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2010年3月

2010-03-31

ランチ@『龍天門』(ウェスティンホテル東京)

先週の某日、ランチで訪問した。

『龍天門
ウェスティンホテル東京 2f
(恵比寿ガーデンプレイス内)
 

webサイト
http://www.westin-tokyo.co.jp/restaurant/ryutenmon/from.html


夫の誕生日ランチ。
2月に、私の誕生日イベントとして映画『ハゲタカ』ロケ地めぐりにつきあってもらって、マンダリンオリエンタル東京38階の『ケシキ』(映画『ハゲタカ』では入り口だけ映っている)で、気軽なディナーをおごってもらった。(『ケシキ』のレポートはこちら。)
そのお返しとして、自分の誕生日には等価のランチをおごれ、という要求を受けたのである。
では、同じく映画『ハゲタカ』に登場したマンダリンオリエンタル東京の『シグネチャー』はどうか、と提案してみた。
実は、2月の『ハゲタカ』ツアーでも、『シグネチャー』でのディナーを希望したのだが、彼に予算が合わないと拒否されたのだ。
ランチは5千円からなので、『ケシキ』のディナーとほぼ同額だし、ワインをたくさん飲んだりしなければ、私でもなんとか2人分払える。
しかし、「それは自分のための提案でしょう?だめだめ。」と却下されてしまった。
ちぇっ…。
結局、彼のお気に入りの『龍天門』でのランチに決定。

私達ふたりともウェスティン東京が好きで、数年前までは毎年のように結婚記念日かどちらかの誕生日のディナー&宿泊で利用していた。
最近は、寄る年波のせいか温泉旅館にシフトしていたので、久々の訪問だ。

彼の誕生日は平日だったが、2人とも休日出勤の代休を年度内に消化しなければならないという大義名分があり、堂々と(笑)忙しい年度末に休暇をとって、ちょっと贅沢な平日ランチへGO!

Ryuten

ランチで利用するのは初めてで、外光が差し込む店内も初めて見た。
ランチの人気が高いとは聞いていたが、こちらには平日のお徳なランチコースがあるため、マダムの集まりや接待ランチ客でかなり賑わっていた。
また、裏メニュー・担々麺が大人気なのだとか。
確かにディナーの時より、満員のお客さんの楽しげな会話や食器が触れ合う音が、うるさくない程度に快活な雰囲気をかもし出していて、気軽で入りやすい感じだった。


私達がいただいのは、木蓮コース ¥5,800
他に、夫は紹興酒、私はお茶「東方美人」をオーダー。
紹興酒もお茶も、テーブルから少し離れた配膳台で調えてサーブしてくれる。
紹興酒はこんな感じで出してくれる。グラス2杯分。
『龍天門』に置いてある紹興酒は、ブランデーのように芳醇で濃厚。
以前は、紹興酒ってマズイ…と敬遠していたのに、初めてこちらで食事をした時に美味しい紹興酒を経験して驚いたものだ。
今回は、一口だけ味見させてもらったら、ちょっと黒糖のような香りがした。

Shoko

お茶はポットサービスだが、配膳台で給仕の男性がエレガントな手つきで茶器を操り、抽出したお茶を耐熱ガラスポットに注いで、茶葉だけが残った急須(茶葉が蒸れないよう蓋はずらして置いてくれる。)と共にテーブルに出してくれる。
ガラスポットのお茶がなくなると、次の瞬間には(笑)、テーブル横に給仕の方が現れて、急須を配膳台に持ち去り、そこでお湯を差してお茶を淹れ、またガラスポットで出してくださる…の繰り返しで、結局二人で(途中から夫も飲んだので)ポット3杯のお茶をいただいた。

コース内容は以下の通り。

・精進前菜の盛り合わせ
(手前左から、ザーサイ、アスパラくるみあえ、菊花甘酢漬、春菊おひたし、小芋素揚げ)

Ryuren2


・衣笠茸と山海珍味のふかひれスープ

Ryuten3


・さやいんげんと芝海老、紋甲イカの炒め
   restaurant火の通し加減が絶妙。

Ryuten4


・鶏手羽とレンコンの海老味噌煮炒め
   restaurant鶏肉が柔らかいけれど弾力があって旨い。
    白いご飯が欲しくなった。(笑)

Ryuten5


・白身魚とオリーブの蒸し物
   restaurantこれが一番美味しかった。香菜とオリーブの香りが意外と合う。魚の身がプリプリで、味付けはサッパリ。

Ryuten6


・和牛の旨み入りガーリックチャーハン
   restaurantガーリック風味でピリ辛のパンチが効いたチャーハン。満腹でも食欲が刺激される。

Ryuten7

・杏仁豆腐
  restaurantクリーミーで素晴らしく旨い!! 量がたっぷりなのも嬉しい。

Ryuten8

杏仁豆腐以外は、全て大皿(,二人分だから中皿か)に盛り付けたものを、給仕の方がテーブルで披露(笑)してくれた後、配膳台で見事な手さばきで取り分けて各自にサーブされる。
なので、写真は取り分けた一人分である。

料理のお味と内容もサービスも、値段に充分に見合ったものだったと思うが、値段を超えたレベルまで行っているかというと、難しいかも。
もちろん、どれもとても美味しくて、丁寧に作ってあり、出来たてが出てくるし、満足した。
特に、最後の白身魚の蒸し物と杏仁豆腐は、かなり美味しかった。
飲茶ワゴンが回って来たのも楽しかったし。
(残念ながら、お腹いっぱいでオーダーはできなかった。)

しかしながら、今まで数回、経験したこちらのディナーに比べると、料理もサービスも、繊細さが足りなく感じた。
決して、ランチタイムの料理とサービスに抜かりがある、というわけではない。
恐らく、ランチはカジュアルに元気よく、ディナーはエレガント&ゴージャスに…みたいに方向性を変えているのだろう。
価格設定が違うから、当然といえば当然かもしれない。

おしゃべりしながら、ゆっくり2時間弱かけて楽しく食事ができた。
昼の明るく賑わうお店の雰囲気も、居心地が良かった。
なるほど、女性同士のグループや家族のお食事会に人気があるのも頷ける。
ご馳走様でした。

2010-03-29

さらば東洋~『龍馬伝』第13回「さらば土佐よ」

前回ラストでは、自分が武市半平太みたいに脚本家センセイからキックを浴びたような心境になってしまい、やさぐれて、土佐勤王党に入って暴れてやろうかと(不良少年の集団じゃないっての)思った私であった。

そんな荒れた私の心にひと時の平和を取り戻してくださったのは、チーフディレクター大友さんでしたよ!
やっぱり、いいですねえ、大友さん担当の回は。
開始当初の力みもとれて、すっかり大河に馴染んだ感じだし(何様だ)、弥太郎パート以外は(笑)、静かにひたひたと情感が溢れるようで、観る側が登場人物の心情に寄り添える演出だったと思う。
そうなのよ。
怒鳴ったり泣き喚いたりは、ここぞ、という時だけでいいの。

第2部の予告も(勝海舟のキャスティング以外は←どうしても納得できない)、なかなか期待できそう。
武市半平太が、すっかりクール&クレバーな黒いカリスマの雰囲気を纏っているように見えたので、黒半平太推進委員としては期待したいんだけど…夢見すぎ?(笑)

これからは、半平太が、両手を血に染めながら、常に死を背後に負った覚悟を静かに漂わせているように描いてくれると、私としてはツボだけど…。
あんまり期待すると、あとでまた辛いからねえ。ほどほどに期待ってことで。

これで、4月からの日曜夜は、阿部ちゃんの『新参者』だけが楽しみ、という寂しい事態にはならないと思いたい。
マイナス思考にならずに、楽しく見守っていけるように、オトナな気持ちでいたいと思っているが、どうだろうか。

では、感想風なものを。

eye脱藩な気分?
懊悩の挙句、密かに脱藩を決意した龍馬が、家族の後押しを受けて、涙ながらに、会わないまま一人一人に感謝と別れ,の意をこめた「ごめんちゃ…」を呟いて、決死の脱藩を決行するわけだが。(この、ごめんちゃ、という土佐言葉は、本当に良いですね。)
龍馬が脱藩を考えていることを察してしまった坂本一家の苦悩や、事後の兄上の腹をくくった格好良さまでの、このくだりは本当にジーンと来た。
役者さんたちの表情も素晴らしかった。
闊達な坂本家の食卓シーンに、もう龍馬が加わることはないのかと思うと、主人公への愛は極薄なのに坂本ファミリーのシーンが大好な私は、とても寂しく感じる。
しかし、ふと気づいたが、龍馬が現在では亡命に当たる脱藩をする動機が、私はイマイチ理解できていないのだ。
そのへんを固めるエピソードや描写の積み重ねが、なんぞあったか?
と、減退著しい記憶の中をかき回してみたが、それらしいことが何も出てこない。
加尾とは引き裂かれてしまったし、勤王党にも、東洋が誘う城の中にも、自分の居場所は無い。
虐げられ続ける下士の怨嗟の声の高まりは爆発寸前なのに、わしは何もできない。
かといって、武市さんたちの考える挙藩攘夷にも賛同しかねる。
息苦しい。もうイヤだ。
わしの居る場所は、ここではない。
ここではない、どこかにわしの生きる世界いがあるはずじゃ!
いっそ異界に行って王に…ってそれじゃファンタジーですけどね。(笑)
布団の中であーでもないこーでもない、と考えて、「やっぱ、脱藩じゃね?沢村に誘われてるしぃ」なんてことでもないだろうし。
まさか、萩で久坂に見せられた味のある(笑)脱藩の二文字に宿っていた霊力thunderに突き動かされて、なんてことはあるまい。

そんなふうにふざけた脳内補完をしなきゃならないほど、龍馬の脱藩理由が不明確だ。
権平さんも言っていたように、脱藩は大罪。生ぬるい考えでするものではない。
だから、いちおう重苦しい感じで悩んでいる雰囲気を作ってはいるものの、脱藩に限らず、この龍馬の行動・言動すべての動機付けが薄いように見えてしまうのは、私の心が汚れているからだろうか。
いろいろとツッコみたいけれど、とりあえず、今後に期待、ということで、今日のところは、このへんにしておこう。(誰?)


eye第1部MVPは吉田東洋様だ!

とにかく、振り返ると吉田東洋が、全部もっていったのではないか(笑)と思うくらい、田中泯さんの東洋は凄まじいエネルギーを放出していて素晴らしかった。
大河ドラマ史に残るキャラクターだろう。
田中泯さんという、稀有な表現者を大河ドラマで感じることができたことは、私にとって幸福な体験だった。
かなり濃いから、腹に力を入れて迎えないと倒れそうだったけれどね。
いつも夕飯を食べながら観ているのだが、東洋様のシーンは、自然と箸を置いて姿勢を正して観てましたよ。いや、ホントに。
半平太が放った刺客との、大友さん演出ならではの土砂降りの雨の中での大立ち回りも、断末魔の表情も、鮮烈だった。
次回から、あの怪演を目に出来ないとなると、物足りなく感じてしまいそうだ。
代わりに、近藤容堂が濃厚に再登場…ってわけね。

しかし、龍馬と対面した時に、せっかく東洋の大きさを見せ付けて、その東洋の器を越える龍馬…って構図を見せてくれても、先週(違)、無能な下士(怒)を罵らせ、不必要な暴力をふるわせて東洋を貶めているから、今更、持ち上げても、「龍馬をこんな認めてるんだから、東洋さま、スゴイわheart01」なんて素直に思えるはずが無い。
ここが、残念な感じがしてしまった。
龍馬だって、いくら東洋が有能で悪い人間じゃないし土佐のことを考えている立派な人だと理解していると表面的には言っていても、自分より弱い人間の尊厳を平気で傷つけるような傲岸な人間だと知ってしまったのだから、「武市を捨ててわしの胸に飛び込んで来い(とは言ってないけど)」と熱く口説かれても、平和主義者で友達思いの龍馬が東洋の配下になろうはずがない。
東洋は、そんなこともわからない人だというのか?
11回までのエピソードで、相手の本質を素早く見極める能力を持っている公平な人物として描かれていたはずなのに…。
いくら「わしゃ天才じゃき!」が名台詞でも、それじゃ片付けられないでしょ。
東洋という、理論的で進歩的な思考回路を持つ人物の整合性がとれない。
せっかく泯さんによって鮮烈に刻まれてきた東洋像が、最期に分裂してしまった気がする。
脚本の残念ポイントのひとつだ。

それに、龍馬も、東洋が武市を足蹴にしたことに対して、もっと抗議の意を示さんかい!
武市さんのことが心配で勤王党に入ったんじゃなかったのかい。
袂を分かつ予感がしていても、敬愛する武市さんが無能とまで言われて、黙ってやり過ごすとは…決死の覚悟で東洋邸に単身乗り込んだはずなのに、そのへん言われっばなしとは、スケールアップしてるらしい(冷たいsweat02)龍馬らしくもない。
なんて、思ってしまうのは、やっぱり私の心が汚れているからだろう。
とにかく、第2部になったとたんに、「東洋が出なくなったらつまらなくなった。」と思うことがない展開であって欲しいと願っている。


eyeこれからが真の武市先生だ。
冒頭のシーンは、悪夢の第12回からの続きだったので、仕方ないが、「龍馬ー!東洋にいぢめられたよーー!」と泣きつく野比半平太に見えてしまい、数百人を束ねる頭領の姿じゃなかった。
結局は攘夷のためでなく、足蹴にされたから「東洋を斬ってくれ!」では、「こ・の・う・ら・み…」と唱える魔●郎だよ。(どっちにしろ藤子作品キャラ?)
でも、第2部では、そういうところはリセットして(えっ)、美しく黒いカリスマとなっていただきたい。
今回の半平太は、それを期待させてくれた。
東洋暗殺を龍馬に依頼した翌日の、憑き物が落ちたように、殺気が削げた静かな表情。
龍馬は、半平太の中に、いよいよ修羅の道を進む揺ぎ無い覚悟が満ちていることを感じ取っている。
そのことを半平太も感じている。
2人の間にしか流れない空気が、互いの思いを伝え合っているようだった。
富を安心させるために、東洋暗殺を望んだのは間違いだった、と口にする半平太。
妻を思いやるいつもの彼らしさが戻っている。
でも、心の奥には己が手と同志の手を血で:汚す暗い覚悟を秘めているのだ。
これが、黒いカリスマの真の誕生の瞬間だ。
前回のアレは悪夢だと思って記憶から抹消しよう。(泣)
その後の半平太と龍馬の別れのシーンでの、過去を、そして未来を見るような半平太の深い思いを湛えた瞳。
そして、強い意思を語る背中。
久々に大森南朋さんの演技が生きたなぁ…と、じわーっ涙が出そうになりながら嬉しく思った。

そして、東洋暗殺決行の夜。
落ち着いて絵を描いている、元の聡明で穏やかなだんな様の姿に、微笑む富さん。
切ないぜよ…。
正月に丸ビルの『龍馬伝』展で見た、武市半平太が京都から富さんにあてて書いた実物の書簡を思い出した。
きちんと揃った几帳面そうな美しい字で、時間をかけて丁寧に書き綴ったことが見て取れた。
半平太の人格と教養をしのばせる字であり、彼の妻への深い愛情も想像できた。
そんなことを、思い出した。
こんなふうに、登場人物の心情に自然と寄り添えるのは、さすがに大友さんの演出。
ぐっと掴んでくる。

奥貫さんは、半平太といい、住本といい、大変なものを背負ってしまう人の妻役が続いている。
本当に、こういうふうに、そっと心情を滲ませる表現がうまい。
素敵な女優さんだ。

そんなわけで、第二部での武市先生の暗躍に期待したい。
今はとりあえず不満分子の集まりみたいにしか見えない土佐勤王党の描かれ方も、もっときちんとしてくれるよう望んでもいる。
結党から第13話までは、随分とぞんざいな描きかただったから、東洋暗殺の実行犯3人が、「あら、こんな子いたかしら?」状態だ。
武市先生が特に剣の腕と口の堅さを見込んで呼んだ精鋭3名のはずなのに、その他大勢みたいな扱いでは、どうもねえ。
ここまでで、彼らが市先生と攘夷のためなら妹を人身御供にするくらい(ん?)の覚悟のある人物で武市の信望も篤いということを見せていてくれたら、もう少し入り込めたと思うのだが。
ここも残念ポイント。

いろいろ愚痴っぽくなってしまった所もあるが、孫・半平太への婆の愛情ゆえ。
4月からも、期待してますよ。

2010-03-28

恵比寿のヱビスビール記念館でゑびす三昧

山種美術館訪問後、恵比寿駅近くで用事を済ませた、最近リニューアルしたという『ヱビスビール記念館』へ。
http://www.sapporobeer.jp/brewery/y_museum/

Yebisu1

以前、何度か来た事があるのだが、その頃はヱビス麦酒博物館とかいうような(記憶があいまい)名前だったと思う。
やはり、入場無料の企業テーマミュージアムで、ビールの歴史やビールの製造工程と材料についてなどを、映像や模型を使って展示してあるほか、サッポロビールの歴史もCM映像の展示を交えて説明してあり、楽しみながら学べる場所だった。
400円で4種のビールを小さいグラスで試飲できるテイスティングエリアもあり、なかなか寛げる場所だった。
そのせいか、仕事中の会社員風の方々が昼からビールを飲んでテーブルに突っ伏している光景を、幾度も目撃した。sweat01

