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2010-07-06

『龍馬伝』第27回「龍馬の大芝居」~容疑者Sの献身?

いつからか、私の心にしばしば浮かぶ標語。
それが

ストップ・ザ・サカモト!

えーー、ザ・サカモトって何?間違っちゅうー、とかいうツッコミは無しでよろしくね。
ほら、「ストップ・ザ・温暖化」とか、「ストップ・ザ・飲酒運転」とか、あの手の標語の仲間と思ってくだされ。(爆)
武市半平太(以蔵もだ)ラストまで2回、という大切な回なのに、不安を煽る、サブタイトル「龍馬の大芝居」ってなんじゃー!。
以前の記事で、福山さんが特技を駆使するのか?と予想したのだが(「龍馬の大芝居って、こーゆーこと?」)、残念ながら違ったようだ。(あたり前)

そして、あの内容。
そりゃー、“ストップ・ザ・サカモト!”と叫びたくもなるってもんです。
龍馬は心優しい友達思いの三十路かもしれんが、余計なことばかりしてる気がするのは、私だけ?


ある時は武市半平太の祖母目線で、またある時は黒半平太(黒マフラーのアレの事じゃないですよ)推進委員として、 『龍馬伝』における武市半平太をハラハラしながら見守ってきた武市ウオッチャーの一人としては、もうここまで来たら、ただひたすらに静かに、半平太が己を貫いて誇りある生き様を全うできるようにしてあげて欲しい、ということだけを願うのみであるが……。

なので、前回の感想で、いったん、半平太の描き方への不満をある程度は排出してしまい、静かにラストを迎える準備をしておいたつもりだった。
幸い、大友さん担当回ということで、心配の種も少なそうだし…。 (観るまではそう思っていた…)
前回ラストの予告で、ほぼ完全に創作エピソード回で、破天荒な展開らしいと予測できたことでもあり、とにかく今回は1話完結のお話として、割り切って楽しもう、孫への愛(笑)由来とはいえ、見苦しいツッコミは控えよう…と決心してテレビの前に座った45分間であった。

だが、やはり、全てを飲み込めるほど私は器が大きくなかったのである。
今更なにを言っても遅いが、ちょっこし言わねば。
物言わぬは腹ふくるるわざなり、である。(苦笑)

選挙日程絡みで第2部を1回増やしたという噂だが、ならば、今まで放置していた武市半平太をじっくり描いて欲しかった。
龍馬に余計なことをさせんでよろし。
龍馬が大切な人たちに迷惑をかけて演じた“大芝居”でも、結局、武市の運命も以蔵の運命も変わらない。
もしかして悪化するのかもしれない。
そしたら、龍馬の株も下るのではないのかなぁ。
誰も得しないエピソードだったように思ってしまった。

CPと脚本家先生は、いったい、どう収拾をつけるつもりなのだろうか…あー次回が怖い、怖くて観られないかも…(涙)

それにしても、第27回なのに、武市先生ほんとうに放置されっばなし。
ラスト回に、武市エピをギュウギュウに詰め込む魂胆かもしれんが、それじゃ観てるほうが置いてきぼりだ。
今更ではあるが、脚本家先生お得意の月9かなんだかみたいな現代的な、それも薄いセリフで強引な話を説明されるので、もうどんどん心が離れていってしまうのだ。
大河ならではのスケール感とか、史実と創作をつなぐ、少し力技でも秀逸な展開とか、そういうものに「おっ、やりおったな。」とニヤリとさせられたいのに、なんだろうか、この勿体無さ満杯の気分。
本当に良い役者さんとスタッフを揃えているというので尚更だ。


龍馬が土佐で後藤をひっくり返さなくても、友情や武市の志と夢を尊んで自分がそれを受け継ぐ、という着地はできるし、そのほうが、よっぽど感動的で爽やかになると思うのだが…間違ってるかしらん。

まあ、これ以上、この回を差し挟んだ意義とか、ここまで来て半平太放置ってどうよ、とか、大殿様が龍馬以上にトンデモなことしでかしたりしそうな匂いとか、…愚痴っても仕方ないので、このへんで終わりにしておく。
まだまだ疑問を呈したいところはある。
だけんど、我慢我慢。

でもね。
『新選組!』の山南さん切腹の時みたいに、もっと前の回から本人と関係者の気持ちや周囲の事情とかをしっかりと描いて、登場人物たちと視聴者の思いを「その時」に向かって自然に盛り上げつつ、一点に収れんさせていく、というオーソドックスな手法の選択肢だってあったと思う。
そのほうが、登場人物の心情に視聴者が寄り添っていけて、逝ってしまう人の姿を目と心に焼きつけようと真摯に見守ることができると思うのだ。
ドラマの中であろうと、逝く人の心を無視した、その人の最後の描き方には、私は納得できないし、したくない。
次回のスートリーが、そうでないことを祈っているが…。


さて、長々とグチってしまったので、簡単に、今回の感想。

割り切って、1話完結のエピソードとしては、大友さん担当だけあって映像も締まって美しかったし、スピード感もあったし、楽しい要素ももあって、全体的には、ちゃんと面白くみられた。
ただ、終始、前述のようなことをモヤモヤと考えてしまい、没入して純粋に楽しむことは難しかった。
まだまだドラマ視聴者としての修行が足りない。(笑)



