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2010-06-21

TBS日曜劇場『新参者』全話を観終わっての粗い感想

本来なら、記憶が薄れる前に 『龍馬伝』の感想を書いておきたいところだが、なんですかね……ちっくと書きたい気分が盛り上がらないんだなー。
駄目な回だったというのではないが、うーーーん、どうでしょう?(ナガシマさん?)みたいな感じだったので。
後日、時間があるときに、そちらのほうは書けると良いのだが。
なんたって、6/21からの4日間は『ハゲタカ』スペシャルなので、鷲津政彦のことで頭が一杯になって、他のことを考えている余裕なんかなさそうだしなぁ…。(笑)

なので、まずは『新参者』最終回を観終わっての雑な感想を書いてしまおうと思う。

第一回の後にも記事を書いたのだが、その時に抱いた期待どおりに良い感触が続いて、最終回を迎えた。
第一回の記事で不満をもららしていた、宣伝も含めた過剰な点も、自分が慣れたせいなのか、控えめになっていったと思うし。
今思うと、第1回が一番テンションが高くて、少し煩かったかも。(笑)
なにより、「泣ける」という宣伝をあまりしなくなったのは良かった。
その一言で、安っぽくなってしまうからね。

ちかみに(笑)、未見の方もおられるだろうから、ストーリーにはあまり触れないで、それ以外のことを。

まず、豪華なキャスティングがちゃんと生かされていたのが良かった。
実力者・巧者が多いゲストスターの魅力を殺さないような、手堅く浮ついところのない演出を保っていた。
木村祐一さん演じる主任のトイレでのお約束のクスッと笑えるシーンも、毎回の小さなお楽しみ的アクセント程度で、邪魔にならないように抑えていたのも好印象。ちなみに(しつこい)、最終回に大物司会者MMがゲスト出演と聞いて、正直なところ「えーー」とおびえていたのだが、いわゆるカメオ出演で、ウザくならなくて安心した。

最終回では、第1回ゲストの香川照之さんも少しだけ出演されていた。
ついさきほど、武市先生の牢の前にいた弥太郎の姿を観たばかりだったけれど、人形町では、ヘルシア緑茶を毎日飲んでいそうなサラリーマンだから、違和感無し。(笑)
そして、向井理さんが登場すると、「あ、水木先生…」と呟いてしまった私…sweat02
草刈民代さんや谷原章介さんも出演されていたし、驚くほどNHKと出演者が被ってるけど、ま、しかたありません。


一言で言えば、最初から最後まで、家族の愛情、家族の絆がテーマの作品。
そこに的を絞って、余計なことをせずに、てらいなく描いていたので、制作陣が伝えたいこと、観せたい事ががしっかり伝わった。
登場人物にあまり余計にことをはゃべらせてなかったし、ふわふわ浮ついた感じとか、ブレたところも無かった。
派手さや目新しいところは無かったし、シーンによってはクサいと感じるところもあったかもしれない。
でも、それをマイナスに感じさせず、逆に魅力と感じさせてくれたのは、ちゃんとテーマを伝えるための、一本の芯が通っていたからだと思う。
阿部寛さんを贔屓にしている私としては、最初はデカイ変人に見えた(失礼な…)加賀恭一郎が、回を追うごとに魅力を増していったのが嬉しい。
加賀は、事件の被害者のためだけでなく、遺された関係者の心の傷を癒すために真実を明らかにしようと心を砕く。
そして、それによって関係者が加賀に心を開いて些細なように見えて重要な情報をもたらしてくれる。
私の拙い文章で書くと、つまらない感じになってしまうので申し訳ないのだが…。
加賀の鋭い洞察力、器の大きさを表現する阿部ちゃんの、相手を包み込むような無言の微笑と深い瞳の表情が、毎回とても印象的だった。
相手に何かを問われても、加賀は無言の微笑を返すだけのことが多かった。
観る人に、その答えを委ね想像させる、阿部ちゃんの微笑と瞳の表情がとても素敵で、作品に更なる味わいを与えていた。(すいません、贔屓なので…)

ミステリなのに、ハラハラドキドキは少なかったし、犯人も動機も意外ではなかった。
最終回で、笹野高史さんが見せた、凄まじいとしか言いようのない、人間の業と複雑さを表した笑顔には、ドキドキしたけれど。

このドラマの制作陣が最も描きたかったのは、殺人事件の謎ではないと思う。
ラストでの、被害者の手紙を遺族が読むシーンと、加賀と被害者の元夫(三浦友和)との会話に、ドラマのテーマが集約されていた気がする。
本当に、何のてらいも駆け引きもなく、ストレートに描かれていたけれど、それだけに、冷血な私も、目頭がじんわりとなった。
殺人事件を通して、様々な家族や将来の家族の小さなヒミツが浮かび上がり、それによって新たに強い結びつきが生れていく。
そして、被害者を、様々な人物の眼から見て、その姿を浮かび上がらせていく。
この展開も、セオリーどおりだったけれど、これは、観ている誰にでも共感できる部分が少しずつあって、物語に参加しやすかったと思う。

久々に、民放ドラマで満足度の高い、安心して観られる作品だった。
…っていっても、私は元々、ドラマ自体あまり観ないし、民放のドラマは更に見る本数か少ないのだが…。
なのに、えらそうなこと書いて、すんません。(笑)

とにかく…阿部ちゃん、ありがとう。
そして、加賀さん、いつか鯛焼きの行列の謎が解けると良いですね。

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