« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

2010年12月

2010-12-31

映画『チェブラーシカ(2010)』

私に限らず、上目遣いに弱い方は多いと思う。
今、私をメロメロにする上目遣いの達人(?)は鷲津政彦と、この不思議な小さな生き物だ。

Photo_2

彼の名はЧебурашка(チェブラーシカ)。
ロシアからやって来た。

鷲津の上目づかいは素敵に悪いことを企んでいる(えっ?)時の表情だったりするのだが、チェブはもちろん愛くるしい表情としての上目遣いだ。
どこか不安げな上目遣い。
チェブラーシカは、日本でもその愛らしさに人気があるキャラクターで、関連商品も沢山売られているけれど、ただ可愛いだけの存在ではない。
どことなく哀愁があってはかなげで、観ていると胸がキュンと切なくなって、泣きそうになってしまう。
この、どこかメランコリックなところが、チェブラーシカの世界には通底している。
そこが強い魅力なのだ。


チェブラーシカをご存じない方は、よろしければ、こちらの予告映像をご覧下さいませ。






ロシア(旧ソ連時代に誕生)生まれのチェブラーシカの新作が日本で制作されて、今年映画が公開されると知り、ずっと心待ちにしていた。

『チェブラーシカ』 
 映画公式サイト http://www.cheb-kuma.com/index.html

ストーリー
パペットアニメの巨匠ロマン・カチャーノフが生み出したロシアの国民的アニメ「チェブラーシカ」。日本でも大人気の同作品の27年ぶりとなる新作が、ロシアのオリジナル版スタッフの協力を得て、日本を中心に製作された。旧作をリメイクした第1話、サーカスにあこがれる少女マーシャとチェブラーシカの交流を描いた第2話と第3話から構成される。チェブラーシカの声を演じるのは人気子役の大橋のぞみ。
 (映画.com より)

オリジナル1作目の完全リメイク版(ロシア語音声・日本語字幕)を上映しているのは関東では六本木のTOHOシネマズだけなのだが、今は時間がとれず、地元のシネコンで、リメイクのエピソードは短縮版になっている日本語吹き替え版+新作2話のヴァージョンを鑑賞。
なんとか、1月にロシア語版を観にいけるといいけど…。
(2ヴァージョンについての説明は こちら )


私にチェブを紹介してくれたのは夫なので、二人で出かけたのだが、お子様向けの作品なので、劇場で浮くかな?とやや心配だった。
(そういえば、鷲津を私に会わせたのも夫だった。)
しかし、週末朝一番の回に出かけたが、お子様連れに混じって、意外と(?)大人だけの観客も多かった。
やっぱり、大人にも人気だなあ。
上映開始前の予告は、プリキュアとか忍たまとか、お子様向け作品のもの中心で、なかなか新鮮だった。(笑)


同時上映の『くまのがっこう~ジャッキーとケイテイ』は、絵本が原作の作品だそうだが、残念ながら未読。
本物でなくて、ぬいぐるみの小熊ちゃんたちが登場するので、縫い目が入っていたり、転んだりして動きが止まると無生物丸出しな描写になるところが、なかなかシュールで良かった。(どういう視点だ/笑)
色遣いが柔らかく、BGMのピアノ曲が美しく、シンプルで心温まるストーリーで、全体に抑制が効いて心地よい作品だった。
周囲の席の『くまのがっこう』シリーズのファンらしい母子客も、皆さん絵本の世界がそのままだと満足されていたようだった。



さて、お目当てのチェブラーシカ。
いちおう、ネタバレはほとんど無しで書いておきます。


私は、ロシアで作られたオリジナル4話が2008年に日本で劇場公開された時からのファンなので、どちらかというとファンになって日が浅い。
でも、DVDを購入して繰り返し観続けている。
チェブがきっかけで、カチャーノフ監督の他作品『ミトン』等も観て、その温かさと切なさの同居する優しい作風の虜になった。

ロマン・カチャーノフ監督のオリジナルは、優しさと温かさと共に、詩情と寂しさとがある。
ファンタジーと現実が混在する舞台設定や、説明が少なく端的な台詞だけで綴られていることもあって、無垢で無邪気なだけでなく、詩的だったり哲学的だったり、社会的なメッセージが含まれていると感じる面が多々ある。
だから、大人もひきつけられるのだ。

新作部分は、キャラクターも可愛いし、前向きで心温まるお話。
しかし、オリジナルの持つ哲学性は殆ど感じない。
あえて、明るく単純明快にしてある。
現代の日本やロシアの子供たち、そしてもっと幅広い年齢の人々にチェブラーシカの世界の純粋さと愛らしさを分かりやすく楽しんでもらおうという意思が明確に伝わる、とても良心的で良質な作品になっている。
でも、むやみに明るく前向きに、友情や努力や善行を声高に語ってはいないところが良い。
オリジナルの控えめでほんわりした空気は、そのままだ。
そして、あのメランコリックな雰囲気も少し残っていると感じた。
それは、自分が何者か分からず、寄る辺ない無垢なチェブラーシカと、都会で孤独に暮らす心優しいワニのゲーナの二人(二匹?)のキャラ設定をオリジナル設定のままにしてくれているからだ。

もちろん、チェブラーシカの表情としぐさの愛らしさは無敵で、中村監督とロシアのスタッフはチェブを最高に可愛く見せるにはどうすべきか、知り尽くしているなあと思う。
クルクル動く愛くるしい目、チェブの感情に合わせてピンと立ったり垂れたりする大きな耳、パタパタ動く足、ゲーナにギュッとしがみつく小さな手……もう可愛くて可愛くて、身もだえしてしまうくらい。(怪しい)
日本語吹き替えの大橋のぞみちゃんの声も、とーっても可愛くて、チェブにぴったり!
「ぼくと友達になってくれないの?」なんて哀しそうに言われた時は、「友達になるに決まってるよ!うちにおいでよ!?」と叫んでしまいそうだった。

チェブの親友・ゲーナは、オリジナル同様に素敵すぎる!
いつでも温厚で礼儀正しく、誰にでも分け隔てなく優しくて、知的でオシャレな紳士で、音楽の才能があるゲーナは、私の理想の男性像に近い。
ゲーナがワニでなくて、阿部寛さんそっくりな声としゃべり方と容姿の人間だったら、100%惚れる。(鷲津はゲーナみたいに柔和じゃないし、頼りがいがある外見という意味では、堺さんより阿部ちゃんなので。←妄想が過ぎる…)
不安そうなチェブラーシカに対して、ゲーナが「大丈夫だよ、チェブラーシカ。」と優しく頼もしく言う台詞に、毎回グッと来る。


パペットアニメーションの技術や、キャラデザイン、セットや小物の作り込みとセンスも素晴らしい。
スタジオ設備や撮影技術の進歩なのか、オリジナルより全体的に明るい映像になっていた気がする。
少し明るくなっていたところも、新作のムードに合っていたかも。


オリジナル版の『わにのゲーナ』のリメイク部分は、吹き替え版では、かなり短縮されて上手く組み込まれていた。
ただ、自分の出自がわからず、寄る辺なく寂しいチェブラーシカと、やはり孤独なワニのゲーナが友達になり、そこから友人の輪が広がっていく第1話が、チェブラーシカの世界観の基盤なので、もっと長く観たかった、というのが正直なところ。
誰も一人で生きて行くことはできない、ということ。
自分の世界の扉を開ける、逆に開いている扉から中に入る、小さな一歩を踏み出すわずかな勇気があれば、そこから環が広がっていくこと。
そんな普遍的で温かいメッセージが、『わにのゲーナ』にはあって、人見知りかひどい私は、強く心をつかまれたので、特にそう感じた。
まあ、六本木でフルヴァージョンを観ればいいんだけどね…。

ロシアでは、オリンピック選手団の公式キャラになるほどの国民的人気キラクターの新作映画を日本人監督が制作するにあたっては、当初、ロシア側スタッフから厳しい反応があったそうだ。
しかし、幾多の困難を乗り越えて、名匠・カチャーノフ監督の代表作の世界を壊さず、そこにカチャーノフ監督作品を超える要素として、新作部分にサーカスのモブシーンを盛り込んだという中村監督の志と頑張りには頭が下がる。
実際、サーカスのシーンは本当に素晴らしかった。

良質で心優しい素敵な作品を見せていただいたと思う。
心が洗われた思いだった。


※『チェブラーシカ』のキャラクターやセットのデザインについてや、大橋のぞみちゃんのインタビュー、映画のフォトギャラリーなど、内容豊富な『チェブラーシカ』の紹介ページが、【テレビドガッチ】にアップされています。
ご興味がおありでしら、是非ご照覧下さいませ。⇒ こちら


ますますチェブの魅力にはまってしまい、めったにキャラクターグッズなど買わない私が、映画のカレンダーやクリアファイル、関連書籍等々、買いあさってしまった。
うーーん、『ハゲタカ』もカレンダーとかオフィシャルブックがあればいいのに…。

2010-12-29

映画予告編でアラタな発見?

