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2010-11-11

『龍馬伝』第45回「龍馬の休日」~龍馬んほりでー 

いやもう、記事サブタイトルのことは突っ込まんといてえぇぇ~~sweat01
堪忍しておくれやすぅ~(なぜか似非京言葉)

完全に某CPのオヤジ魂が乗り移ってしまったらしいな>自分


週明けから、気の張る業務が続いて、諸々に無頓着な私でも、神経がすり減り、身が細る思い。
本当に細るもんなら当社比30%くらい細くなりたいところだが、そうはいかず、逆にストレス(という言い訳)でおやつドカ喰い。(笑)
精神疲労が深くて(おおげさ)、ドラマを観る気力ゼロだったのだが、とりあえず本日、一段落したので、ようやっと第45回「龍馬の休日」全編を観ることができた。
今頃になってヘボ感想を書くのもナニだが、これもストレス解消ね(笑)…。


サブタイトルの寒さのせいか、前回のお元タン海外脱出劇に脱力したせいか、はたまた気疲れでハードルもテンションも限りなく下がっていたからか、予想していたより良い感じだった。(偉そう。)


今回の内容は龍馬が土佐での大勝負に出る前に、離れて暮らしている妻・お龍さんと過ごす最後の短い休日のお話だった。

…で説明がついてしまいそうなくらいに、歴史的な動きも無く、大したことも起こらない平和な(痴話げんかくらいだからね)時間を中心に描いていた。
だから、幕末のビッグイベントが次々に起きる第4部にあっては、ちょっと間延びしたように感じたし、物足りなく感じるところはあったけれど、でも、まあ、悪くないんじゃない?
疲れた胃腸には、白がゆと梅干しですよ、みたいな淡泊で消化が良い感じ。(ほめてるのよ。)
私くらい長生きしていると、あまりコッテリ濃い味やジェットコースターのように激しく動くものが続くと疲れるので、こういうのはホッと一息つけて、ちょっと楽になった気がする。
次回からのラスト3回は、相当に濃密になりそうだから、少し休んでおかないとね。(笑)

役者と、美術さんはじめとするスタッフ陣の力で、作品の印象が引っ張り上げられている感は否めなかったが(これは毎度のことだ)、脚本が色々と安い台詞を言わせたり、あざとい場面や陳腐で嫌な感じの対立構造を強調しているのに辟易するところを、やや淡白な演出のお蔭で、いつもよりイラッとしなかった。
もしかして、私が気疲れしているせいだろうか…(泣)

激震と動乱の合間の、小さな幸せ、あたり前の一日が、とてもとても尊いのだということを、改めて伝えたい回だったんだろうな。
そして、大切な人との大切な時間や、情勢の厳しさが自分を取り巻く人々との関係の変化させてしまったことを、龍馬がしっかりと心に畳み込んで、最後の大仕事に踏み出す、その一歩を蹴りだす回だったのだな、と思った。

私は、本来、こういう話が好きだ。
なんてことのない日常を愛しむような、水彩画のような話、好きですよ。
だけど……。
登場人物や情景の描写に静かに誘われて、知らず知らずに物語に引寄せられていく…という感覚は無かった。
元々、私は龍馬にもお龍さんにも思い入れが足りないものだから、やがて訪れる辛い別れを知らずに語り合う二人にじーんとしたりせず(鬼!?)、「今回はマユナシでないのか?」「慎太郎どうした?」とか、ついつい邪念が入ってしまい、やや離れたところからクールに観てしまったからかもしれない。
薄情な視聴者ですまんのう。

でも、お龍→龍馬の気持ちは出会いから結婚まで、それなりに段階を経て描いてきたと思うけれど、肝心の龍馬の気持ちが曖昧で不透明なまま今回に至ってしまったので、この二人を「深い愛と絆で結ばれた夫婦」というようには感じにくいのだ。
ここに至るまでの、二人の気持ちの積み重ねの描き方があまりにも薄かったと思う。
だから、武市夫妻の最後の朝餉シーンみたいに心を揺さぶられるところが無かったんだろうなあ。
龍馬たちのほうが、愛情表現は直接的なのにね。

「決定的に何かが違う。」 by  三島由香

なのである。(笑)

福山さんも真木さんも、とても素敵なので、勿体無い。
もっと丁寧に描いてあげれ良かったのに。
武市夫妻とは違うアプローチであって当然だけれど、龍馬とお龍が、唯一無二のパートナーだ、と観ていて自然と心に響いてくるという点では同様であって欲しかったが……うーーん、だいぶ差がつきましたな。
大森南朋さんと奥貫薫さんの役の解釈とお芝居が素晴らしかった、というのも大きいけど…。


