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2010-04-05

『龍馬伝』第14回「お尋ね者龍馬』~黒紳士と白い乙女

忘れる前に、『龍馬伝』season 2スタート回の雑感を書いておく。
節目の回だから、当然チーフDが担当だと思っていたが、渡辺さんが演出だった。
第14回は第2部序章で、本格的に動きがあるのは次回から、ということかな。
大友さんは次回なんですね。
以前、放映していたスペシャル『龍馬を愛した女たち』で、大友さんが演出されていたシーンが次回予告で流れていたので…。
でも、女優さんを“もてなす”回ってことは、武市半平太のウエイトが軽くなる可能性も…。
どうであれ、大友演出が見られるのは、楽しみ、楽しみ♪


冒頭で、弥太郎の巨商ぶりを見せながら、龍馬についてのインタビューを受けて語りはじめる、というのは第1回と同じ構成。
season冒頭ごとに、これをやるのかしら。

eye 龍馬に何があったのかは各自脳内補完?
気を持たせて、じらして、やっとご本尊が登場したら、あらびっくりなワイルド龍馬様に変身よ!
予告映像で見てはいたのだが、すっかり凄みのあるワイルド浪人。
脱藩して何年たったか…と思うくらいに変わっていたが、実は三ヶ月しか経過してなくて、この変貌っぷり。
いや、外見よりも中身の問題。
いくら弥太郎が、「別世界におるような凄みのある男になっていた。」と回想しても、見てるほうは、若干、置いてきぼり。
第1部でのフラフラにこにこ坊ちゃんとのギャップを見せて、インパクトを与えたいのはわかるが、性格がすっかり変わってる気がするのは私だけ?
薩摩に行ったけど入国できんかった…で、あんなに変わったという説明になってるのか?
そりゃあ、今までのように藩が身元を保証してくれての旅とは全く違うし、浪々の身で他国にふらふら~と行ったらどえらい目にあうだろうけど、そこで、修羅場の三つ四つを経験して龍馬が変わった、ということにするとしても、全部すっ飛んでいたので、私のようなボンヤリちゃんには、ついていけなかったぜよ。
まあ、失恋しただけで吉田東洋様に認められるくらいの豪胆さを身に着けたくらいだから、『龍馬伝』での龍馬は、それもアリなんだろう。
第1部と第2部の間には龍馬の壮絶な脱藩逃避行エピソードがあったんだけど、「それはまた、別のお話…。」ってことかいな。
なんかもう、全体的にショートカットだらけで、婆にはついていけん。

龍馬と弥太郎の再会シーンは、弥太郎の龍馬に対する愛憎の爆発や龍馬の大立ち回りなどの後にしんみりする王道で、いつもながら、この2人のシーンは響きあうようで、良い。
脚本家さんの愛があるからだろうね。
それから、ワイルドな福山龍馬、黒澤作品のミフネみたいなイメージ?(違うか。)で、私は第一部の龍馬さんより、カッチョイイと思った。
だけど、腑に落ちたというわけではないぞ。
それはまた、別の話。(笑)


catfaceピエール溝渕が再登場
私にとっての一服の清涼剤、溝渕さんが久々の登場。
いや~、いつ見てもいいですよ。
沢村との「脱藩」「脱糞?」のベタな会話は脚本どおりだったと、過日の土曜スタパで滝さんがおっしゃっていた。
2人の会話を聞くような犬と鶏のカットをインサートして、テンポよくベタに笑いを増幅して、演出もノリノリ。
そんなふうに、脚本家からも演出からも愛されてます。(笑)
今後も、こんなふうに自由に活躍させて欲しい。

shadow黒半平太と白きヲトメ・以蔵
前回で、暗黒化が無事に完了したらしく、藩政の中枢に食い込んだ武市先生は揺ぎ無い信念を冷徹に推し進める黒いカリスマぶりを発揮中。素敵heart01
こうでなくちゃね。
返す返すも、暗黒化過程の許しがたいアレやコレな仕打ち(具体的に書くのも忌々しい)が悔やまれてならないが、過ぎたことを嘆いても始まらん。
これから切腹までのリカバリーに期待したい。
武市ファンに残された時間は少ないのだ。
悪びれずに会いに来た龍馬を冷静に迎え、もう己の決めた道に迷いの無い武市の振る舞いが良かった。
土間の上がり框に腰掛けた龍馬と、少し離れて立ったままで話す武市。
なんだか、蓋をした自分の心の深部にスルリと入ってきてしまう龍馬との距離を詰めないようにしているかに見えた。
言葉の端々に、抑えつつも微かに権力に酔わされている匂いもあり、そこに、彼の悲劇を思わせられてしまう。
もう互いの考えが交差しないことを、改めて確認しあうのだが、一方では、互いにとって特別な存在であることには変わりないことも言外に確認しあうような対面だった。
武市が龍馬に真情を吐露できる日は、二度と来ないのだ。
つまり、武市半平太が弱さを見せられる相手は、もういないということだ。
そのことを、龍馬との決別を決意したあの日、東洋暗殺を決意したあの日に、武市は覚悟していた。
前回のあの別れがあってこその、この再会の武市半平太の揺ぎ無さなのだ。
人は、何かを得るためには何かを捨てなければらないと、半平太も龍馬も、あの日に覚悟をした。
それぞれに、何かを捨てる命がけの決意をしたのだ。
自分が大儀だと考えるものを得るために。

