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2010-02-17

ミル・マスカラス・オーモリ

昨夜、母から電話があった。
用件は事務的なものだったが、用が済んでも母は話し足りなかったらしく、先週自分が観た映画『ゴールデンスランバー』の感想を述べ始めた。

母の感想は割愛するが、仙台在住の伯母(母の姉)を訪ねて頻繁に仙台に行く母にとっては、自分の良く知る場所tが映画の背景に登場するのが、たいそう楽しかったらしい。
私が同作品を観た劇場もそうだったが、劇場によっては、「せんだい宮城フィルムコミッション」作成のロケ地マップを配布しているので、観る前後に場所を確認できたのも嬉しかったそうだ。

http://www.sendaimiyagi-fc.jp/
(↑ ロケ地マップのバナーからPDFをダウンロードできます。)

母 「『藤崎』に、あなたの好きなオーモリさん、いたわね。」
(注: 『藤崎』というのは仙台の老舗百貨店だそうです。)

私 「好きなのはオーモリさんが演っていた役で、その役でない時のオーモリさんのことは、別にどーでもいいんだけど。」
母 「去年観た笑うナントカ(←題名を忘れている)の時より、今度のオーモリさんのほうが、ずっと良い感じだったと思うわ。」
私 「ふーん。」(←どーでもよい感まるだし)

私としては、どうせ『ゴールデンスランバー』の話をするならば、お気に入りの堺雅人さんの話題にもって行きたかったのだが、母はオーモリ氏の話題を続けた。

母 「大河ドラマにも出てるって言ってたでしょ? 今まで観そびれていたんだけど、先週と今週やっと観たわよ。武市半平太って名前が三番目に出るんだもの、凄いわね。」
私 「ふふっ、武市半平太が重要な役ってことなのよ。」
と、半平太の婆様な私は我が孫の地位を自慢し、俄然、テンションが上がって、母がオーモリさんと言わず役名で呼んだことに違和感を覚えなかった。
が、そこで母は、ちょっと困惑げな声になった。

母 「武市さんを演ってるのが、あなたの好きなオーモリさんなのよね?」
私 「たからね、オーモリさんのことが好きなんじゃないの。武市さんのことは好きかもしれないけど。でも、最近のはんぺー…」

当人以外には、まったくどうでも良いこだわりを押し通して、母の質問に答えていない娘の主張にイラついたらしく、母は強引に私の発言をさえぎった。

母 「だから、武市半平太の役をやってるのは、オーモリ・ナントカ(←フルネームを覚えていない)なの?違うの?どっちなの?」

若干、キレ気味な母の声音に私は、「はぁ?」とマヌケな声を出してしまった。

母 「あなたから聞いていたから、武市さんて人が出る場面を気をつけて観ていたけど、なんだか顔が違うから、もしかして似た名前の別の俳優さんかな…と思ったのよね。」
私 「あーーーなるほど。」

オーモリ氏の顔も名前も、ふんわりとしか認識していない母にとっては、時代劇の扮装なうえに、『笑う警官』や『ゴールデンスランバー』でのオーモリ氏とは全く違う雰囲気、しかも、半平太が独り相撲なブラック化をした第6回や、キレキャラ化した第7回から『龍馬伝』を観たのでは、そりゃ別人に見えても仕方ない。
さすが、役ごとに驚異的な変貌を遂げる天才だ…。
母の苛立ちを他所に、私は改めてオーモリ氏の才能の凄さに感嘆したのであった。

母 「annoyだから、どうなの!?」
私 「あー、ごめんね。うん、同じ人よ。大森南朋さん。」
母 「そうなの。あーすっきりした。ナオさん、て読むんだったわね。」

母のモヤモヤを解消できて、娘としても嬉しい限りだ。
しかし、娘は、うっかりして、再び母を混乱させてしまったのである。

私 「『オフの贅沢』っていうビールのCMにも出てるじゃない?」
母「どんなのだったかしら?」

で、かいつまんで説明すると、CM自体のことは分ったようだったが、それが母の混乱を招いたのだ。

母 「えっ、愛想よくビール飲んでいる人と武市さんは同じオーモリさん??」

私 「そうだけど…。」
母 「だって、顔が違うじゃない!ほっぺがふっくらして、目だってクリッと丸くて童顔ぽいわよ!武市さんの目は鋭いわよ。」
私 「CM用に演技で肉付きも顔立ちも変えられるのよ。(←てきとー)」
母 「太ったり痩せたりは分るけど、目の形まで変わるはずないでしょ。」
私 「(面倒くさくなって)天才ってのはそういうものなの。」

母 「えーーーっ、ありえなぁぁいぃぃっ!」

ギャルのような声と台詞を発している母に、これ以上の説明は無駄と踏んで、私は「じゃ、そういうことで。」と電話を切って退散した。

うーーむ、さすが、「千の仮面を持つ」男、オーモリ氏。

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コメント

美冬さん、こんばんは^^

大森さんをめぐるお母様との楽しい会話の再現、楽しませて頂きましたhappy02

>好きなのはオーモリさんが演っていた役で、その役でない時のオーモリさんのことは、別にどーでもいいんだけど

美冬さん、言い切りましたわね!
かくいうワタシも、ハゲタカ見た後そんなに大森さんの出演作追っかけてるわけでもなく・・・
やっぱり、どーでもいいのだろうか?(^m^;

大森さんのことはハゲタカにハマるまでフルネームで読めず、私の中ではずっと「脇役で見たことある大森ナントカさん」でしたけどsweat01

それでも、オフの贅沢のCMは大好きです♪
大森さんはやっぱり麻生さんとの相性がイイですね!背広姿で御登場なので、キャラクターは全然違う役を演じていらっしゃるのに、どうしても鷲津さんと重ねてしまい、こんな女将のいる隠れ家的お店に来たら、政彦さんもなごむのかしらん、などと想像してしまいますshine

 お母様が美冬さんに確認したくなるのも無理ありません。鷲津・オフの贅沢のサラリーマン・武市半平太、それぞれ雰囲気がカンペキに違いますモン。
やっぱりスゴイ俳優さんです、大森さんはscissors

>アンさん

こんばんは♪
いらっしゃいませ~happy01

大森氏のことは、注目すべき俳優さんの筆頭と思っているので、気になる人ではありますが、そこまで、なんですよ。
ま、彼に愛を注ぐのはファンの方々にお任せしておきましょう。(笑)

>>こんな女将のいる隠れ家的お店に来たら、政彦さんもなごむのかしらん、などと想像してしまいます

いつも眉間に皺を寄せて胃壁に穴が開きそうな思いをしていそうな鷲津さんも、この素敵な女将の前では、ちょっとはにかんだ笑顔で「すいません」と言いつつビールをグイッと飲んで癒されているといいな。
たまにはリラックスして欲しいですもんね。
ただし、イメージを崩さないように、誰にも(特に鷲津ファンドの社員)見られないように。
そして、実は私も見たくない。
たまには和んで欲しいけど、緩んだお姿は見たくない複雑な乙女bomb心ですわ。(笑)
でも、グルメな飯島さんはきっとこのお店のことを知ってて鷲津さんとバッタリ会っちゃったりして…。
なんて、妄想大爆裂dashdashしちゃいますね。

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