で、久々にお邪魔してみると、随分と様子が変わっていた。
エントランスに巨大なヱビスビール缶があったりCMが流れていたりと、ヱビスブランドを大プッシュ。(当たり前か。)
中に入ると緩やかな大階段があり、その先が展示スペース。

Yebisu2

入場無料で見学も自由だが、当日予約制の有料ガイドツアーを主体に展示が構成し直されていた。

ツアーは有料(500円)で、館内のツアーカウンターで当日予約する方式。
所要時間は40分程で、1時間に2回ずつ出発するようだった。(記憶が不正確。)
私と連れは、今回はツアーに参加せず自由に回ることにしたが、ツアー参加者しか入れないエリアもあり、ちっくと後悔。(笑)

「ヱビスギャラリー」という無料見学エリアでは、ブランドコミュニケーターと称するツアーガイドさんが、ヱビスビールの歴史について展示物や映像を使って説明しているところに遭遇し、ちゃっかり、説明を途中まで一緒に聞かせていただいた。
無料エリアだからいいんだろう、と勝手に解釈。(えへっ)

これは、日本初のビアホールのドールハウス風模型。

Bhall

ツアーの最後は、2種類のヱビスビールを試飲できるそうで、その料金として500円ということなのだろう。
次回は、ツアーに参加しようと心に決めた私であった。wink

このほかに、「テイスティングサロン」と称するチョイ飲みコーナー(笑)がある。
1枚400円のコインを自販機で買い求めて、ヱビスビール(4種類から選ぶ)をカウンターでオーダーすると、目の前でサーバーから美味しそうなヱビスビールをグラスに注いでくれるというしくみ。
ビールは1杯コイン1枚。
ほかに、ピクルス盛り合わせや低カロリーポテチ+ディップ等のおつまみもあった。
私は琥珀ヱビスというのをいただいたが、写真は忘れた…わはは。
コクがあって美味しかった。
で、その隣にはショップが。
エビスロゴ入のTシャツやストラップ、ビールゼリーや恵比寿様にちなんで鯛の形のサブレなどのお土産いろいろ。
ビール酵母入りのクラッカーというのもあり、私はこれを購入。

この記念館も、かなりにぎわっていた。
意外だったのが、海外各国からのお客さんが多かったこと。
ビールを飲みながら周囲を眺めたり会話を聞いたりしてみると、隣にはドイツ人青年2人組。(内容は分からないが断片的に知っているドイツ語が聞こえたので。。)日本のビールはどうだったろうか。
ほかにも、中国語(少し中国語を解する連れによればマンダリンでなく広東語)やハングルが聞こえた。
海外観光客向けの観光サイトにでも紹介されているのだろうか。
グッズ売り場でも、皆さんガンガンお土産を購入されいた様子。

しかし、以前に比べて展示スペースが随分と減ってしまって、ちょっと残念。
ビール文化を広めるためというより、商売モード全開に立位置を変えたのがはっきり感じられた。
企業ミュージアムだから、ブランドを推すのは仕方ないけど、展示内容が薄くなってしまったのは事実だから、そこは残念だった。

でも、恵比寿さまは商売繁盛の神様でもあるし、当然かな。(笑)Yebisu3

ま、時代ですかね。
良い感じにゆるーい雰囲気が好きだったのになあ。

記念館のある恵比寿ガーデンプレイスにも、ヱビスの恵比寿さんが鎮座していた。

Gardenpl1

2010-03-27

『大観と栖鳳 ―東西の日本画―』@山種美術館

今週の某日、用があって休暇をとり、恵比寿駅近くに出かけた。
ついでと言ってはなんだが、せっかくなので、昨秋、広尾(最寄駅は恵比寿)に移転した山種美術館に足を伸ばした。

山種美術館HP
http://www.yamatane-museum.or.jp/index.html


恵比寿駅西口から徒歩10分とのこと。

Ebisuzo_2

西口にいらっしゃる恵比様に見送られて出発。
駒沢通りをまっすぐいくだけなので、方向音痴でも迷わなかった。
しかし、歩道橋を渡らなければならない場所があり、私にとってはもっとも恐怖を感じる高さのため、もどかしいけれど、少し先の横断歩道までいって道路を渡った。
その迂回ルートの道端に桜が咲いていた。

Sakura 寄り道(?)もしてみるものである。(笑)

坂を上り続けると、モダンな白いビルの1階に美術館の看板が。

Yamatane1
『大観と栖鳳 ―東西の日本画―』
3月28日までなので、ギリギリに行けた。

Yamatane2

中に入ると、1階は受付やカフェのあるロビー、地下1階が展示室となっている。
入ってびっくり。
平日の午前だというのに、カフェにも洗面所にも、結構な人数のお客さんが。
そして、展示室には更に多くのお客さん。
日本画壇のビッグネームの作品が一堂に介する展覧会だし、会期終了間近だから、覚悟はしていたのだが、予想以上の人気ぶり。

しかも、平均年齢が、恐らく65歳以上ではないかと思われた。
もちろん、お若い方もいらしたが、焼け石に水(笑)。
でも、立錐の余地もない、というほどではなく、屏風のような大きな作品は、うまく隙間に入って近くで鑑賞し、少し離れて全体を鑑賞するので、ちゃんと観られた。
軸ものも、特に酷く混みあっている作品以外は、少し待てばちゃんと観られたし、イライラするほどでもなかった。
それにしても、皆さん、とても熱心に鑑賞していらっしゃるし、作家や作品について、良く勉強しておられる御様子。
美しいものを観て何かを受け取りたいという気持ちがある、というのも元気の素なのだろう。
最近、なんでも面倒で引きこもりがちな私は、先達の皆様のエネルギー溢れるお姿から、大いに刺激を受けた。


今回の私のお目当ての一つが、ポスターにもなっている竹内栖鳳の「斑猫」である。
http://www.yamatane-museum.or.jp/collection/04.htm

前回の展示時、一番町に山種美術館があったころに、この猫と出会って、ひきつけられてしまい、また会いたいと思っていたのだ。
今展覧会で2年ぶりに展示されるということで、なんとか間に合った。
毛づくろいをしながら振り向いた猫の宝石のような瞳に映る油断の無さ、ふわふわの毛に覆われた全身に宿る野性。
うーーん、カッチョいい。(そんな軽い感想って…笑)
記憶していたよりも大きい絵だったのと、意外と人だかりしていなかったので、じっくりと心行くまで鑑賞できて、満足♪
横山大観のオールラウンドの天才ぶりも、改めて実感。
開催時期に合わせての展示かと思われる屏風絵「大原女」は、健康的な美しさ溢れる大原女と満開の桜の花が、明るく伸びやかに描かれていて、春を満喫した気分。

そして、小野竹喬の作品が2点、展示されていて、やはり行こうと思って行きそびれている展覧会のことを思い出した。

『生誕120年 小野竹喬展』
 東京国立近代美術館  4月11日迄
http://www.momat.go.jp/Honkan/ono_chikkyo/index.html

他にも、行きたいのに行けない展覧会があり過ぎる。
うーん、金曜日だけでも仕事帰りに寄り道できるといいのだが…。


  
 

2010-03-26

『外事警察スペシャル~リミックス版』

3月24日に放送された
『外事警察スペシャル~リミックス版』
http://www.nhk.or.jp/dodra/gaiji/next/special.html
を観た。

本放送を全てリアルタイムで観たし、1月にハイビジョンで一挙再放送されたものをブルーレイディスクに保存してあるので、今更、短縮版を観る事もなかろう…と思っていたのだが、やっぱり観てしまった。
だって、55分×6話を89分に“リミックス”したっていうんだから、どんな無茶してるのかなぁ~と気になって。(笑)

某幕末ドラマに納得できないために体内・脳内に大量にたまった毒素が発酵して、別の毒を呼んだのか。
毒をもって毒を制す、ってこと?

あるいは、訓覇P+堀切園Dの硬質でガツンとスパイシーな作風の人間ドラマを、やさぐれた心が欲していたのかもね。(笑)

89分に『外事警察』のエッセンスがギュッと凝縮されているので、試食用というか、3月26日発売のDVDのプロモーションビデオというか…な感じで、名場面を一挙に見られて、あのヤバイ世界にまた入ってみたくなってしまった…。
そうなのだ。
一度観た人間にも、そう思わせるように、ちゃんと計算されて、89分に削がれていたのだ。
まんまと制作陣の思うツボにはまってしまった私である。


これだけ短くしてあっても、ストーリーが立体的に緻密に組みたてられていることも、人間の深い闇を抉り出しながら、その闇を照らす「信じる。」というシンプルで太いテーマが次第に浮かび上がっていくのも、ちゃんと伝わるようにしてある。
そのため、もう一方のテーマである、国益と個人の幸福、という線は、やや後ろに引っ込めてあった。
これは89分で、めまぐるしく動くダイジェスト版に完全に盛り込めるシンプルなテーマではないから、こちらについてはDVDでじっくり観て考えてね♪ってことね。


リミックス版が初見の方には、89分間、ついていくだけで疲労困憊で、すっ飛ばしすぎて分からない部分もあったかもしれないが、あくまでも、お試し版なので…と割り切って、全編を見たくなるように、かつ、後を引くように作ってある。
話も登場人物も大胆に整理され、テーマが明確に伝わるように、大吟醸のように芯の部分を残して取捨選択され、絞り込まれ、ギリギリまで削がれている。
それでも、というか、だから尚更に、全てのシーンに緊張感があったし、強い台詞がビシビシ刺さってくる。

改めて、優秀な創り手と演者が結集した、濃密で高レベルな面白いドラマだと思った。
主演の渡部篤郎郎さんと尾野真千子さんの好演・熱演は言うに及ばないが、そのほかの出演者にも一切の抜けが無い。
特に、住本率いる外事4課住本班の面々は、やはり出色だ。
しかし、金沢さん(北見敏之)が出るたびに「柴田さま!」、森永さん(渋川清彦)が映れば「ロックな岩崎さん!」、そして久野さん(滝藤賢一)が登場するたびに「タッキー!!(役名で呼べないところが…笑)」と、邪念だらけになってしまったのは反省点。(笑)


以下は、リミックス版というよりは、全編を見終わったときに感じたことが改めて蘇っての感想になると思うが、昨年の最終回直後は、まとめられなかったので、思いを吐き出す意味で、書いておく。

私は、この作品に登場する女性それぞれの、己の弱さを飲み込んだ上での強靭な生き様がカッコイイと感じていて、それが、このドラマにひきつけられた要因のひとつでもあった。
特に、余貴美子さん演じる村松官房長官のクールな威圧感はゾクゾクした。
吉田東洋と対決させたい。(笑)
揺れているようで実はしっかりと碇を下ろしている愛子(石田ゆり子さん)、凛々しく強いのに揺らぐ五十嵐(片岡礼子さん)も、複雑な魅力に溢れている。
愛子には子供がいないのに、不思議と母性を感じる。
住本もジュリオも、そして陽菜も、愛子に救われたように思えるからかもしれない。
その愛子も、住本によって闇から引き上げられたのだから、人と人の関わりから生れる心の動きというのは、計り知れない。
そして、外事警察の仕事と住本を疎みながら、その魅力に囚われていた五十嵐。
住本に最後の願いを聞き入れてもらって、彼女はやっと解放されたように見える。
しかし、本当は、自分の心を掴んで放さなかった外事警察と住本と繫がりを持って終われたから幸福だったのではないか、とも思う。
優秀な防諜捜査官は、皆、そんなふうにアンビバレンスになってしまうのだろうか。

正義の意味を自らと住本に問い続けながら、清濁併せ呑んで一人前の防諜捜査官に成長していく陽菜のラストのブラックな微笑にも痺れた。
うーん、こういうふうにきちんと、様々な経験や係わり合いを積み重ねて進行していく人物の変容が観たいんだ。
対立者から、動機付けの薄い凄惨な暴力と辱めを受けて、ポンと分裂して暗黒化なんて某幕末ドラマみたいなこと、観ている殆どの人は納得できないはずだ。
(まだ文句を言っている。)

「この世に真実なんてどこにも無い。それでも人は何かを信じる。騙されようと、裏切られようと。信じぬくことでしか救われないからだ。」
( by 住本健司)

終盤に住本が問わず語りに言うこの台詞が、この作品のテーマだと思うのだが、この青臭い直球な台詞を、住本という複雑極まりない男が極限状態の場で淡々と口にするから、言葉に強さがある。
信じては裏切られ、騙し騙され、幾多の修羅場をくぐり、辛酸を舐め続けて誰も何も信じていないように見える男。
そんな住本が紡ぐ言葉が、それまでのエピソードやふとした描写の積み重ねの上に静かに重なるから、ガツンと心の深部に響いたのだ。

リミックス版が初見だった方で、この異色ドラマのハード&ダークな世界やクセのある濃密な味わいが気になった方、オススメです。
試して損はありません。
緊張感のある硬派なドラマ、腹にガツンとくるドラマをお求めの方も、是非。
ただし、容赦なくダークでエグ味が強いし、観た後でハッピーにはならないので、御注意を。

スタッフブログを読むと、更なる展開を匂わせているので、続編(ドラマか映画)もありかも?
http://www.nhk.or.jp/drama-blog/99240/

うーん、そうすると訓覇さんが益々お忙しくなられて、『ハゲタカ 2』が遠のくなぁ…。

2010-03-25

計算?それとも天然?

先日の散歩の途中で、畑の中にこんな看板を発見。
(左上に記載されている屋号が入らないように撮影してある。)

商品名だけ記されていて、会社の連絡先等は一切なし。
謎めいた看板だ。

Takuan

無天下、というのは天下無双のような意味の造語なのだろうか?

恐らく、無添加にかけているのだと思われる。
しかし…まさかとは思うが、ナチュラルな間違いという可能性も否定しきれない…。(笑)

無添加だから、天然ボケで正解?

2010-03-24

ネイティヴ・スピーカーによる『龍馬伝』土佐弁チェック

ランチ仲間のM嬢とS嬢の部署に、最近異動してきたO氏は、生れも育ちも高知県だそうだ。

彼女たちは、歓迎会の席で、早速、O氏に『龍馬伝』出演者の土佐弁レベルはどうなのか伺ってみたという。
すると、あちこちで耳にする評判のとおり、「annoy全員、なっちょらん!」のだそうだ。
高知県出身の女優さんたちも、ローティーンの頃に高知を離れたせいか、これも「annoyなっちょらん!」と厳しい判定だったとか。
その辛口なO氏が唯一、「ネイティヴに近いイントネーションで土佐弁をしゃべっている。」と高評価を与えた出演者、それが 香川照之さん だというのだ。
さすがである。
香川照之に死角は無いのか!?


さて、第12回から登場するなり、(実際には武市に心服していたので、あり得なかったと思うのだが)、いきなり武市半平太を批判していた沢村惣之丞を演じていらっしゃる要潤さんは、S嬢と同郷で香川県出身。

S嬢に、彼の土佐弁はどうなのか聞いてみた。
私やM嬢のような素人(笑)は、同じ四国なんだから、きっとお上手なのだろうと思っていたのだが、S嬢もO氏に負けずに厳しかった。

「あれは土佐弁じゃなくて、讃岐弁のイントネーションでした。」
とのことだった。

うーーむ、奥が深いぜよ。

お散歩で出会った鳥たち

前記事の続き。

桜の木にいたお客さん。
鳥にも無知なので自信はないが、ムクドリかな。

Bird1

Bird11

川の中には白鷺も。
Wikipediaで調べてみたら、白鷺というのは「ほぼ全身が白いサギ類」の総称で、白鷺という鳥がいる訳ではないそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%B7%BA

この川で撮影された白鷺の画像を検索してみたところ、どうやら、この鳥はコサギらしい。

Bird2

ほかには、鴨がいっぱい泳いでいた。(写真無しsweat02

住宅街にも、いろいろ鳥がいるものだ。

2010-03-23

春をさがしに。

昨日、天気が良かったので、気晴らしに地元のお散歩コースに出かけてみた。
自宅から歩いて40分程度のところに小さな川があり、その両岸が舗装していない遊歩道として整備されている区域がある。
近隣の人々の散策やジョギングコースになっているが、周囲は畑や市民農園、小中学校、マンションがあるくらいで、静かな(というか寂れた)場所だ。
この遊歩道の一部に、ソメイヨシノが植えられているため、桜花の季節には、近隣の人々が散歩がてらにやってきて、少しだけにぎわう。

今週は、まだ桜のつぼみはこんな感じ。
次の週末あたりからが見ごろかしら。

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川辺のポケットパークの一隅にユキヤナギが咲いていた。
清楚で可憐で、好きなお花。

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どんどん歩いていくと、鮮やかに黄色一色の場所が目に飛び込んできた。

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空き農地を利用して、菜の花畑にしてあるのだ。

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菜の花畑を見ていると、いつもオムレツやスクランブルエッグを食べたくなってしまう。
花より団子ならぬ花より卵、かな。
食いしん坊ならではの連想。smile

2010-03-22

半平太株は下げ止まるか?~『龍馬伝』第12回「暗殺指令」

よほど、私の感情が負の方向に行き過ぎて、マシンに影響を及ぼしたのだろう。
長々と思いのたけを書いていたら、保存する前に突然、ブログのエディタがあかくしなって、画面が真っ白に。
ほとんどの文章が消えてしまった。
辛うじて脳内に残っていた部分だけ、書き直してみた。
幸い、書く事で、自分の勝手な願望を膨らませすぎてガッカリした気持ちを整理できたと思う。
(本当か?)

