として使用されたそうだ。
ベンチを置いたりして、随分と違う雰囲気で映っているらしい。
ただし、伝聞情報なので、いずれDVDを借りて確認してみたい。

また、去年、『タモリ倶楽部』で江戸城の外郭石垣の名残を探訪する企画を放送していたが、その際に、ここをタモリたちが訪れて石垣を見学していた。
…ってどんだけタモリの番組を観ているのか?>自分(笑)

「常盤橋」から、劉一華終焉の地である「常磐橋」を見る。
おなじ読み方だけど、字か違う。ややこしい。

Dsc02057

明治10年建造の西洋式石造りの2連アーチ橋。
歴史的価値があり風情ある橋なのに、全く手入れされていない様子で随分と傷んでいる。
それが尚更に哀愁を誘う。

橋の中央部の上には高速道路が架かっていて屋根代わりになるせいか、ホームレスのお家セット(?)が多数あったので、橋の上での撮影は控えて、隣の常盤橋(こちらの橋のほうが新しい)から全景撮影。
その後、改めて常磐橋を渡り、橋の上で、「劉一華と名乗っていた男が、もう迷子になりませんように…」と、合掌して黙祷を捧げたのであった。


常磐橋を渡って、日銀越しに三井タワー。

Nichigin

三井本館、日本銀行、三越本店、日本橋高島屋など、日本橋には歴史のある重厚で壮麗な建物が多い。
そして、高くそびえるモダンな三井タワー、その中のゴージャスなホテル。
これら建造物内に、集まり渦巻き出て行く膨大なヒトとモノとカネ。
その目と鼻の先に、寄る辺の無い人たちがブルーシートで雨露を凌いでいる。

「地獄だね、日本は。」(by 劉一華)
「現実から目をそむけるな。」 (by 劉一華)

改めて、劉一華が、あの場所で金が生む悲劇に見舞われた意味を、ぐるぐると考えてしまった。

…なんて書くとマジメそうだが、この少し後には、マンダリンオリエンタル東京1階のグルメショップで、スイーツをしこたま買い込んでいた軽薄な私であった。

番外編も含めcoldsweats01、まだまだ続く……

2010-02-24

たてもの探訪@三井本館

これから、映画『ハゲタカ』の日本橋~東京駅近辺のロケ場所ツアーの記事を何回かに分けてアップする予定です。

6月公開で、既にDVD/BDも発売されているのに、今頃になって映画のロケ地めぐりをするなんて、バッカじゃないの?…と、ハゲタカ・ファンの方は思われるだろう。
そうかもね。
でも、私が2月までロケ地めぐりを我慢していたのには理由がある。
とってもバカな理由なので、それは後ほど。…(別に誰も興味はないでしょうが…。)

今更のことなので、ハゲタカ・フアンの方々には無意味な記事だ。
あくまでも、「せっかく行ったんだから記録に残しておこう」という自分用の旅(笑)の記録代わりの記事である。
また、『ハゲタカ』に関心が無い方にも、各施設やお店などの情報は参考にしていただけるかもしれない(雑だけれど)…という気持ちもある。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

三井記念美術館を出た後は、次の目的である三井本館自体の見学へ。
…といっても、別にガイドをお願いして見るというわけではなく、外観と、部外者が立ち入れる3階のマンダリンのバンケット&ミーティングルームフロアのパブリックスペース部および1階の銀行店舗部分をサラッと見て回ろう、ということである。

映画『ハゲタカ』DVD/ブルーレイに収録されているコメンタリーで、大友監督が、鷲津ファンドの記者会見シーンは、マンダリンの三井本館部分(3階バンケットルーム)で撮影したと仰っていたので、せめて廊下だけでも見てみたいと思っていた。
そして、NHK総合で放送中の『ブラタモリ』の「日本橋」の回で、この建物の銀行店舗部分が取り上げられていたので、そちらにも関心があったのだ。
『ブラタモリ』 日本橋の回・詳細→ http://www.nhk.or.jp/buratamori/broadcast/vol007.html

3階へ上がってみると、某巨大外資企業のセミナーが開かれているようだったが、既に受付が終了している時間帯らしく、周辺には誰もいない。
キョロキョロしていると、廊下に居たホテルのスタッフが「御案内いたしましょうか。」と、声を掛けてくれた。
マンダリンに限らず、一流ホテルではサービススタッフの数が多く、挙動不審者(笑)に、すぐに助けの手を差し伸べてくれるのである。
そこで私は、正直に目的を述べた。
自分はイベントや宴席のためにこのフロアに来た者ではないが、三井本館は重要文化財だそうなので、部外者でも立ち入り出来るこの階のパブリックスペースだけでも、差し支えない範囲で見てみたい。特に、大きな金庫の扉があるそうなので、そこを見たいのだ…、と頼むと、マンダリンのスタッフさんは笑顔で「御案内いたしますので、是非ご覧下さい。お部屋はご覧いただけませんが…。」と、快諾してくれて、建物の歴史に関する私の簡単な質問に答えながら先導してくれた。
撮影に使用した部屋の前を通り過ぎたときには、それだけでドキドキしてしまった。
あー、仕事関係の立食パーティかなにか、この部屋で開かれないかしら。
仲の良い年下の従妹がここで結婚披露パーティとか開いたらいいのに……なんてことまで考えてしまった。
バカも極まれり、である。
幾つかの部屋前のボードには会議名等が記されていたが、廊下には我々以外、誰もいない。
ここを、記者会見後に鷲津が由香と話しながら足早に歩いたり、記者連中にガンガンぶつかられて寂しい思い(笑)をしていたのかと思うと、感慨ひとしおで、自然と顔がニヤけてくる。
もちろん、鷲津のことを差し引いても、重厚で飾り気のない廊下の内装は落ち着いて風格ある雰囲気で、スマートで厳しいおじいさまという感じ(妙な例え)で素敵だ。
先ほど通ってきた三井タワーのアトリウムの、ガラスを多用した明るくモダンで開放感のあるデザインとは全く違う魅力がある。

やがて、件の金庫の扉の前に到着。
案内してくれたスタッフさんに、人物が映らないようにすることを条件に(っていっても誰もいなかったが)、廊下と金庫の扉の写真撮影の許可を求めると、「もちろん、ご遠慮無く撮影なさってください。」と言ってくれたので、私のコンパクトデジカメよりマシなデシカメを持参していた同行の執事(=夫)に、ビシビシと撮影を指示。
後で夫は、「女社長と秘書かなにかと思われたんじゃないか?」と言っていた。
大河内瑞恵と百瀬(常務だけど)みたいな感じ?
いや、あんなに貫禄あるゴージャスマダムじゃ無いか。happy02

Kinko2

Kinko

この後も、本館3階部分をぐるりと案内していただいた。
こちらにあるブライダルサロンについても説明されたが、もしかして、子供の結婚披露宴会場を検討している夫婦と思われたか?
だとしたら、二人ともコートとマフラーだけは、ゴージャスっぽいものを着ていったのが功を奏して、少しはリッチに見えたのだろうか。(単に物好きな人たちと思われただけだろう。/笑)

歩きながら、「お部屋の内装が昔のインテリアを生かしていて立派だから、映画の撮影なんかもあるんですってね?」と、さりげなく(いや、わざとらしかった?)と聞いてみると、1年位前にNHKの映画(と仰っていたsweat02)の撮影があったが詳しくは知らないとの返答。
作品に関心が無いのか、詳しく答えてはいけないことになっているのか、どちらかだろうと思い、それ以上は聞かなかった。

エレベーター前まで送ってくれたスタッフさんに、よーく御礼を申し上げて、1階へ戻り、外へ。
すいている日時に行けたのでラッキーだったが、お時間を割いて妙なカップルsweat01に親切にしてくだったスタッフさんに、密かに(笑)改めて御礼申し上げる。

マンダリンの車寄せのあるエントランス。

Mandarin

続いては、三井本館の外観を鑑賞。
ギリシャ神殿を思わせる白くて巨大な柱やあちこちに施された様々な意匠の装飾を歩きながら見上げている我々は、完全なおのぼりさんである。

Mitsuibk2

続いて、1階の銀行店舗へ。

Mitsuibk

ATMから現金を引き出すという目的があるのだから…と堂々と(笑)入店。
おお、『ブラタモリ』で観たのと同じ、大理石を使った壮麗な広いロビー。
二つの銀行店舗(三井住友/三井住友信託)が真ん中の仕切り壁で分かれているのも、テレビで観たとおり。
高い天井には華麗な装飾が施されているということだったが、上を観察する前に、フロアの案内係の方が近寄ってきてしまった。
仕方なく(こら)ATMの場所を教えていただき、用事を済ませて、自主見学は終了。

さて、次の訪問地は、あの公園。shock

2010-02-23

『三井家のおひなさま」@三井記念美術館

『三井家のおひなさま』
2010年2月16日(火)~4月4日(日)