龍馬と弥太郎のシーンがいつも響きあうものだとすれば、龍馬と半平太のシーンは、いつも互いの胸中にある想いが、二人の間の空気に流れ出て、相手にそっと染み込んでいくような、そんな静かな交流のように感じられる。
説明が下手で申し訳ないのだが、私にはそういうふうに感じられる。
第1部で武市先生がどうかしちゃっていた時を除いて、だが。(泣)

さて、旅立った龍馬に代わって、第2部からは、武市との関係性がクローズアップされるのが以蔵だろう。
ますます悪人顔の収二郎はじめ、土佐勤皇党の幹部たちから冷たくされ、涙ぐむ姿を見せ付け、武市先生を強く敬慕しているのに近くに侍ってお役に立てない辛さを酒で紛らわせているところに、絶妙のタイミングで武市先生登場。
この後の武市の言葉が、以蔵の自分への思いを利用して以蔵を人斬りにするための確信犯的なものなのか、以蔵を宥めているうちにあんなことになってしまったのか、私にはとぢらにもとれた。
以蔵が自分のために、暗に示唆するだけで、土佐勤王党の敵対者を殺めることすらしてのけるということを経験してしまって以降、武市にとって以蔵は便利な殺人マシンになっていく。
となると、最初の時点では、武市は無自覚に以蔵を動かしていたと解釈したほうが、その後の悲劇性や残酷さが際立つかもしれない。
あくまでまも、私にとっての美味しい解釈だが。(笑)
このへんは、各自お好みで、ということなのだろう。
それにしても、佐藤健さんの若々しく純真無垢な、捨てられた子犬のような表情が、あざといくらいに武市先生のブラックぶりを浮き上がらせてくれる。
黒い半平太に一途に思い焦がれ、半平太のために血に染まって堕ちていく純情可憐な白い乙女の以蔵。いいねえ。
今後は、佐藤以蔵からも目が離せない。

この後、ちっくと文句を言わせてもらいます。
苦手な方は、引き返してくださいませ o(_ _)o


勝センセイ。
顔見世程度の登場だったが、すみません、文句を言います。
私は、たったあれだけでも、生理的に拒絶してしまいました。
上手い人だとは思います。
でも、あの人の勝海舟は、ホント勘弁して。
どうしてオファーしたかなぁ。
あの人は、龍馬関係には絶対にコミットしてくるんだからさぁ、声掛けちゃだめだったのよ…。(ぶつぶつ)

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『龍馬伝』黒半平太推進委員会」カテゴリの記事

コメント

こんばんはぁ。自分の感想を書いたのでお楽しみの美冬さんの感想も解禁でしたの(自分勝手なルール)

>第1部でのフラフラにこにこ坊ちゃんとのギャップを見せて、インパクトを与えたいのはわかるが、性格がすっかり変わってる気がするのは私だけ?
薩摩に行ったけど入国できんかった…で、あんなに変わったという説明になってるのか?

いや~、まっことその通り。なんか急に世間が納得する龍馬のイメージに近づけた様子。シーズン2になったから許されるのか?って突っ込みましたとも。

>武市が龍馬に真情を吐露できる日は、二度と来ないのだ。

そうです、そうです(涙)二度と来ない・・・そんな哀しさが漂う名シーンでしたよね。

美冬さんは、K先生のことを小さく最後にお書きになっていたのに、私ったらのっけから書きまくってしまいました(苦笑)
それにしても、黒半平太の沈静化で私たちも以前ほどは気をもまなくて済みますね(笑)

nanakoさん

いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。

>>黒半平太の沈静化で私たちも以前ほどは気をもまなくて済みますね(笑)


渋くて颯爽とした頭脳派の黒半平太になってくれていたので、ひとまず安堵できましたね。
後は大友さん演出の回と、他のディレクターさんの回での振幅が出来るだけ少なくなってくれれば嬉しいのですが。
そして、できるだけ大友さんの担当回を増やしていただきたい。(わがままかしら?)


問題のk先生は、この先どんどん出演時間が長くなるはずなので、少し耐性をつけないといけないかしら…と不安になっております。
やれやれ。

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