今や、安心して見られるのは、弥太郎のシーンのみだ。
弥太郎は首尾一貫したキャラで、愛情を持って脚本が書かれているし、香川さんが完全に役を自分のものにされているので、安定感抜群。
可愛いお嫁さんをもらってデレデレだったり、爆笑ものの有り得ない馴れ初めだったりのベタな設定も、弥太郎だからOK。
龍馬との完全にかみ合わない会話も楽しかった。
あれは、両者が感情の入れ具合を相手に流されないようにしなからタイミングを合わせるのが難しいシーンなのではないかと素人は思ったのだが、さすがにお2人の息がピッタリ…って言っていいのかわからないけれど、良いコンビネーション!

龍馬への嫉妬を隠しもしない後藤象二郎は、土佐勤王党の敵になっていく人物としても注目していたのだが、演じる青木崇高さんが、期待通りに良い。
『ちりとてちん』では、貫地谷しほりさん演じるヒロインの夫になる若手落語家役だったけれど、さすがに後藤象二郎と千葉佐那が出会うってのは、大河的ウルトラCでもムリだろうなぁ。(笑)
深夜に弥太郎を訪ねてきて、いきなり龍馬暗殺を命ずるときの完全にイッちゃってる目なんか、凄かったぜよ。
今後、面白い活躍をしてくれそうなアブナイ後藤になりそう。期待大。
あと、全くの余談だが。
青木さんは某社のCMドラマでは、“元銀行員の伝説の敏腕ファンドマネージャー”に心酔する部下役ですよ。
『ハゲタカ』よりも『島●作』的世界観なんだけど(笑)
http://gyao.yahoo.co.jp/special/samuraix/




松陰先生の闘魂伝説継承者みたいな久坂玄瑞さん、師匠ゆずりの熱い御仁だった。
過激な攘夷派として名高い人なので、もっと尖っていてキレキャラ系だっりするかと予想していたが、純粋に国を憂えている真面目で素直な青年。
幕末は、こういう青年達がテロリストと、逆に彼らを捕縛する側として切り結んで凄惨な悲劇が繰り返されたわけで、そこがやるせない。
龍馬の、初歩的かつもっともな質問に、メリケンの経済的侵略の実態を久坂が分かり易く教えてくれる…というのは、視聴者向けでもあり、うまく出来ていると思う。
が、こんなことなら萩に来なくても、鷲津さん…じゃなかった、武市さんに教えてもらえばいいじゃん?とツッコんでしまった私であった。
ま、あれは入口であって、この後もっと深く教えてもらったり意見交換したということななんだろけど。
でも、やっぱり、いくら半平太が、取り巻きが大勢いて忙しいっていっても、龍馬ならば、What's攘夷?を武市センセイから直接に教えてもらえるのに、不自然だ、と思ってしまった。
武市としては、自分の攘夷思想に懐疑的な龍馬を他藩のオピニオンリーダーに会わせて納得してもらいたい、という意図があったということなのだろう。
史実では、龍馬は武市の使者として久坂の下を訪ねているので、そこを、攘夷思想に懐疑的な龍馬が自発的に久坂を訪ねて影響を受けたことにしたのは、なかなか苦労がしのばれる設定だ。(エラソー)
にしてもさ、龍馬ったら、沢村から聞くまで、あんなにディープインパクト(笑)を受けた松陰先生のこと、すっかり忘れちょったみたいに見えたけど…。
あちこちで影響受けすぎなのか?

さーて、いよいよ問題の武市半平太最終形への進化問題ですよ。

幕末事情に詳しくないので、大昔に読んだ龍馬絡みの書籍とか、幕末好きの友人たちの話での武市瑞山像から得た印象だけだが、『龍馬伝』を観る前に、私が武市半平太に抱いていたイメージは、情と理の均衡が加速度的に理のほうに傾いてしまった人、というものであって、クールな中に熱い魂を宿す男という人物像だった。
文武両道に優れ、書画にも才能があり、融通が利かないくらい真面目で高潔な人柄で人望が篤く、愛妻家で、おまけに長身の美男子、というパーフェクトさ。
そんなミスター・パーフェクトが、一方ではKing of 天誅という血塗られた暗黒面を共存させていく…というところが、クールで屈折した策士好きな私のツボを刺激するのではないかと期待していたのだ。
まあ、これは私の勝手な願望なので、そういう武市像でなきゃけしからん、とも思っていたわけではない。
極端な話、格好悪い半平太だとしても、そこに説得力とか厚みがあれば、それで良し、と思っている。

だが、私の悪いクセが出て、どんどん夢想してしまったのだ。
第1回では、龍馬よりオトナで、皆から敬愛される素敵な先輩とか兄貴みたいな武市さんで、酔っ払って龍馬におぶられてクウクウ寝ちゃって、仲人が酔いつぶれて申し訳ないから切腹するぅ!とかジタバタしたり…な萌え萌えシーンまであり(笑)、でも人格は下がらない、という実に期待値の高い半平太だった。
2回目も登場シーンは少ないけれど、自らの境遇を受け入れたうえで、龍馬の資質をいち早く見抜いて、八平さんに進言し、でも切ない佇まいを滲ませる南朋さんならではのデリケートな味わいがあったりと、相変わらず期待値が高かった。
そうやって気を持たされたから、先々のブラック武市先生への進化過程をどう描くか、優しい兄貴分の武市さんとどう結びつけて納得感を出すのか、とっても楽しみだつたのだ。
そんな勝手な思い込みをした自分がいけなかったのである。

みんなが敬愛するアニキ「武市さん」が、いつのまにか攘夷の旗を振る暴走集団の総長みたいな「武市先生」になっちょったことも、その他の「もしかして、薄っぺら男?」と疑わせる描きかたも、あれもこれも、全ては吉田東洋のオーガニックなダンサーキック
( http://www.min-tanaka.com/cgi-bin/page.cgi?main=5&sub=3 )
と、あの言葉を受けるためだったのだ。
やっと、わかった。


今週の武市株大暴落downなお言葉
「狭い了見でしか物事を考えられん癖に、自分の考えは正しいと思い込んじゅう。」( by 吉田東洋)


結局、『龍馬伝』における武市半平太の人物像は、攘夷に拠るようになってからは、そういうヒトだったのだよん、という着地点を想定して脚本が書かれていたと解釈するしかあるまい。
だから、攘夷、攘夷と言うようになってからの半平太は、なぜ攘夷一辺倒になっていったのかとか、なぜ武市道場に多くの門下生が集って武市を崇拝するようになっていったのかという中身や背景が伴わない、龍馬の単なる引き立て役の雑に描いた紙人形みたいな書かれ方をされることが多かったのだ。
だって、ちゃんとした中身も背景も持たない人間として決着させるつもりなんだから、脚本上でも空虚な書き方で正解なんだよね。

もちろん、演じる南朋さんは、脚本の行間の葛藤や逡巡をデリケートに表現していたし、演出家によっては、武市の人間性や背景を充填していたので、どうしても、「いずれ好転するから、ちっくと辛抱ぜよ。」と、無駄な期待をしてしまったのだ。
でも、この回で、武市半平太のブラック化、出来上がりぃ~なわけだったのよ。
救いのヒーロー・龍馬が他出している間に、龍馬が勧めたとおりに東洋のところに出向き、龍馬のマネをして“話せばわかるぜよ作戦”をした挙句、門弟の前で論破されるわ、さすがに足腰の鍛錬をしているダンサーならではの(違)キックを喰らって流血だわの赤っ恥フルコース。
超かっこ悪~。
プライドはズタズタ。
わーーん、龍馬さえいてくれれば…助けて~龍馬!ですよ。
いや、こういう展開でも別に仕方ない、いいですよ。
武市のブラック化は段階的に進んで来て、バイオレンス東洋の口と足の攻撃で最終ボタンにスイッチ入った!っていうことでも、いいでしょう。
けど、その後の処理が、数百人を従えるカリスマらしくない。
東洋たちが去った後、顔面血だらけで端然と起き上がり、低い静かな声で、「東洋には我らの忠心からの言葉は通じなかった。こうなったら藩を飛び越えて我ら独自で攘夷を実行するしかない。我か土佐勤王党が土佐の攘夷を先導するのだ。」(←土佐弁変換は各自でよろしく/笑)みたいなことを門弟達に、不敵な笑みを浮かべて言ったりすると超クールで良いよなあ、なーんて一瞬だけ期待したけど…。
実際は、ヒーヒー転げまわってましたのう。
いやいや、別にカッチョ悪い武市半平太だから許せないってわけじゃない。
それでもいいの、のたうちまわっても。それもアリ。
ここまでの過程で、(空虚な人間であっても)そういう人だと納得できるよう、きちんと描かれていたならば、だ。

『龍馬伝』自体が、新たな龍馬像を打ち出そうとしているそうなので、武市についても、ミスター・パーフェクトでなくても、格好悪くて卑小な男であっても、独自な解釈と創作意欲から生み出される、心と骨身のある人物として描かれているならば、受け入れられる。
だけど、龍馬の英傑ぶりを描くための背景として使うためだけに、雑にペラペラに書かれているように見える回があったから、どうも納得てぎない。

だけどさ…。
ダークエンジェル(違)武市が再登場した時に、「あー、もうこれは諦めよう。」と思いましたよ。
まあ、あれはあれで、虐待され続けた挙句に「これは僕じゃない、別の誰かが受けている辱めだ…」と半平太が念じすぎて、人格分裂…って精神状態を分かり易く表現しているのかも?と強引に解釈することもできる。
だから、龍馬が心配してすっ飛んできて入室したときには、すっかり落ち着いていて、静かに応対した表情を目にして、さすがに背筋が冷えるほど怖かった。
さすが南朋さんだ、と思ったけれど。
あのまま冷静に黒い微笑を浮かべて、静かな口調で龍馬に東洋暗殺を指示…っていう脚本の流れだったら、冷徹な黒いカリスマの誕生の瞬間として、それなりに、「ああ、こういうレベルでの表現ね。」と、思って冷静に受け止められただろう。
なのに、あの後で、またヒステリー状態。
武市は情緒不安定のまんまだ。
相変わらず、「助けてー龍馬!東洋にいじめられたよー!」と泣きついているように観えてしまう。
確かに、諦めた。
けれども、龍馬を持ち上げるために、武市が、リーダーの器でないのに、成り行きと、虚栄心や嫉妬心から組織のリーダーになった小さい男だという書き方をする限り、納得はできんぞ。
ブラック化の途中経過は、今更取り戻せないので、もう諦めるが、黒半平太にしたのなら、せめてこれ以上の安値更新は勘弁してあげて欲しい。
今後は、黒いカリスマとして、冷徹に謀略の道を進ませ、大物達との暗闘に苦戦し、やがて滅ぶさまをきっちりと書いてあげて欲しいものだ。
お願いします、脚本家のセンセイ。

2010-03-21

sweetな源氏名?

今夜の『龍馬伝』でのダースベイダーならぬダークハンペイターやらなんやら全てにdownで、もう諦めるしかないのか?とうつうつとしている。
気を紛らわせるために、また食べ物ネタ。

先日、知り合いのオジサマから、北海道のお土産を頂戴した。

「白い恋人」で御馴染みの石屋製菓の『美冬』。

Mifuyu

そうです。
私がここで使っている源氏名(=ニックネーム)と一緒。
なお、この名の由来は、このお菓子とは無関係。
でもって、本名にも全く関係ない。
とはいえ、オジサマが、お菓子を指しながら「美冬」と口にするたびに、冷や汗が…。


中身の撮影が出来なかったので、中身の画像は石屋製菓さんのweb サイトで御確認下さいませ♪
チョコレートでコーティングしたミルフィーユ。
なかなか美味しいですよ。
http://www.ishiya.co.jp/item/mifuyu/

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

この名前、ブログを開設した当時に使用していた複数の名の中から適当に選んだだけだったので、昨年の8月に休眠中のブログを久々に再開した時に、ニックネームも変えれば良かったのだが、面倒くさくて(←こういうところがダメなのだ。)、そのままに。

だけど、ずいぶんと前から、古臭い名前にしてしまったことをハゲしく後悔中。
他の名前で、もう少し当世風のもあるのだが、今更、変更して、「源氏名、変えました♪」と御挨拶して回るのも恥ずかしいし面倒だし。
って結局、全部が面倒なだけなのね。coldsweats01

2010-03-20

PAULのデニッシュ

ここ数週間、金曜日の帰り道に夫が週末の朝食用のパンを、色々なお店で買って帰って来る。
数ヶ月前に、彼が所属する事業部が移転して、通勤経路が変わった。
新しく乗換えで利用するようになった品川は、駅ビルや“エキナカ”施設が充実しているので、金曜はよく寄り道してくる。
そして、美味しそうなスイーツやパンを買ってきてくれる。
彼は、外側はオジサンだが、中身は女子度が高いのである。
逆に、私は外側が辛うじて女性に見えなくもないが、中身まオヤジだから、ちょうどいい組み合わせだ。

夕べは、ecute品川内の『PAUL』でデニッシュを2種類、買ってきた。


今朝の朝ごはん。

Paul

ソーセージとザワークラウト入りデニッシュ。
デニッシユ生地は、もちろんサクサクでバターの風味豊か。
ザワークラウトの酸味と歯ざわりが爽やかで、ソーセージはプリプリで塩気が程よくて、食感も味も全体が良いバランス。


そして、本当は明日の朝に食べるつもりだったのだが、今日の昼食は一人だったので、ついつい、もう1種類を…sweat01

Paul2

チョコレートとバナナのデニッシュ。
この写真では分からないけれど、アルミホイルで包んでオーブントースターで暖めたので、チョコもバナナも、とろ~り、いい感じに。
おフランスらしい容赦ない濃厚な甘さだったけど、美味しかったheart01

…夕飯は、お粥にでもしないといけないかのう…(汗)

『PAUL』のパンは、どれも大きくて、バターたっぷり。
カロリーも、お値段も高い。(上掲2種類は1個500円くらいするらしい。)
だから、好きなんだけれど、たまにしか食べられない。
たまに、だから美味しいんだけどね。

2010-03-19

レンタルでも『ハゲタカ』と『劔岳』の縁は切れない?

夫が最寄のTSU●AYAに寄って岳 点の記』を借りてきた。

今夜はインタビュー等の特典映像だけ観て、週末に本編を観るつもりだというので、夕飯後にテレビ前のソファに陣取った彼をリビングに放置して、自分はPCがある部屋にこもっていた。
が、暫くすると、愛しい男の声がリビングから聞こえてきた。

「……誰かが言った…。」

「鷲津うぅっ!」
PCデスクの前から立ち上がり、イスを蹴倒して、脱兎のごとくリビングに駆け込む。

「ちょっ…どうしたの?」
くつろいでいた夫は口と目を大きく開けてビックリしている。
「鷲津の声かしたっっ。」
叫びながらテレビ画面を睨む。
DVDに入っている新作映画の宣伝が流れていたが、既に『ハゲタカ』の映像ではなく、別の作品のスポットに変わっている。

呆然としている彼の手からリモコンをもぎとり、目的のところまで巻き戻して、再生。
どれだけ観たから分からない『ハゲタカ』DVDの宣伝スポットをじっくりと観て満足すると、
「鷲津って、どうしてこんなにかっこいいのかしら!ねえ、どうしてだと思う!?」
などと言いながら、彼にリモコンを返した。
「…そんなこと、僕に聞かないで下さいよ…。」
夫はガックリと脱力して、DVDの続きを見始めた。

それにしても、『ハゲタカ』と『劔岳』の縁は何故か深いなぁ…。

2010-03-17

日本一多忙な弥太郎の明日はどっちだ!?