三井記念美術館

http://www.mitsui-museum.jp/

今年で5 回目を迎える春恒例の「三井家のおひなさま」展。
今年は新たに伊皿子三井家から寄贈されたひな人形が仲間入り、京都の名匠・丸平大木平藏の3 世・4世・5世が手がけた内裏雛が顔を揃えます。
華麗であでやかな三井家のひな祭りをお楽しみください。
(三井記念美術館HPより)

Hina_3

毎年、この時期に開催される「三井家のおひなさま」展には、以前から行きたかったのだが、今年やっと、観覧する機会を得た。
上記HPに展示の詳細が紹介されているので、ご興味がおありの方はは、御参照いただきたい。

同美術館は、映画『ハゲタカ』の撮影に使用されたマンダリンオリエンタル東京のバンケットルームが入っている三井本館内にある。
ずっと行きたかった展覧会で、さらに『ハゲタカ』ロケ地と同じ建物、となれば、いやが上にもテンションが上がる。

平日の昼間に訪れたため、三井タワーのエントランスロビーはお仕事中の方々が忙しなく行きかっていた。
一方、三井記念美術館に上がる専用エレベーター周辺は、ひっそりと静か。
このエレベーターもクラシカルで重厚なデザインに仕上げてあり、ドア上にはメーター式の階数表示板がついていたのも、レトロな雰囲気で、美術館に入る前から気分が盛り上がる。
(写真撮影は失念。)
ビル内の美術館というのは、建物が独立している美術館のようにエントランスへのアプローチを進みながら、その館のコンセプトが感じ取れるような演出をするのが難しいと思うので、こういうふうにエレベーターやエレベーターホールの演出で雰囲気を作ってくれるのは嬉しい。

専用エレベーターで7階に上がり展示室に入ると、熱心に茶道具や雛人形を見詰める女性客が何人もいたものの、混雑しているというほどではない。
愛らしく品良く精緻な雛人形と雛道具は、いくら見ていても飽きない。
どうして、雛人形とか雛道具というのは、こんなにワクワクさせるのだろうか。
小さいものって、何か本能的に「可愛い」と思う心を呼び覚ます作用があるのかしらん。

どのお雛様も、衣裳も飾りも凝ったつくりだが、お顔立ちや衣裳の趣味は華麗であったり可憐であったり渋めだったり、様々。
お道具は、箪笥や長持などのほかに、炊事道具、楽器やお化粧道具、習字道具、貝合せのセットや囲碁セットなどなど、精緻に作られていて、ひとつひとつ観ているだけで楽しくなってしまう。
雛人形や雛道具は、所蔵されていた三井各家の夫人達がお嫁入の時に持ってこられたもなので、色々なおうちから来たおひな様が一堂に会していると思うと、これまた楽しい。
美しい内裏雛の左右に小さい作り物の桜餅が供えてあるセット(というのか?)があった。
関東風の薄皮で餡を巻き込んであるタイプの桜餅が3つずつ。
思わず凝視した挙句、「…桜餅、食べたい…。」と思ってしまった食いしん坊な私であった。

超一流の職人達の芸術的な仕事の結晶のおひな様やお道具。
さすが、江戸時代からの豪商の家に嫁してきたお嬢様方の品々、費用を惜しまず誂えた贅沢なものである。
やはり「世の中は金だ。」なのか…。
まあ、今では、こうして庶民も財閥のお宝を拝見できるのだから、ありがたいことではある。

お雛様以外にも、昭和初期の有名作家の愛らしい人形が展示されていたり、室町三井家の焼き物(魯山人が多かった)も展示されていて、充実した内容であった。
お大尽の財力を見せつけられた思いだが、各三井家では、お雛様を出したりしまったりするだけでも重労働だったろうなぁ…なんて負け惜しみみたいなことを思ったりもして。(笑)


観覧後は、館内のカフェでランチ。
甘味中心のメニューだが、軽食も数品あった。その中から、「蛤とアオサのあんかけきしめんをチョイス。
ひなまつりといえば、蛤だものね。

Udon_2

いなりずしがセットになってます。

青海苔がたっぷりとかかっていて、良い香り。
お味も上品で、おいしゅうございました。
我が家の定番・京都の原了郭の黒七味が添えられているのも、ポイント高し。

近くの席で、ビジネススーツのオジサマたちが、お汁粉や白玉クリームあんみつを注文していらしたのが微笑ましかった。

2010-02-22

走れ弥太郎~『龍馬伝』第8回「弥太郎の涙」

今回はサブタイトルどおり弥太郎劇場で、熱く騒々しく展開していった。
常にテンションが高いようでいて、しんみりと深く心を掴むシーンもあり、緩急が効いていて、あっという間に45分間が終了。

で、その後にNHKスペシャルになだれこみ、浅田真央選手の精神力に感服してしまったのであった。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/100221.html
やはり、世界のトップクラスレベルの人は、自分を冷静に見極められて、現在の自分に何が足りないか、今の自分は何がどこまでできるか、将来の自分のために何をすべきか、を理解して実行できて、常に過去の自分を上回っていこうとするのだなぁ…。
いずれ、龍馬も弥太郎もそういう人になっていくことを予感させるように描いていってもらえるのであろう。

gawk今週の『俺様』その1
それに比べて、武市先生の描かれ方はどうぜよ。
攘夷ひとすじに妄信的になっていく過程が見えないし、急に性格が変わったように変貌させて、「武市さん、知らない間にこんなヒトになっちゃったんですけど~」てな感じ。
これでは、黒化じゃなくて俺様化だ。
「門下生が120名超の大道場の主」なんて鼻息荒く、江戸で各藩の攘夷派藩士たちと交流して政治力をつけることで頭が一杯。
天下国家の大事の前には、個人のことなど小事に過ぎないと吐き捨てる。
かつての半平太だったら、弥太郎の窮地にも心を向けていたろうに。
意気軒昂に崇拝者2名を連れて江戸へ御出立。
あんなに大切にしていた婆様と仲睦まじい奥方を置いていくのは平気なのかい!?
大儀の前には、家族愛なんてこんまいことなのか?
それとも、悩んだ末に、大儀のため国のため、と涙をこらえて江戸に旅立ったのか?
ほんの数十秒のシーンでいいから、そのあたりの彼の心の揺れも触れて欲しかったと思う。
もう、婆様としては胸が痛むばかりですよ。
心配が尽きない孫だよ…。
江戸で精神的に大きくなったいうことでキャラ設定を修正してほしいものだが。
今の半平太のように、理だけで情が無くては、本当は、人を動かせないのではないか。
そこが、納得いかない。
江戸で説得力と魅力ある黒半平太になっていく脚本と演出を期待している。

run走る走る!弥太郎伝説の始まり
江戸に行っても相変わらず汚いままで学問に没頭する弥太郎と、ピエール溝渕との新コンビ、いいんじゃない?と思ったのもつかのま、弥太郎に「チチキトク」の報が。
ここからが、香川さんオススメの弥太郎の見せ場。
江戸から土佐まで全力疾走で、16日間で帰るシーンは確かに短いけれど、印象的な良いシーンだった。
わずか20秒程度のシーンだが、5ブロツクに分けて3ヶ月かけて撮影した、と番組HPに書いてあったが、さすがに、それだけのことはあった。
裸足で全力疾走した香川さん、お疲れ様でした。
「どこまで息子の邪魔をすれば気が済むんじゃ!」と罵り、何度も転びながらもひたすら走り、泥と血と汗でどんどんグシャグシャになっていく姿は、必死の一言に尽きる。
弥太郎は、やっと来られた江戸で、残してきた家族のことを思わない日は無かったろう。
彼の世に出たい、という野心は自分自身のためであり、家族のためでもある。
一家を貧困のどん底から引き上げる動力は、弥太郎の頭脳とガッツのみなのだ。
だから、あれだけの勢いで過酷な帰郷の旅が出来たのだ。
この旅をダイジェストのような短い映像で描き、弥太郎の尋常ならざる熱い心情を濃縮して見せてくれたので、その後の彼の行動に、すんなり感情移入できた。
奉行所の扉に落書きを彫るシーンは、こんな大きな音を出したら、誰か来るでしょうが…とツッこみながらも、龍馬と弥太郎の心が近づいたシーンだとは思ってしんみりしたのだが、なんとなく、二人の温度がかみ合わない感じがした。
たぶん、演出なんだろうけど…。
弥太郎が龍馬の優しさと友情にグッと来たのに憎まれ口を叩くところなんか、不覚にも、香川弥太郎にハートを掴まれてしまったのだが、一方の龍馬は、熱く語っているのに相変わらず淡々とした風情に感じてしまう。
香川さんが仰っているように、弥太郎と龍馬では、互いへの思いに温度差があるからなんだろう、と解釈しておく。(笑)