先日、ある映画を鑑賞した。
素敵な映画だったので、感想は大掃除の合間に年内にアップしたい。


実は、途中まで感想を書いていたら、余談の部分が膨らんでしまったので、切り離して独立した記事にすることにしたのが、今回の記事。
このところ、雑記ばかりですみません。


「だから駄目なんだ。」 by 飯島亮介


うーーん、だからここは寂れる一方なのか…。

ちょっと暗くなっちゃって、すみません。
気を取り直して。


ロードショー館では、映画本編の前に予告が流れる。
劇場によるのだろうけれど、本編が短いと予告が長い。
最近、私が観た中では、『SP 野望篇』がそうだった。
なんだかいつもより予告が多いねえ……と思っていたら、本編が短かかった。
まあ、それはいいとして。

地元シネコンにて夫と二人で映画を観たのだけど、その時に観た映画も上映時間が短めだったせいなのか、予告がおっそろしく長かった。
企業CM、シネコン自体のCMが延々と続き、続いて映画の予告。
そこに、 『いぬのえいが』『毎日かあさん』の予告も入っていた。
両方とも観に行く予定はないけれど、大森南朋さんがご出演の映画ということだけは小耳にはさんでいたので、予告映像に、ちょっと注目した。
もういい加減、あきらめているはずなのに、大森氏が登場すると条件反射で鷲津要素がないかという目で観て勝手に落胆してしまうのだ。



『いぬのえいが』の予告では、大森氏は「オフの贅沢」の時みたいな少しふっくらした感じで、切腹時の武市半平太の面影は無い。(当たり前)
『毎日かあさん』の予告には登場されていなかったような…。(と思う。)


ところで、映画鑑賞後に夫が、「サイバラさんの映画にもナオタン出るんだねえ。」と言うので、ちょっとびっくり。
(紆余曲折あって現在、彼は松下奈緒さんをナオサン、大森南朋さんをナオタンと呼んでいる。)

「あれ、予告に映ってたっけ?私、目が悪いから見えなかったのかな。」
「うん。ほら~、なんか派手なシャツ着てキョンキョンと話してた…」
「ええ?」

よくよく聞いてみると、完全に彼の勘違いであった。

「……あれはね、古田新太よ!」
「えっ、ナオタンでしょ?」

うーーむ、さすがに千の仮面を持つ男・大森南朋。
古田新太にも成り切ってる……
って、ちーがーーう!!
古田新太さんも、『毎日かあさん』ご出演されているのだ。


このようなアホな会話を帰りの電車でしてしまったのだ。
同じ車両に南朋さんファンの方がいらしたら、私達に明確な殺意をもったに違いない。
いやほんと、ファンの方々、すみません。
でも、本当にウチのダーリンは見間違えてたのよ。(汗)

夫も母 (←母のエピソードはこちら。)も、大森南朋さんが役ごとに風貌すら変わっているように見えるものだから、こういう勘違いをしてしまうのだ。
(しかも、古田新太さんと似ていると言われると、大森さんご自身が『トップランナー』出演時に仰っていましたね。)


やっぱり凄いですよ、大森南朋さんという役者は。
益々お忙しそうだけれど、できることならば、監督と脚本に恵まれた作品での主役か準主役クラスで彼の仕事を観たいものです。
『ハゲタカ』くらい濃密で緊張感のある良質で硬質なドラマか映画を希望。
うーん、やっぱり、『ハゲタカ2』だな。
『帰って来たハゲタカ』でも、『ハゲタカ・デラックス』でもいいけど。
その前に、できれば東京または近郊で映画『ハゲタカ』を劇場で上映してくだされーお代官様ー!(←地域の設定が自分勝手。)

あれ、なんの話題だっけ?sweat02

2010-12-27

メガネ+スーツ男 in UAE に東洋キックしたくなった瞬間

この雑記には、仕事絡みの愚痴が混入(?)しております。
今年の愚痴の言い納めのつもりですが、馬鹿馬鹿しいので、お忙しい年末に脱力しても良いという奇特な方以外は、スルーしてやってください…。


先日の記事で書いたように、先週、私の上司が ギックリ腰thunder で動けなくなってしまった。
(今日から、腰痛用コルセットを装着して復帰してくれたので、一安心。)

で、もう爆裂寸前になっていた先週の出来事。
上司不在の際、その業務の一部代行は私の役目なので、当然、私の仕事量が増える。
もちろん、腰が痛い上司が一番つらいのだし、自分が忙しくなるなんてイヤン、なんてのは、私の身勝手なんだけど…。

と、がっくり肩を落として残業してメール処理なんぞしていた水曜日の夜に、その忌わしいメールが来たのだ。
いや、先日の“死者からのメール”みたいなのじゃありませんよ。


送信者は、現在、UAEの某国(ドバイではない)にいるZ氏。
前の部署で一緒だったオジサンで、私とはすこぶる相性の悪い人だ。

私はぼんやり屋なので、あまり人の好き嫌いは無いのだが、Z氏は私の嫌いな要素をたっぷり詰め込んだ人物なのである。
声が大きくて自己中心的というだけで苦手なのに、その他いろいろと困ったちゃん要素がメガ盛りだ。
どう困ったちゃんか実例を出しはじめるとキリがないし、悪口だらけになるので割愛するが、同じプロジェクトチームに入ったことのある人全員が、彼と仕事をしたり酒席を共にすると眉をひそめるような、残念なZ氏なのだ。
こういう人がチームの長では、いくら期間限定のプロジェクトチームとはいえ人間関係も仕事の効率も悪くなるばかりであった。
その後、私が現在の部署に異動し、Z氏が砂漠の彼方に飛ばされた(?)ので、平和に暮らしていたのに…。


Z氏からのメールは、単純だが量の多い細かい作業の依頼だった。
彼は現在、形としては役員の直属になっていて、特定の部署に所属していないので、細かいことを頼める人がいないらしい。
それで、以前いくつかのプロジェクトチームで一緒だった(が、良好な関係ではなかった)私に頼んで来たらしい。
人手があるときならば、他の人に応援を頼むこともできるのだけれど、あいにく、その日は派遣スタッフも帰ってしまって私ひとり。

Z氏は中華思想のヒトなので、こちらの都合など考えないから、すぐに対応したないと、面倒くさいことになる。
忙しいのにさぁ…と口を尖らせつつ、無駄に長いメールの文章を目で追う。
用件の後に、ご機嫌とりのつもりか、「年明けに一時帰国するので、その時に美味しいデーツや美味しいお菓子を持っていきますね。でも、たくさんだと太るから少しですよ。(笑)」とか書いてある。
なーにが(笑)だ。

「うっせえっ!annoy」 

ムカついた私は、独立した部屋にひとりだったため、思わず、南の島のリゾートでホテルの備品の高級グラスを叩きつけて割った鷲津の台詞で独り言を言ってしまった。
手元に割れ物が無くて良かった。
まあ、ここまでは有りがちなことだった。

その後の一文が私の逆鱗に触れたのだ。

Z氏からのメールはこのような文で終わっていた。


「美冬さんは、メガネのスーツ男子がお好きだと聞きました。
僕もメガネにスーツの男なので、それに免じてお願いします。」

「ふざけるなっっ!」

マジで、何か投げそうになった。
メールで良かった。
本人が目の前にいて、そんな事を言われていたら、私は『龍馬伝』で吉田東洋が武市半平太に見舞ったキック並みの鋭い蹴りを彼の側頭部に放っていただろう。
…実際はそんなに足が上がらないが、これはイメージなので、つっこみは無しでよろしく。