今や日本一多忙な俳優と言っても過言ではない香川照之氏。
大河ドラマ『龍馬伝』では、岩崎弥太郎として、我々を作品世界にぐいぐい引き込んでくれているし、映画界での活躍ぶりは、言うまでもない。

その香川氏の次回出演映画について、本日昼休みにランチ仲間のM嬢とS嬢が情報提供してくれたのだが、多角的に(嘘)話が盛り上がったのだった。

なお、情報としてはちっくと古いので、そのへんは、勘弁してつかあさい。

ランチ仲間のS嬢はアラサーの麗しい奥様(便宜上、“嬢”としている)で、J事務所のアイドルと若いイケメン俳優をこよなく愛しているが、時代劇好き&特撮イケメンヒーロー好きでもあり、『龍馬伝』では、もちろん岡田以蔵を見守っている。

私よりちっくと先輩のM嬢は、博覧強記で幕末マニア。
幕末の志士の中では、特に龍馬の盟友・中岡慎太郎ファンである。
映画『ハゲタカ』を遠藤憲一さん目当てで観に行って、登場するなり目を覆ったが、古谷社長退任シーンでは目頭が熱くなったというエンケンLOVEの人でもある。
だから強面好きかと思えば、いつのまにか以蔵に、最近流行の兆しを見せていると噂の“不憫萌え”しているらしく、ことあるごとに武市先生が今後、以蔵にする予定(過去の事実だけど)の仕打ちの数々を私に言い立てて、「ひどいわ。以蔵があんなに武市先生を慕っているのに、可哀想すぎる!」と非難するのである。
私は土佐勤王党の苦情窓口担当者じゃないんだけどなあ…。
まあ、半平太の祖母を自称しているから仕方ないか。

そんな感じで、本日も、武市先生と人斬り以蔵の今後を憂えたり、要潤さんと佐藤健くんの共演はライダーファンへのサービスなのか?(←恐らくは要潤さんが四国出身だからというのが四国出身のS嬢の説。)などという、無意味な話題で時間が経っていったが、食後のお茶を飲んで和んでいるときに、S嬢が得意分野の情報を披露した。


S「ちっくと(←仲間内では定番化)前に聞いたんですけど、山Pが『あしたのジョー』の実写版映画に主演するんですって。」
私「えっ、顔が腫れたり傷がついたりする役でも、事務所的にOKなのかしらね。」
S「パンチが当たらないことにするんじゃないですかね」
私「え~そしたら、ノーガード戦法の迫力がなくなるじゃないの。」

黙って聞いていたM嬢が、ニヤリとして口を開いた。
M「ねえ、丹下段平は誰だと思う?」
S「あ、山Pのこと以外は聞いてないですけど…誰ですか?」
私「…思いつかないなあ…竹中直人とか、どうかしら?」
S「蟹江敬三?」
M「Sちゃん、惜しい!…弥次郎じゃなくて息子のほう」
私・S「……香川照之…?」(↑このヒントでわかるってのも…)
M「正解!」
私・S「働きすぎだってば…。」

と、いう具合に、香川氏の旺盛な勤労意欲(言葉の選択が間違っている気もするが)に感嘆したり心配した後で、我々は「そもそも、あしたのジョーの実写化に、どの程度のニーズがあるのか?」ということについて興味を持った。
「あしたのジョー」にはコアなファンが多いが、その殆どが男性、しかもオトナ世代、言い換えれば、むさ苦しいオッサンが主体だろう。
一方、主演の山Pのファン層は、その対極にあると思われる。
その双方のニーズを同時に満たすことなんてできるのか?
更には、山Pファンが、殴ったり殴られたりして顔を腫らしたり流血したりする彼を見たいのか?
まあ、「ブザービート」の視聴率をupしたという、その筋肉がファンをひきつけるだろうというキャスティングの狙いはミエミエだが…。

矢吹丈を取り巻く環境も、イマドキのお嬢ちゃんたちには、理解できないだろうし。
私達がそれを理解できていたわけでもないのだが、昭和世代なので、雰囲気はわかる。
しかし、時代背景を現在に移すと、またニュアンスが変わってしまうと思うし…。
などと、余計なお世話なことを議論(笑)していた。
もっとも、ジョーに詳しいのは、M嬢だけで、私もS嬢も、アニメの再放送をひととおり観ただけだから、色々と言う資格はないのだが、年増のOLが昼休みに話すことは自由勝手だからね。(笑)

しかし、気になるのは、力石徹を誰が演るのかである。
全く思いつかないけれど、発表されたら、腰抜かすくらい驚いたりしてね。
色々な意味で楽しみだったりして。ふふふ。

撮影は3月下旬~5月末予定だそうだが、香川さん、本当に、ちゃんと休んでくださいよ。
弥太郎は『龍馬伝』の裏の(真の)主人公なんですから、何かあったら大変。
ご自愛下さいませ。

※参照記事 (シネマトゥディ)
http://www.cinematoday.jp/page/N0022988?g_ref=twitter

2010-03-15

婆も沸騰中!~『龍馬伝』第11回「土佐沸騰」

逝ってしまった…。
武市半平太の祖母・智(菅井きん)が逝ってしまったぜよ…。
私の分身(おい!)の婆様が天に召されたからには、今後は黒半平太推進委員として、冷静に武市先生の美しく黒き道の行く末を見届けたいと思ったんだが…。


第11回放送終了後に、「龍馬カッコイイ!弥太郎ダッサー!武市さんカッコ悪!」という、福山龍馬ファン女子の声が聞こえるようだった…。
恐らく、それが制作サイドの狙いだと思うし、視聴率を上げる明解な戦略だと推測するのだが、ちっくと悔しい…。
逆に、ごく少数の(寂)、私を含む武市半平太(史実と『龍馬伝』の双方)に心を寄せる人々は、「あれじゃ、ただの龍馬の引き立て役に見えちゃうじゃん?武市半平太はもっと器が大きいはずだ!」とガッカリしていただろう。
史実では、集まっていきり立つ下士達を鎮めたのは龍馬ではなく、武市先生のはずだそうだが?
第9回「命の値段」でも、史実と異なり、龍馬ひとりで山本を逃がしたという設定にしてあったが、それは今後の展開に必要だからであろうと受け止めることができた。
半平太が琢磨の肩に置いていた手に、彼の心中を雄弁に語らせていたからだ。
無論、大河ドラマは史実に完璧に忠実でなくても良いとは思う。
それが、ストーリーやキャラクターに説得力を与え、面白さや深みを生むならば、そして整合性があるならば、若干の創作があって良いと思う。
だが、今回の半平太は、龍馬の英傑ぶりを際立たせるための存在として、判断を誤り続けてはコッソリ後悔して目が泳ぎまくり、それを察してくれる度量の広い龍馬に助けられるという、器の小さい男として描かれているだけに見えてしまった。
しかも最後には、血判状に捺印しろと迫る始末だよ…。
もう、なにがなんだか…。
龍馬ってば、半平太にも吉田東洋にも、モテモテだ。
私のために争わないで~って?(違)
もちろん、それが今後の展開に生きるならば、涙を飲んで耐えよう。

そう思おうとしているけれど、龍馬を大きい人物、先見の明のある英傑に描くために、比較対象する存在としてのみ武市半平太を配したわけじゃあるまい…とも思ってしまい、なかなか腑に落ちない。
武市が、ある時点で龍馬に越されしまったのは事実だが、それは未だこの時点じゃないはずだ。
だいたい、藩内部の政局に巻き込まれて加尾と別れさせられた事で、世の激流に飛び込む豪胆さを身に着けたとは、ずいぶんと簡単なヒーロー伝説だのう。
福山龍馬だって、そんな描き方をせずとも、前回あたりから、良い凛々しい瞳になってきているのだし、周囲を落とさなくても、大人物の器を描けるだろうに。


…あー、いかん。
半平太ひいきが過ぎて、冷静さを失ってしっまている…。
毎週、作品自体の成長を見守っているドラマに対して、ネガティヴな気持ちだけをぶつけても、精神衛生上よろしくない。

せっかく、前回、なるべく冷静になろうと思って「これでエエでしょう」と受け止めたんだしね。
さんざん、グチグチ書いた後でナニだが、ちょっと頭を冷やして、そんな扱い(?)でも魅力的だった武市半平太については最後に、また触れたい。


雪の中、桜田門外の変勃発。
音が雪に吸い込まれているようであり、臨場感もある映像。
しかし、井伊大老が2回で退場…展開が早いのう。

ちっくと話がそれるが、大河ドラマで桜田門外の変、といえば『篤姫』のそれが印象深い。
梅若さんの井伊も舞台的な濃厚さで素晴らしかったし。
私は、家定公(堺雅人)がお出ましの期間しか『篤姫』を熱心に見ていないのだが、このあたりはまだ見ていた。
完結後に、自分が良いと思った回のDを調べたら、全部が堀切薗さんの回だったので、ビックリしたのを覚えている。
で、その話をランチメイトで堺雅人LOVE仲間のM嬢に話したら、全く同意見だったので、またビックリ。
マイノリティ同士で気が合うのだ。(笑)
堀切薗さんが『龍馬伝』にも入ってくれたらいいのに、とは思ったけれど、なんせ天璋院様の逆鱗…(中略)…だから、ムリだろうし…。
っと、横にそれ過ぎてしまった。

そして!
謹慎が解けたというか、自ら解いた山内容堂。
わずかな時間のご登場なのに、あの濃さ。
舞う雪の中、呵呵大笑する容堂の放つ妖気!
容堂といい、吉田東洋といい、土佐藩中枢は妖が集う魔境なのか…。
見るからに、武市半平太など叶わないといった感じだ。
そこに漂う妖気に、半平太は引き寄せられ、蝕まれるのだろうか。


では、その他の雑感を。

岩崎ファミリーが弥太郎の栄達に酔っている最中に、弥太郎が汚くなって帰郷。
まーた、絶妙なタイミングで、コケコッコー♪と入る。
ほんとうに、毎回、各シーンで感心するのだが、『龍馬伝』は、SEが実に秀逸、洒脱。
で、とろけそうな顔で「丸山の芸者らぁが綺麗で色っぽうて…」と遠い目をする弥太郎…香川劇場、いいですなぁ。
接待と称して豪遊し百両の公金を浪費してしまったというから、やっぱりこの父にしてこの息子、だ。
やはり岩崎ファミリーが揃うと、坂本ファミリーとは別の表出の仕方だけど、同じように逞しさや陽性の空気が湧き出てきて、なんだか元気になる。
そして、この後の弥太郎の、ブシドーと対極の行動が、ダサくて、でも力強い。
みっともないけれど、なりふり構わない彼の行動とその動機は常に首尾一貫している。
相変わらず見栄っ張りだから、龍馬にはいろいろ言い訳するところが、彼の龍馬へのライバル心とか密かな愛情(笑)とかが見えちゃって、カワイイ。
でも、龍馬は「ふーん」って感じで、弥太郎の噂なんて、そもそも気にしてない。
この二人の互いへの思いのかみ合わなさが楽しいし、かつ、徹底的に、弥太郎→龍馬 っぽい感じが、ちっくと切なくもある。
(決して“腐”目線ではない。)

失恋の痛手で(?)ぐんと大きくなって、土佐が、そして侍の社会が息苦しく感じ始めた龍馬は、文句なく格好良く描かれていた。
前述したが、半平太や弥太郎を一段落として描かなくても、こんな顔つきをする福山龍馬ならば、その大きさや、とてつもない伸び代を表現できると思うのだが。
そんな龍馬の器を即座に見抜く東洋。
夜の闇の中に、松明の灯りを受けて浮かび上がる姿も表情も、ちょっとただ事じゃない。(笑)
とにかくひれ伏してしまいそうな、辺りを払う絶対的なパワーを放出していた。
老人力?(大違)
いや、霊力!?
そんな人知を超えた力を放つような東洋をも魅了しちゃう龍馬さんですよ。
そして、半平太率いる土佐勤王党の下士達にも、人気沸騰中!
出た!坂本龍馬最強伝説!gawk



最後に、それでも私の心を震わぜた武市半平太。
池田虎之進の切腹を門弟達に、「これぞ侍の本懐!おまんら喜んじゃれ!」と叫んだ後、門弟達のむせび泣く声を受け止め、攘夷の二文字を見詰める、半平太の背。
己の無力さを、限界を噛み締め向き合っているその背に、ただただ見惚れた。
そして、また不覚にも涙腺が危険水域に!
いかん、いかん、いかーん!(by  ピエール広之丞)

半平太は、己の限界をこの時、はっきりと認めたのだと、私は思う。
だから、自分が最も信頼する人物であり、自分に足りないものを持つ龍馬に協力を依頼したのだ。
矜持の高い半平太にとって、どれだけ辛いことだったろうか。
恐らく、敏い半平太のことだ。
リーダーとしての資質も度量も、近いうちに龍馬に凌駕されるだろうことも既に悟っているに違いない。
それを受け入れて龍馬を土佐勤王党に強引に加盟させようとするのは、それが下士の結束に必要だと理解しているからだ。
彼が自ら選んで勝手に背負ってしまったと言えば、それまでだが、半平太は、白札という下士の上に立つ家に生まれたからには下士たちのリーダーたらねばならぬ、という自負と責任感をち続けてきたはずだ。
そして、随分以前より、ふつふつと湧き上がっていた虐げられ続ける者たちの怒りや恨み悲哀を、なんとかして自爆ではない方向に持って行きたいと考えていただろう。
その方策が、主流だった攘夷の旗印の下に皆を集めて、藩を動かそうという活動、その結果としての土佐勤王党だったと思うのだが…深読みしすぎかのう。(苦笑)

てなわけで、結局また、妄想と願望にまみれた長文を垂れ流してしまったぜよ。
全然、頭が冷えてない。(苦笑)
土佐だけでなく、私の心も沸騰中。

だってさ、自分ちで好き勝手に書かないと、やりきれないんですもん…(泣)

2010-03-14

映画『オーシャンズ』不完全鑑賞(汗)

映画『オーシャンズ』
http://oceans.gaga.ne.jp/

仕事関係の知り合いに成り行きでチケットを頂戴して、週末に観にいった。
だが、感想としての記事は書かない。
自分が観た映画メモとして、雑感のみ投稿。


純粋に、映像に驚嘆したり、海洋生物の生態に感嘆したりしたかった。
だが、御存知の通り、フカヒレを獲るためのサメ漁のシーンで、残虐性を主張するために、アニマトロニクス(コンピューター制御のロボット)やCGを使用するなどの演出・画像加工がされていた(これについては、エンドロール前に、その旨を記した一文が出る。)とか、そのほかにも色々とワケ有リらしい…ということを耳にして行ったので、正直なところ、最後の方は「ふうん。」と醒めた目で観てしまった。
12人の海洋カメラマンが4年かけて撮影した映像が、本当に素晴らしかっただけに、それだけが残念。

ちなみに、日本では、映画で描かれていたような、サメのヒレだけ切り取って、生きている胴体を海中に捨てることはしない。
肉も皮も、昔から利用してきたから、獲ったサメをそのまま水揚げする。
※気仙沼市 公式webサイト参照
http://www.city.kesennuma.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1236226486795&SiteID=0

ネット上で色々と調べたところでは、映画で取り上げたようなフカヒレ漁のやり方が行われているのは、日本以外の西洋の国々が主だったそうで、映画でも、オーストラリアでの漁をベースに描いたとのこと。

ドキュメンタリーというものは、生の素材をそのまま提示するのではなく、編集したりナレーションやBGMを加えて、監督のメッセージを観客に伝えるための映像作品に仕上げてあるわけだから、監督の意図が介入すること自体については、私は「だから、これはドキュメンタリーではない。」というふうには全く思わない。
しかし、主義主張を強調するためのフィクション映像を作って、それをノンフィクションの生の映像と混同するように作中に挿れてしまったら、監督が作品に込めたかった海洋資源保全というメッセージを自ら貶めることになりかねない、と思う。
そこも、残念だ。


それはそれとして、何故、「感想」を書けないのか、と言えば…。

…途中、ちっくと寝てしまったのよ!
グッスリ長時間、眠ったわけではなく、中盤でウトウトしただけ(だと思うsweat02)のだが…。

なので、本当は偉そうに、あーだこーだって言えないのだ。
すみません…とほほ…。

DALLOYAUのオペラ

いきなり愚痴で申し訳ない。
ここ数日、うちのPCの日本語変換がオカシクなっていて、まともに文章を表記させるのに、四苦八苦。
ちゃんと書いたつもりが、意味不明な言葉になっていたりして冷や汗かきまくりだし、何を書くにも時間がかかる。
そろそろ買い替え時かしら…。
また『シグネチャー』でのハゲタカごっこが遠くなるじゃないのさっannoy

本題でーす。
今日はホワイトデー。
夫からバレンタインデーのチョコレートのお返しをもらったのよん。

DALLOYAU(ダロワイヨ) の オペラ。

Operabox

オペラはダロワイヨ発祥のケーキだそうで、箱の内側にも、その旨がドーンと記されている。(写真には映っていない。sweat02
パリ・オペラ座をイメージしたのだそう。

5個入りだが、3日間もつので、2人で一日一個…の予定。happy02
もちろん、最後に残る1個は私がいただくのよん。catface

濃厚なガナッシュとほろ苦いコーヒーリキュールを含ませたスポンジ、こっくりしたコーヒーバタークリームが大人の組合せ。
さすがにフランスの定番アントルメだけあって、いついただいても美味しい。

Opera

しかーし。
もらって文句いうのはバチ当たりだけど、チョコレートのお返しにチョコレートケーキっていう夫の適当さが、ちょっとねえ…gawk
それに、価格差が大きすぎるのが釈然としないぞ。

なんて文句を言ったら、
「僕は君の執事または下男として労働奉仕しているから、その分を勘案して欲しい。」
との反論があった。
なんか違う気もするが…。

2010-03-12

NHK-BS2 『45日間奈良時代一周』

あをによし ならのみやこはさくはなの
    にほふがごとくいまさかりなり  (小野老)



『45日間 奈良時代一周』

NHK BS2
月~金  8:00~8:15/(再放送)19:45~20:00

番組HP→ http://www.nhk.or.jp/nara-jidai/ 

今年は平城京遷都1300年ということで、各テレビ局で様々な企画を用意していることだろう。
そういった番組のひとつだが、さすが(?)NHK、一味違う。
3月1日~4月30日の間、45日間かけて、一日一テーマで奈良時代を旅する気分で知ろうという企画。