今週の「俺様」その2
いやー、吉田東洋。
凄かった。
ああいう人っていうこと?
それとも、何か深い思惑があっての言動?
私なんかには全く分らなかった…。
自分は天才だから何をしても良いって、吹っ切れてて逆にカッコイイ発言かもね。
「何も力のない者は黙っちょるしか仕方ないがじゃ! それが世の中ぜよ!」
という言葉、いかにもリアリスト・東洋らしい。
ハイリスクの行動をするならば、それだけの担保がある人間でなければならないってことかしら?
確かに、傲慢な人物だが、偏見が少ない人のように思える。
半平太をオーディション(笑)したり、龍馬と弥太郎とも会って一通り話を聞いたうえで、そのまま帰している。
合理主義者だから、非効率な身分制度や無駄な殺生は無し、ということか。
この人も興味深い人物だ。
二人の俺様に、No.1の俺様の殿様(笑)も加わって、土佐の藩政を巡る暗闘が始まって行くわけだから、濃い爺さんズに負けない半平太にしていただきたい。


その男に騙されるな。
『外事警察』のキャッチコピーではなくて、龍馬のことですよ。
加尾タンに、「わしは今も変わらず、おまんのことが好きじゃ。」「わしは必ず、必ずおまんを迎えに行くきに」
なんて言っちゃったよ、龍馬さん。
しかし、江戸では指きりげんまんした佐那さんが待っているんですけど。
無自覚タラシ龍馬という設定でいくらしい…。

一服の清涼剤、ご存知、坂本家の食卓風景。
新家長の兄上は、女性陣にタジダシ。
娘・春猪ちゃんにまで必殺技を繰り出されてアワアワするところは、おかしくてほのぼのした。
龍馬が江戸に行ってしまうと、このシーンも減るかと思うと残念。

最後になってしまったが。

寺島しのぶさん、
crownベルリン映画祭・最優秀女優賞受賞おめでとうございます!

乙女ねえやんの快挙で『龍馬伝』にもはずみがつくと良いですね。

2010-02-17

ミル・マスカラス・オーモリ

昨夜、母から電話があった。
用件は事務的なものだったが、用が済んでも母は話し足りなかったらしく、先週自分が観た映画『ゴールデンスランバー』の感想を述べ始めた。

母の感想は割愛するが、仙台在住の伯母(母の姉)を訪ねて頻繁に仙台に行く母にとっては、自分の良く知る場所tが映画の背景に登場するのが、たいそう楽しかったらしい。
私が同作品を観た劇場もそうだったが、劇場によっては、「せんだい宮城フィルムコミッション」作成のロケ地マップを配布しているので、観る前後に場所を確認できたのも嬉しかったそうだ。

http://www.sendaimiyagi-fc.jp/
(↑ ロケ地マップのバナーからPDFをダウンロードできます。)

母 「『藤崎』に、あなたの好きなオーモリさん、いたわね。」
(注: 『藤崎』というのは仙台の老舗百貨店だそうです。)

私 「好きなのはオーモリさんが演っていた役で、その役でない時のオーモリさんのことは、別にどーでもいいんだけど。」
母 「去年観た笑うナントカ(←題名を忘れている)の時より、今度のオーモリさんのほうが、ずっと良い感じだったと思うわ。」
私 「ふーん。」(←どーでもよい感まるだし)

私としては、どうせ『ゴールデンスランバー』の話をするならば、お気に入りの堺雅人さんの話題にもって行きたかったのだが、母はオーモリ氏の話題を続けた。

母 「大河ドラマにも出てるって言ってたでしょ? 今まで観そびれていたんだけど、先週と今週やっと観たわよ。武市半平太って名前が三番目に出るんだもの、凄いわね。」
私 「ふふっ、武市半平太が重要な役ってことなのよ。」
と、半平太の婆様な私は我が孫の地位を自慢し、俄然、テンションが上がって、母がオーモリさんと言わず役名で呼んだことに違和感を覚えなかった。
が、そこで母は、ちょっと困惑げな声になった。

母 「武市さんを演ってるのが、あなたの好きなオーモリさんなのよね?」
私 「たからね、オーモリさんのことが好きなんじゃないの。武市さんのことは好きかもしれないけど。でも、最近のはんぺー…」

当人以外には、まったくどうでも良いこだわりを押し通して、母の質問に答えていない娘の主張にイラついたらしく、母は強引に私の発言をさえぎった。

母 「だから、武市半平太の役をやってるのは、オーモリ・ナントカ(←フルネームを覚えていない)なの?違うの?どっちなの?」

若干、キレ気味な母の声音に私は、「はぁ?」とマヌケな声を出してしまった。

母 「あなたから聞いていたから、武市さんて人が出る場面を気をつけて観ていたけど、なんだか顔が違うから、もしかして似た名前の別の俳優さんかな…と思ったのよね。」
私 「あーーーなるほど。」

オーモリ氏の顔も名前も、ふんわりとしか認識していない母にとっては、時代劇の扮装なうえに、『笑う警官』や『ゴールデンスランバー』でのオーモリ氏とは全く違う雰囲気、しかも、半平太が独り相撲なブラック化をした第6回や、キレキャラ化した第7回から『龍馬伝』を観たのでは、そりゃ別人に見えても仕方ない。
さすが、役ごとに驚異的な変貌を遂げる天才だ…。
母の苛立ちを他所に、私は改めてオーモリ氏の才能の凄さに感嘆したのであった。

母 「annoyだから、どうなの!?」
私 「あー、ごめんね。うん、同じ人よ。大森南朋さん。」
母 「そうなの。あーすっきりした。ナオさん、て読むんだったわね。」

母のモヤモヤを解消できて、娘としても嬉しい限りだ。
しかし、娘は、うっかりして、再び母を混乱させてしまったのである。

私 「『オフの贅沢』っていうビールのCMにも出てるじゃない?」
母「どんなのだったかしら?」

で、かいつまんで説明すると、CM自体のことは分ったようだったが、それが母の混乱を招いたのだ。

母 「えっ、愛想よくビール飲んでいる人と武市さんは同じオーモリさん??」

私 「そうだけど…。」
母 「だって、顔が違うじゃない!ほっぺがふっくらして、目だってクリッと丸くて童顔ぽいわよ!武市さんの目は鋭いわよ。」
私 「CM用に演技で肉付きも顔立ちも変えられるのよ。(←てきとー)」
母 「太ったり痩せたりは分るけど、目の形まで変わるはずないでしょ。」
私 「(面倒くさくなって)天才ってのはそういうものなの。」

母 「えーーーっ、ありえなぁぁいぃぃっ!」

ギャルのような声と台詞を発している母に、これ以上の説明は無駄と踏んで、私は「じゃ、そういうことで。」と電話を切って退散した。

うーーむ、さすが、「千の仮面を持つ」男、オーモリ氏。

2010-02-15

先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし~『龍馬伝』第7回「遥かなるヌーヨーカ」

無意味に長くなるので、いい加減、『龍馬伝』雑感シリーズのこの記事タイトルの付け方を止めようと思っているのだが、なーんとなく続いてしまった。
これは、実は自分用なのである。
観終わって、最初に自分の頭に浮かんだフレーズを、そのままメモみたいに、ブログの記事タイトル部にとりあえず書き込んでおいて、後でボチボチと細切れに雑感を書くのだ。
そのうち、さりげなく止めたいが、きっかけが無いな。(笑)
誰も気にしていないだろうが…。


さて、本題。

ということで、今回は3人の個性的な「センセイ」が登場。
三者三様、貴女は、どのセンセイの弟子になりたいだろうか?
私?
それはヒミツheart01 (←キモイ)


goodひとつの終わり、そして始まりの予感

まずは、初登場の河田小龍(リリー・フランキー)先生。
今回は、龍馬tが土佐に帰って来て、めまぐるしい様々な変化に驚きつつ、自分の夢のアウトラインを描こうとする…というエピソードだったはずなのだが、私としては、河田小龍と坂本八平(児玉清)の二人の印象が深すぎて、龍馬は後まわし(いつもか?)な感じになってしまった。
演じるお二人の醸しだす空気、無言での目の演技、それを生み出し引き出す脚本と演出…全て良く循環しているように感じた。
特に、リリーさんの俳優としてのお仕事を拝見するのは初めてだったのだけれど、ご本人と小龍先生の両方の、良い意味でのゆるさ自由さ懐の深さが合体して、いい人物像になっていた。

河田小龍という御仁。
飄々として人を喰ったような態度。
土佐随一の知識人で、アーティストとしてもエッジーな人なのに、表面は尖ったところ皆無。
感じるままに、心が求めるままに行動する、風のような人。
龍馬の柔軟性や独創的な考え方に魅力を感じ、「こいつ、面白そう♪」なんて感じて、すぐに訪ねていっちゃう。
そして、坂本家の風通しの良さ、ほっこりした暖かさを感じ取り、馴染んで泊り込んじゃう。
春猪ちゃん(今回は出番多しnote)と、すぐに仲良くなるところなんか、やっぱり子供心、遊び心がたっぷりあって、自由人だからなんだろうな。
だけど、ちゃんと時代の流れとか空気が見えて、好奇心旺盛なだけでなく、新しい知識や情報を自分の中に自分の言語で落としこむこともできるから、世の中やその中の自分を俯瞰で見ることができるオトナな人でもある。
面白い人、規格外の人だ。
だから、規格外の龍馬に何かを感じたのだろう。

なるほど、小龍だけに
 “Don't  think. Feel.
   な御仁なのだね。(違うか?)


