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2010-03-08

しあわせ~ってなんだっけなんだっけ♪~『龍馬伝』第10回「引き裂かれた愛」

えーっと、こんなタイトルですみません。
『龍馬伝』の後で、民放にチャンネルを変えたら、こんなのが流れてきたので、思わず噴出しちゃった…。

http://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/syouyu/special/commercial/index.html

だけど、その直後に、半平太、龍馬、収二郎、加尾のことが思い浮かんでしまった。
幸せって何だっけ。
この四人の思う幸せは、いったい何なのか。
彼らの幸せは、どこに行ってしまったのか。

前回ラストに次回予告でサブタイトルを観て、「昼ドラ?」と思ってしまったと同時に、ラブ系が苦手な大友D(決めつけ)だったらどう演出するのか?という間違った興味もわいてしまったが、第10回の担当は真鍋D。
やはり、ヒロインの回なので、ここは女優さんを魅力的に撮るのが得意な方が担当Dか。なるほど。
加尾の見せ場がたっぷりあって美しく撮れていたし、視聴率アップのための龍馬の入浴シーンもあり(笑)、龍馬と加尾の求婚と別離のシーンも綺麗だったし、福山ファンも広末ファンも納得の仕上がりだったであろう。

さて、中心となっていた悲恋については、この際、置いといて。(えっ)
当時、武士の家で恋愛結婚なんて、滅多にあることではなかったはずだ。
それが叶いそうだと喜んだ矢先だっただけに、加尾は一途な想いが通じたのに、幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされたわけだから、本当に可哀想だと思ったし、政や家のために犠牲になった女性ということでもあって、気の毒だとも思う。

しかし、悲恋部分が中心であるにせよ、参政に返り咲いた吉田東洋の藩政大改革とか、井伊大老の登場とその影響とかのあたりが、ダイジェストすぎちゃって(笑)、個人的には、物足りなく思う気持ちもあったのだ。

まあ、今回は、世の中の動きが起こす大波が人の思惑を呼び、その思惑で知らないうちに自らが縛られたり縛ったりして身動きがとれなくなっていく人々…というのを描いていたと思うので、その犠牲の悲恋、ちょうどエエでしょう(笑)なわけだが。

前回に、人間・半平太の心の揺れ動きや苦悩が、きちんと描かれていたため、今回、どんどん自縄自縛になっていく半平太の心痛がズドンと伝わって来てしまった。
自分でも、妄想や願望が混入しながら見ているゆえの過剰反応だと分っているのだが、涙腺が危険水域手前まで来てしまった。
自称・黒半平太推進委員としては、
「武市先生、しっかりしてつかあさい!この仕事は…じゃなかった、攘夷は…私情を交えては成し遂げられない。
と叱咤しなければならないというのに(笑)、思いっきり私情を交えてしまい、情に流されかけ内心バタバタしている半平太に感情移入してしまったのだ。
ヤバイ…このままでは、山南さんが切腹した後の精神状態が、またやって来てしまうではないか…。
今のうちになんとかせねば…。

ジキルとハイドというか、悪魔の武市と天使の半平太というか…な場面は「おやおや…」と思わないでもなかったが、大河ドラマは多くの人々に分りやすくあらねばならない。
「リテラシーの高い人達だけに伝わればいいんだよ!」みたいな作り方は、ご法度だ。(なぜ上から?)
(それは、土曜ドラマで思い切りやりましょうね。笑)
なので、これくらいベタで、ちょうどエエでしょう、なのだ。

武市半平太は、まだ非情に徹しきれていない。
龍馬に「幼馴染を人柱にしなければいけないのか」と糾された時には、くじけそうな心を叱咤して、「言うまでもないのう。」などと好悪的なところを見せ付ける。
なのに、一人になると、悪い半平太(笑)と闘う。
そして、意を翻したときには、もう遅かったのだ。
自分が利用しようとしたはずの柴田に、すでに絡め取られてしまっていたのである。
この柴田の超俗物ぶりが、ナイスだった。
上昇志向と志ある半平太とは違い、柴田にはそんなものは欠片もない。
あるのは自分の既得権益を奪った吉田東洋への恨みつらみだけだ。
『外事警察』での地味で人柄が良くて優秀な捜査官役とは、別の顔(当たり前)を見せてくれる北見さん、素晴らしい。

こうして、黒くなりきれず、人の痛みを踏み台にすることが出来なかった半平太は、結局、加尾を追い込んで京に行く道を自分で選ばせる形に仕向けてしまったのだ。
そして、そんな自分を内心では許せないのだ。
大儀のためだとか、加尾が兄のためを思って自ら選んだ道だとか、自分に言い訳しても、本当は納得できていないはずだ。
この先、葛藤を続けて、融通が利かない真面目さゆえに、どんどん自縄自縛になって、修羅の道を歩むことになり、自分も他者も傷つけていくわけね。

このまま苦悩する半平太の姿が続くのか、それとも、どこかで腹をくくって、「流れた血を汲み取る」覚悟でダークサイドの自分と共存して、己の掲げる理念のために冷徹非情な“King of 天誅”になっていくのか。
いったい、どうなっていくのだろうか。
複雑な心情を滲ませる、陰影ある半平太の姿を観られることは楽しみではあるが、辛くもあり。
…そんなふうに思わせる大森半平太なのだ。
これからも、彼の内面を描いていって欲しい。

flair 「難しい話をするから、外で見張ってろ。」みたいな感じで、仲間はずれにされちゃった以蔵。
あの可哀想な子犬のような表情…毎回、切ない表情で盛り上げてくれる。

flair 乙女ねえやんの夫に温水洋一さん。
風采が上がらなくて、でも意外と腹黒いかも?みたいな感じが絶妙。でも、出番は少なそう…。
つい最近、『剣客商売』で非道な悪徳医師役が印象的だったなあ。

flair 予告どおり、歯以外はこぎれいになって登場の弥太郎。
意気軒昂で、踏ん反り返って、またまた龍馬とかみ合わない感じか良い。
やはり、彼が出ると濃いけれど、画面が躍動するというか、元気が出るというか。凄い出力だ。
まあ登場する分量によるのかもしれないが。

flair 出ました!吉田東洋! 
あの鋭い眼光、圧倒的な存在感。怖いよ…。
自らも含め重役の禄高5割カット、不要な役職廃止などなど、古参の幹部連中(←アカマ自動車のじゃないよ)に有無を言わせず藩政に大鉈を振るう姿は、迫力満点で、爽快ですらある。
腐った土佐藩重役を叩きのめす!×3 なのだ。
入牢中の弥太郎が出した意見書を読んで、その才を見抜き、即座に長崎に派遣するなど、やはり身分などにはこだわらず、公平で実力主義の人だ。
ただし、半平太のオーディションの時のように、少しでも自分の意に沿わないと、歯牙にもかけず、すぐにポイ。
そして、自分が能力を認めた者以外は、バカだくらいに思っているに違いない。
なんせ、わしは天才じゃき、だもんね。
強烈なプライドと傲岸不遜な態度。
日本的根回しとか腹芸なんて不合理なことはやらんのだろう。
だから敵も多い。
よくまあ、あのお殿様の懐に入れたもんだ。(笑)
似たもの同士で気が合うのかしらん。
弥太郎とも似ている部分もあるようだし、意外とウマが合うかも?

番組HPに載っている香川氏による次回のみどころによれば、次回はついに東洋が「もののけ」に進化(ポケモン?)するそうなので、怖さ半分楽しみ半分。

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