そして、本日の昼休みに事情が判明した。
勤務先で、私が鷲津に夢中になっているのを知っているのは、ランチ仲間二人だけだ。
そのうち一名の若いS嬢が、夏にあった部署の飲み会に、一時帰国していたZ氏が飛び入り参加して、不運なことに隣席になったため、話題に困り、色々と職場の人間の近況を話したそうなのだ。
そこで私がスーツとメガネの男に入れ込んでいるという、かなーり断片的な情報を漏らしたのだという。

「ちょっと、Sちゃん…困るわよ…。」と私が文句を言うと、S嬢はとても恐縮しつつ、「でも、無神経で大勘違いオジサンのZさんらしいですねえ。自分がイケてると思ってるところが凄いですよ。」と妙な感心をしていた。
「確かに、メガネでスーツで背は高いですけど、それ以外は鷲津さんと共通点ないですよね。そもそも、足短いし、よくしゃべるし。」

先日、DVDを借りて、やっとドラマと映画の『ハゲタカ』を観たS嬢は、ズレているが、彼女なりのフォローをしてくれた。
ちなみに、イケメンにしか興味のないS嬢(夫君もとてもハンサムといういう噂だ)は、映画『ハケダカ』では劉一華と守山君にしか目が行かなかったので、話は半分くらいしか分からなかったそうだ。
それはさておき、Sちゃんたら、せっかくフォローしたのに、また余計なことを言ってしまったのだった。


「Zさんは鷲津よりタナテツ(田中哲司)が熱海の捜査官でやっていた坂善さんに似てますよね。声も体もデカいとことか。」

これがマズかった。
もう一人のランチ仲間M嬢は、タナテツのファンなのである。
温厚なM嬢は怒りを表面には出さなかったものの、酸欠の鯉みたいに口をしばしパクパクさせた後、唸るような声を出した。

「……あのさあ…坂善さんは三つ揃えで決めているけど、メガネかけてないよ。」

そっち!?

2010-12-26

初代アカマGT!?

いや~ラストM1グランプリ、面白かったです。
おめでとう、笑い飯!
ブレずにおバカなところが、私は好きだ。
でも、スリムクラブも凄かった。
「あらびき団」で1回みたことがあって、あの不可思議な世界が癖になる印象は受けていたものの、まさかあそこまで破壊力があるとは…。
今後の活躍が楽しみです。


てなことを書いている場合じゃなくて、本当に色々と書きたいことがたまっているのだが、書く気力がないというか…。
ランチ、展覧会、映画の感想の他に、バカバカしいネタも含めて、いくつか記事の卵が孵化を待っているのだが、ちょっと余裕が無いので、冬休みの宿題にしておく。
なんとか正月明けには提出(?)したい。⇒弱気
今年の冬休みも家でゴロゴロなので…。(笑)
実家が近いと、こんなもんです。sweat02



で、この週末に撮った写真ネタです。

駅まで歩いている途中、突然に夫が

「あっ、アカマGTだ!」 と叫んだ。

周囲を見回してみたが、片田舎の住宅街に赤いスポーツカーの姿は見えず、もちろんエンジン音も聞こえない。
「えっ、どこどこ!?」
「ほらー、あそこ」
彼が指差した先には、最近開店したラーメン屋さん。
んん?と目を凝らすと、店の壁に貼られた駐車場案内の貼り紙に、確かに赤い車が。

Akama2

まあ、似ているけど、違うんじゃないかねえ。
劉一華みたいに、赤い車に魅了された子供が描いたというより、大人がそれっぽく描いた匂いがするな。
でも、ブログネタになりそうなので、写真におさめてみました。

2010-12-25

今年のクリスマスケーキはツンデレ♪

昨年は、仕事帰りにケーキを買おうとしてケーキ難民になりかけた挙句、『シャインニグ』のジャック・ニコルソンをホーフツとさせる爺さんと出会ってしまったので、今年は地元の某商業施設でお取り寄せしてみました。
(昨年のエピソードはこちら。)

もちろん、ネットでお取り寄せできるケーキはたくさんありますが、種類が絞ってある中から選ぶ方が楽だ、という動機で(笑)

実家にいた頃は、クリスマスも家族(と自分の分)の誕生日も、イベントのケーキは中学生の時から結婚して実家を出るまで、下手の横好きで自分が作っていたのですが、今はオーブンが良くなくて(オーブンのせい?) 買うの専門。


今年は、夫の希望でこちらにしました。

ガレー (http://www.galler.co.jp/index2.html
 「オランジェット・フラーメ」

Cake

先ほど検索してみたら、
日経新聞の「取り寄せるならこのクリスマスケーキランキング」で8位でした。

見た目は大人っぽくてスタイリツシュ。
つややかなチョコレートコーティングの中身は、ふんわりしたチョコムースにオレンジピールが混ぜ込んであって、ちょっとだけで満足できる濃密な味わい。
見た目はクールだけど、実はスイートな甘えん坊さんかな。(強引な例え。)
今夜は濃い目に淹れたストレートの紅茶でいただいたが、美味しいんだけど、かなり濃厚で甘いので、途中からはちとキツかった。
残りは明日、ブラックコーヒーと一緒に少しいただこうっとheart04

2010-12-23

心を亡くしそうな年末にオススメ~本日、『2355・0655』特番(再放送について追記あり)

年末は、どなたも公私共に忙しいことと思う。
不肖わたくしも、ぼんやりしつつも忙(せわ)しない。

なのに、直属の上司がギックリ腰thunderで動けなくなり、数日間、いや、ヘタしたら年内はお休みかもしれない…という事態が勃発。

ええええええっimpact

現在、私がいる部署は超少人数で、なんとかギリギリのところで回している。
上司が休みの時は、当日に処理しなければならない事柄は、私が代わって対応することになっている。(勿論、私ができる件のみ)

計画的な休暇の場合は、上司が前倒しに業務を進めておいてくれたり、各所と調整をしてくれたりして、私の負担を最低限にしておいてくれる。しかし、このように突然だと、諸々が一気に押し寄せてくるので対応できるだけの余裕がない。

自分の業務だけでもオーバーフローしそうなのに、いったいどうすりゃいいのさ。
と、がっくりしているときに、超ムカツク仕事メールが届いたりしたものだから、携帯電話どころか、デスクを壁に投げつけそうになったことなど(どんだけ力持ち?)、ブログのエディタに途中まで書きなぐっていたのだった。
しかし、はたと冷静になって読み返すと、われながら読むに耐えない。
品性下劣な文で、ちょっとこのままではヨロシクないと思い直した。
まあ、ネタとしてはアリなので、手直しして後日、記事にするかも。
転んでもただでは起きないのは、年の功だ。(笑)


こんなふうに荒んでしまうのは、忙しいからね。
忙しないからよ。
そう、心を亡くすと書いて「忙」。
って、完全にオヤジの訓示になっちゃってるけどさ。(爆)

じゃあ、亡くした心を取り戻しましょう。

以前、弊ブログでも強力にお薦めしたミニ番組『0655』と『2355』の特番が本日、放送されまーす!
元気になれる『0655』とリラックスできる『2355』を観て、亡くしかけている心を取り戻しましょう。
未見の方も、是非是非!


『2355・0655』
こたつでどうぞスペシャル!」

12月23日(木・祝) 当日のお知らせですみませんsweat01
 NHK教育
  あさ 10:40~11:00
  よる 23:30~23:50


番組HP⇒ http://www.nhk.or.jp/e0655/


20分間、ちょっと一休みしてみませんか。
きっと心が戻ってきますよ。
もちろん、私の心も戻ってくるはず…。(希望)
なんと、まさかの(?)総合でのさいほうそ
♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

※ 以下は12/24に追記いたしました。



早速に再放送が決定しました!