さて、今週の名シーンは

小龍 「きっと大きい花を咲かせるぜよ、龍馬は。」
八平 「その花が、見たかったのう…。」


小龍が、病床の八平と、互いに問わず語りのように静かに語らう中で、八平を中心とした坂本家が優しくて伸びやかな龍馬の土台を作り、だから龍馬には大きな伸び代があるのだと、言葉に表すところが、良かった。

そして、八平さん存命の最後の姿。
青空の下、大海を前に、でっかい夢を語る龍馬を、八平パパをはじめとする坂本一家がにこやかに見守るシーンは、坂本家の家風そのものだった。
龍馬が語っていることは、当時の世の中では、恐らく「困ったチャン」な考えではないかと想像できる。
だが、皆が、一家揃っての外出は最後だと知っていて、何も言わず、ただ優しく万感迫る顔で龍馬の夢に耳を傾ける。
その中心で、八平パパは、慈愛の篭った眼差しで、名残惜しむように龍馬を見つめ、大切な家族と末っ子龍馬に囲まれて、寂しそうな、でも覚悟のできたような表情を浮かべる。
それが最後の姿として描かれていたのも、とても素敵だった。
児玉清さん、素敵な八平パパでした。
そして、小龍が黙々と描いていた昇り龍の絵でラスト、というのもいい感じだった。
小龍は、龍馬に何かを説くことはせず、ただ、その絵で何かを伝えたのかもしれない。
あのラストカットで、ひとつの終わりは、ひとつの始まり、と思えた。

goodナイスな師弟と猫がいっぱい

小龍先生と弟子の長次郎(大泉洋)のコンビネーションがナイスhappy02
師匠は、押し寄せた聴講生(?)を前に、いきなり大声で「ヌーヨーカ!」と叫び、世界の大きさと日本と土佐がこんまいこと、グレイトなアメリカを語って、冷やかしの攘夷の武士たちを追い払い、残った者たちにも、鼻をほじりながら「おまえ失格~」ですよ。
そして、師匠がコレなら、弟子は、怒り心頭で席を蹴って帰っていく客たちに「弟子辞めろ。」と言われても平然と、
「お忘れ物のないよう。」ですよ。
最高。良いなぁ。


で、この屋敷に、いったい何匹いるのか不明なほどの猫cat
小龍先生の自由気ままな精神の象徴?
猫大好きな俳優さんたちは、カットのたびに猫と遊びたくてしようがなかったかも。
あ、でも猫もプロの役者だろうから、きっと気を散らさないためにも、構っちゃいけないんだろうね。
猫好きさんは、猫を構いたい衝動を抑えるのが大変で、イライラしたかも。
あーー。
だから、武市先生はご機嫌悪かった?(たぶん違う。)



gawk怒りんぼうと卑しんぼう

武市先生。
あの和気藹々とした武市道場はいずこ。
殺伐、ピリピリした道場で端座している武市「センセイ」の目に映っているものは、もう自分が信じている枠の中の世界だけなのだろう。
そんな目になっちょる。
それに、あんなに短気になっちゃって。
侍たるもの、感情を露にしてはいかんぜよ、ではないのか?
富さま、小魚をたんと摂らせてさしあげてください。
婆は心配ですじゃ。(←どこの言葉?)
小龍の話を最後まで聞いているので、少しは目が開いたかと思ったら、そうでもなかったし。
どんどん、アイタタタタなセンセイになっちょる。
やはり、江戸に出て、他藩の志士たちと交流してからが、真の黒い半平太の伸びる時なのだろう。
と、期待したい。
…ますます武市先生に心酔している以蔵も更に痛々しい。


武市先生を自在に怒らせる達人、岩崎ゼンセイは、大勘違い大会で、バッタリ倒れこんだ目の前に鶏が。
小龍邸の猫といい、動物の使い方が上手い演出。
そういえば、第1回のカエル(ちび龍馬が手討ちになりかけた原因)なんかも絶妙だった。

加尾に振られた元凶の龍馬が相変わらずのKYで(事情を知らないから当然だが)、へらへらついてきたりしたから、岩崎センセイの虫の居所が悪かったらしく、時代錯誤な武市センセイを刺激しまくるときの顔の憎ったらしいこと。(半平太贔屓のフィルターがかかっているので…笑)
そして、小龍に金儲けの方法を教えろ、と言うときの、卑しいと言ってもt過言でないほど悪い顔。
さすが、香川弥太郎。
この、河田邸での3ショットが、全回を通しての唯一の3ショットだそうで、三人それぞれの考え方を分かり易く比較しているシーンでもあるのだが…。
せっかくの三人の顔合わせなのに、ちっくと寂しかった。
半平太の子供みたいなキレ方、もう何か悪いものを食べたとしか思えなかった。(涙)

一方、岩崎先生は、江戸に旅立つ時も、いろいろとオチがついて、とにかく騒がしい一家だが、この家族だって、愛情は坂本家と変わらない。
貧困にあえいでいるけけれど、不思議と「金の無い悲劇」って感じの悲壮感はなくて、たくましく明るい家族で、ホッとする。
特に母の明るい笑顔。倍賞美津子さんの強い笑顔は絶品だ。
で、次回はまた弥太郎が主人公らしい。
やっぱり、土佐では「弥太郎伝」?

2010-02-14

今年のバレンタインは挑戦的に

CACAO SAMPAKAのオンラインショップで注文しておいたバレンタイン・デーのチョコレートが本日、到着。

同店のweb siteで御馴染みの絵柄の手提げ袋が同封されていた。

Bag

夫へのプレゼントであるが、自分も半分は食すので(笑)、美味しくて、ちょっと普通じゃなさそうなオトナ向けのものを…と考えて、先日、丸の内ブリックスクエアのショップに行ってみた CACAO SAMPAKAのバレンタイン限定セットを選んだ。

イノバシオーネス・イトゥルファス 16個入 \5,880

Box_2

Choco_2

CACAO SANPAKA オンラインショップの説明文より
http://shop.cacaosampaka.jp/shopdetail/010000000015/

三ツ星レストラン「エルブリ」のアイデアが光る挑戦的で冒険心に満ちたボンボン「イノバシオーネス」から4種と、
やわらかいガナッシュを包んだトリュフ「トゥルファス」から4種の人気商品を詰め合わせた期間限定セレクションです。

イノバシオーネスは、さすがに「冒険心に満ちた」ボンボン。
バルサミコやパルメザンチーズ、黒トリュフ、オリーブオイルを練りこんだボンボンなんて、初めて。
「トゥルファス」のほうは、グランマニエ、テキーラ、キャラメル、ホワイトの4種類。
今日は、パルメザンチーズとバルサミコに挑戦。
私は濃いブラックコーヒー、夫はウイスキーのオン・ザ・ロックをお供に。
こちらのチョコレートは、どちらかというとあっさりしている。
チョコレートは舌に纏わりつくほど濃厚でなきゃ…という向きには物足りないかもしれないが、こういうスッキリとしたチョコレートだから、この冒険的な取り合わせを思いつくのだろう。
パルメザンチーズのほどよい塩気とコクが、すっきりしたダークチョコレートと良くあって、新発見。い
いな、これ。
バルサミコは、甘酸っぱさが心地よい。でも、パルメザンチーズほどの驚きと楽しさは無いかな。


うーむ、好き嫌いはあると思うが、確かにオトナの味。
同じセットを、ホワイトデー向けにも販売するらしいので、今度は「イノバシオーネス」だけのセットを自分用に買っちゃおうかなあ。
それとも、丸の内に行ったときに、またブリックスクエアのお店に寄ってみようか…。
…でも、気軽に買える値段でもないぜよ。sweat01

明日はトリュフからチョイスしょうっと。
…バレンタイン・プレゼントという名目だが、要するに自分のため買ったてことね。bleah

2010-02-12

貴方色に染まりたい♡

今日、終業後にエレベーターで。
そして、最寄り駅から乗ったバスで。

あることに気づいた。

エレベーターのボタンを押す指。
バスの停車合図ボタンを押す指。

今までは、人指し指だった。
なのに、気づけば good 。

あら、映画『ゴールデンスランバー』のあの人(ご覧になった方はおわかりですね。)と一緒heart01


普段はコンタクトレンズを装用している私。
強度の近視・乱視なので、コンタクトを外しているときメガネ必須。
メガネを押し上げる仕草は、半年前から“鷲津スタイル”



