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2010-10-30

『龍馬伝』第43回「船中八策」~第三の男×2

第43回の感想、断片的に書いてあったのだけれど、うまくつながらなくて。
気づいたら、もう土曜になっちゃったよ。
『十三人の刺客』みたいな濃厚本格時代劇映画を観た後だったので、『龍馬伝』が薄く感じてしまったのかな。
それに、インフルエン゛サの予防接種を受けたら、風邪のひき始めみたいな症状が出て、微熱が続いて体調がすこぶる悪いし…とか書いていたら、山崎努さんにジロリと睨まれて、「シンプルに言え。」と怒られそうだ……sweat01


てなわけで、まとめるのはあきらめて、断片を並べるだけにしておく。
…でも、結局いつもと変わらないな。(笑)



いよいよ最終回に近づいているぞ……と実感させられた回だった。
第一回から欠かさず観てきた(そして文句大目の雑感を書いてきた)者としては、ついにここまで来たか…と、感慨深い。
とか言って、『坂の上の雲』カウントダウンなんか貼り付けてる情の薄い私でもある。(笑)


今回は「船中八策」という、徳川幕藩体制を終わらせた後の国の仕組みの構想を龍馬が後藤と中岡に語るの巻…だった。
(要約しすぎ。)
面白かった、というのとは違うが、良くまとまっていた。(何様)


「船中八策」というのは、今風に言えば、アフター徳川体制の基本方針・基本理念を八か条にまとめたもの。
こういう観念的なことを、ドラマの中で説明するのって難しいと思う。
どうしても説明台詞が中心になってしまうだろうし、場合によってはテロップ等で補足したりするから、歴史バラエティの中の安い再現ドラマみたいになる危険性が高そうだと危惧していた。
しかし、『龍馬伝』では、これまで主人公・龍馬が、様々な人たちと交流して学んで来たこと、受け継いだ志の集大成+龍馬が第1回から信念として掲げてきた「憎しみからは何も生まれない」という三島由香の名セリフ…じゃなかった、母上の教えから生まれた八ヶ条、ということにしていて、分かりやすく、かつ感情にも訴えるようにまとめてあった。
なるほど、フクダセンセは、こういうところは巧みでいらっさるなー、と感心したぜよ。
それとも演出/編集の腕によるもの?


中岡に説明してくいシーンは、ある意味、第1部からのダイジェストにもなっていて、まるで走馬灯のようじゃござんせんか。
「いよいよまとめに入ったな…」という気分になった。
薩長同盟みたいに、龍馬が一人で考えたぜよ、というふうには流石にしていなくて宜しかった。
出演時間は短くても印象深い、闘魂抽入・吉田松陰先生や、猫屋敷の絵師・河田小龍先生のお名前も出て、嬉しかった。
でもなー、武市先生については、東洋様はその能力を認めてなかったはずだけんど?無理やり東洋様とセットにしてないか?と、ちっくと首をひねったが。
武市さんの名前を安易に出すなや!なんて思ってしまうのは、私がひねくれているせいだろう。
龍馬が武市さんのことを大切に思っていてくれると素直に喜んでおこう。
だって、龍馬最後の日まで5カ月だものね。

思想・観念的な硬い題材が中心になっている回なので、動きを出すために、新選組と立ち回りさせたり、二枚目四十代男子たちに筋肉を披露させて相撲とらせたりしたのかしら…なんていうことも思ったり。


しかし、登場のたびに、中岡慎太郎の存在意義って…と思ってしまうような扱いだな。
相撲とりながらの、あのやり取り。
船中八策を読みながらの、あの龍馬大絶賛ぶり。
うーーん、どうでしょう。
鈴木CPは中慎は龍馬のライバル、と仰ったが、ライバルというには地位が違いすぎるな…。

都合の良い男にされてる気がするぞ。
なんちゅうか、単純でアツイ男にされてる気がね、するんですな。
せっかく上川さんが演じているのに勿体ないっていうか。
あら、また文句になってしまった。すみませんね。