(番組HPより)

「こたつでどうぞSP」の再放送が
決定しました!
なんと総合テレビでも放送します。
見逃したお友達にぜひ教えてあげてください。

「2355・0655
こたつでどうぞスペシャル!」(再)
12月30日(木)教育テレビ
よる 22:35~22:55
新年1月3日(月)総合テレビ
よる 23:55~24:15

2010-12-21

ランチ@Tearoom Georgette (ブリヂストン美術館)

東京駅八重洲口近くのブリヂストン美術館で展覧会を観覧した後、美術館併設のティールームで、軽いランチをいただいた。


Tearoom Georgette
 (ブリヂストン美術館 1F) 

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/tea/index.html
 
 営業時間:11:00 - 18:00
 ラストオーダー:17:30


ブリヂストン美術館の看板娘・ジョルジェットちゃん(オーギュスト・ルノワール作 《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》)の名を冠したティールーム。


ブリヂストン美術館は、このティールームを含めて、昔から私のお気に入りの美術館。
こぢんまりして静かなティールームで、美しい白いカッシーナの椅子に座って展覧会の余韻に浸りながら、カタログをめくったりしつつ軽食やスイーツとお茶を楽しむのが、私にとっては、ちょっとした贅沢な時間の過ごし方なのだ。


ランチ利用の時は、いつもサンドウイッチセットとトーストセットのどちらにするか迷ってしまう。
メニューに、黄金色のトーストの写真と、天然酵母を使ったパンをトーストしてエシレのバターをたっぷり…と説明文にあるので、トーストスキーのツボを押しまくられるのだが、いつも限定30食のサンドウィッチに転んでしまう。
しょっちゅう行けるわけではないので、「前回はミックスサンドウィッチだったから今日はシーフード&ベジにしよう♪」という感じで、2種類の限定サンドウイッチを交互に選んでしまうのだ。
よって、未だトースト未経験。
つ、次こそはトーストにするぞー。(笑)

そんなわけで、今回もサンドウイッチセットでした…。

Sand01

ちょっとボケちゃった……sweat01

ミックスサンドウイッチセット  \1200
(ドリンク・ミニデザート付)

ドリンクはアルコール以外のものを選べる。
この時は、ミルクティーの気分だったので、アッサムをオーダー。
サンドウイッチの横にあるスプーンに乗っているのは抹茶ポテトサラダ。
ミニデザートはぶどうゼリー。
ひとくちサラダとミニデザートは日替わりのようだ。
更に、御茶請けとしてクッキーもつく。


東京駅の前で、この内容と価格。お得ですわ~。


サンドウイッチは虎ノ門「赤トンボ」に特注しているもので、一日30食限定。
一口サイズで、ミックスサンドウイッチの中身は、タマゴ、ハム、野菜、ローストビーフ、ポークカツ、チーズ、エビフライ、ツナの8種類。
それぞれ、上品でとても美味しい具材。
ロースハムもチーズも十分な厚みがあって味が濃厚。
キュウリ等の野菜はフレッシュだし、ツナやタマゴのサラダの味付けも上々。
海老フライにはトマトソースがなじませてある等、ちゃんと"仕事"をしてある。
パンも適度にしっとり。
もう一種類のシーフード&ベジタブルのサンドウイッチも、ズッキーニのフライなどひとひねりした具が美味しい。

普通だけれど、全て丁寧に作られているので、一切れずつ、大切に頂きたいサンドウィッチだ。
だけど、本当に小さいので、すぐなくなっちゃうのが残念。(笑)

紅茶はポットサービスで、大きいカップにたっぷり3杯くらい。
茶葉はベノアのものを使用しているそうで、オリジナル缶に入ったものがミュージアムショップで販売されている。

また、スタッフのさりげない心配りも嬉しく、いつも気持ち良く過ごせる。
二人で違う紅茶をオーダーすると、1杯ずつ交換できるようにカップを二つずつ出しましょうかと仰って下さるし、別々のケーキをオーダーするとシェアできるよう切り分けましょうかと声を掛けてくださる。
フードやトリンクだけでなく、こういった心遣いが魅力で、何度でも訪問したくなるティールームだ。


美術館に入館しなくても、ティールームだけの利用もできるので、八重洲で、一人~二人で静かにお茶するのにはお薦め。

2010-12-20

クリスマス商戦でごわす。

東京駅の地下街を歩いていたら、こんなサンタさんと遭遇。

Saigo_3

なんだか、凄~く無理なコスプレ感が漂ってます…。


ここは、八重洲地下街の「キラピカ街」にある「かごしま さつまいもの館」の店頭。


かごしまさつまいもの館東京駅店
  東京駅 B1階 改札外


そうです。
この方は薩摩の英雄、西郷隆盛どんですよ。
薩摩の特産品を売りこんで、外貨獲得する(違うだろう)ために、サンタさんに扮しているのです。
愛犬ツンまでが、トナカイのコスプレを。
涙ぐましいような…sweat02

はっっ、もしかして、『龍馬伝』で取り逃がした“隠密”を捕まえるために、この扮装を!?(もっと違う)


時間がなくて、お店に寄れなかったのが残念。
さつまあげとか黒酢とか、買いたかったんだけどねぇ~。

2010-12-14

熊谷守一美術館初訪問記とNHK『男前列伝』

先日、東京メトロ要町駅の近くに行く用事ができた。
繁華街・池袋の隣駅である要町駅で降りるのは初めてだったが、以前から行ってみたいと思っていた美術館の最寄駅なので、用が済んだら是非とも寄ろうと決意。
決意だなんてオオゲサに聞こえるが、致命的に方向感覚が欠如している私にとって、知らない町の中を10分も歩いていくことは遭難の危険性がある行為に他ならない。(爆)



豊島区立 熊谷守一美術館
 東京都豊島区千早2-27-6
  HP⇒ http://kumagai-morikazu.jp/



要町駅・2番出口を出て大通りを直進し、要町小学校を道なりに左折。
ところどころに案内板が掲示されているので間違いはないと思うものの、静かな住宅街の中に細い道が続いているので、やや不安になる。
「この道でいいのかしら…。」ときょろきょろし始めた頃に、それらしき建物発見。
おお、ここだ。
『美の巨人たち』 『ミューズの微笑み』 『男前列伝』などのテレビ番組で目にした記憶がある外観。
守一が45年間暮らしていた私邸のあった場所に建てられた小さな美術館だ。
守一が毎日愛でた庭の面影は、このケヤキのみ。

Mori02_2

外壁の蟻の絵とサイン。

Mori01

いいね、いいねえ~。
守一ワールドへの入り口だ。


扉の前には、来館者を迎えるように熊谷守一像があった。
守一の次女で、この美術館館長でもある熊谷榧(かや)さんの作。

Mori03 色づいた落ち葉を守一さんがじっくりと観察して楽しんでいるようにもみえる。
今でも、お気に入りの場所に一日中座って楽しんでいるのだろう。



ガラスの扉を押し開けると、向かって右側にカフェがあり、コーヒーの芳香が漂っている。
受付は…?と躊躇していると、カフェカウンターの向こうから若いスタッフさんが、「こんにちは。」と声をかけてくださった。
受付とカフェのスタッフを兼任していらっしゃるらしい。
受付横には絵葉書も置いてあり、ここがミュージアムショップでもあるようだ。
入館料500円を支払い、リーフレットを受取りながら室内写真撮影禁止の旨を確認して、油絵を中心に展示してある1階展示室へ。


テレビの映像で感じたより、小さい部屋だった。
守一の油絵は小品ばかりなので、こぢんまりした展示室でちょうど良いとも言えるが、コンクリートブロックの壁面に囲まれていると、ちょっと息苦しい。
この展示室、真四角ではなくて、壁の一面が湾曲しているデザインになっていて面白い。

手遊びに弾いていたというチェロも展示されていた。
仙人のような風貌の守一がチェロを抱えて樹木の生い茂る庭で悠然と奏でる姿を想像する。
うん、かなり絵になる気がする。
ちょっとファンタジー小説の挿絵みたい…。(空想しすぎ)


1階には、絶筆(正確には、油絵としての最後の作品)の「アゲ羽蝶」もあり、その鮮やかさと生命力に驚かされる。
ここには、自画像や、私の大好きな愛らしい小品、「桜」、「白猫」、「どろ人形」などが並び、一枚ずつじっくり鑑賞。

「仏前」と題する作品には、おいしそうな白いお饅頭が3つ描かれているように見えて、ついつい、「龍馬伝で、武市先生が以蔵に食べさせようとした毒饅頭も3個だったな…そして妙にふくふくしておいしそうだったぜよ…」などという連想をしてしまうダメダメな私。
しかし、この絵に描かれているのは、お饅頭ではなくて鶏卵なのだ。
熊谷守一の長女・萬さんが夭折され、その仏前に供えた鶏卵を描いた作品。
守一さん、目が節穴の私を許してつかあさい…。