私は恋愛体質ではなく、独身時代を振り返っても、ボーイフレンドに完全に夢中になることはなく、いつも少し醒めていて彼らに影響されることなど滅多になかった。

なのに、今頃になって乙女化ってのは、ちょっとイタイよなあ。
決して手が届かない存在だから熱くlovelyなるってことなんだろうけど…。
うーん……coldsweats01sweat01

2010-02-11

罪な男だ半平太

2ヶ月ぶりにヘアサロンに行った。
カット→カラー→シャンプー→トリートメント→ブローの間に、担当スタイリスト嬢のほかに、アシスタント数名が入れ替わりながら私の髪の毛の面倒をみつつ、どうでもいい話の相手をしてくれたり、肩や背中のマッサージをしてくれたり、お茶を出してくれたり…と、ちょっとした癒しタイムでもある。
で、どうでも良い話のテーマとしては、最近みた映画の話だとか、ドラマの話だとか、美味しいものについてだとかが、軽く盛り上がれて無難なところだ。

今日も、スタイリスト嬢とは前髪のスタイルを変えたい由の相談をした後に、カットしてもらいながら隣町のインド人一家が営むカレー店の話題で盛り上がり、その後は、カラー剤の塗布をしてくれる2名のアシスタント嬢たちから「今、観ているドラマはありますか?」と聞かれたので、正直に『龍馬伝』と答えた。
すると、2人とも『龍馬伝』を観ているそうで、2名のうち先輩のK嬢が「あ、福山ファンですか?」と嬉しそうに聞いてくるではないか。
そう、彼女は熱心な福山ファンだという。
私は「あ、福山さんのファンじゃなくて」と言い掛けると「じゃあ龍馬のファンですか?」と尋ねられ、「ううん、違うけど…いちおう、毎年、大河ドラマの最初は観てるから…」とか曖昧に答えた。
一般ピープル(?)に『ハゲタカ』ががどうのこうの、と言ってもややこしいだけだ。
このサロンで恐らく唯一『ハゲタカ』話が通じる人物であり、オデコ面積や毛根に他人事でない問題として興味を持つ男性アシスタトントA君(父上がピッカリ系)は、今日は別のお客さんについているし…。

自分は勿論、友人・知人にも、閲覧させていただいてる複数のブログでも、なぜか福山ファンの方をお見かけしない。
しかし、世間的には『龍馬伝』を熱心に視聴している人々の多くが福山ファンで占められているのではないかと思うので、ここは王道を行く人々の意見を聞こう、と思い、彼女の話を傾聴した。


K嬢としては、のほほんとして、スルリと人の懐に入ってしまったり、無自覚にオナゴの心を掴んだりする福山龍馬が「チョーカッコイイ!」と大絶賛であった。
さもあろう。
だが、イケメン大好きなK嬢は、「去年は戦国イケメンパラダイスでしたけど、今年は福山さん以外は、ちょっと地味じゃないですか?」などと不満そうだ。
すると、後輩アシスタントのH嬢が「タケル君がいるじゃないですか!」とアツく発言した。
うーむ、こちらは佐藤健くんのファンか。
まあ、若いお嬢さんとしては、これも王道、当然であろう。
H嬢は、「健くんが、あのヅラで登場したときはちょっとショックでしたけど、今じゃ見慣れましたし、可愛いですよねえ…。」とニコニコしている。
「それは良かった…。」
私は、西乃屋を再訪した時の鷲津の台詞を呟いたりしつつ、しばし、メジャーな人々の話を承った。
やがてH嬢が、
「でもね、以蔵が心酔している武市さんて、なんだかワルイ人になって来たじないですかぁ?この先、以蔵を悪者にしちゃうんですよね?兄に教えてもらいました。」
と、怒り気味に言ったので、黒半平太推進委員の私は、思わず
「…ごめんね…」と言ってしまった。
2人は「え?どうして美冬さんが謝るんですか?」と大笑いしている。
慌てて「いやー、Hさんが怖かったからさぁ。」とか誤魔化してその場は乗り切った。
彼女の兄上は、高校生の頃に『龍馬が行く』を読んで以来、龍馬ファンだそうで、幕末の志士達や新撰組についても詳しいらしい。
H嬢は「以蔵があんな可愛い小犬みたいな瞳で武市さんをウットリと見詰めているのを観るたびに、そんなオッサンに騙されちゃだめって思うんですよ。最初はあんなに優しいオジサンだったのに、この間なんか、なんですかアレ」
と憤懣やる方なし、といった勢いである。
佐藤健くんと近い年齢の女子からは、武市先生は、オッサンとかオジサンに見えるのか…確かに南朋さんの役作りが効いているのか、老けちょるけどさ…。
そんなことを考えて黙ってしまった私を見てH嬢の勢いに引いていると思ったのか、先輩アシK嬢は、「ほら、ちゃんとフロント周りをもっと丁寧に塗りなさい。」とH嬢を窘めて、トーンダウンさせたのだが、私は内心、冷や汗ものだった。
この状況下では、「武市半平太に肩入れして観ている。」とは言いづらいし、言ってしまったら、H嬢に気まずい思いをさせてしまう。


だが、やはり、ついにその質問が来てしまった。
K嬢が、「美冬さんは、お気に入りの登場人物っています?」と聞いてくれちゃったのである。

私はしばし葛藤した。
正直に武市半平太と言うべきか。
それとも、場の雰囲気を壊さないために、それは避けるべきか。
一瞬、間をおいて私は口を開いた。

「…えーっとねsweat01…ピエール滝がやってる溝渕さん…。」


半平太よ、婆様を許しておくれ…shock 

2010-02-10

『龍馬伝』に“タナテツ”

“タマテツ” ではなくて、 “タナテツ” ですよ。

玉山さんは昨年の『天地人』に出演されてましたが、今年の『龍馬伝』には、地味に(すみません)売れている田中哲司さんが、徳川義喜役で登場される由。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100208-00000022-oric-ent

田中哲司さんは、以前から多くのドラマのレギュラーとしてキャスティングされていますが、最近、特によーくお見かけいたします。
お正月の『湯けむりスナイパーSP』では落ち目のプロ野球選手、先週の『相棒』では気鋭の若手代議士。
昨年は、美人女優さんと熱愛か?の噂も流れたりしてたようだし、いよいよ大ブレイクの兆しか?

徳川慶喜というと、私は、なんとなく線が細くて神経質そうなイメージを持っているのですが、田中哲司さんは、ちょっと違うタイプ。
どういう慶喜公となるのか、楽しみにしています。

2010-02-09

仙太郎の「桜もち」と「菜根譚」

一足早く桜と菜の花を愛でたheart01

今日は、眼科受診のため、早退。
時間に少し余裕があったので、乗換え駅にあるデパートの和菓子売り場へ。
どこのお店にも「花」と「春」の文字が踊っていて、ショーケースの中は春爛漫。

ここには、私のお気に入り和菓子店のひとつ、『仙太郎』が入っているのだ。
いつものように、ショーケースの前にはお客さんが何人もいて、定番のお菓子や季節のお菓子を前に迷っている。
でも、今日の私は迷わずこの2品に決定。
「桜もち」と「菜根譚」

Saikon_2

実は、度々お邪魔しているnanakoさんのブログで、菜根譚が紹介されていたのを拝見し、私の仙太郎愛(笑)に火がついてしまったのだ。
まったく、どこまで食欲魔人なのか…。

桜もちは2枚の桜の葉で包んであるのだが、撮影用に上半身を脱がせてしまった。(きやっ)
隣にある菜根譚が完全にボケているが、御愛嬌ということで…sweat01
菜根譚には、むっちりしたかるかんの中に塩漬けの菜の花がたっぷり混ぜ込んである。
初めていただいたのだが、ほわんと控えめな甘さ。
『仙太郎』のお菓子に共通する、滋味と慈愛を感じられるお菓子だ。
桜もちは、道明寺タイプ。
桜の葉の香りを楽しみながら、あっと言う間に完食。

ごちそうさまでした。

2010-02-08

まっすぐな男たち~『龍馬伝』第6回「松蔭はどこだ?」

龍馬が吉田松陰と衝撃の出会いをして己の心を見つめたり、弥太郎が悪魔転じて女神(本当?)の加尾の力添えで江戸遊学が叶ったり、と明るい兆しがある一方、半平太さんは、とうとうやっちまいましたよ!