NHKでスポットが流れていたのを観て、面白そう~♪と思っていたのに、すっかり忘れていた。
3月1日から既に放送開始していたのを思い出し、10日から慌てて録画予約開始。
残念ながら、最初の7回を見逃してしまったのだが、GWあたりに一挙再放送なんてしてくれないかしら…と期待している。

まだ10日の分しか見ていないのだが、なかなか面白い。
レポーター君が、爽やかな若いイケメンなのも嬉しい。(笑)
(番組HPをご参照あれ。)

基本オヤジスキーな私だが、そりゃ若いイケメンを観て目を楽しませるのだって好きですもの。
おっとり爽やかキャラで、悪目立ちしないところも、よろしい。

10日放送分で取り上げていたテーマは「ファッション」。
当時の貴族の衣装の再現や、朝服の細かい規定、目にも鮮やな絹の衣装をまとっていた貴族は人口の3%程度で残り97%の一般人は未だゴワゴワした麻の貫頭衣を着ていた…などなど。
実際に再現された衣装をモデルさんが着ているのを見ると、古代中国の貴族の衣装の強い影響下にあったというのもわかる。

なるほど~へえ~と感心し、興味津々であっという間に15分過ぎる。
月~金の帯放送を毎日観るのは難しいので、週末にでもまとめて観ることになりそうだ。
楽しみ、楽しみ♪

4月にNHKで放映予定のドラマスペシャル
『大仏開眼』も気になる!
http://www.nhk.or.jp/osaka/daibutsukaigen/


んん~、奈良には5年くらい行っていないので、また行きたいぞ。
あー、行きたいところが多すぎるよお。
でも休めないし、予算もねえ…(泣)

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2010-03-11

それじゃイタイ

今日、地下鉄の中で聞いた会話が笑いのツホに入ってしまい、脳裏でグルグル回っているので、小ネタとして披露しておく。
本当に、小ネタなので、そこんとこ、よろしくね。wink


帰路の地下鉄で、幸いにもすぐに座れたのだが、前に立っていた制服姿の女子高生が『龍馬伝』の話題で楽しそうなので、目をつぶってうっすら聞いていた。
どうやら二人とも佐藤健くんのファンらしく、以蔵の話で盛り上がっている。
で、二人ともちゃんと史実も調べているし、いくつかの幕末ものの小説なども読んでいるようで、土佐勤王党と岡田以蔵の運命も承知いている。
単なるミーハーではなく、勉強熱心である。
で、やはり武市先生の旗色が悪い。
ま、これはしょうがないよな。
女子高生には、武市先生の、真面目な理想家すぎて自分を縛ってしまい勝手に重いものを背負っちゃっう厄介な性格とか、高すぎる矜持ゆえ他人に悩みを打ち明けられなくて袋小路に入っちゃう孤独感とか、そういう分りにくいダークキャラは魅力が薄いのかもしれない。
大人になったら、苦いコーヒーとか、渋い赤ワインとか、クセのあるチーズとかが美味しく感じるのと一緒なのよ。
なんてエラソーなことを思っていると、いつのまにか話題が登場人物から土佐弁のことへと移っていた。


彼女たちは、土佐弁も気に入っているようだった。
語感がカワイイと感じるらしい。
なるほど。
方言をしゃべる女性を可愛らしく感じるって、堺雅人さんも仰っていたっけ…。

そして、私も同僚や夫と良く真似している「ぜよ」「こんまい」「まっこと」などを、女子高生たちも口にし始めた。
楽しそうだなあ。
あのくらいの年齢は、私も、なんでも楽しかったぜよ…。
などと微笑ましく聞いていると、一瞬、耳に違和感が。
んん?
なんだ?
すぐに違和感の正体が判明した。
彼女たちは、真面目に明日の授業の話をしていた。

「明日の1時限目、化学の実験の準備があるから、ちょっと早く行かなきゃ。」
「ちょっと、じゃないよぉ。」
「あ、そうか。ちくっと早くだね。」
「そーそー。ちくっと

恐らく、周囲で何気なくその会話を耳にしていた『龍馬伝』を観ている乗客全員が、同じことを思ったであろう。

あー…惜しい…。
“っ”の位置が、ちっくとズレてるぜよ……。

2010-03-09

DVD『南極料理人 豪華版』&レシピ本『ごはんにしよう。』

いきなりタイトルからずれた話題で恐縮だが、先日の日本アカデミー賞授賞式の会場に、いわゆる業界人以外の一般客の方々が高額チケットを購入して参加されていた、ということを知ったのは、テレビで授賞式を観た後のことだった。
こういうことに疎いというか、関心が薄いので、ああいった賞関連イベント会場に着席していらっしゃるのは、関係者や招待客や華を添えるための仕込みのモデル(笑)だけなのかと思っていたのだ。
お恥ずかしい限りである。

ならば、堺さんファンの方々も参加されていたろうと、あちこち覗いてみたら、あらビックリ、多くの方が参加されていたようだ。
会場での堺さんのご様子をレポートして下さっているファンブログの記事なども拝読して、録画してあった番組の堺さん登場シーンをまた見て、「前髪短かっ!heart01可愛いっ」とか初見の時と同じことを叫んでトキめいたりしているアホな私だ。

堺さんは、昨年度は『クライマーズ・ハイ』の佐山記者役(NHKドラマでは大森南朋さんが演じた役)で優秀助演男優賞を受賞されたので、堺さんの輝かしいお姿を拝見せんと、昨年に続き、2年連続で日本アカデミー賞授賞式に乗り込んでいかれた方も少なくなかったようだ。
日本全国(海外も?)追っかけていらっしゃる方々もおいでのご様子…。
私の勤務先は、かつて某テレビ局のそばにあったから、アイドルなどの“追っかけ”と呼ばれる類の熱心なファンの姿を毎日目にしていたので、驚きはしないが、それにしても、本格的なファン活動は、時間もお金もかかるんだなあ…と感嘆している。

私は、今のところ、胸を張って「ファンです!」と言えるのは鷲津政彦についてだけなのだが、映画からのファンだから、まだ新米だ。
しかし、鷲津欲が旺盛なうえに、こらえ性が無いので、時間は勿論、yenのほうも、小額とは言えない支出実績である。
日本経済の活性化に一役買っている…ってほどでもないけど。(笑)
夫に言わせると「鷲津に貢いでいる。」ということになるが、否定はしない。(笑)
もちろん、鷲津は貢いでも受け取らないに決まっているから、鷲津が運営するファンドに投資…したつもりになっているわけだ。
(わはは……ダメだこりゃ。)
さすが鷲津代表は金を引寄せる力が強い。
いやはや、鷲津が実在の人物でなくて本当に良かった。


そんなわけで、私は鷲津関係には財布の紐がゆるゆるになっており、つられて他の好きなことにも、金銭感覚がゆるみきっている。
なので、買ってしまった。

南極料理人 豪華版 (初回限定生産)

Dsc00757

(長い前フリですみませんね…)
2月24日発売だったので、『ハゲタカ』の時と同様に前日の23日に到着していたのだが、いまだに特典映像しか観ていない。
もちろん、劇場で本編は観た。
『ハゲタカ』のような渇望感を引き起こす中毒性のある作品ではないし、楽しい作品、大好きな作品であるけれど、ま、いつでも観られるからね、というスタンス。
買った動機としては、お気に入りの堺雅人さん主演作であることと、なんといっても美味しそうな食べ物を美味しそうに食べるシーンがてんこ盛りだからだ。(笑)
堺さんの、ふんわり優しい笑顔に癒されるのはもちろんだが、私がキュンキュンするのは、お料理中や盛り付け中の、精神統一している姿と真剣な眼差し。
仕事に集中している男は、掛け値なしに美しいのだ。

スリルもサスペンスもカタルシスもない。
負の要素、全くなし。
安心して観られる。
村田さんこと嶋田久作さんも、守山くんこと高良健吾くんも出演して、良い仕事をしている。
などもセールスポイントだ。

初回限定の豪華版、というこでパッケージも、上掲の写真のとおり、ちょっといいでしょ。。
そして、特典映像DVDのほかに、ライナーノート、ポストカード2枚、レシピカード4枚付き、の大判振る舞いや。(飯島亮介?)
ライナーノートには、ドームふじ基地の見取り図なども載っていて読み応え&見ごたえアリ。

そして、アマゾンさんに勧められるままに、一緒にレシピ本も買ってしまった。

ごはんにしよう。―映画「南極料理人」のレシピ

Dsc00755

著者の一人、飯島奈美さんは、映画「かもめ食堂」やドラマ「深夜食堂」も担当されたフードスタイリスト。
どちらも、私の好きな作品なのだが、ひかれる要因として、飯島さんが作り出したとっても美味しそうな食べ物があることは確かだ。
そんな魅力的な料理レシピが、50品。
あの♪えっびふっらいっ、えっびふっらいっ♪も、映画の写真と共に紹介されている。
他にも、映画のあのシーン、このシーンの写真も、堺さんの素敵ショットも載っていて、サービス満点。
『南極料理人』に登場したお料理は、どれも美味しそうなのだが、なかでも一番おいしそうだったのは、おにぎりと豚汁。
特に、おにぎりは堺さんが握っているんだから、もう…(以下省略)。
このところ、手抜きが多い我が家の食卓を反省して、本編鑑賞後に、この本に載っている料理を作ってみるか…。

restaurant僭越ながら、弊ブログの『南極料理人』関連記事を御紹介
riceball 映画『南極料理人』感想
noodle 『「南極料理人』の記事が国立極地研究所広報誌に

2010-03-08

しあわせ~ってなんだっけなんだっけ♪~『龍馬伝』第10回「引き裂かれた愛」

えーっと、こんなタイトルですみません。
『龍馬伝』の後で、民放にチャンネルを変えたら、こんなのが流れてきたので、思わず噴出しちゃった…。

http://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/syouyu/special/commercial/index.html

だけど、その直後に、半平太、龍馬、収二郎、加尾のことが思い浮かんでしまった。
幸せって何だっけ。
この四人の思う幸せは、いったい何なのか。
彼らの幸せは、どこに行ってしまったのか。

前回ラストに次回予告でサブタイトルを観て、「昼ドラ?」と思ってしまったと同時に、ラブ系が苦手な大友D(決めつけ)だったらどう演出するのか?という間違った興味もわいてしまったが、第10回の担当は真鍋D。
やはり、ヒロインの回なので、ここは女優さんを魅力的に撮るのが得意な方が担当Dか。なるほど。
加尾の見せ場がたっぷりあって美しく撮れていたし、視聴率アップのための龍馬の入浴シーンもあり(笑)、龍馬と加尾の求婚と別離のシーンも綺麗だったし、福山ファンも広末ファンも納得の仕上がりだったであろう。

さて、中心となっていた悲恋については、この際、置いといて。(えっ)
当時、武士の家で恋愛結婚なんて、滅多にあることではなかったはずだ。
それが叶いそうだと喜んだ矢先だっただけに、加尾は一途な想いが通じたのに、幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされたわけだから、本当に可哀想だと思ったし、政や家のために犠牲になった女性ということでもあって、気の毒だとも思う。

しかし、悲恋部分が中心であるにせよ、参政に返り咲いた吉田東洋の藩政大改革とか、井伊大老の登場とその影響とかのあたりが、ダイジェストすぎちゃって(笑)、個人的には、物足りなく思う気持ちもあったのだ。

まあ、今回は、世の中の動きが起こす大波が人の思惑を呼び、その思惑で知らないうちに自らが縛られたり縛ったりして身動きがとれなくなっていく人々…というのを描いていたと思うので、その犠牲の悲恋、ちょうどエエでしょう(笑)なわけだが。

前回に、人間・半平太の心の揺れ動きや苦悩が、きちんと描かれていたため、今回、どんどん自縄自縛になっていく半平太の心痛がズドンと伝わって来てしまった。
自分でも、妄想や願望が混入しながら見ているゆえの過剰反応だと分っているのだが、涙腺が危険水域手前まで来てしまった。
自称・黒半平太推進委員としては、
「武市先生、しっかりしてつかあさい!この仕事は…じゃなかった、攘夷は…私情を交えては成し遂げられない。
と叱咤しなければならないというのに(笑)、思いっきり私情を交えてしまい、情に流されかけ内心バタバタしている半平太に感情移入してしまったのだ。
ヤバイ…このままでは、山南さんが切腹した後の精神状態が、またやって来てしまうではないか…。
今のうちになんとかせねば…。

ジキルとハイドというか、悪魔の武市と天使の半平太というか…な場面は「おやおや…」と思わないでもなかったが、大河ドラマは多くの人々に分りやすくあらねばならない。
「リテラシーの高い人達だけに伝わればいいんだよ!」みたいな作り方は、ご法度だ。(なぜ上から?)
(それは、土曜ドラマで思い切りやりましょうね。笑)
なので、これくらいベタで、ちょうどエエでしょう、なのだ。

武市半平太は、まだ非情に徹しきれていない。
龍馬に「幼馴染を人柱にしなければいけないのか」と糾された時には、くじけそうな心を叱咤して、「言うまでもないのう。」などと好悪的なところを見せ付ける。
なのに、一人になると、悪い半平太(笑)と闘う。
そして、意を翻したときには、もう遅かったのだ。
自分が利用しようとしたはずの柴田に、すでに絡め取られてしまっていたのである。
この柴田の超俗物ぶりが、ナイスだった。
上昇志向と志ある半平太とは違い、柴田にはそんなものは欠片もない。
あるのは自分の既得権益を奪った吉田東洋への恨みつらみだけだ。
『外事警察』での地味で人柄が良くて優秀な捜査官役とは、別の顔(当たり前)を見せてくれる北見さん、素晴らしい。

こうして、黒くなりきれず、人の痛みを踏み台にすることが出来なかった半平太は、結局、加尾を追い込んで京に行く道を自分で選ばせる形に仕向けてしまったのだ。
そして、そんな自分を内心では許せないのだ。
大儀のためだとか、加尾が兄のためを思って自ら選んだ道だとか、自分に言い訳しても、本当は納得できていないはずだ。
この先、葛藤を続けて、融通が利かない真面目さゆえに、どんどん自縄自縛になって、修羅の道を歩むことになり、自分も他者も傷つけていくわけね。

このまま苦悩する半平太の姿が続くのか、それとも、どこかで腹をくくって、「流れた血を汲み取る」覚悟でダークサイドの自分と共存して、己の掲げる理念のために冷徹非情な“King of 天誅”になっていくのか。
いったい、どうなっていくのだろうか。
複雑な心情を滲ませる、陰影ある半平太の姿を観られることは楽しみではあるが、辛くもあり。
…そんなふうに思わせる大森半平太なのだ。
これからも、彼の内面を描いていって欲しい。

flair 「難しい話をするから、外で見張ってろ。」みたいな感じで、仲間はずれにされちゃった以蔵。
あの可哀想な子犬のような表情…毎回、切ない表情で盛り上げてくれる。

flair 乙女ねえやんの夫に温水洋一さん。
風采が上がらなくて、でも意外と腹黒いかも?みたいな感じが絶妙。でも、出番は少なそう…。
つい最近、『剣客商売』で非道な悪徳医師役が印象的だったなあ。

flair 予告どおり、歯以外はこぎれいになって登場の弥太郎。
意気軒昂で、踏ん反り返って、またまた龍馬とかみ合わない感じか良い。
やはり、彼が出ると濃いけれど、画面が躍動するというか、元気が出るというか。凄い出力だ。
まあ登場する分量によるのかもしれないが。

flair 出ました!吉田東洋! 
あの鋭い眼光、圧倒的な存在感。怖いよ…。
自らも含め重役の禄高5割カット、不要な役職廃止などなど、古参の幹部連中(←アカマ自動車のじゃないよ)に有無を言わせず藩政に大鉈を振るう姿は、迫力満点で、爽快ですらある。
腐った土佐藩重役を叩きのめす!×3 なのだ。
入牢中の弥太郎が出した意見書を読んで、その才を見抜き、即座に長崎に派遣するなど、やはり身分などにはこだわらず、公平で実力主義の人だ。
ただし、半平太のオーディションの時のように、少しでも自分の意に沿わないと、歯牙にもかけず、すぐにポイ。
そして、自分が能力を認めた者以外は、バカだくらいに思っているに違いない。
なんせ、わしは天才じゃき、だもんね。
強烈なプライドと傲岸不遜な態度。
日本的根回しとか腹芸なんて不合理なことはやらんのだろう。
だから敵も多い。
よくまあ、あのお殿様の懐に入れたもんだ。(笑)
似たもの同士で気が合うのかしらん。
弥太郎とも似ている部分もあるようだし、意外とウマが合うかも?