NHK-BSの美術番組『男前列伝』で、市川亀治郎さんが感嘆しておられた「夕暮れ」も展示してあった。(同番組については後述。)
対象を見つめつくす達人である守一の目には、西に傾いた輝く太陽もこんなふうに見えたのか…。
金環食みたいだ。
しかし、凡人の私は、太陽を見たら目に悪いじゃない?という感想が先に浮かんでしまったのだった。(泣)

他のお客さんがいらっしゃらなかったので、ゆっくり2周して堪能し、階段を上がって2階展示室へ。
(残念ながらバリアフリーではない。)


2階の展示室は窓があり、美術館のシンボルツリーのケヤキを見下ろすことができる。
1階と比べるとやや広くて開放感がある展示室だ。
2階は書と墨絵を展示してある。
書の事は絵画以上に無知なのだが、おおらかで懐の深さを感じさせる字が並ぶ。
そして、墨絵は伸びやかで自在な雰囲気。
墨絵といっても、墨の線画に色墨で彩色してあるものなのだが、墨が滲んだままだったりして、いかにも素早く筆と心のおもむくまま描いた風情。
なぜかカエルの絵が多かったので、カエルがやや苦手な私は、今度は1周で満足(?)。


3階は貸ギャラリーになっていて、こちらは原則入場無料。
地元の陶芸家さんの個展が開かれていたが、ちょうど関係者とご家族が集合していたらしく賑やかだっので、ちらりと覗いただけで退散。
後で『美術館だより』に目を通したら、創作活動を続けながら長くこの美術館に勤務されていた方の個展だったらしい。
1階のカフェにも親族らしき方々が集まってスタッフさんたちと楽しそうに語らっていらした。


こちらの美術館、元々は守一の次女・榧さんが1985年に創立された私設美術館だったのを、2007年に豊島区に収蔵品を寄贈なさって美術館は豊島区立となった。
榧さんは運営管理を受託している法人の代表として引き続き館長を務めていらっしゃるとのこと。
コンクリート打ちっ放しの殺風景な作りにも係らず、アットホームな空気がが満ちている美術館だと感じたのは、誰よりも、守一とその作品を愛し理解している榧さんが中心になっておられるからだろう。



1月には、守一の油絵を基にしたシルクスクリーン作品の展覧会が3階ギャラリーにて開催されるとのこと。
他館が所蔵している守一作品も、シルクスクリーンで観ることができるそうだ。

「熊谷守一シルクスクリーン展」
  2011年1月11日~24日
   (熊谷守一美術館 3階ギャラリー)


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆



さて、記事中で触れた『男前列伝』について。
既にNHK BS-hiとBS2で幾度も再放送されたので、ご覧になられた方も多いだろう。
明日と明後日に再放送があるので、熊谷守一の世界にご興味がある方、未見でしたら、ぜひどうぞ。
直前のお知らせですみませんsweat02



男前列伝

番組HP⇒ http://www.nhk.or.jp/artbs/program/index3.html 

「熊谷守一 × 市川亀治郎」
  12/15(水)  午前 8:00~8:29  NHK BS hi
  12/16(木)  午前 8:00~8:29  NHK BS2

(放送日程は、上記の番組HP内【カレンダー】でご確認下さい。)

自宅の庭を小宇宙のようにして日々独り楽しみ、徹底的に対象を見つめていた守一の世界に、市川亀治郎さんが触れて感じたことを真摯に語っておられる姿を拝見して、優れたアーティスト同士は、分野が違っても相手の真髄に近づくことが出来るのかな、と感じた番組だった。

なお、撮影に使用した庭は、熊谷守一邸の庭だったところではなく、番組制作スタッフがロケ用に見つけた個人宅のお庭だという説明が「熊谷守一美術館だより」の2010年冬号に記されている。
(熊谷守一美術館HP内から、「美術館だより」PDFファイルをダウンロード可能。)


この『男前列伝』は、毎回、とても興味深く面白いので、私は第1回からずっと観ている。
レギュラー化する前にパイロット版が今年の3月に1本だけ放映された。
サブタイトルは「歌川国芳×大森南朋」。
現在のレギュラー版とは若干違い、ドキュメンタリー部分と不思議なドラマ部分の混合。
『美の巨人たち』みたいなつくりだった。
『ハゲタカ』ファンにはツボな、日本橋を歩く大森南朋さん、というロケ映像もあったっけ。
もちろん、大森氏は鷲津要素ゼロだったが、猫を抱いて撫で回していたので西野治要素が入っていたかもしれない。(笑)

…なんてことも思い出した熊谷守一美術館訪問なのであった。



★補足★
同館の詳細な紹介記事として、こちらの記事がお薦めです。
弊ブログ記事には無い館内の写真や作品画像が豊富です。
御興味がおありでしたら、ご照覧下さいませ。

 

2010-12-13

NHKドラマ話を2題~『ハゲタカ』と『フェイク』

師走のあれこれとか年末進行とかノロウィルスで倒れたヒトのカバーとか…の諸々で、じっくり自宅PC前に座っていられず、更新が滞っておりました。

いろいろと書きたい話題がたまっているので、時間と気持ちに少しでも余裕がありそうなときに、出来るところから書いていきます。
(この記事も、昼休みに書いて、予約投稿ですの……sweat01

今回は、NHKのドラマ2作品についての話題。


...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。


ひとつめ。
NHK土曜ドラマ『ハゲタカ』の番組HPが12月末で閉鎖になるという衝撃的な告知が掲示されてから、ネット上各所にてハゲタカ・ファンの嘆きを見かけない日はない。
(HPへのメッセージ受付は11月末で終了。)


昨年6月に、映画→ドラマで『ハゲタカ』と鷲津政彦に急速にハマった新米ファンである私にとっては、ドラマの世界を知るのを助けていただいた場所であるし、ドラマ初回放送からのファンの皆さんの熱いメッセージを拝読するのも、同好の方々の想いが伝わって、心強く、かつ嬉しかった。

『ハゲタカ』は何度もアンコール放送されては新たなファンを獲得しているドラマだし、DVD/BDで観てファンになった方も少なくないだろう。
私のように映画から“『ハゲタカ』けものみち”(笑)に入ったというケースも、少数だけれど有るはずだ。
そういう後発ファンにとっても、初回放送からのファンにとっも、ドラマHPは大切な場であり続けたと思う。
更に、怖ろしいことに、いや素晴らしいことに、『ハゲタカ』は、その魅力を知ってしまったら、その世界から抜け出せなくなる強烈な誘引力があるのだ。
中毒性がある、と言っても過言ではない。
ドラマも映画も、一度観れば二度、二度見れば三度、四度……。
何度見ても発見があり、新たな感動がある。
それだけ観る者の心に深く留まり続け、鮮やかであり続ける力を持つ希有なドラマや映画と出会えたことは、まさに僥倖だ。
その素晴らしいドラマの公式HPが無くなってしまうことは、『ハゲタカ』が寄る辺を失って根なし草になってしまうように感じてしまう。


そうした感傷的な側面も大きいが、実質的損失もあるはずだ。
今後もオンデマンドやDVD/BD等で『ハゲタカ』という優れた作品を提供するのであれば、NHKがHPを閉鎖してしまう何がしかの事情と今後のファンの維持・獲得との兼ね合いをどう判断したのか。
素人の私には、疑問が膨らむばかりだ。


閉鎖を知った当初は、
「残念だなあ。きっと局内の管理規定で一定期間が過ぎたら個別番組HPは閉鎖することになっているのだろう。あるいは、何がしかの契約の問題とかのオトナの事情もあるのだろう。内外の各賞を受賞するなどの高い評価も受け、NHKのドラマで初めて劇場映画化されたし、NHKオンデマンドのリクエスト第一位ということで局内表彰されていたほどのドラマなのに、とても勿体無い。」
という勝手な推測をベースにした(笑)諦めモードで受け止めていた。