そんな感じで、龍馬とお龍のエピソードにも入り込めなかったのに加えて、こんなにまったりしていいんですか、それよりも薩長や幕府の状況を描いてよ…とか、もっと人物の心情の機微を色濃く見せてくれてもいいかな…なんてことも考えながら観ちゃったしね。
でも、悪くなかったですよ。(こればっかり。)


もう、演出担当がどなたなのかは殆ど気にしないのだけど、タイトルロールが流れている時に夫が「あれ、初めての演出さんじゃない?」というので画面を見てみれば、確かに初めて目にするお名前のようだ。
西村武五郎ディレクター。
この時期に来て、『龍馬伝』初演出の方を投入してきたんだ~~へえ~。
古風なお名前だから、もしかするとベテランさんだったりして…大河の終盤だもんね…とか考えたが、ビデオを止めてまで調べるなんてことは、もちろんしない。
特に期待もせず、フラットな心持で食事をしながら、ゆるゆると観ていた。


終わってみれば、前述のとおり、落ち着いた(落ち着きすぎてるかも)印象で、イラッとせず観られたし、絵が美しく、好感が持てた。
淡白だから、嫌な感じで突出するところがなかった、という言い方もできるかな。(イジワル?)
なので、平板に感じるところもあったけれど、イライラしないというのが、心がお疲れちゃんな今の私には重要なのだ。(笑)



それで、今、記事を書きながら、西村Dのことをちらっと検索してみた。
(そういえば、松園Dや福岡Dの時には調べもしなかったな…。)

歴史バラエティ「その時歴史が動いた」で神戸事件(英公使パークスはこの事件にも係っていますね)を取り上げた回や、山口放送局制作のドラマ『GOTAISETSU』や、BS-hiで放送されている大型ドキュメンタリーシリーズ『証言記録 兵士達の戦争』の人間魚雷・回天を取り上げた回などの演出を担当されたとのこと。
そして、まだ30歳前らしい。
お若い!
若いディレクターさんには、大スターやベテランだらけの大河ドラマの現場は、かなりプレッシャーがあったのではなかろうか。
でも、『龍馬伝』チームは暖かい(というか熱い?)雰囲気があるので、きっと良い時間を過ごされ、とても勉強になったことただろう。
良かったのう。
とか、また祖母モードになってしまっている私…。
ええいー、みんなまとめて、可愛い孫じゃーーー!!(壊れ気味…)



今回は下関を舞台にした話ということもあり、山口放送局にいらしたことがあり、硬派な歴史物の経験があるということで、鈴木どんが目をつけた(はい?)のだろうか?
10年後くらいには、大友さんのようにNHKのエースディレクターになることを目指して頑張っていただきたい。
期待してます。

大河はNHKにとって、番組の創り手を育てる場でもあるのだなあ~と思った。
おっと、横道に逸れちゃったわ…。


横道にそれても問題ないくらい、話は他愛も無い。
身も蓋もない言い方をすれば、龍馬が下関で木戸&大久保と決裂するシーンと、弥太郎がぶち切れて、スリーダイヤ帝国への一歩をいよいよ踏み出さんとする決意表明、ラストの土佐での後藤の「やるかい」以外は、これと言って説明するほどのこともないような日常話。
その中にも、真木お龍が可愛かったとか、プチ下ネタでイキイキしている福山龍馬とか(笑)、まあ、政治的な話題以外でも楽しいところはあったと思う。
真木お龍も、今まで放置されていた分を取り返すべく、あるいは写真集撮影も兼ねてなのか(←邪推しすぎ?)、多彩に魅力的な表情を見せてくれた。
龍馬の風呂発言にうろたえて照れたり、龍馬を待ちながら手鏡を覗いたり、おなじみ「う~み~」で笑顔の練習をしたり、暗い部屋で紅葉を並べたり、朝帰りのダメ亭主に拳銃を向けたり。

今回のお龍さんは、恋しさ大爆発!で、龍馬を待っている時なんて、本当に可愛らしかった。
とするると、西村Dは女優さんを綺麗に撮るセンスがおありかもしれないですぞ。
将来、ヒロイン大河のときに起用されるかも。



では、印象に残ったシーンをちょこちょこあげておこう。



お龍 「おばちゃん違うわ!」


坂本家。
権平さんとサボテン。
八平さんが遺したものだろうか。
そして、にゃあにゃあ可愛い籠ニャンコ。
坂本家は、暖かくて変わらない場所だという安心感が出てる。



単身赴任から戻ってきた途端に朝帰りのダメ亭主にピストルかまえるお龍さん。
カッコイイけど、ちょっとやりすぎな気もした。
まあ、お龍さんは結婚後、出番が少なかったし見せ場が無かったから、ビンタだけじゃ足りないと脚本または演出が思ったのかもしれないですね。
それとも…。
SP意識してる?
と邪推してしまう私の心は汚れているのか。
それともお台場電波城に毒されているのか。