黒半平太の話は長くなりそうなので、最後に。
今回は、真っ直ぐに突き進む男たちのお話だったと思う。


まずは、真っ直ぐな男・その1の吉田松陰先生と、まだフラフラしちゅう男・龍馬。
千葉道場を追い出されても、そのことを広之丞には言える筈もなく、リストラされたサラリーマンみたいに時間をつぶす龍馬。
ちょっと「夕焼け小焼け」が流れてきそうな場面だった。
せっかく佐那さんが道場に戻るように言ってくれても、自分に嘘をつけない人なので、戻るとは言えず。
相変わらず「どうしたらいいのか?」と悶々として、桂さんちにお悩み相談へ。
黒船を一緒に見て学問にも明るい桂小五郎なら、なにかヒントをくれると思っているのか、妙になついている。(笑)
もはやギャグみたいになってきた桂さんのやつれっぷり…。(笑)

で、強引に松陰捜索に加わり、ついに衝撃の出会い。
生瀬さんの吉田松陰先生、どんな感じになるだろうか…と楽しみにしていたのだが、予想を超えてきた。さすがですよ。
熱い、熱すぎる!
その激しさと熱さは、狂気と紙一重にすら映るほどだった。

生瀬松陰、凄かったですよ。
この人も、真っ直ぐで自分に嘘なんかつけない。
自らの使命を見つけた松陰は、己の内なる声に耳を傾け、それに従うのみ。
全てを捨てて自分の道を行く覚悟は、とうに出来ているのだ。
「覚悟」の出来ている肝の据わった人間ほど強くて魅力的な者はない。
凄い気迫。
弟子の桂さんですら、呑まれちゃってましたね。


迷いながらの自分探しの旅の真っ最中の、腰が定まらない龍馬が、連れて行って欲しいなんて言ってしまうのも分らないでもないが、坂本くんには、本当の「覚悟」は未だない。
だから、松陰先生に心身ともバッコーンpunchと吹っ飛ばされてしまう。

shine今週の名言その1
「君は何者じゃ?何のためにこの天の下におる?」 (by 吉田松陰)

龍馬にガツンと響いたこの言葉、今回のテーマでもあったと思う。
そうなのだ。
龍馬も弥太郎も半平太も、この先、この問いを自らに突きつけて、それぞれの道を行くことになるだろう、と予感した。
弥太郎も半平太も、松陰先生の言葉は聞いていないけれど、二人はたぶん、自分で気づけると思う。

shine今週の名言その2
「僕には言い訳なんて無い。」 (by 吉田松陰)


覚悟のある者には、言い訳なんか無い。
わかるけど、哀しいなあ。
なんだか、『新撰組!』の山南さん切腹の前のことなどを思い出してしまった。
しかし、まっすぐな男は不器用だよ…。

松陰先生の重いお言葉がきっかけで、龍馬は自分が剣術修行をする真の意味に気づくことになる。
龍馬は他者の意見を素直に聞く人だ。
誰に対しても分け隔てなく、いつも胸襟を開いていく。
だから、松陰先生の言葉が、あれだけ響いたのだし、龍馬のそういう資質を見抜いていた千葉定吉先生は、彼が自分で気づくのを辛抱強く待っていたんだろう。
定吉先生は、前回、「お前は何のためにここにいる?」と龍馬に尋ねた。
この問いも、松陰先生の問いと同じ意味だったのだね。
道場で龍馬を迎え入れる千葉定吉先生、さすがの風格。
龍馬と一緒に竹刀を振る佐那さんの顔がイキイキと輝いていてとっても綺麗だった。
だけど、あっという間に春が来て、龍馬が江戸を発つ日。
すっかり恋する乙女な佐那さんと指きりしたりして…無邪気な龍馬の笑顔は本当に罪だ。
土佐に帰ったら、かおちゃんも待ってるし…。
なーんか、無自覚な女たらし?(笑)


真っ直ぐな男その2・弥太郎は、愛弟子(文字通りだ)の加尾ちゃんのお陰で、ついに夜明けか近い?
この人は、松陰先生の言葉をずっと以前から実践していると思う。
他人に迷惑をかけたり、謙虚さゼロだが、これくらいのエネルギーがないと、貧困や身分の逆境から這い上がれないのだろう。
それに、なんとなく憎めないのは、やはり彼が真っ直ぐで生命力あふれる人だから。
でも、言い訳はしそうだ。(笑)
さて、とうとう幸運の女神に土下座しての求婚。
ダメそうだ思いつつ、「頑張れ!」と応援してしまったが、結果は次週のお楽しみ。
いつのまにか応援してしまう香川弥太郎の引力、恐るべし。

さあ、いよいよ、真っ直ぐな男その3です。
黒半平太、見参!
“king of 天誅”への道の第一歩を踏み出してしまった。
自称・黒半平太推進委員の私としては、この日を待っていたのであるが、なんだかちっとも嬉しくない。

弥太郎に吉田東洋に呼ばれていることを自慢げに語ったりして、あの高潔な武士の鑑はどこに行ってしまったのか?と思うくらいイヤな感じだったし、黒半平太の匂いはするけど…ちょっと小さい男になってないか?
そう、黒い半平太は狭量なんかじゃないの。
だって尊王攘夷のカリスマとして、土佐の下士たちのみならず、他藩の志士たちをも魅了しちゃうんだから。(鼻息荒い)
まだまだ大輪の黒い花が開くまでは時間がかかるようだ。



吉田東洋vs武市半平太、固唾を呑んで見守った。
そう、対面というより対決ね。
東洋は、半平太の考え方は古いところがあるけれど、たいそう優秀で藩主への忠義心も人一倍強いことを彼の意見書を読んで感じ取り、実際に会ってみて自分の期待通りの人物であれば、身分にこだわる殿様を説得して半平太を重要な役職に引き上げ、自分の懐刀としようと考えていたのではないか。
つまり、東洋によるオーディションだったわけ。(違う?)
東洋は、大きく動いていくこれからの時代、身分に拘らず実力主義で人材登用して、土佐を護ろうとと考えていたはずだ。
面会する前に、半平太の評判も聞いていただろうから、かなり期待していただろうに、半平太の反応があれでは、相当に落胆しただろう。
藩の行く末を担う有望な若者かもしれないと期待していただけに、哀しくも寂しくもあったろう。

一方、この場面での半平太は、了見の狭い、頭の固い古い男に見えてしまうが、それは情報が豊富で多様な価値観があることを認められる状況にある現代の私たちからは、そう見えてしまうということ。
この時代、倒幕派であろうと佐幕派であろうと、攘夷の考えが主流であり、開国派はごく少数の、海外情報を知っていてる先見の明がある知識人か、相当にブッ飛んでいる人くらいだったわけだし。
『ハゲタカ』ではグローバルな視野を持つリアリスト・鷲津を演じていた南朋さんが、『龍馬伝』では、優秀で忠義心篤いが時代錯誤な半平太を演じる。
俳優さんの仕事って本当にダイナミックだ。
東洋と半平太の対立は、現実路線と主義思想の対決みたいなものだから、そりゃあ相容れないに決まっている。

立派な侍となり、藩主のために働きたい、より良い国づくりに貢献したいという真摯な思いが、半平太の芯となっている。
土佐の地と民を思う気持ちは、誰よりも強かったはずだ。
だが、哀しいことに、広く外事を知り、現状を認識することが出来なかった。
単一の価値観や一つの枠の中に留まっていては、動乱と変革の時代に生き残り、自分の理想を実現していくことはできない。
南朋さんがインタビューで語っていらしゃるように、どんどん時代とズレといってしまうのだ。
半平太がどれほど誠実で優秀で人望があっても、悲劇的な末路に向かうことになるのは、結局、彼は刷り込まれた旧来の知識や思想、土佐藩や侍という枠から自由に飛び出せなかったがらなのだ。
それが出来た龍馬も志を断たれてしまったし、彼ら以外にも私利私欲など皆無で、ただ国の将来を真剣に考えていた多くの若者たちが無残に命を落としていくことになるので、幕末の物語は、本当に読んでも観ていても辛い。
っと…話が前のめりになりすぎましたな…。

しかし、東洋も、あんな言い方しなくても…と、ちょっと恨みがましく思ったりもした。(婆様的視点/笑)
まあ、こんなんじゃ何をどう言ったって無駄じゃ!と思ってしまったのだろうが、もうちょっと言葉を選んでくれればねえ。
東洋さんも、不器用な人なのだ。
半平太が憤怒を押し隠し、自分の意見を認めないのは身分のせいだろう、と言った時は、上士である東洋には、代々積もった下士の悲しみや恨みが半平太にああ言わせていることに、いまひとつピンと来なくて、ますます心が冷えてしまったのかもしれない。

「このような扱いには慣れておりますき。」
憤怒を必死で抑え、食いしばった歯の間から言葉を押し出すような半平太も、一人、暗い道場で全身から負のオーラを立ち上らせて剣を鋭く振る半平太も、それまでの彼か見せなかった顔で、前回の晴れやかな表情から一転して、別人のようだった。