なにぶん、縄文人と変わらぬアナクロ人間なので(縄文人に対して失礼な表現ですね。すみません。)、諸々の技術的なことはわからないし、テレビ局の事情にも疎いので、
「つまり、『ハゲタカ』の続編を制作する具体的計画はないってことなのかしら…。まずは近い将来、『ハゲタカ』のスタッフとキャストで、『ハゲタカ』に負けない骨太の傑作人間ドラマを創っていただきたいものだ。そうしたら、原作が出れば続編の企画が浮上するだろう。」
と楽観的に考えようとしつつも、毎晩、ドラマHPを閲覧してため息を吐いていた。
そうするうちに、次第に、納得いかんぜよという気持ちが強くなって来た。
そして、NHK宛に『ハゲタカ』HP存続のお願いメールを出して、『ハゲタカ』を愛する者の気持ちを伝えてみようと思うに至った。
このメール云々のことは、弊ブログの話題としては、今のところ、ここまで。

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

さて、もうひとつ。


こちらは、めでたく新春スタートのドラマ。
前述の『ハゲタカ』HP閉鎖のことが気になり、ここ数日、NHKのwebサイトをうろうろしていて知ったのだ。



フェイク 京都美術事件絵巻
NHK総合
2011年1月4日(火)夜10:00~

参照⇒ ドラマスタッフブログ (12月8日付記事)


【放 送】
 平成23(2011)年1月4日(火)~2月8日(火)
 (連続6回)

 [総 合] 火曜 午後10時~10時43分
 [BShi] 金曜 午後 6時~ 6時43分(再)

【 作 】
 岩下悠子
 (『相棒』、『京都地検の女』、『科捜研の女』など) ほか

【音 楽】
 服部隆之
 大河ドラマ『新選組!』、木曜時代劇『鞍馬天狗』、『華麗なる一族』など

【出 演】
財前直見 南野陽子 佐野史郎 寺田 農 藤村志保 ほか

NHKドラマトピックス より




京都を舞台にした美術品を巡るミステリということで、美術と京都に興味がある人間のはしくれ(初級レベル)としては、期待してしまう。

主演の財前さんには、私は特別な印象を持っていないけれど、だから、かえって観やすいかもしれない。
脇には渋い出演者をそろえていて、良い感じ。
そして、脚本をドラマ『相棒』や『臨場』などを手がけられた岩下悠子さんがご担当ということで、これまた期待度が増す。

京都が舞台のミステリというと、テレビ朝日の十八番みたいな気がするが、NHKがその牙城を崩せるか?

私は、翌5日から出勤なので、この作品を観て、少しでも気分が上がると嬉しいな。
楽しみです。

2010-12-08

『龍馬伝』よろよろ完走しての感想ぜよ。

Ryu

いきなり、記事には関係ない写真で恐縮です。
箱根神社境内の九頭龍神社新宮の龍神水(…確か…)。
先日、箱根に行った時に、「おっ龍だ!ブログネタになるかも~」と反応して写真を撮ってしまいました。

龍つながり、ということもありますが…。
『龍馬伝』視聴と雑感書きをふらつきながらも完走したので、まずはパワーのあるお水を一口、ということで。(笑)


★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜


と、いうことで、『龍馬伝』を観終わっての、ぼんやりした思いをまとめてみた。

な~んて改まって書いたが、当初、第48回の感想記事の中に書いたものの、最終回の感想から外れてしまった部分を切り離して、少し縮めただけ。
(そう、怖ろしいことに、実はもっと長かったのだ。)
『龍馬伝』ネタの一応のピリオド(あるいは最後のツッコミ?)を一本書いて区切りにしようかな、と。


『坂の上の雲』第2部が始まると、諸々わすれそうなので、5日までにアップしたかったのだが…。
4日は『武士の家計簿』を鑑賞した後、堺雅人応援仲間と半日も語りあってパワーを使い果たしてしまい、5日は『武士の家計簿』の鑑賞雑感を書き、6~7日は珍しく風邪気味でPCモニタを観るだけでも辛くて…。(今日は復調up

『龍馬伝』最終話放送から1週間以上経過しているし、内容は薄いので、ご興味がおありの奇特な方のみどうぞ。
かるーく読み流していただければ幸甚です。




『ハゲタカ』チームのスタッフ・キャストの多くが制作に携わるということで大いに期待して観始めたのに、気づけば、物足りなさ・勿体なさや納得がいかない点についての不満が多くなってしまった。
(あくまでも、私の好みや幕末・維新についての考え方に合わなかったということなので、『龍馬伝』サイコー!と思っておいでの方々に異を唱えるものではない。)

第2部までは、放っておけないキャラになってしまった武市半平太のことで気が揉めてしかたなかった。
半平太亡き後は、どんどん気持ちが離れてしまったけれど、脱藩するきっかけもなく惰性半分で観ていたような気がする。
で、怒涛の第4部で、人が変わったような(笑)後藤象二郎に瞠目しているうちに最終回。
文句を言いながらも、魅力的な登場人物たちと、キャラクターに命を吹き込んだ役者さんたちの繊細な感性と頑張りに引っ張られて観続けていた。
要するに、キャラ頼み・演者頼み、というところがあったのは否めない。
でも、それすら成立しないドラマが多く有るのだから、これだけでも『龍馬伝』は魅力有る作品だったといって良いのではないだろうか。

お正月に第1回を観た時点では、「さすがに大友組らしく斬新な大河にしようという意気込みは感じられるけど、あの勢いで力み過ぎな感じで突っ走っていけるのかしら…。それに、大河ファンには高齢者が多いだろうから、ああいう映像は不評かもしれない。」と少し不安を感じてしまい、ここから大友さんの母のような気分になってしまった。(実に迷惑な視聴者だ。)
それに、自分自身も1年近い長丁場を視聴完走できるか疑わしいと思っていた。
何せ、私はとても飽きっぽいのである。
なので、連続ドラマも滅多に観ない。
大河ドラマで全回観たのは、大昔、母と二人で趙カッチョエエ渡辺謙にハマった『独眼竜政宗』と、傑作幕末青春群像劇『新選組!』の2作品のみ。

最近の大河ドラマだと、『篤姫』は堺雅人さん演じる徳川家定公がお隠れになり、堀切園Dが圧…じゃなかった篤姫様に(中略)た後はフェードアウトし、『天地人』も阿部ちゃんだけが目当てだったので(こども店長は可愛かったが)、謙信公がお亡くなりになったら完全離脱。
(だって『天××』は観るに耐えなかったんだもん。)
要するに、私にとってはツッコむだけの関心も愛情も持てない作品だったのだ。

一方、『龍馬伝』については、毎回のように文句を言いつつ、結局、全48回を観る事になった。
文句を言うために観ていたわけではないので(笑)、次回が気になり続けて観ていたわけだ。
予告編の編集が相当に巧みだったというのもあるけれどね。
しかし、『龍馬伝』の特徴(?)の一つであるところの、手放しで賞賛できる時と、「勿体ない」「なんだかなあー」「神南電波城の外周を20周走って反省しろ!」と言いたいような出来の時との間の乱高下ぶりに、なんだか心配になってしまい、見捨てられずに最後まで来てしまったというところもある。


全回を観たけれども、残念ながら、満足感やドラマへの没入具合は、『独眼竜』と『組!』には及ばない。
『独眼竜』の伊達政宗(渡辺謙さん)の問答無用の格好良さに酔ったように龍馬には酔えなかった。
(福山さんは文句なく格好良いし熱演されていたが、龍馬伝の龍馬のキャラ設定とヒーローとして祭り上げるために周囲を下げる手法に納得いかず。)
脚本家の作品への熱い愛が感じられ、すべての登場人物に血が通っていた『組!』のように、作品世界に入り込み、登場人物と一緒に泣いたり笑ったりできなかった。
それは、事前の煽り方のマズさとか、脚本の問題も大きいのだと思う。
宣伝戦略について言えば、例えば「四大ヒロイン」についての気分の悪いキャッチフレーズとか、「第4部はミステリー」とか、ああいうのを見るにつけ、申し訳ないが、失笑・冷笑するしかなかった。
もちろん、ああいうのがウケるとか、イケてるとか勘違いして良かれと思ってのことだとは思うのだけれど…。

