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2010-05-16

遅れ馳せながら…連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』

現在、我が家で最も流行っている言葉は
「世の中は金だ。」でも「おまえは誰なんだ!?」でも
「ちっくと」 でも 「~ぜよ」 でも
ましてや、「ちなみに」でも 「スキーム」でもない。

「ちょっこし」

である。 

少し、とか、ちょっと、いう意味の出雲弁だそうだ。
暖かくて可愛くて、どこか懐かしいような響きを持つ言葉。

何故、我が家の流行語第一位に躍り出たかというと、連休中にNHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』にすっかりハマッてしまったからだ。
(番組HP→ http://www9.nhk.or.jp/gegege/index.html )

『ゲゲゲの女房』のヒロイン夫妻が島根県出身なので、夫妻の会話に、「ちょっこし」が、しばしば登場するのである。
「ちょっこし買い物に出かけてきます。」とかね。


もともと、連続ドラマを、あまり観ない私。
(と言いつつ、今期は相当、みているけど。)
NHKのテレビ小説を観るなんて、いったい何十年ぶりだろうか。
唯一無二の天才クリエイター・水木しげると、彼を支えてきた糟糠の妻の話に興味があったし、自分が新婚時代に住んでいた調布が舞台になっている、という点には魅力を感じていたが、なにしろ、片田舎に住んでいるので、毎朝7時過ぎには家を出なければならず、8時からのドラマを毎日観るのはムリ。
かと言って、録画してまで観るほどでもないな…と思い、4月末までは観ていなかった。
ところが、この連休初日に、朝、NHKを点けっぱなしにしていたら、『ゲゲゲ…』が始まり、ついつい観たら、続きが気になって翌日も…となってしまって、連休明けからは、月~土に録画して毎日、夕飯時に夫婦揃って観るのが楽しみな日課になっている。


『ハゲタカ』みたいに物凄い誘引力があるとか中毒性があるとか、『新参者』みたいに自分の贔屓の役者さんが出ている、ということでもない。
なのに、毎日みたくなる。
次回が気になる。
どうしてだろうか。
それは、「ちょっこし」という言葉の響きと同じく、このドラマの隅々までに、暖かみや優しさや、どこかホッとする懐かしさがあるからなのだ。
現在放送中のエピソードに登場する紙芝居や貸本漫画というものを、残念ながら、私は体験していないのだが、それでも、やっぱり懐かしいのだ。
昭和という時代の空気感が、懐かしいのかもしれない。
ドラマ全体のトーンが明るくのんびりしていて、見ていて和めるし、前向きになれる。

主演のお2人(向井理、松下奈緒)が清潔感ある美男美女なのも、目の保養になって嬉しい。
見合いでスピード結婚した村井夫妻が、次第に心を通わせ、公私共に強い絆で結ばれるパートナーとなっていくストーリーの、まだ序盤。
少しずつ距離を縮めながら、互いを尊重して思いやる新婚夫妻の姿が微笑ましくて、応援したくなる。
先日は、初めての夫婦喧嘩(?)シーンがあったが、これまた、初々しくて可愛らしいったらないのだ♡
でも、ベタベタ甘いのではなく、清清しくて、物足りないくらいのラブ感が、爽やかで好感が持てる新婚さんなのだ。

おっとりして人当たりが柔らかだけれど、芯が強く前向きな布美枝の可憐さと、ガツガツしないポジティヴな姿勢が、とっても魅力的だ。
凄絶な戦地体験を経ながらも、屈託ない笑顔を見せ、妻をさりげなく慈しむ茂の懐の深さも素敵。
特に、爽やかイケメン・向井さんが茂を演じることで、温厚だけれどユニークな芸術家肌キャラの印象が強い現在の水木御大の濃厚なイメージが、良い具合に薄まって、朝ドラのヒロインの夫に相応しいテイストになっていると思う。
それだけでなにく、執筆シーンの鬼気迫る表情も、力みはあるけれど、かえってそれが迫力になっていて、キャスティング、大成功。