番組HPに載っている香川氏による次回のみどころによれば、次回はついに東洋が「もののけ」に進化(ポケモン?)するそうなので、怖さ半分楽しみ半分。

2010-03-07

ピエール滝さん in 土曜スタジオパーク

『龍馬伝』第10回は、不覚にも、半平太の心の痛みに同調しすぎてしまったので、感想は後日…書けるかな…。
本当に泣きそうだったぜよ。
いやはや、黒半平太推進委員としては、恥ずかしい。(笑)
(フツーは悲恋のほうで泣くんだろうけどさ…。)

昨日は、朝から半日あまり、仕事ではないが、仕事絡みの用件で外出した。
頭脳労働をしたわけでも、いじめられた(笑)わけでもないのだが、頭の芯が疲れてしまって、気分もdown
帰宅途中の駅地下街で美味しそうなスイーツを買って、帰宅して、すぐに濃い目のミルクティーを淹れて、録画予約しておいたテレビ番組を再生。

土曜スタジオパークに、『龍馬伝』に溝渕広之丞役で御出演中のピエール滝さんがゲスト出演、ということで、ピエール広之丞が気になる私は楽しみにしていたのだ。
http://www.nhk.or.jp/dosta/backnumber/09/bn0306.html

期待通り、いや期待以上に、ピエールさんの、身構えるところのない大らかで懐の深いお人柄と楽しいトークで、いっぺんに疲れが吹き飛んでしまった。
こういうオトナになりたいと思わせる人だ。
いいなあ。(いや、私は十分に生物学的にはオトナなんだが…)

話題の中心は、もちろん大河ドラマ『龍馬伝』のことだが、ピエールさんの仕事や生活に対する向き合い方が、トークの軸になっていた。

以下、印象深かったことをあげてみると。

sun大河ドラマの現場きは一流の社会科見学の現場

大河のオフォーが来たとき、「そりゃ受けなきゃ。」と思ったそうだ。
大河とラマの制作現場の裏側がどうなっているのか、ぜひとも知りたかったからですって。
映らないかもしれないのに、セットに雨だれの跡をつけているのに遭遇して、関心した、なんてことに始まって、細部までこだわりぬいて創り上げられていることに驚いたり面白かったりで、興味がつきないそうだ。

sun俳優ではなくて飛び道具または特殊効果として…

本職のミュージシャンとしての御活躍のみならず、これまで俳優として多数の作品に出演されて来たピエールさんだが、御自分では「俳優」の仕事をしていると思ったことはないそうだ。
俳優としてではなく、飛び道具とか特殊効果として呼ばれたと受け止めて、お仕事を引き受けるのだそうだ。
また、オファーされても、「演技できます。」とは一言もいっていないし、ダメだったら頼んだほうが悪かったってことで(笑)…とも仰っていた。
『あなたが主役50ボイス』でも、そういうコメントされていたっけ。
http://www.nhk.or.jp/50voice/movie/16/movietxt.html

これぞ、ピエール滝流・脱力系ポジティブシンキングの極意か!?

sun香川劇場が観たくて、でも観れなくて。

『龍馬伝』に初登場された第3回「偽手形の旅」で、旅籠の部屋で夜、龍馬と弥太郎が語るシーンのエピソードが印象的だった。
広之丞は先に就寝していて、2人に背を向けているという設定だったのだが、香川さんの熱演が凄くて、ピエールさんは背面にその力を感じるほどだったそうだ。
なので、香川さんのお芝居を傍で観たくてたまらなかったのだが、寝返りをうったらNGになってしまうし…と激しく葛藤していたとか。

good「いかん、いかん、いかん……」はアドリブ

『龍馬伝』第4回「江戸の鬼小町」で、佐那に打ち込まれてガックリしている龍馬を江戸の悪いアソビ(笑)に誘おうとするシーンでの「いかん、いかん、いかん…」というセリフ。
あれは脚本では「いかん」が1回だけだったのだが、いっぱい言ったほうが面白いかな?というフィーリングで言ってみたらOKだったそうで。
確かに、あのほうが広之丞のキャラが立って面白くなっていた。
このあたりは、さすがにパフォーマーとしてのセンスが秀でていらっしゃるのだろう。

sunピエール滝の溝渕広之丞像

番組では、広之丞の経歴や、龍馬と一緒に撮影した写真や、龍馬からの書簡の内容も紹介していた。
ピエールさんご自身は、独自に深く広之丞のことを調べるようなことはしないで演じていらっしゃるそうだが、彼の解釈としては「龍馬の近しい先輩」であり、「龍馬を初めとする幕末の有名人や革命家ではない、当時のその他の多くの普通の人の一人」だそうだ。
土佐藩で、なかなか重要な役を務めていたにも関わらず明治政府には出仕せず46歳で隠居して長生きしたという後半生を聞いて、ピエールさんは「若くして隠居、いいですねー」と仰っていた。
なるほど、そこか。(笑)

その他にも楽しいお話を沢山してくださって、スタジオは笑い声が絶える事がなく、始終なごやかムード。
でも、決してガッツいて笑いをとろうとか、前に出ようと言う姿勢は全く感じられず、飾り気が無くて<温厚で、楽しくて優しいお兄さんという感じ。
でも、クリエイター/パフォーマーとしての非凡なセンスがあり、エキセントリックで、鋭い嗅覚を常に広角に働かせているのだけれど、尖った感じが無くて、やっぱり不思議な魅力のある方だった。

今後も、『龍馬伝』の私の一服の清涼剤'(笑)、ピエール広之丞の活躍に注目していきたい。

マンダリンオリエンタル東京のケーキ、そして飽くなき野望(笑)について

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアー 番外編のオマケcake


マンダリンオリエンタル東京のグルメショップで、バーズテー(微妙にズレてたけど)のケーキを夫が買ってくれた。
http://www.mandarinoriental.co.jp/tokyo/dining/gourmet_shop/


グルメショップは20時に閉まるので、夕食後では間に合わないと思い、日本橋デューデリ昼の部の最後に寄ってゲットし、フォーシーズンズホテルの冷蔵庫に入れておいて、ホテルで堪能したのだhappy01


ケーキ、チョコレート、焼菓子、パンが沢山あって、お店にいるだけでテンションup
お店に行ったのが、常磐橋で劉一華を追悼し、貨幣博物館でお金の重さについて深く考え(ウソ)た後になってしまったので、午後3時を随分と過ぎていたため、ケーキの数も種類も少なめだった。
でも、どれも綺麗だし美味しそう。
ケーキ選びはスポンサー(笑)の夫に一任。


Ecr

いちごのエクレア。
チョコレート味のシュー生地にイチゴと生クリーム、チョコレートクリームがたっぷりつまっていて贅沢。
いちごとチョコレートって意外と合う。

Akebono

“アケボノ”。
後日知ったのだが、こちらのエグゼクティヴペストリーシェフ・五十嵐氏の代表作のひとつだそう。
オレンジムースとミルクチョコムース、下にマドレーヌ生地、土台はビスケット生地。(だったと思う…自信なし。)
もともと、オレンジとチョコレートは好愛称。
濃厚な酸味と甘味が良いバランスで、香りも爽やか、色味もきれい。大満足~。

エクレアは夜、アケボノは翌日の午前中に、映画『ハゲタカ』DVD鑑賞会のお供、つまり「ハゲ供」とした。

こちらは、ランチ仲間へのお土産に買った焼き菓子。

Sweets

手前がマンダリンのシンボル・扇子マーク入のフィナンシェ、後方左がキャラメルパウンドケーキ、右はダックワース。
『ハゲタカ』絡みで行ったのだから、そりゃあ、フィナンシェ(financier)は外せない。(笑)
いずれも、おいしゅうございました。
特に、フィナンシェは、どっしり重いのではなく、ふんわり軽めだったのが印象的。

もっと色々な種類を、また食べたいなぁ。

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と、いうことで、長々続いた映画『ハゲタカ』ロケ地ツアーの記事も、これにて終了。
ロケ地以外にも寄り道したし、ハゲタカ欲&鷲津欲だけでなく食欲も炸裂し、妄想は暴走し、盛りだくさんな一泊二日だった。
ここ数年で、最も楽しかった誕生日のイベントでもあった。
付き合ってくれた夫には、密かに感謝している。
(彼には弊ブログのことは極秘である。ネタにしているからね。)

全編に渡って全方位的に参考にならない記事ばかりであるが、この拙いレポートに、お付き合い下さった方がいらしたら、恐悦至極に存じまする。(←誰?)happy01

さて、たいへん楽しかったが、我が野望が完全に達成されたわけではない。

今回は実現しなかった、『シグネチャー 』での食事、そしてマンダリンへの宿泊を決行して、また、『ハゲタカ』ごっこをしたい。
それが出来たら、成仏できるかも。(本当?)

我が忠実なる執事(=夫)に、また呆れ顔をされてしまうに違いない。
だが、『ハゲタカ』と鷲津政彦に関して、相変わらず私の座右の銘は

“Greed is good .”   by  Gordon Gekko

2010-03-06

日本アカデミー賞授賞式で、やっぱり心が乱れたワタクシ(追記あり)

※3月7日 追記※

3月6日に投稿した以下の記事の内容は、テレビ番組として放映された『日本アカデミー賞授賞式』の内容についての感想が含まれています。
テレビ番組として、かなりカットされていたものについての感想でしたので、大きな誤解があったまま記していいた記事でした。
この記事に対して、私の誤解を正してくださる貴重なコメントを頂戴できましたので、是非とも、コメント欄を合わせてお読みいただきますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;: 以下、3月6日投稿の記事です。 :;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:

まあ、結果のほうは、順当といえば順当、であった。
http://www.japan-academy-prize.jp/

なので、自分が応援していた人達が受賞できなかったことには、残念ではあるものの、「そうだろねえ。」と、いう感じで受け止めたのだが。
授賞式での『ハゲタカ』関連の扱いに、テレビの前で、いちいちブーイングしてしまって、ちょっと疲れた。(笑)

映画関連の賞にさほど関心がないもので、いったい何年前から、この授賞式をテレビ放映しているのか知らないが、なんと、今年はじめて観たのである。

おめあては、わがお気に入り・堺雅人さんと、私の時間を奪い続ける映画『ハゲタカ』で優秀賞受賞の大森南朋さんと玉山鉄二さん。

なんとかスタート時間に間に合って、雑に作った夕飯を食卓に並べながら、入場シーンから観られた。

やはり、艶やかなドレス姿の女優さんたちが並ぶと、ゴージャスだ。
特に、鈴木京香さんと渡辺謙さんのツーショットは、マチュアな空気か溢れ、ありがたい感じ(笑)すら漂うスターのオーラ。
他の女優さんには悪いが、いやー、京香さんは群を抜いて麗しい。
そういえば、『新撰組!』終了後の隊士集合対談番組でも、スタジオに集まった俳優さんたちが、撮影中に軒並み京香さんに心を奪われていたという話をしていたっけ…。
そして、余貴美子さんは、相変わらずカッコ良かったheart01
2年連続の最優秀助演女優賞crownおめでとうございます。

で、なんと堺雅人さんと玉山鉄二さん、大森南朋さんが並んで入場!
南朋さんのことを好きな(誤解を生む表現)堺さんのことを思い、思わず「タマテツ、場所変わってあげて…」と、呟いてしまった。(笑)
でも、やはり『ハゲタカ』の主演・助演の男優さんお2人が並ぶと絵になる。

授賞式の様子は、今更なので詳しく触れないが、堺さんは、そつなくこなしていて、ひと安心。
『ゴールデンスランバー』の怒涛のプロモーションで慣れているということもあるが、実はベルリン映画祭にも中村監督の名代で参加して現地でスピーチしたりティーチインに出席されていたりしてたそうだし(コアな堺さんファンの方々のブログで得た情報/笑)、既に昨年は大小さまざまな映画祭で授賞式にご出席されていて、随分と場慣れしていらっしゃるのだ。
私などが心配するなど、おこかましい。
いつもどおりに、誠実に言葉を選んで、ウケをねらうこともなく、きちんと答えていらして、堺さんらしかった。
『ジェネラルルージュの凱旋』自体には、私は、ま、ナニなのだが(そもそも、主人公・田口医師を女性に変えてしまった前作がナニだが)、堺さんの優秀でクールだが、奥に救急救命医としての強く熱い使命感と信念がたぎっている人物造形は出色だった。
堺さんの医師役といえば、南朋さんも出演されていた「Dr.コトー」でのメガネ+白衣の萌え萌えなお姿での冷徹な外科医役も素敵だったし…。
あ、話がそれたsweat01

玉山さんも、壇上でのインタビューを相変わらず真面目に、きちんとまとめていたし、いい感じだった。
なのに、『ハゲタカ』の作品紹介のされ方が、ちょっと、ね…。
ま、他の文芸大作系とか、わかりやすい人情系作品とかに比べると、こういう賞での位置としては、いたしかたないのだろうし、主演男優と助演男優のお2人が優秀賞に選ばれただけでも素晴らしいのだとわかっているけれど、やはり『ハゲタカ』ファンとしては、他に比べて扱いが軽くて雑なような気がしてしまった。


そして、優秀主演男優賞を受賞した皆さんが登壇して、もちろん、大森南朋さんを注視していたのだが、まー、さすがのマイペース。
それは、南朋さんらしくて良いのだろうが。
MCの関根さんが、隣の鶴瓶師匠を早く弄りたくてしようがなかったせいなのか、うまく南朋さんの答えを拾ってあげられないというか膨らませてあげようという気がさらさらなかったのがミエミエ。
しかし南朋さんも、鷲津の役作りを「メガネかけて、髪を横ワケにして…」ってところで答えを終わらせちゃったら、『ハゲタカ』を知らない人からすれば、ウケを狙ってスベッたようにしか見えないではないか…。
そのへんを考えているのかいないのか…な感じが良いといえば良いのだろうが、ファンの皆様はご心配でもあろう。(笑)

その後も、鶴瓶師匠が舞い上がっていたせいだろうが、南朋さんのお名前を忘れたのでは?と思われる場面(渡辺謙さんと浅野忠信さんの名を出して謙遜してみせたのに、隣の南朋さんのことはスルー)など、観ているうちに、学芸会に出ている甥っ子の扱いが悪いのでは…とイラつく伯母さんみたいな心境になってしまった。
まったく、武市半平太の婆さんとか、大友Dの母とか、私も忙しいぜよ。gawk
関根さんも、大河つながりで南朋さんについてのコメントを求めるなら、香川照之さんにふらないと。
そうしたら、きっと少しはもっと盛り上がったのでは。
ご覧になっていた方はおわかりだろうが、香川氏は、こういう場でも、キッチリとレレベルの高い仕事をされる。
急にふられても、要求されている方向でちゃんと良い返球ができるのだ。
やはり、相当に頭の回転が速く、話術のセンスがある方だ。

なんだか、身びいきのグチっぽくなってしまたが、これも『ハゲタカ』を愛するがゆえ。
関根さんファンの方々や賞関係者の方には、目障りなことを書いてしまったが、ご寛恕くださいませ。

しかし、ああいう権威ある(のか知らないが)賞の授賞式を豪華なショーとして見せるという形式は、まだまだ日本人には恥ずかしさがあるみたいだ。
壇上に居る人たち(MC含め)の多くが、こなれていないというか、どう振舞ったらいいのかわからない感じがあるみたい。
そこが、謙遜とか恥じらいとかいう文化がある日本人らしいのだろうが。
米国のアカデミー賞授賞式の様子などをたまに見ると、ずいぶんと様子が違うものね。
ただし、ハリウッド俳優の渡辺謙さんは、さすがに堂々としていて慣れたものだったし、前述したとおり、香川照之さんのキレ者ぶりはさすがだった。
このお2人以外の俳優さんたちは、ちょっと恥じらいが残っていたり、上がっているみたいで、MCとの会話がズレてたりしたが、まあ、そんなところが好感が持てた方もいたし。

やはり、アメリカのショウビズ界と同じように授賞式をショーアップするのは、若干ムリがあるのかもしれない。
いや、滅多に観ないからいいんだけど。(ヒドイ)

2010-03-05

フォーシーズンズホテル丸の内③~朝食編

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアー 番外編その3

フォーシーズンズホテル丸の内は、朝食メニューに力を入れていて朝食専門のシェフをわざわざ招聘したと聞いた事がある。
となれば、食い意地が張っている私の期待値も高くなろうというものだ。
朝食は、同ホテル内唯一のレストラン・バー『ekki BAR & GRILL』でいただいた。
前回は夏に泊まったせいか、朝食時は賑わっていて窓際に座れなかったが、今回は、8時くらいに行っても、先客は出張のビジネスマンらしい1~2組程度で、その後も、数組増えたくらいで静かだった。

このホテルは、とにかくビジネス客が多い。
そのためなのか、席に着く前に、新聞各紙を並べたテーブルの前に案内してくれて、好きなものを貸してくれる。
夫はいちおう、日経を手に取ったが、後で小声で「東スポ読みたいって言ってもいいのかなあ」とアホなことをぬかしよった。

何本も並ぶ線路(在来線)を見下ろす窓辺の席に案内してもらえた。鉄道ファンの方には、たまらない朝食だろう。

今回は素泊まりなので、それぞれ適当に好きなものを注文。
まずはコーヒーを注文すると、クリームかミルクが要るか聞かれた。
私はブラックだが、普段はクリーム党の夫はミルクを頼んでいた。
外ではいつもと違うことをしたがる人なのだ。

前回宿泊時に、朝のフレッシュジュースがとても美味しかった記憶があるので、本日のジュースの内容を、我々をテーブルに案内してくれた、派手なネクタイが似合うマネージャー(だったと思う)に尋ねてみた。
「本日のジュース」には果物と野菜の2種類あり、この朝は、メロンとミントのジュースと、セロリとリンゴ(だったかな)のジュースだと聞いて、メロンとミントのジュースをオーダー。

Juice

隣にあるのは、サービスのヨーグルトドリンク生姜風味。
ほんの2口程度だけれど、サッパリして喉越し良く、美味しかった。
生姜効果で冷え知らず?r

ジュースはたっぷりあって、メロンの甘くて上品な香りも味も濃く、しかもミントで爽やか。
この一杯だけで、すっごーく幸せ。 頼んで正解!