南朋さんの演技の素晴らしさには心を奪われたけれども、それだけに、心に闇が染み出した黒い半平太の姿を目にして、哀しく辛い気持ちになってしまった。
ちょっぴり半平太の婆様の心境にもなっている私は、第1回の、あの子犬のような笑顔が懐かしくもある…。
今後の半平太の苦悩や葛藤を、是非とも丁寧に描いていって欲しい。
真直ぐ過ぎて、自分に嘘をついて如才なく生きられなかった男の悲劇を、辛くてもしっかりと見届けたいから。


次回は、なんと全回通して唯一の、龍馬・半平太・弥太郎の3ショットがあるそうだ。
そして、リリー・フランキーさんが登場。
ゆるーい『おでんくん』テイストなのか、違うのか。
楽しみだ。
番組公式HPの『香川照之の引力』コーナーを読むと、かなり期待できる回のよう。
あら、毎週、楽しみになってきちっゃたわ。

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2010-02-07

映画『ゴールデンスランバー』鑑賞

やっと映画『ゴールデンスランバー』を鑑賞できた。

場所は、昨秋、初めて行った大型ショッピングモール内の映画館。
新しいので設備が整っていて、とても快適だったのだが、何しろその時みた映画に、人生最大級に脱力感と砂を噛むような思いをさせられたので、リベンジ、という気持ちもあった。

週末の朝、「シン●ンジャー」目当ての坊ちゃんたちが大勢御来場で、ロビーは賑やかだった。
テンション上がりまくりで、自分を抑えられずに奇声を発したり走り回ったりしている子もいて、私も気分が上がってきた。
が、早速に脱力する出来事が。
洗面所の個室に入ると、座った私と目が合うような位置にマンホールから顔をだす市●隼人くんの写真が。
「トイレのロックはきちんと」、だかなんだか(記憶が曖昧)と書いてある。
なんじゃこりゃー、と目をむいたが、『猿●ック the movie』の宣伝シールだった。
まったく、どんだけ"the movie"流行なんだか。
つーか、こんな位置にこのシールはやめて頂戴。angry

気を取り直して場内へ。
同行の夫は、私が止めるのも聞かず、朝10時前だというのにビールを買って入場。ったく…。
ほぼベスト位置のシートをゲットできて御満悦で上映開始を待っていると、続々と観客が入ってきた。
よしよし。
興業実績が上がらないと、堺さんがプロモーションに奔走させられた意味が無いもの。
堺さん目当ての女子というより、若いカップル(彼女が堺さんファン?)とか中年~壮年の男性一人客が比較的多かった。
まあ、堺さんファンの方々は、封切直後に鑑賞済みってことね。
(なので私は、ファンというレベルまで行かない。)


では、感想というか、雑感を。
いつもどおり、超ゆるゆる、しかも今回は、堺さんLOVEが入ってるので、かなーり、偏っていると思う。
ネタバレも含んでいるので、未見の方は先に進まないことをお薦めいたします。
また、相当に長文なのに、構成がおかしいので読みにくくなっています。
長い感想なんかイヤ!という方にもお薦めできません。
たいしたことは書いてないですが、念のため。

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2010-02-05

2/6のNHK『土曜スタジオパーク』に土佐藩の殿様がご出演

大河ドラマ『龍馬伝』に関心を寄せていらっしゃる方々は既にご承知のこととは思いますが、念のために。



土曜スタジオパーク
NHK総合
2月6日(土)  PM 2:00~3:00

土曜スタパは、常々、大河ドラマを後押し(?)しているので、要チェックな番組なのですが、土曜のこの時間帯は、なかなかテレビの前に座っていられないし、かといって録画をしてまでは観ない…という感じでして。sweat01
自分用のメモを兼ねて記事にアップしておきます。

番組HPを見て知ったのですが、近藤正臣さんの曽祖父様は、安政の大獄に連座して壮絶な最期を遂た近藤正慎という方だったんですね。
西郷隆盛と月照の逃避行と、その悲劇的な結末だけは知っていますが…いやー、勉強不足で、お恥ずかしい…。
なるほど、近藤さんが幕末のお話には思い入れが強くなるのも当然です。
『龍馬伝』初登場のインパクトthunderは、大変なものでしたからね~。
今後の吉田東洋と武市半平太との三角関係(違)がどうなるのかを初めとして、お殿様がどのようにストーリーに濃厚な味わいを与えていくのか期待しているので、近藤さんのお話か楽しみです。

しかし、気になるのが、NHKオンライン>ドラマトピツクス 紹介文にある “近藤さんの七変化” なるもの。
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2490/35369.html

映画『妖怪大戦争』の時の河童とかも含まれているのか?
どんな映像なのか、興味津々、これも楽しみです。

2010-02-03

ややこしや。

本日の昼休みは、ランチメイトのS嬢が、ごひいきのアイドルが交通事故を起こしたというニュースを聞いて、「諸々、心配なんですぅ~」と気を揉んでいるのを慰めたり励ましたりして始まった。
昨日までは、私が堺雅人さんに対する意味不明な心配をして眉間にしわを寄せているのを、M嬢とS嬢があやしてくれていたのだが、本日は立場逆転。
まあ、本人が警察を呼んだくらいだから、後から妙な噂が流れるような状況ではなかったんだろうし、誰も怪我がなかったそうだから、そう心配しなさんな…ということで、話がまとまり(?)、いつもどおりに、昼食を食べつつ、新聞を広げたり雑誌を眺めたりしながら、ひっきりなしにしゃべるという、究極の「ながら技」を駆使してランチタイムが進む。

まだ意気消沈気味のS嬢は、今朝の新聞を広げて新製品情報のチェック等をして会話からしばし外れていたが、しばらくして声をあげた。

「今夜の『相棒』にタマテツが出ますよ。」
「えっ、ホント?」

『ハゲタカ』以降、玉山鉄二さんの評価がupした私とM嬢(映画『ハゲタカ』は1回鑑賞/エンケンのファン)はユニゾンで反応してしまった。

いつのまにかラテ欄を眺めていたS嬢が「そう書いてありますよ。」
と言い、「最近、良く見かけますよねえ。」と続けた。
M嬢が、「最近でもないわよ、ずいぶん前から売れてるんじゃない?」
と異論(という程でもないが)を述べると、S嬢は首を傾げて、
「そうでしたか。私が良く知らなかっただけなんですかね。」
と静かに答え、再び新聞に目を落とした。

イケメンに目が無いS嬢らしくもない。
やはりMJ(マイケルではない)の事故のことで、心ここにあらずなのか…と私とM嬢は目で語り合った。

私「ゲストってことは、犯人か重要な関係者ってことよね。」
S嬢は、あらすじ紹介の欄を見て「えーと、代議士の役ですね。」と、うなずいた。

私「えっ、そりゃまた意外な…。」
M「まあ、社長の役もやったことだし…。でも、こういうふうに連続ドラマのゲストで出るのは珍しくない?」
私「うーん、今まで注目してなかったからわからないけど…。あ、テレビ朝日のこの枠で『BOSS』に出てたじゃない。その関係とか」
M「ちゃらい刑事の役だっけ。あれって『ハゲタカ』と脚本家が同じ人よね。」
私「そうそう、林宏司さんだった。『離婚弁護士』でもタマテツを使っていたから、ご寵愛ね~。」
M「わっ、その言い方、ちょっと腐ってない?」
私「Mさんが腐ってるから、そう聞こえるのよ~」

二人の話がどんどん沖に向かって流されていく(笑)のを呆然と聞いていたS嬢が、割って入った。

S嬢は、「えっ?『離婚弁護士』とか『BOSS』とか『ハゲタカ』に出てましたか?」と怪訝な面持ちで尋ねた。

あれ??
確か、私が『ハゲタカ』観たよー、と初見時に話したら、
「タマテツはどうでした? CMで超キレイなんですけど!」と興奮気味に聞いてきたくらいだし、私が半年も『ハゲタカ』情報を吹き込んでいるから、彼女の耳年増ぶりも相当なもののはずなのに…。

M嬢も、「大丈夫?Sちゃんは『BOSS』毎週見てたって言ってたじゃない」と心配そうだ。

S嬢は「えー、私ボケたのかしら。」と、しばし額を押さえていたが、ふと顔を上げて新聞を私たちに見えるようにグルリと回した。
S「ほらー、良く見て下さいよ」

指差された箇所をとっくりと見つめて、M嬢と私は思わず
「あー」と大声を出してしまい、即座に納得した。

そこには  田 中 哲 司  とあった。
S嬢は、 「タテツ」 と言っていたのである。

annoy 独自の略し方をするな! 紛らわしいっっ dash

と、私たち二人が猛烈に苦情を述べたのは言うまでもない。

ご参考まで:

『相棒』
tvテレビ朝日系列
2010年2月3日(水) 9:00~9:54pm
第14話 「 堕ちた偶像」
詳細→ http://wws.tv-asahi.co.jp/aibou/story/0014/index.html