脚本については、もう何も言わないでおく。
今までの記事で散々に言わせていただいた。



さて。
後半は、だいぶ気持ちが離れてしまったものの、それでも脱藩せずに全48回を観たということは、『龍馬伝』に何かを感じ、ひきつけられていたからだ。
つまり、『龍馬伝』は好きな作品だったし、自分にとって記憶に残る作品だったと思う。
では、いったい何が私を引き止めたのか。


「青臭いことを言うようですが…」  by  芝野健夫


スタッフ・キャストの『龍馬伝』への熱い愛、そして高い美意識とプロ意識にやられた、ということだと思っている。
役者さんを含めた創り手の熱い想いと結束力が伝わる作品ではあった。(脚本は除く。)
ただし、熱さの表現のつもりなのか、やたらと怒鳴ったり、いろんな液体sweat02を垂れ流しているのをそのまま放送したり…というのは、私は、あまり好ましく思えなかったけれど…。
怒鳴ったり垂らしたり(笑)する表現があっても良いのだけれど、始終だとね…。
 

やや文句めいたことを書いてしまったが、『龍馬伝』には、それまで自分が観た大河とは一線を画す新しさがあり、それが魅力となっていたと思う。
と、抽象的なことを書いても伝わりにくいですな。
ということで、簡単に、キャスト&キャラ以外で、私が『龍馬伝』の魅力だと思っている二点を具体的に挙げてみる。

まず、一つは、ヴィジュアルと音(音楽と効果音)の素晴らしさ。
極端な言い方をすれば、『龍馬伝』は、言葉以外で語る作品だったのではないかと私は思っている。
要するに言葉の力がとても弱い作品だったという印象だ。
映像や音が、言葉を陵駕する場面が圧倒的に多かった。

特にヴィジュアルの美しさには、毎回のように魅了されていた。
深みと奥行きと迫力満点の動きあるダイナミックな映像、構図や照明の美しさ、絶妙な色彩、衣装、小道具、セットなども含めた美術全般の作り込みとハイセンスさ。
これに加えて、音楽と効果音も見事。
とにかく言葉以外の雄弁さは凄かった。
これだけ他の要素の密度が濃くてクオリティが高ければ、多少は台詞が薄っぺらでも、良い印象が残るものだ。
さすがに、どうにもならないことはあったが…。
それから、やたらと(笑)登場する動物も、楽しいアクセントになり効果的だった。

「これ凄いでしょ!?面白いから、一緒に観て観て~~」という声が聞こえそうで、とにかく、映像には絶対の自信があるんだろうなあ、とも感じた。
それゆえに、「自分達の創る映像に酔っている」とか、「絵がウザい」…という印象を与えかねないというリスクもあったと思う。
何にでも好き嫌いはありますからね…。


それから、もう一点は、ライヴ感。
これは、大友チーフDが様々なインタビューで仰っていて、出演者の方々もスタジオパークや他の機会で言及されていたように、役者の生の表情を活かす長回し多用や、現場の閃きを活かして撮っていく手法の効果だろう。
脚本やコンテ時点で想定されていたことを超えた現場での動きを貪欲に取り込んでいった結果として、並々ならぬ緊迫感とリアリティとライヴ感が増したのではないだろうか。
これは、11月23日のスタパSPて福山さんも幾つか例を挙げて語っていらした。

そういえば、名台詞がほとんど無い(断言)『龍馬伝』の数少ない名台詞の一つ、
「いかん、いかん、いかん、いかーーん!」
も、脚本では「いかん」だけだったのを、ピエール滝さんがアドリブで回数を増やしたそうだし。(スタパで仰っていた。)

ただし、この手法もハイリスクではある。
飛び道具が暴発して自分が大怪我しかねない。(笑)
何も起きなかったり失敗したり、ということも多かっただろう。

そのうえ、1シーンを様々な角度から撮るとか、何パターンも撮る手法が常道の大友組だ。
不景気な昨今、プログレッシブカメラ等の高価な機材を何台も使用して長時間撮影・記録するなんて高コストは、民放じゃありえないのではないかしらね。
もっとも、民放だと「NG大会」みたいなリサイクルもできるのだけれど、さすがに受信料で作られている「みなさまのNHK」では無理だしね。
(とはいえ、やはりNHKでお仕事をされるクリエイターの方は民放より格段に恵まれた環境であることは確かだ。転勤はあるけど。)


リスクを冒しても、新しいこと、独創的な表現に挑戦しよう、自分達が創れる最善のものを視聴者に提供しよう、というその意気が素晴らしいじゃありませんか。
そういう気持ちは、絶対に観る側に伝わる。

だから、私は『龍馬伝』を完走できたのだろう。



うーーん、結局はまとまらなかったなあ。
別記事にするほどもなかった…(汗)


えっと…私の駄文は置いといて…。

最後に、改めて、『龍馬伝』を作り上げて来られた全てのスタッフ・キャストの皆さまに、11ヶ月の間、楽しませていただいてありがとうございました、と申し上げたい。
本当に良いものを見せていただいたと思う。


また、私の拙い『龍馬伝』雑感をお読みいただいた皆様にも、改めて心より感謝いたします。
幕末にもドラマ全般にも知識が乏しく、自分の感じたことを文章で表す力もセンスも無い自分が、なんだか知らないうちに毎回の雑感を書き散らしてしまいました。
しかも、文句が多く好みが偏っていて、あまり楽しい内容ではなかったと思います。
途中からは、記事の内容よりも記事サブタイトルの出オチ一発な感じも多々あり…。(苦笑)
きちんとした知識と映像作品を観る目と文章力がある方々のサイトを拝見するたびに、まったく汗顔の至りでしたが、そこは面の皮と腹の脂肪の厚さは誰にも負けない私。
開き直って、好き勝手に突っ込み放題してしまいました。
でも、基本は母または祖母の心での応援モードだったので、関係者の皆さま、どうぞ許してつかあさい。


ここまで駄文に長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。


…『龍馬伝』が終了して、今後のブログネタどうしようか…と途方にくれてもいます。
むーーどうするかなあ。

2010-12-05

映画『武士の家計簿』

12月4日より公開になった映画『武士の家計簿』、昨日、鑑賞して来ました。

映画『武士の家計簿』公式webサイト



主演が堺雅人さんで、『ハゲタカ』ファンには村田さん役で御馴染の嶋田久作さんも御出演とあらば、期待大!

公開日初日に映画を観るのは久しぶり。
混んでいる映画館で映画を観るのは苦手だし怠け者なので、試写会で観る機会がある時は除いて、好きな俳優さんの出演作でも公開日から少し経ってから映画館に行くのが習いな私が、久しぶりに、公開初日の初回に映画鑑賞。
本当は初日舞台挨拶のある丸の内ピカデリーに行きたかったのだけれど、前売り発売日にネット環境から離れいたので、チケット確保できず。残念…。

今回は、堺雅人さんLOVE仲間の若い友人が強烈に誘ってくれたので、喜んで初日に一緒に鑑賞することになった。
ただし、友人が妊婦さんなので、彼女の住まい近くの某シネコンへ。
いやはや、郊外のシネコンの朝イチ回なのに、ほぼ満員。
大人気でした。
でも、早々に予約したので、良い位置で観られて大満足。

【ストーリー】
古文書から幕末の武士の暮らしを読み解いた磯田道史による教養書「武士の家計簿 『加賀藩御算用者』の幕末維新」を、森田芳光監督&堺雅人主演で映画化。御算用者(経理係)として加賀藩に代々仕えてきた猪山家の八代目・直之。しかし当時の武家社会には身分が高くなるにつれて出費が増えるという慣習があり、猪山家の家計もいつしか窮地に追い込まれてしまう。そこで彼らは、直之の提案で武家とは思えないほどの倹約生活を実行することになる。
 (映画.com より)

全体的印象としては、品良く心温まる良心的な作品。
しみじみ、ほのぼの、清清しい。

この先は、もう少し詳細な(ぼんやりだけど)感想になります。
ネタバレを含んでいますので、念のため、折りたたみます。
問題ない方のみ、先にお進みみ下さいませ~

  

続きを読む "映画『武士の家計簿』" »

2010-12-03

『龍馬伝』第48回(最終回) 「龍の魂」~良くも悪くも、これが『龍馬伝』だ。

終わってしもうたがじゃ。
11ヶ月間、観続けてきた『龍馬伝』が終わってしまった。

残念ながら、矢吹丈のように真っ白に燃え尽きることはできず、不完全燃焼気味なまま、私と『龍馬伝』の付き合いは一旦終了。
(もちろん、年末の総集編も観るぜよ。)