夫は、ヘルシーブレックファースト \3900
低脂肪ヨーグルトにナッツやフルーツ類が載っていて、はちみつ(アカシア、桜、ひまわり)がついてくる。ピッチャーが可愛いheart01

Yorg

Honey

Omlet

ハーブ入卵白オムレツ。メレンゲをオムレツにした感じでフワフワ。(一口だけ味見させてもらった)

写真は無いが、雑穀パンのトーストも出て、夫は少しジャムをつけていた。

Jam

こちらのジャムはテーブルに置いてあったので、全朝食共通ということらしい。

私は、わざわざ専用のパンを焼いて作ると言う評判のフレンチトーストと、どちらにするか大いに迷ったあげく、

ジャージーミルクのパンケーキ ¥2500 をオーダー。

Pancake

厚い小さめのパンケーキが3枚。
外側はカリッと焼けていて、内側はしっとりふんわり。
甘さ控えめでミルクの風味も濃くて、食べ応えあり。
バターは付けず、シロップは、メープル、ベリー、和三盆の3種類。
それぞれ違う甘さが楽しめた。
特に、初めて体験した和三盆のシロップは、スッキリした甘さで美味しかった。
添えてあるベリーはこんな感じ。

Berry

ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリー。
ベリー大好きな私は、見てるだけでも幸せになるけれど、食べれば甘酸っぱくて、もっと幸せhappy01
パンケーキと一緒にいただくと、爽やかで、とっても美味しかった。


鷲津は、このホテルに泊まっているときには、飲食はルームサービスだったのかしら…。
でも、たまには気分転換で、ここで朝食、食べてたらいいな。
なーんて、鷲津ファンなら考えちゃう。

離れた席に座った出張らしいヤンエグ(死語)っぽい日本男児三人組の一人が、「僕、ワッフルと季節のフルーツ!」と、スタンリーBros.の坂本クンのような軽めで元気な口調で女子っぽい朝食を注文しているのを聞いて、私の妄想が膨らんでしまった。

鷲津の朝食はブラックコーヒーのみ、というのが私の勝手なイメージだが、頭脳労働のためには糖分摂取が必要だ。
で、もしも先ほどの軽いヤンエグ氏と同じオーダーの場合(なんで?というツッコミは無しでヨロシク。だってドリームだから。笑)は、ワッフルは中延さんに譲るとして(政彦ぼっちゃまを迎えに来てお相伴…爺や幸せっheart04)、彩りが美しいカットフルーツを少しだけ、ベスト姿の鷲津が眉間に皺を寄せて新聞(東スポ不可dash WSJが定番かな。)から目を離さないまま、無造作に、でもスマートにフォークを操り口に運ぶ…なんてのは、是非とも、斜め前の席あたりから鑑賞したい。
正面からだと、心臓が跳ね上がってまともに見られないもんね。
で、いつのまにか席についていた村田さんにはアイスミルクをストローで飲んでいただく。(笑)
……おほほ、妄想にまみれながらの朝食も楽しいですわ。happy02


さて、パンケーキが十分に食べ応えがあったので、これで満腹~のはずなのだが、夫のヘルシーブレックファーストに比べて量が少ない(カロリーは逆だろう)ので羨ましくなったのと、鷲津の朝食妄想のせいで(笑)、季節のフルーツを追加注文してしまった。

夫の顔が一瞬、ドラマ『ハゲタカ』第3話の記者会見シーンで、鷲津の背後に立っていたアランの表情とソックリになったが、見なかったことにした。
「フルーツを追加することがいけないことでしょうか!annoyいけないことでしょうか!!」だ。(←摂取カロリー的にはいけないと思う。)


ストロベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、キウイ、オレンジ、パイン。
彩りが美しくて、新鮮で、熟し加減も良し。
むふふ~し・あ・わ・せっheart04

Fruit

朝から大した食欲で、完食。
すると、やはり夫に
「そんなに食べるから太る一方なんだよ。鷲津の背中の肉がどうこう言う前に、自分の背中を反省しなさい。」と厳しくたしなめられてしまった。
「はぁい…すみません…。」
表面上は、うなだれて反省しているふりをしたが、厳しく自己管理しなくても決して太らない体質の夫が憎い一心の、反省しないダメ人間な妻であった。gawk

コーヒーはポットサービスされ(もちろん、カップが空になると、すぐに注いでくれる。)、2人で4杯はあったのだが、もうすぐなくなりそうになった頃合で、派手ネクタイ氏が、「熱いのをもう一杯如何ですか?」と聞いてくれたので、お願いすると、新しいカップに替えて、1杯ずつ注いだものを出してくれた。

お客さんか少なかったせいもあり、とても静かで、ゆったりと美味しい朝食をいただけて、鷲津妄想にも浸れて、贅沢な朝だった…。

御馳走さまでした。

部屋に戻って、映画『ハゲタカ』DVDをまた鑑賞。
どこまでも『ハゲタカ』と鷲津にどっぷり浸かって、幸せな一泊二日のバースデーイベントだった。

さて、次回でラストです。

2010-03-04

フォーシーズンズホテル丸の内 ②

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアー その5(後編)

話が前後するが、マンダリンでの夕食を終えて、鍛冶橋駐車場経由でホテルに戻った時、酔っ払っていたせいか、エレベーターを下りてから左右を間違えて進んでしまったらしい。
廊下をずんずん進んで、角に自分たちの部屋があるはずなのだが、様子がなんだか違う。

違うのだが、どこかで見た覚えがある…。
デジャヴ?
いや、違う。ここは…。
私は慌ててバツグからデジカメを取り出した。
幸い、廊下には誰もいない。
きょとんとしている夫を尻目に、とりあえずシャッターを押して、あわてて、自分たちの部屋の方向に戻った。


部屋に帰って、「コテコテの日本人」(by 鷲津政彦)なので、まずはスリッパ(これも、お持ち帰り可のホテルのスリッパにししては、なかなか良い)に履き替えて、いよいよ、本日のラスト・イベントである。

映画『ハゲタカ』DVD鑑賞会@フォーシーズンズホテル丸の内!

このために何ヶ月も前から予約しておいたのだ。
このホテルの全室に、42インチ型プラズマディスプレイ(サラウンドサウドシステム付)とDVDプレイヤーが備えられているのだが、事前に確認したところ、プレイヤーはブルーレイディスクには対応していないとのこどたったので、わざわざDVDをレンタルして持参した。
(残念ながらレンタル版にはオーディオコメンタリーは無い。)
BOSEのCDプレイヤーもあるので、もちろん映画サントラのCDも持参して、こちらも楽しんだ。

この鑑賞会が、予想以上に盛り上がった。
つい先ほど、実際に行った場所が画面に出るたびに、私ばかりでなく、夫までもが、大興奮。
出陣前のお支度シーンでは、何度もリプレイして、「もっと下の階の、あっち側の角よ!」とか、ワケわからんことを口走る私。

Dvd

お酒が入って部屋に戻って、いろいろと散らかしたままで写真を撮ってしまった…てへっsweat01

で、さきほど撮ったのが、こちらの一枚。

Roka_3

暗くて遠くて何だかわからない写真だが、「じゃ、行きましょうかshine」の後、部屋のドアがバーン!と開いて、鷲津を先頭に「チーム・鷲津」が颯爽と歩み出すシーンは、こんな感じの背景だったはず。
このホテルのドアは、つややかな黒いピアノフィニッシュ塗装なので、白い壁とのコントラストがとってもクール。
これがまた、スタイリッシュな鷲津にピッタリなのよ。
斜めに撮影するべきだったのだが、なにせ酔っ払いが慌てて撮ったので……。
何も悪いことをしているわけではないが、ホテルの廊下は防犯カメラで監視されているから、やっぱりオドオドしちゃう。wobbly
後で、部屋の避難経路図で客室配置を確認したところ、やはりこの正面のドアの向こうはスイートルームであった。
そうか、鷲津は、もっと下の階の、あのコーナーに居たのかもしれないんだ…lovely
と、初心者の私は、この程度で大興奮である。(笑)


その後もDVDを鑑賞しながら、三井本館の記者会見後の廊下とか、マンダリンでの「やっぱ、いいっす。」→「ご一緒に、どうです?」では、、「わー、ここ、さっき通った!あっち側に座った!」…と2人して大騒ぎ。
もちろん、「誰なんだ!」駐車場は眼下にあるので、「今、行ったばかりだ!そこ!そこに鷲津と劉が居たんだ!」と、もうバカ丸出しである。(もちろん、大声を出したり跳ね回ったりはしなかったですよ。)
終盤の劉の壮絶な最期では、半日前に自分たちが渡った横断歩道や常磐橋公園に居る劉を見て、いつもより胸が詰まる思いであった。


鑑賞後、夫は「ついさっき、同じ空気を吸った場所だから、感情移入しちゃったよ。」と興奮冷めやらぬ様子。
「でしょ!? 行って良かったわよね。それに、ここでDVD観るのも、格別じゃない? やっぱり次はマンダリンに泊まって『シグネチャー』でディナーだよねえ。」と、調子に乗って言うと、「いや、別にホテルに泊まってDVD観る必要はないんじゃないかな。今回は君の誕生日プレゼント代わりにってことで希望ほ呑んだけど…。それに、『ハゲタカ』ごっこするために、高いホテルに泊まってフレンチ食べるのって、本末転倒でしょ。」と、冷静さを取り戻した夫であった。

…仰るとおり。sad
でも、やっぱり次はマンダリンに泊まるぞ。

フォーシーズンズホテル丸の内 ①

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアー その5(前編)

ここが、このツアーの最終目的地。

Hotel_2

鷲津が、やさぐれ隠居先から帰国した後に宿泊していたとされる
フォーシーズンズホテル丸の内。
http://www.fourseasons.com/jp/marunouchi/

今回のツアーのために宿泊予約しておいた。
まあ、建前としては、私の誕生日イベントの一環として、であるが。

このホテルは、「都会の隠れ家」がコンセプトだそうで、57室のこぢんまりしたホテルだ。
わざと入り口が分りにくくしてあって、通りから狭いアプローチを進み、ビルに入ると、中に第一の関所(笑)のベルカウンターがあり、その背後に小さなロビー兼エレベーターホール。
ここで宿泊とか飲食とか宴席とかの用件を伝えると、スタッフがエレベーターに乗せてくれるわけだ。

午前中にフォーシーズンズの1階ベルカウンターに荷物を預けると、チェックインの手続きを7階レセプションで先にしておけるのでどうぞ♪と案内してくれたので、一旦7階へ。
レセプション前には外国人ビジネスマン風客1人がいただけで、小さなロビーはひっそりしていた。
15時以降に部屋の用意が出来るそうで、戻ってきたときは、1階でルームキーを受け取れるようにしておくとのこと。

その後、無料巡回バスで日本橋に移動し、ロケ地ツアー昼の部が終了した後、またバスでフォーシーズンズに戻って準備が出来た部屋に入り、着替えてマンダリン夜の部に出かけ、食事後にフォーシーズンズに戻る…ということで、二つのホテルを何度も行き来するという、いたって非効率な移動をしてしまったが、しかたあるまい。

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ちょっと時間を遡って、マンダリン昼の部が終わった後、夕方にフォーシーズンズに戻って、準備が整った部屋に案内してもらった後で撮影した写真を少しだけアップ。


昼間は、私たちの部屋から、こんな景色が見えた。

Hotelview

東京国際フォーラムや新幹線、鍛冶橋駐車場の奥のほうが見える。
ちょっと殺風景な景色だが、なんせ東京駅八重洲口のそばなので。

東京駅八重洲口周辺に行った事がある方ならば、この景色で位置関係がおわかりだろうが、鷲津が泊まった部屋は、もっと低層階で東京駅寄り、そして窓が丸の内側にとってある。

残念ながら、しがない勤め人夫婦では、鷲津と同タイプの部屋に泊まるのは予算的に厳しいので、プレミアルームに宿泊した。
新幹線が見えるので、鉄道がお好きな方には嬉しい眺めだろう。

Room

目白のフォーシーズンズは重厚なヨーロッパ調インテリアだが、こちらは、ホテル全体の設えから客室に置いてあるカップ類のデザインに至るまで少ない色数でまとめたシンプルモダン。

数年ぶりに、このホテルに宿泊したのだが、特にリクエストしていなかったにも関わらず、新聞の種類がいつも読んでいるものだったり、加湿器が置いてあったりと、前回リクエストしたことが、まだ生きていたようだ。ちっょと嬉しい。

話題の(笑)バスローブ。

Bathrobe

特徴的な襟は、濡れた髪で首元を冷やさないためだと聞いたことがあるけど…本当かどうかは不明。(笑)
もちろん、着心地は、とっても宜しかったnote
バスタオルも大判で、しっかり分厚くて、気持ち良かった。
しかし、タオル類がこう厚くては、乾かすのが大変だろうな…などと、庶民の主婦は余計なことを思ってしまうのだった。coldsweats01

Bath

ゆったりサイズのバスタブの左右にシャワーとトイレという配置。
バスルームにテレビは無いが、音声を聞くことができるので、寂しくない(笑)。

アメニティは、ロクシタン。
石鹸はシアバター、バスジェルとボディローションはヴァーベナ、シャンプー・コンディショナーは5ハーブス。
前回宿泊時は夏だったからか、シャンプー・コンディショナーもヴァーベナだった。
今はシャンプーが5ハーブスになっているということは事前に知っていたが、実際にバスルームに自分が普段使っているシャンプーと同じものが置いてあるのを見て、つい興奮気味に、「もしかして鷲津と同じシャンプー使ってるのかもよ!」と騒いでいたら、夫が冷静に
「鷲津も、毛根が気になる年頃だから、きっと、カ●ヤンとか不●林とかのシャンプーを使ってるぞ。」などと言うのである。
「ちょっと。自分と一緒にしないでよ。鷲津だったら、もっと高い育●シャンプーを使ってるわよ!」
「へえ~。やっぱり、そういうflairシャンプーか。」
ニヤニヤしている夫をバスタオルでバンバンannoy叩いて、バスルームのデューデリ終了。

本当に、頻繁に新幹線が通る。
鉄子でない私でも、見ていて楽しい。

N700

一通り部屋のデューデリごっこ(?)を終えてからは、夜の部に備えて着替えたり、メイクを直したり…と、ダラダラと準備。
で、いよいよ再度出発、という時に、誰も頼んでないのに、しかもノーネクタイなのに、夫はジャケットを着た後、わざわざメガネを掛けなおして
「じゃ、いきましょうかshine」 だって。
鷲津がやるからカッコイイんだよ。dash

長くなるので、続きは次の記事にて。

2010-03-03

突撃!“となり”の駐車場!~夜の訪問者編

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアー その4

昨秋、丸の内鍛冶橋駐車場に突発的に行ってみたものの、映画と同じように夜でなかったのが心残りであった。
ということで、もちろん、今回のツアーで再訪。
マンダリンでの食事を終えて、膨れたお腹をさすりつつ、またタクシーで東京駅八重洲口へ戻り、歩いてすぐのところにある鍛冶橋駐車場へ。
マンダリンと三井本館には文句無く同行してくれた夫であるが、常磐橋門跡に行ったときには、イマイチ納得しておらず、この鍛冶橋駐車場に至っては、なんで来なければならないのか、さっぱりわからん!と不満タラタラである。
「まあまあ、すぐ済むから…。」となだめて、静まり返った駐車場へ。

Mopool_4

駐車している車を取りに来た方達が何人かいらしたので、映画と似たアングルを探す余裕は無く、新幹線マニアのふりをして(←無意味だとは思うが)急いで1枚だけ写真を撮って退散。

同行している夫は
「ただの駐車場なのに…。マニアのやることは常軌を逸している。」
とかブツブツ言っている。
私としては、フツーの『ハゲタカ』ファンのレベルの行動だと思っているので
「私、マニアじゃなくて、ただのファンだもん。」
と反論したが、誕生日のイベントと称して、一日付き合わされた彼としては賛同できかねたらしい。
「今日の君の行動と言動の全てがマニア以外の何者でもない!」
と一蹴されてしまった。
ふん、自分だって喜んで『ハゲタカ』ごっこしてたくせにさ…。
さて、いよいよ、今回のツアー最終目的地へ。

うれしいひなまつり

Bear

桃の節句ですね。

残念ながら、我が家のお雛様ではありませぬ。

過日、丸の内某所にて撮影。

2010-03-02

「ケシキ」(マンダリンオリエンタル東京)

映画『ハゲタカ』ロケ地ツアー 番外編その2

夕食をいただいたのは、マンダリンオリエンタル東京38階の
アジアンインスパイアダイニング「ケシキ」

『ケシキ』は、値段も手ごろなカジュアルダイニングということなので、やや安心して中へ入る。
受付カウンターの背後に、『ハゲタカ』ファン御存知の、これが。

Kshiki

色とりどりの野菜や果物がディスプレイされている。
そう、映画『ハゲタカ』で、守山クンをナンパした劉が、38階でエレベーターを降りて、37階に降りる階段へ歩いていく途中に、一瞬だけ映っている。
これを近くで見たかったのよ~。
間近に見ると、野菜も果物も、色といい形といい、更に美しい。
ちょうど、前のお客さんが席に案内されていくところで、その後、暫し受付に誰もいなかったのを幸いに、バッチリ撮影してしまった。


映画『ハゲタカ』にちなんだツアーのディナーなので、『シグネチャー』で、夫にはスーツにネクタイ着用で臨んでもらって、コッソリと『ハゲタカ』ごっこをやりたかったのだが(勇気がいると思うけど)、予算の問題(汗)と、夫の「気張って食べるのはイヤ」という拒絶にあったため、今回は断念。
楽しみは次の機会に取っておこう。sweat02

窓際の禁煙席を予約しておいた。
床から天井までの大きな窓。
席からはこんな夜景。
窓越しで、ボケてるけど…遠くに東京タワーも見えた。
(右上に小さ~く映ってます…)

View

高速道路の美しいフォルム。

View2

真っ暗になっているので、もう心臓バクバクな高所恐怖症はほとんど出なかったが、やはり足元を見るとイヤな感覚があったので、テーブルより上だけ見るようにした。
こんなことでは、マンダリンに泊まっても(いつかね…笑)、窓辺で三角座りする劉ごっこが出来ないじゃん!