2010-02-02

こたつでみかん

もう、とにかく心配で心配でしょうがない。
心配するようなことは何もない、きっと無問題だ…と自分に言い聞かせても、心配になっちゃうんだから。

何が心配って、堺雅人さん in 『ゴールデンスランバー』ですよ。

もちろん、作品そのものに不安を感じているわけではない。
あくまでも、堺さんを応援する者として、映画がヒットするかどうか、堺さんの魅力が作品で活かされているか、巧者・曲者ぞろいの脇役陣に存在感を消されていないか、本作が堺さんの将来に良い影響を与えるかどうか…などなどを心配しているのだ。
余計なお世話も甚だしいが、とにかく、毎日、気をもみまくっている。
過去の主演作では、こんな心配をしたことなんてなかったのに。
とにかく、宣伝のためのメディア露出が、過去の主演作公開時と比べ物にならない。
それだけ宣伝費をかけている娯楽大作ってことなんだろう。
堺さんのことを「お気に入り」と称している超ゆるゆるレベルの私は、普段は積極的にメディア露出の情報収集などしないのだが、偶然に知ったり、私が堺さんを気に入っていることを知る友人達や母が教えてくれたりする。
で、それを頼りにテレビや雑誌などをぼちぼちチェックしたりもする。
だが、素の堺さんのことは、好感の持てる愛らしくて素敵な方だとは思うものの、俳優として演じている彼に興味があるので、そんなアバウトな感じで満足していた。
…つもりだったのだが。
ここに来ての怒涛のメディア出演が凄すぎて、ついついコアなファンの方々のブログでの惜しみない情報発信を拝見して、出来る限りチェックし、そして、どんどん心配になってしまっているのだ。

昼は仕事を真面目にこなし、夜は鷲津と密会し、週末ごとに黒半平太の成長に目を細めたり、合間に必要最小限の家事を手を抜きつつやったりもして大忙しで、夫のことなど放置しっぱなしで、堺さんの将来を心配したりしている余裕は無いはずなんである。

そんなに心配なら、とっとと観ればいいだろうが、先週末はちょっと身動きがとれず、平日の夜は寄り道が出来ないので、今度の週末までお預け状態で、尚更にヤキモキしてしまう。

さて、そんな罪な男・堺雅人さんが、新たな栄誉(なのか?)を勝ち取った。

crown 一緒にこたつでミカンを食べたい俳優  輝く第一位
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/release/2010/02/7541/ 

なんと全得票数のおよそ半数を獲得したそうだが、一切数字が不明で、いったいどういう意味があるかは不明(笑)。
まあ、なんにせよ、一位はめでたい。

確かに、インドア派・堺さんは、こたつでミカンが似合うなあ。
昨日の「おしゃれイズム」でも、映画の撮影で滞在していたウィークリーマンションにこたつが備えられていて、自宅では堕落するからと自らに禁じていたこたつを堪能できた…と良い笑顔で語っていらしたっけ。

2人で一緒にこたつに入ってミカンを食べながら本を読んで、時々、顔を上げたら目が合ってニッコリされたりして…おー、こりゃ癒されるどころか、頭から湯気が出て気絶しそう。(バカ丸出し)

堺さんの人気って、やっぱりすごいわ。
もちろん、それは身を持って理解しているつもりだ。
先日も、『徹 子の部屋』ご出演の際の感想を書いたところ、アクセス実績が、『ハゲタカ』関連の記事ではついぞ目にしたこともない数字を叩き出した。
嬉しいけれど、『ハゲタカ』ファンとしては、少し悔しくもあり、複雑な乙女心(ここはスルーでよろしく)だ。

よしよし、これだけ多くの人々が応援してくれているならば、きっと『ゴールデンスランバー』も大成功間違いなしだろうし、堺さんの持ち味も生かされているはず…と、全く根拠レスな納得の仕方だが、そう言い聞かせて寝るとしよう。wink

2010-02-01

オールドパワー襲来の予感~『龍馬伝』第5回

実は、サスケハナ号に乗船したことがある。
もちろん、龍馬が度肝を抜かれたアレではなく、下田港内を一周する遊覧船「サスケハナ」に、である。
貸切で船上パーティもできるそうだから、お好きな方は、ペリーのコスプレで盛り上がったりしてみるの一興かと思うがいかがだろう?
って私は下田に縁もゆかりもないのだが…。

龍馬の人生を変えた「あの男」とfは、ペリー提督だったらしい。
来た来た、「Buy Japan out !」と言って(言ってない)ペリーさん来航。
半平太が「神国日本の地を異人に踏ませてなるか」みたいなとこを言っているのを聞くと、それを考えちゃいけないと思いつつ、「日本が黙っちゃいないから!」とか「バナナ野郎」とか罵倒されていた某ファンドマネージャーのことなど思い出してしまった。うーむ。

黒船が当時の人々に与えたショックたるや、現在の私達には想像もつかない。
長く鎖国して異物を入れずに、平和の中で独自の文化を洗練させてきた日本の人々の心に、それまで拠ってきたものを根底から覆すかもしれない楔を黒船とペリーは打ち込んで行ったのだ。
そして、黒船を見て、龍馬の人生の針路も大きく変わっていく。

今週は、主演映画『ゴールデンスランバー』公開となった堺雅人さんのことが色々と心配で、『龍馬伝』に対する気合が薄かった。
だってさー、私の(?)黒くなりそうな半平太も足りなかったし。

では、雑感と小ネタを。

good今週のナイスなお言葉

「きんつばを坂本に食わせたなannoy」 (by 千葉重太郎)
夜、妹の部屋にシリアスな顔で訪ねてきて、それかい!
というベタな一言だが、いやー甘党な重太郎さん、ナイス。
俺に任せろ、みたいに張り切っていたわりに、恋の進展に関しては全く役立たずなところもナイス。
やはり私は、この人がどうしても気になっちゃうなぁ。
佐那さんの、 本人は無自覚なのに、わかりやすい恋する乙女なところも、ベタだけど可愛いですよん。
でも、龍馬がこれからは剣の時代じゃない(武力ではない)と気づいてしまったから、剣の道に生きる一家に生まれ育ち、自らも剣の道に生来てきた佐那さんには、龍馬と道が分かれて行く予感はしているはずだ。
辛いね。

good今週の名言

「己の生き方に関わる大問題を他人に聞くな。」 (by 桂小五郎)
くーっ。しびれるうっ!
ここは、谷原さんの良い声が効いてましたぞ。
黒船来航から始まった政(まつりごと)の混乱と迷走。
価値観がガラガラと崩れ、人生の目標や支えとしてきたものを見失った者は龍馬だけではない。
冒頭の、武具を求めてバタバする侍たちや、「これってどう着けるのか?」みたいな事を龍馬が呟くシーンは滑稽でもあるが、あれが当時の日本の多くの侍たちの実情だったのだと、改めて思わせられた。
そして、圧倒的な力と物量と技術が具現化した怪物の如き黒船を間近に見た龍馬や桂は、それを見ておらず、それまでの価値観の中でしか動くことができない侍たち(武市半平太を含む)とは、決定的に考え方の軸が異なってしまうのは当然だ。
でも、まだ今の龍馬は、甘えん坊な末っ子坊ちゃんで、他人に自分の根幹を簡単に委ねるようなところがあったし、それを疑問にも思っていなかったのが、桂の一言でギョッとしたのではないか。
この桂さん、なかなか楽しみですよ。

gawk来週に備える?弥太郎
今回は、ちっくと地味だった弥太郎。
加尾に尊敬の眼差しで見詰められるも、身分のせいなのか、渾身の意見書は殿様のお目に触れなかったようだ。
次回、夜明けが来る気配?

shadowもっと半平太を!

意見書が認められ、誉れに顔を輝かせる半平太。
下士とはいえ、藩主に拝謁できる白札だから、殿様の御前に出られたが、土の上に額づき、殿様から直のお言葉も無く拝顔も許されず、東洋との身分の差がクッキリ。
でも、直でなくても、殿様から褒められた!自分の意見が認められた!って、そりゃあもう喜び一杯で、今回は黒化する材料なし。
ちぇっ、つまらん。(こらこら)
なんせ、黒船なみに大きいインパクトがあったのが、土佐の殿様と吉田東洋。
登場シーンは短かったけれど、いやはや、凄い存在感、強烈過ぎて残像が…。
今後、このお2人の登場が多くなれば、若僧どもなど吹っ飛ぶかもしれない。
と、なると、やはり武市先生の出番をもっともっと増やして、どんどん黒くなって king of 天誅 (勝手に命名)に育っていくところを早く見せていただかないと。
あー、でも、できるだけ長く登場してもらいたいしなぁ。
悩ましい。
いや、私が悩んでも意味ないのだが…。

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