初対面から龍馬が気に喰わないらしい大久保の表情が、益々素敵だ。
ミッチーは、出番が少なめだからこそ、細かいところまで神経をいきわたらせて、ブラック寄りグレイな存在である大久保を表現しているようだ。


龍馬と木戸との決別…
“ソウルメイト”高杉さんが亡くなって、今や同じく倒幕を目指していたはずの志士たちも、味方ではない。
もう龍馬の味方は海援隊だけなんだろうか。
孤立を深める龍馬を見守る三吉さんの辛そうな表情や醸し出す空気がなんとも言えず良い。
筧さん、やっぱり良いですなあ。
こういうニュアンスを滲ませる芝居も上手いなと、改めて思った。
そして。
龍馬の身に危険が迫りつつあることを勘づいているらしい木戸は、友として最後の忠告をする。
谷原さんは、毎回いい感じに苦渋を含む複雑な表情をされる。
絶対に胃をやられてる感じだよね。(なんちゅう褒め方)
龍馬との初対面の時、江戸の紳士の社交場(嘘)で軽い遊び人風だった桂さんは、どこにもいない。
すごいよ、谷原さん。


三吉さん「二人きりにしてやって!」
やっぱり三吉さんはイイ!
この人の泥臭い実直さと包容力。
結婚するなら龍馬より三吉さんをお薦めする。(誰に?)
あ、既婚者か…。


龍馬「一緒に風呂に…(以下略)」
福山さん真骨頂?
ちょっとシモな発言をしても、福山龍馬の爽やかさ明るさのおかげで、からっとした笑いになり、不快感無し。
もっと前から、龍馬をこういう爽やか助平キャラ(爆)にしておけば良かったんじゃないか?

弥太郎、土佐商会主任解任
弥太郎を逆上させる状況を作るために、佐々木高行に「地下浪人」なんて罵らせるのは、ちょっと嫌な感じがした。
史実と違うのどうのなんて野暮をいう気はさらさらないけんどねえ。
佐々木は仮にも、象二郎とともに大政奉還を推し進めるのに係った土佐藩士でしょ。
まあ、コンサバな人だということで頭が固くて古いイヤな上士の代表にしちゃったんだろうど…。
弥太郎に最終点火させるために、陳腐な状況で陳腐なセリフを佐々木高行に言わせるっていう段取りが、気分が悪かった。
結局、この脚本は、最初から最後まで、理不尽に威張っている上士が悪い、身分制度が悪い、封建社会が悪い、徳川幕府が悪い、という一方向のみを平面的にとらえている単純さ一点張りで話を動かしていた気がする。
白黒とか善悪とか、そういうことで幕末から明治に移行したわけじゃなかったのに。
それでも、香川弥太郎が相変わらず観るものを逸らさない説得力で、さすがではあったが。


後藤象二郎 「やるかい。」
いやはや、後藤様の全身から横溢するような力強さや頼もしさは、とうとうここまで来たか、と感嘆しきり。
龍馬の敵だったはずの後藤だけが、いまやただ一人の頼りになる存在なのだということを、あの短い時間のなかで、納得させられちゃったわ。
まさに、敵と味方がひっくり返った感じだ。
これが、幕末なのだ…。


次回の大殿vs後藤が、かなり楽しみ。
もう、後藤象二郎めあてで、『龍馬伝』みてるかもよ、私。(笑)

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コメント

おじゃまします
三吉さんいい味出してた!お龍さんの台詞に木戸さんの面倒見のよさが垣間見えてよかった
高杉回で押しつけられたタマゴをどうしたのか未だに気になります(笑)
来週のヒストリアは中岡さんですね
テレ朝に喧嘩売ってるサブタイトル…
あんまり伝に出てこないので蛮幽鬼観に行っちゃった(信頼と安心の堺様出演作品ですから〜)

>なかりんさん


いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。

『龍馬伝』は、長州を好意的に描いていて、それは嬉しいんですけど…。
薩摩が随分とブラック気味で、凄い違い。(笑) 
今日の『篤姫』のBS-hi再放送を録画してあったのを飛ばして観ていて、薩摩の扱いが正反対で、ちょっと笑ってしまいましたわ。(当然ですけど。)


>>来週のヒストリアは中岡さんですね
>>テレ朝に喧嘩売ってるサブタイトル…


た、確かに…。
『伝』での中岡の出番の少なさを、別番組で補うつもりですかね。
17日は、『相棒』⇒『歴史秘話 ヒストリア』で決まりでしょう。

>>蛮幽鬼観に行っちゃった(信頼と安心の堺様出演作品ですから〜)

いいなぁ~
私は未だ、観にいけてないんです。
上映館が増えたので、なんとかして観に行きたいと思っているのですけど…。
早くしないと『武士の家計簿』も始まっちゃう!

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