さて、前述したとおり、今頃になってロケ地ツアーを実施したのには、ちょっとわけがある。
作品中の時期と合わせる、というのもあるが、もうひとつ、大きな、そしてバカバカしい理由が。

鷲津政彦を愛する皆様は御存知のことであろうが、2月19日は鷲津政彦の誕生日であった。

そして、不肖・ワタクシの誕生日と、とーーーっても近いのだ。
ちにみに星座aquariusが一緒。
だから、鷲津に恋をして、彼の誕生日を知った6月の或る日に、ワタクシは決めたの。

「次の誕生日イベントは、ふたり一緒にheart02

……
そう、すでに6月に私の脳は崩壊していたのであった……。

と、いうわけで、2月まで、ロケ場所を巡るのはお預けにしていたのだ。
今回のロケ地ツアーは、私の誕生日イベントでもあったので、執事としてbleah夫が一緒に休みをとって同行してくれたのである。
バカバカしいツアーに付き合ってもらって申し訳なかったが、まあ、彼も『ハゲタカ』好きだし。

そんなわけで、鷲津と私の誕生日を祝って、まずはグラスシャンパンで乾杯。

シャンパンは写真を撮り忘れたので、その後に飲んだ白ワイン。

Wine

鷲津も白ワインと思しきものを呑んでいたようだったので。
銘柄は忘れました…どんどん酔っ払ってしまったので不明…。(笑)そんなわけで、メニューもうろ覚え。
時間もだいぶ経過してしまったし…。

私たちがいただいたのは、2人以上でオーダーできる「フルセット」メニュー」 ¥5000。
独特の構成で、前菜11種(だったか?)から、グループ全体で7種を選んで、皆でシェアするカジュアルなスタイル。
そしてメインは6~7種から1種を一人ずつが選ぶようになっている。
これに全員共通で、スープとパンがついている。
デザートやコーヒー・お茶は別。
ちょっとしゃれたダイニングバーあたりみたいなスタイルだ。
全体的には、アジア系無国籍料理。
前菜は、野菜や魚介類が中心で、分けやすく食べやすいように一口サイズに作ってあるものがほとんど。
これは三元豚の何か…詳細は忘れました(笑)。
奥に見切れているのは、生ハムを使った前菜。
これも詳細は忘却の彼方。
給仕してくれたスタッフに聞いたところ、お料理は季節で少しずつ入れ替わるそうだ。

Appe

こちらは、スモークサーモンでナスのマリネを巻いたもの…だったと思う。(汗)
照明と写真の腕が足りなくて、こんな写真で申し訳ないが、どれも丁寧に作られていて、味もバラエティに富んでいて、ちょっとずつ7種類を食べていくのが楽しかった。

Appet2

ちなみに、パンは小さいバターロール風のもの、ナッツ入りの黒パン、ドライフルーツ入りのハードタイプのものの3種類。
もちろん、無くなるとお替りを薦めてくれる。
パンにつけるものとして、オリーブオイル、バター、マスカルポーネにマンゴーのピュレを混ぜたもの(これが美味)。
パンも美味しくて、どんどん食べてしまい、二人ともお替りしてしまった…。
7種類の前菜は一度に運ばれてくるので、好きなように自分たちで取り分けていただく。
ちなみに、ナイフ・フォークのほかにお箸もあるので、安心。
7種類の前菜をパンと一緒に食べているうちに、おなかが膨れて来たが(ってパンをお替りするから…)、スープとメインが待っている。

スープは海老のスープ・カプチーノ仕立て。

Soup

テーブルに置かれたとたん、海老の香りが漂ってきた。
濃厚な味と舌触りで、大満足。

最にメイン。
私は変わったところで、ナシゴレンにしてみた。
何故か反対側から撮影した写真しか無かった…sweat02

Nashigo

2本の串は、“天使の海老”のピーナツソースあえ。
ピリ辛でちょっと複雑な味のタレが香ばしくて、とても美味しかった。
目玉焼きの半熟ぐあいもgood job ! good

しかし、最後にご飯ものを選んだのは失敗であった。
ご飯(インディカ米)の、パラリと硬い炊き加減は文句なかったし、分量も多くなかったと思うのだが、いかんせん、よーく噛んでいると、どんどん満腹感が増幅するのである。

胃袋がパンパンにも関わらず、お酒を飲んで喉が渇いたので、食後にマンダリンオリエンタルオリジナルブレンドティー(¥950)を追加オーダー。
かなり大きいティーポット(ティーカップに4杯分)が一人一つずつ出てきて、クッキーが一人に2つずつついてきた。

Tea

このクッキーも美味。
チーズとココアの2種だったが、両方とも甘くなくて、食後のお茶請けにピッタリ。
お腹いっぱい~なんて言いつつ、お茶の風味が爽やかで美味しくて、全部飲んじゃった。
気づけば、2時間余り、すっかり寛いで食事とお茶を楽しんでいた。
国際色豊かなサービススタッフの日本語のレベルも高く、つかず離れずのサービスで、リラックスして食事を楽しめた。(エラソー)
時々、テーブルから目の届く範囲にサービススタッフが不在になったりして、37階に比べると、席数に対して、スタッフ人数が少ない感じがしたけれど、37階のお店よりフロアが広くて客単価が低いから、仕方ないのかしら。

満腹になって、レストランを出ると、階下のバーからジャズライヴの音が聞こえてきた。
洗面所で化粧直しをしてロビーに戻ると、サックスが♪ハッピーバースデー♪を奏でていた。
用心のため(笑)階段から少し離れて夜景を眺めつつ、鷲津と私の合同バースデーイベントにぴったりねnoteなんて、ほろ酔いのおめでたい頭で考えてしまった。

ロケ地ツアー夜の部は、まだ続く。

2010-03-01

鬼になれ!(by 飯島亮介)~『龍馬伝』第9回「命の値段」 

いつも、18時~のハイビジョン放送をリアルタイム、または録画したものを19時くらいから夕飯を食べつつ観ているのだが、この日のどの局のどの番組もそうであったように、画面右下に津波警報に関する日本地図が出ていたので、なんなとく、ちゃんと観た気がしない。
もちろん、NHKの役割として当然だし大切だから、何ら文句はないが、やはり、せっかくの映像を全部みたいし、隠れていた部分に何か重要なものが映っていたかもしれないので、土曜日の再放送観なくては…。

そんなわけで、完全版を観ていないこともあり、ざっくり雑感。
そして、半平太に関する願望丸出し妄想爆裂の無意味な長文。


shine今週の名言

「人はいつか死ぬ。だからこそ、死に甲斐のある生き方をせねばならぬ。」 (by 千葉定吉)

定吉先生のこの重い言葉も、父・八平の言葉とともに龍馬の心に深く刻まれて、今後の指針となっていくのだろう。
龍馬は今、羽ばたくために基礎体力を養っているところ、なので、毎週のように、名言を浴びているのである。

久々の大友D演出。
半平太を応援する悩める者達を救ってくれるのは、やはり大友さんしかいない、ということなのか。
充分に時間をかけてとはいかなかったが(すまんのう、欲張りで)、今回やっと、葛藤や苦渋を滲ませる、人間・武市半平太の内面を垣間見ることができた。
なんなら、半平太が退場するまで、大友Dが担当してくれればいいのに…とか、無理なことまで思ったぜよ。


半平太が、久々に江戸に出てきた龍馬を連れて各藩の攘夷派の志士たちとの会合に赴いたのは、やはり龍馬が門弟ではなく、対等で大切なな友人という特別な存在であり、彼の資質を認めているから自分の思いに賛同し、力になって欲しいからだろう。
(そういえば、桂小五郎のあっけらかんとした登場がナイスだった。)
だが、龍馬が本心から、「武市さん、凄いなぁ~えらいなぁ~」と感心しまくる無邪気さが、かつては弟のように可愛かったのが、今は、半平太の焦燥を刺激し、点火する。

江戸でも指折りの桃井道場の塾頭として、他藩士からも一目置かれる剣豪であり、江戸の若き攘夷派志士たちの中でも、高潔な人柄と秀でた論客ぶりが認められてもいるのに、土佐に帰れば無力な自分が、そして、土佐の実情が、恥ずかしく情けない。
どれだけ努力しても、自分が土佐を思い日本を思う気持ちは、通じないのか!という悲しさと怒りとがないまぜになった感情が高ぶり抑えきれなくなるシーンは、前回までの雑なキレキャラ半平太とは、全く違う。
大友さんの半平太愛heart01を感じた。

龍馬は、敬愛する半平太の苛立ちや怒りは分るが(でも深いところは分らない)、武力で事は解決しない、という信念は決して曲げない。
ふらふらボンなりに、筋は通す男、というわけだ。
ここが、龍馬の魅力のひとつなんだよね。

情報流通や藩士の意識レベルが、他藩と比べ物にならない土佐藩の有様の元凶が、身分制度にあると分っているのに、半平太が身分制度撤廃、自由を我らに!の方向に行かなかったのは、返す返すも残念。
吉田東洋を夜景のキレイな料亭nightに連れ込んで説得し、結託して、土佐藩の旧態依然とした腐った重役たちを買い叩く!×3…いや違った…叩きのめして藩政改革してくれてたらなあ…。
って、そりゃパラレル時代劇になっちまうぜよ。(笑)
だいたい、謹厳実直で融通の利かないMr.ブシドーの半平太には、そういうのはムリだろうけどさ…。

一瞬だけ、破天荒なドリームを観ちゃいました。(笑)

これだけ真っ直ぐなサムライなんだから、政治結社の首領として手下を操って融通無碍に暗躍するなんて、本当は性分に合わないのよ。
でも、攘夷のために、性格に合わない道に進んじゃったから、悲劇の革命児になっちゃったのね。

まあ、そんな妄想bombは置いといて。


今日の昼休みに、龍馬の盟友中岡ファンの同僚M嬢が教えてくれたのだが、史実では、山本琢磨の時計事件の後始末については、武市半平太と龍馬の二人で琢磨を密かに逃がしてやったそうで(後でググッたらwikiにも書いてあった…勉強不足でした…wobbly)、そのように描かれてなかった点は、婆としては、ちっくと哀しかった…。
でも、それをあえて、大儀のために非情な『鬼』になろうと悲壮な決意をして、「泣いて馬謖を斬る」道を選び、退路を断つ半平太を描き、龍馬との進路の分岐点が明確になる…ということにしたのだろう。

と、同時に、ヒーロー龍馬の白さと大きさを強調するためでもあろう。
しかたないよね。
人気者だし、主人公だもん。(←心がこもってない。)

龍馬が時計を返して泣き脅しで、訴えを取り下げてもらったと聞いた時、きっと半平太の心の中では、琢磨の命を助けるという(史実どおりの)選択肢に天秤が傾いて、心が揺れていたのではないかと思う。
でも、ここで、そう描かなかったことで、半平太と以蔵の悲劇の始まりが、見るものに刻みつけられたのではないか。

それにしても、半平太が揺れていたあの場面で、「ちょっと待った!rock」と乱入して来て半平太を鬼の道に引き込もうとする収二郎が、婆には、本当に悪人面に見えたぜよ。
今回は、宮迫氏の悪顔が効いていたなあ。
(宮迫さんファンの方、すみません。褒めてるのよ。)
この凶悪顔の収二郎が、愛する武市先生heart02から忌々しい龍馬を引き離そうとして(違)、半平太を鬼の道に進まざるを得ないように囲い込んでしまったようにも見えた。
まっこと、男の嫉妬は怖いぜよ。(腐?)



龍馬の前で、椿の花を斬り捨てる場面は、厳しく美しい、印象的なシーンであり、半平太の最期を象徴しているかのようでもあった。
本当は花一輪を愛でる優しさがあり、画人としても美しいものを愛する心を持つ半平太なのに、その繊細さを隠して、ひたすら硬直的に攘夷の道を走っていくことになっていく悲劇の一号目、ということかな。

大河ドラマはドキュメンタリーではないし、娯楽作品なので、100パーセント史実に忠実である必要はないと私は思っている。
なので、作品に説得力を持たせてお話を面白くするためなら、多少は演出としてウソがあってOKだとも思う。
(たとえば、『篤姫』での家定の設定とか、『新撰組!』での龍馬と山南が知り合いだったとか。)
なればこそ、半平太が苦渋を滲ませて琢磨に切腹を申し渡さねばならなかったことにした設定が、必ず、この先で生きて欲しい。


今回の半平太を見ていて思い出したのが、大河ドラマ『新撰組!』の土方歳三(山本耕史)だ。
新撰組が肥大し、隊士の質にひどいバラツキで出てきたために、組織の規律を守るため、そして局長・近藤勇を血で汚さないために、憎まれ役汚れ役を一手に引き受け、過剰な血の粛清を進めて『鬼の副長』と呼ばれていた。
この人も、自ら鬼になる道を選ばざるを得なかった人だった。

もちろん、半平太と土方を一緒にする気は全くない。
そして、彼らがしてのけた血なまぐさく凄惨な事を肯定する気もない。
しかし、多くの人々の上に立つ者であるからには、部下を処罰しなければならないこともあるわけで、これが最も辛い役割であり、処断される者の辛苦を共に背負う覚悟でいなければならないはずだ。
私は、二人とも、その覚悟があった人であり、だから付き従う者達に敬慕されていたと思うのだ。(願望と妄想/笑)
半平太に琢磨の処分をゆだねた上士は、その責任から逃げたのである。あいつが一番悪い。(怒)

半平太が琢磨に切腹を申し渡すときの表情、肩に置いた手、まさに苦渋に満ちており、こういった苦悩をいくつも経験し、その黒く苦い思いを一人で飲み込み続けて、黒いカリスマとなっていって欲しいと思う。(そんなことを思う私もオニ)

琢磨逃亡の責めを負って土佐に帰ることになったのに、龍馬には「婆様の具合が悪くなったから…。」なんて言っていたのも、心を和ませてくれる旧友・龍馬が自責の念に駆られないようにと慮っての優しさからだと私は推測している。
もう、門弟達の前では優しい半平太には戻れないと覚悟したから、自分の代わりに龍馬が琢磨を助けてくれたことには、密かに感謝しているのかもしれない。
だけど、その真意は口に出さず、大儀の前では琢磨の命も目先のことだと、好悪的とも言える発言をする。
そうやって、自分を鬼の道に追い込んでいるのだ。
そして、龍馬との心和む時間は、もう諦めようとしているのだ。
…ああ、なんて妄想爆裂な私。(笑)



今週のナイスsmileなお言葉

「僕は君が大好きだ!!」 (by 千葉重太郎)

大友さんは、ちっくと硬派な男たちのドラマを続けて担当しすぎたせいか(笑)、息抜き(?)のラブコメ部分は、ベタのきわみ。

いや、わかりやすいというか、ほほえましいというか…。
この後の龍馬の吹きっぷりや、重太郎のわざとらしい腹痛芝居、そして佐那の一気飲み(不穏なBGMに爆笑)、ストレートすぎるアプローチ、龍馬の慌てふり…など、いやはや、なんというか。

龍馬と佐那のツーショットになると、遠くから「火の用心~」の声がバックに流れたのも絶妙で、作りこまれたコントみたいだったので、私は楽しめましたが。

でも、佐那さんのツンデレや兄上への八つ当たりは可愛いのだが、ちょっと扱いが軽くはないか。(加尾<佐那 な私/笑)

最期に、弥太郎。
岩窟王化して、謎の老人(志賀廣太郎!)から商売の極意を学ぶの巻。
出番は少なくとも、動きが少ない内省モードが殆どでも、さすがの存在感。
多彩な顔を持つ弥太郎に、毎回、目を奪われどおしで、やっぱり『弥太郎伝』なのよね。
次回はいよいよ、東洋の配下として長崎にビジネス留学するそうで。
しかも、歯以外はキレイになって。(歯は龍馬の圧力で汚いままだそうですね。/笑)
楽しみだけど、となると、また半平太の出番が減るのでは…。
いや、出番が少なくても、きちんと描きこんでくれれば、それでいいのだ!(by バカボンのパパ)

それにしても、次回サブタイトルfは『引き裂かれた愛』ですってよ。
昼ドラ?

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