本格的に観始めた第6週「アシスタント1年生」が、布美枝が茂の真のパートナーとなる第一歩だったと思う。
それも、このドラマにハマった原因のひとつかも。


主演のお2人は初々しく、ひたむきに誠実に役に取り組んでおられて、役と共に成長しているのが伝わってくる。
ベテランの巧者が若い2人を支え、個性豊かな脇役が彩りを添えていて、安定感とバラエティ豊かな楽しさがある。
また、朝ドラらしく、脚本も演出もしっかりしていて奇をてらわず、安心して主人公に感情移入して観ることができる。
時折、登場する深大寺の風景も、かつて調布に住んでいた私には懐かしい。
調布出身の二大スターといえば、近藤勇と水木しげるだもんね。


また、いきものがたりのテーマソング『ありがとう』も、ドラマのカラーにぴったりの優しさと希望に溢れた曲だし、窪田ミナさんの温もりあるBGMも素敵だ。

このまま、毎日みることになりそう……かな?

     

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コメント

こんばんは♪

実は、私も見ちょります(笑)録画しておいて、余裕があるときに寝る前のお楽しみとして見ちょります。
一番のモチベーションは向井理君がご出演ってことなんですけんど。(←こらっ!土佐弁だよ~ん)好みの顔って見てるだけで癒されます(笑)

美冬さんと同じく朝ドラなんて勤め人になってからは全く見ていなかったのですが、「ゲゲゲの女房」は期待値を上回る楽しさです。
おっしゃる通り、予定調和的でありながらも脚本がきちんとしているし安心して見ることができますよね。
深大寺も興味がありながら訪問したことがないのですが、ドラマを見ていて行ってみたくなりましたし。

あの夫婦の関係も素敵ですよね。よく奥さんの気持ちになって怒ったりもしていますけど(笑)これからも楽しみですね。

>nanakoさん

いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。

向井くんを贔屓にしておいでのnanakoさんにとっては、癒しを与えてくれるドラマなんですね~。
和める、良いドラマですよね。


>>予定調和的でありながらも脚本がきちんとしているし安心して見ることができますよね。


大河ドラマでは、脚本絡みで気分が上がったり下ったり、安心できないですからねえ。
脚本や演出のことを気にかけないで、楽しめるというのが嬉しいです。
茂さんは、ちょっこしマイペース過ぎるけど、天才ですから、今後の黒字転換(笑)に期待大です。
弥太郎と一緒ですよ。(強引)
向井くんにとっては、大き作品になりそうで、彼のこれからも楽しみですね。

美冬さん、こんばんは~♪私は毎朝リアルタイムで見ています。
ふだんは時計代わりにつけている朝ドラ。
近年、座って見たのは『純情きらり』と『ちりとてちん』くらいかなぁ。。。
私が阻止しないと家族が他チャンネルのニュースに替えちゃうので、よほどハマってないと話が寸断されてストーリーを把握できないんだけど。
『きらり』みたいに波乱万丈でもなく、『ちりとて』みたいな起伏があるわけでもなし。。。
なのに、どうして毎朝みてしまうんだろう?
美冬さんがその理由を代わりに書いてくださっています。
なるほど、それでワタシは見ているのね~って納得(^-^;weep
昨日今日の話では父親・母親の心情に涙涙でしたweepグスン

>アンさん

こんばんは~♪
コメントありがとうございます。

『ちりとてちん』は、終盤にBSの週末一挙放送を時々、見ていました。
貫地谷しほりさん、本当に達者で魅力ある女優さんで、『龍馬伝』の佐那さんにも魅せられました。

草々さんは後藤像二郎になったら、アブナイ人に変身(笑)してますが…。

『ゲゲゲ…』、昨日と今日はウルッとしましたね。
私は、布美枝さんが茂さんのことを「本当の漫画家ですけえ!」とお父さんに熱く訴えるシーンにもグッと来て涙が出てしまいました。
涙もろくなってきたるなぁ>自分。(笑)

ハードなドラマも大好きですが、毎日少しずつ、ホッとできるドラマを観るのも良いですよね。

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