では、その他、印象に残ったこと。




龍馬からの手紙に「はいheart04」とか「京女に京土産買うてどないするの…。」(←不正確)とか反応するお龍さん、めっちゃカワイイ~♪
『SPEC』第3回の京女の托鉢僧じゃないけど、京女っていいっすね!
(完全にオヤジ化。)
微笑んだ後、寂しげな表情になるのも、女っぽいっす…。
龍馬にだけは、はんなり京女なお龍さんなのね。


四侯会議。
久々に私のお気に入り・松平春嶽さまがご登場heart04
相変わらず渋くて素敵。
春嶽様が映らないかということに気が向いてしまって、マユナシも虫歯容堂公も、私には薄く感じられてしまった。
いかんいかんいかんいかーーーん!!


後藤様のお買い物moneybag
弥太郎に黙って、銃器や船を購入って…。
つまり、象ちゃんたら、龍馬と共に大政奉還を推し進めると同時に、すでに武力倒幕に転ぶ場合の準備も密かに考えていたってこと?
切れ者で喰えないやつだから、ありえるね。
いや、情勢が激動する幕末は、二枚腰、三枚腰の喰えないヤツじゃないと生き残れないから、藩の政を預かる参政としては当然か。


スリーダイヤの始まり。
グラバーに教えを乞い、カンパニーのトップになっちゃる!と鼻息も荒い弥太郎。
資本主義のなんたるか、を実地で学んでいくことになるわけですね。
金儲けのためなら戦になってもいいのか? ってのは気になるが。
弥太郎もまた、新たな日本の仕組みを彼のやり方で創り上げる一人となっていく、ということだろう。
グラバーさんが熱く語る場面も、なかなか良かった。
ティムさん、すっかりグラバーになりきってますよ。


ペコちゃん後藤と子犬陸奥。
京へ上る夕顔丸の船上で、後に「船中八策」と呼ばれる文書(の下書き)を書いている龍馬のもとに、転がるようにやってくる陸奥くん。
相変わらず、龍馬の前でては子犬ちゃんだ。
キラキラお目目で一生懸命に龍馬を見つめて、「ねっねっ、ボク頑張ってるよーーボクのこと構ってー!」という顔をしてるんだもん。
キュンキュンいっている陸奥を適当にあしらって、龍馬が甲板に走っていき、後藤に船中八策草稿を見せるんだが。
書面を読んでいる後藤の顔つきが凄い。
目をカッと見開いて、ペコちゃんみたいに舌を出しとる。

この文書に凄い勢いで集中して、内容を素早く評価しつつ、これを書いた龍馬の先進性に驚きもしている。
後藤の頭脳と感情が高速稼働中って感じの表情と動き。
ムネムネ、すけーよ。
それに、またモミアゲ伸びてるし、顔が大きくなってるし…。
青木さん、クランクアップ後に元のスリムな二枚目に戻すの大変そう…。
いや、人様の心配するより自分の増量分をなんとかせいっちゅうセルフ突っ込みしてしまいますけどsweat02
それはともかく。


一心不乱に読み終えると、龍馬に「もっとキレイな字で書き直さんと、大殿様には見せられん。」と言うのだ。
この、ちょっと持って回った言い方が、後藤の性格と心情を表していて、よろしい。(笑)
決して、「サカモト、おめーすげーな!」とは言わんのだ。
ほんと、象ちゃんらしい。
そして、船室にかけ戻る龍馬を見送る表情は複雑だ。
「こいつ、トンデモないことを考えやがる。」とでも思っているのか。
で、龍馬の後を尻尾振ってついていく行く、キラキラお目目な陸奥くん…。