嬉しかった事2つ。
その1
珍しく、「紀行」に行った事がある場所が取り上げられた。
旧多摩聖跡記念館も護国寺も、散策の途中で何度か立ち寄ったことがある場所だ。
以前、調布に住んでいたので京王線沿線の多摩市の散策コースをあちこち歩いたし、護国寺は私のお気に入りスポット雑司が谷の近くなので、足を延ばす事があるのだ。
単に、散歩のコースにあった、というだけで特別に土佐勤皇党や田中光顕に興味があったわけでもなかったのだが。
で、今も特に思いいれがあるわけでもないが(冷たいなー)、ちっくと嬉しかった。

その2.
ピエール溝渕が人々に登場したこと。
やはり、この人の独特の空気感、私は好きだなー。
なんたって、鞍馬天狗みたいな黒頭巾で登場ですよ。
予告で、鞍馬天狗モドキを観た時には、龍馬が、あの格好で土佐に潜入するのかも?まさかね…。
とか、少しだけハラハラしていたのだが。
考えてみれば、今の龍馬伝キャストでアレができるのは滝さんだけよね。ナイス鞍馬天狗。(笑)
溝渕の人物設定そのものは、ザックリ言えば、マジメだけど融通が利くところがある大人。
でも、お人好しで、龍馬に頼まれると断れない(笑)…ってところだろう。
で、そこにピエール滝特有の人を喰ったようなところや、良い感じに力が抜けているところとか、適当なところも含めての懐の深さとか…が加わるので、特別な味がでるんだなー。
龍馬も土佐の人々も絶望的に煮詰まってしまい、弥太郎の爆発力をもってしてもどうしようもなく沈鬱で停滞してしまっっている状況を打破して、次のステージに話を運ぶには、ピエール溝渕の脱力系突破力(矛盾した表現だけど…)で強引に進めるしかない!って感じで脚本が利用したくなるのも理解できる。
だけと、今回はずいぶんとムチャさせれられましよ、溝渕さん。
関所、どうやって通したのかしら。
ま、御都合主義へのツッコミは空しいので、スルーしときますが。(笑)
長崎でも龍馬に利用される…いや、頼りにされるとのことなので、第3部で脱藩後も、溝渕さん登場回は観ようかな。


そのほかに、印象に残ったこと。

絶縁状?
本当にそんなもので、容疑者サカモトの家族は罪に連座させられないのか?
龍馬に限っては、脱藩も殺人容疑もライトに描かれるているぞ。

大好きな坂本家のお食事シーン全員ver.。やっぱり和む。

長次郎さん夫妻に可愛いい赤ちゃんが誕生していた。
赤ちゃんと初対面みたいだったから、長次郎さんは殆ど神戸から大阪に戻ってきてなかったようだね。
新幹線通勤かと思うくらいに頻繁に京都と往復していた龍馬とは対照的。
ちっくと調べたら、息子さんの名前、百太郎くんなのかー。
霊力強そうだ。(違)

ダメモトで龍馬に手紙を書きながら叫ぶ弥太郎。
娘が起きるだろうが!
それを読んだ龍馬も、やたらと咆哮してたし。
もぉー、二人とも、赤ちゃんが起きちゃうじゃないのー!
ってのは置いといて…。
弥太郎が手紙を書いた事等は優しさからの行動と説明されているが、今まで彼が見せなかった弱さ、でもある。
意地悪な言い方をすれば、自分の苦痛を減らしたいからとか、卑怯だとも言える。
それでも、観ている側が彼の人間くささや愛らしさとして受け入れられるのは、この人が一番筋を通して描かれてきて、観る側の心に完全に入り込んでしまっているからだ。
もちろん、香川さんの力が大きいが、弥太郎は脚本家はじめ制作陣すべてのイメージが統一されて愛されてもいる、ということを改めて感じる。


以蔵が後藤にみせた不敵な笑み。
前回も書いたが、彼はボーダーラインを超えてしまって、もう彼岸の境地に近いんじゃないか。
失うものも畏れるものもない。
この精神状態を繊細に表現する佐藤健くん、君はやはり凄い。



富さんが板の間で寝ているエピソード、ここで入れてきた。
投獄後の武市夫妻のエピソードは、史実そのままで心を打つのだから、他のエピソードも、うまく入れて欲しかった。


武市さんか獄中で描いていた絵。
あれは有名な獄中自画像だろうか。
次回、登場?
あの絵は、どんな苦境にあっても、妻への労わりもセルフツッコミする冷静さも保ち続ける悠揚迫らぬ武市半平太の大物ぶりを示す、とても素敵な絵なので、最後にムリに押し込んで欲しくないのに…。
ちゃんと活かしてくれていることを切に望む。

と、こんなところだろうか。
書けていないパートも多々あるし、全然まとまらないのだが、思い出すほどに、次回への不安tが膨らんでしまうので、強引にこの状態でアップしてしまう。
ここまで読んでくださった奇特な方がいらしたら、(いつものとことではあるが)読みにくくて、ごめんなさいね。


なお、次回「武市の夢」の総合での放送時間は19時10分~です。
総合でご覧の皆様、お忘れなきよう。

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