ところが、せっかく都に来たのに、後藤を呼び寄せた容堂公が、土佐に帰っちゃったっていうのだ。
後藤も龍馬も、言葉もない。
ここでの両者それぞれの表現が、また良かった。
座敷に踏み込み、カッと空中を睨む 後藤。
しずかに瞑目する龍馬。
やはり、怒鳴ってばかりの頃より、二人ともオトナ(当たり前)で深みがある。


がっくりきたところで、陸奥くんに促されて、海援隊京都支店のオフィス「酢屋」を観に行くことに。
お酢の醸造元でもお酢を商っているお店でもなく、材木問屋なんですと。

お尋ね者の龍馬は、木戸さん直伝のコスプレ(違)で陸奥くんと一緒に京の町に出る。
二人とも意外と似合う(笑)
しかし、桂小五郎ほど役に成りきれていなかったらしく(爆)、あっさり通りすがりの新選組に発見されてしまうのよ。
てか、なんどすか、通りすがりの新選組って。
相変わらず、また新選組3トップが揃って市中見回りしてますし。
『龍馬伝』では記号みたいな存在だから仕方ないけんど…。
うーーん、相変わらずヴィジュアルは格好良いのだが、何気に弱い。
でも、龍馬に「近藤さん、もう止めませんか。」とか言われて、近藤局長が「おまえを斬るのが俺の仕事だ!」という一言は格好良かった。
近藤さんびいきの私としては、ちっくと嬉しかったけど、龍馬暗殺犯候補ってわかりやすくするために、ストーリー的に必要ないけど出したのかな?
『新選組!』では、暗殺直後に駆けつけた近藤たちの行動を、うまく「新選組犯人説」の証拠とすりあわせて説明をつけていて、さすが幕末ラヴのミタニンだったけど、さて幕末愛が薄そうな脚本の『龍馬伝』では、暗殺現場の描写はどうなるんでしょ。
脚本はともかく、大友さんの演出が楽しみですよ。


薩土盟約の場面。
龍馬が言うところの、「土佐と薩摩の知恵比べ」、いったいどっちが勝ったのか?
まずは、両者が「褒め殺し」作戦で、様子をうかがう。(笑)
続いて、象ちゃんの先制パンチ。
「戦いうがは、するぞするぞと脅しをかけて、最後まで一本の矢も放つことのう相手を降参させる。それが見事な勝利いうもんですろう。」決まった!
しかーし。
腹黒い老獪な薩摩勢は、大政奉還と武力討幕のどちらにも足を掛ける作戦。
なんか、薩摩のほうが一枚上手かも?
西郷どんの「大政奉還にのっても良い」の発言に対する、小松様と中岡慎ちゃんの「えっ聞いてないよ!」な表情が気の毒。
それにしても、『龍馬伝』における薩摩の描かれ方は、やっぱり気の毒だ。

えーーと、話の流れが行ったり来たりですみません。
熱で頭がぼーっとしてるので、許してつかあさい。

それから今回は、第3の男が登場しましたな。
薩摩の第三の男、大久保ミッチー。
違和感なく、溶け込んでましたね。さすが。
しかし、汗ばんでたり怒鳴ったりって、ミッチーのイメージに無かったので、不思議な感じだった。
でも、ミッチーの魅力あふれる怜悧そうな鋭い目線とか、たくらみ系のキャラで、ブラック風味な感じが良かったです。


そして、もう一人の第三の男は、藤吉。
この人が出てきて、「ああ、いよいよか…」と思っちゃった。
皆さんご存知だろうし、史実だからネタバレにはならないけど、念のためぼかして書いておきますが、この人は最終回で第3の男になる予定ですよね?
せっかくちゃんこ番という設定なんだから、龍馬たちが相撲で筋肉をサービスするシーンよりも、藤吉がおいしそうなちゃんこ鍋を作る場面を映してくれたほうが、私は嬉しかった。(食欲ありすぎ。)
『鬼平犯科帳』とか『剣客商売』みたいに、食通キャラが解説したりして。

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