しかし、全回を観て、毎回雑な感想モドキを書き散らしてきたので、終わったとなれば、ちっくと寂しい。
リサ・ジェラルドさんのnote残りラ~メンnote (←私のダメな耳にはこう聞こえる)を耳にしない日曜の夜というのは久しぶりだから、次の日曜日は不思議な感覚に襲われているかもしれない。
(とか言って、『坂の上の雲』が始まったら「阿部ちゃん、趙カッチョエエ~!」と転げまわっていそうだ。)
でも、『龍馬伝』が終わって寂しいけれど、哀しいとか心に隙間風が吹いているとか、そういう感情はわいてこない。
『ゲゲゲの女房』終了直後には、平日の帰宅後のお楽しみが無くなってしまい、しばし夫婦揃って虚脱状態に陥っていたのに。(笑)
『龍馬伝』には、情が移ったけれど思い入れは薄いってことだろうか。
そもそも私は、なんで文句を言いながらも脱藩せずに龍馬の、いや『龍馬伝』の最期を見届けたのか。
このあたりのことを書き出したら、最終回の感想とあわせて長くなってしまったので、全体を通しての感想(というか感慨)として、別記事にまとめる予定。


できるだけ早く感想を書かないと、次の『坂の上の雲』が始まってしまう。(これは感想は書かないかもしれない。)
なのに、なかなか筆が進まず、書いては削除し、書いては直しの繰り返しで、とうとう今日までかかってしまった。
(時間がかかった割には内容は薄い。)
最後だから、楽しい感想を書きたいのに、いつも通りに「良かった!グッジョブ!」なところと、「ううーむ…、なんだかなあ…」が混在していたように感じたからだ。
最後だもん、良かったよ、オババ泣いちゃったよ~、とか書きたかったんですけれどね。
だって、泣かなかったし。(爆)

要するに、どっぷりと入り込めずに終わってしまったのだ。
私が冷血人間だから、ということではないと思いたい。(笑)
第3部からどんどん気持ちが離れてしまったので、なかなか感情移入できなくて、結局、最終回でも物語と登場人物に気持ちを沿わせられなかったのだ。
もちろん、グッと来るところや美しい場面は多々あったし、「やっぱり大友組の作品はいいなあ」とも改めて思った。
だから、完全に入り込めた方が羨ましいと思っている。

今回も長くなりそうですので、飽きたら構わず、途中退場してください。(笑)


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

では、特に印象に残った点を挙げてみる。





最初に、世を騒然とさせた、“字幕テロ事件”こと、テロップ問題について。
私は毎週、BS-hiの放送を録画して観ていたので、放送翌日まで知らなかった。
月曜日の昼にランチ仲間から話を聞き、「えっ、そんな絶妙のタイミングで大切なシーンを…」と絶句してしまった。
最終回のこの場面を描くために、いったいどれだけの時間と労力と熱意が積み重ねられてきたか、どれほど視聴者が期待していたかということと、あのニュースの緊急性・重要性を比較すると、いくら公共放送といっても、もう少し待てなかったのか…と思ってしまう。
もしかして、広報やドラマ部門から報道部門(なのかな?)に対して、局内厳重抗議があったかも。

ところで、一躍、全国の大河視聴者に名を知られた新・愛媛県知事の中村氏が政治家転進前は三菱商事社員だったという事は、偶然か必然か。
(中村時広氏の公式HP参照)
ラストの弥太郎のアレを考えると、もしかして、これはスリーダイヤの呪いじゃね? なんてホラーな想像をしてしまう馬鹿な私である。(爆)
まあ、スリーダイヤ帝国との因縁(違)で終わるっていうのも、なんだかネタの宝庫『龍馬伝』らしい気がする。



では、肝心の内容について。


オープニングの武市さん with 土佐勤皇党 feat. 近藤長次郎。
各種メディアで土佐ゾンビ軍団(こらこら)が新規シーン撮影、というニュースを見かけていたので、恐らく回想シーンか、臨終間際の龍馬か弥太郎の夢、という設定で登場するのだろうと思っていた。
なので、終盤に登場すると思いきや、予想を裏切る冒頭に。

広い空の下、浜辺に立ち、白い道着姿も凛々しい武市半平太。
久々に素敵な半平太を観られて、自称・祖母としては嬉しい限り。
そして、龍馬が現れるや、笑顔はじける半平太。
彼のこんな表情を見るのは、いったいいつ以来だろう。
彼らが一緒に明るい未来を見ていた時期を象徴しているような、とても美しくて素敵なシーンだった。
だが、龍馬を労った半平太が「もうすぐぜよ。」というと、何だか、「もうすぐ自分たちのところに来るから。」と言っているような気がしてしまって、やや暗い気分に。
せっかく明るいシーンなのになあ。
ああ、ダメな私。

もしかして、瀕死の龍馬が観ている夢が冒頭に来て、そこから時間が行き来する演出かしら…と考えたり。
ぐるぐるしているうちに、龍馬が子犬な陸奥に起こされたので、「あれ?」と思った。
結局、素敵なイメージ映像に終わってしまったような気がして、やや勿体無い。
この夢が、龍馬が近江屋で一人、新政府の構想を練りながら、先に逝った仲間達に盃を捧げ語りかける場面に繋がるのだろうと思うのだけれど、だったらもう少し夢の中で語り合とかして、ストーリーにもっと絡むシーンとしての扱いもアリだったかな?
私ってば欲張り?
いい笑顔の半平太が登場しただけで喜ぶべきなんだろう。



この後、ずっと龍馬が「最後のあいさつ」のような行動・言動をしていて、「死にますよ。」とシグナルを出し続けているように見えて、そこはちょっと鼻についてしまった。
これからの日本、これからの日本人の未来について、そしてもちろん自分と家族の大きい夢も描き、明日がやって来ることを信じていた前向きな龍馬の人生が、突然に絶たれる悲劇を素直に見せてくれたほうが私は、スーッと入り込めたような気がする。
あくまでも私の好みの問題なのだが。



弥太郎が数え歌みたいに列挙してくれたけど、第4部終盤から龍馬暗殺の黒幕候補がてんこ盛りになった。
しかし、ここに至るまで、幕府も薩長も、その他の黒幕候補も、いずれも単純で雑な描き方に終始してしまったのが残念。
役者さんたちの創りだす空気やお芝居はいつも素晴らしいので、勿体なかった。

実行犯候補のひとつ、新選組の扱いは、最後まで納得いかず。
最初はあんなに不気味で格好良かったのにぃ。
近藤さんが弱すぎるのも、腹立たしい。(近藤局長びいきな私)
中岡に肩を噛まれるなんてのは、まあご愛嬌(?)としても。
もう刀の時代じゃない、ていうことを表現してるの?まさかね。
おまけに、捨てゼリフが「わからん!」だなんて。
近藤と新選組の戦いは、この後も続くんだからさ、そんなこと言わせんといて…(泣)
でも、タイゾー局長の目の表情は、初登場時から終始よかったと思う。
最初は無表情なくらい静かで不気味で、次第に諦観と怒りと悲しみが混ざったような複雑な目になっていった。


あと、薩摩トップ3が真黒すぎて怖い。
ミッチー大久保なんか、麗しいから余計に只事じゃない目つきの怖さだ。
西郷、大久保、小松が揃っているだけで、薩摩藩邸の上空は黒い雲が垂れ込めていそうなくらい。
なにもそこまで薩摩を悪者風にせんでも。
鹿児島の視聴者の方は郷土のヒーロー達の扱いにムッとされているかもしれない。
薩摩の扱いも本当に勿体なかった。
西郷カツミーも、小松タッキーも、終盤登場でも見事に溶け込んだ大久保ミッチーも、とても良いのに…。
それと、相変わらず中岡を薩摩の手下扱い…annoy
これも納得いかんぜよ。



満を持して登場した京都見廻組三人衆の凄みたるや、ハンパなかった。
カピ…じゃなくて亀様の存在感と迫力は当然として、あとのお二人も渋くて凄みがあって、ザ・サムライの空気が出ていた。
短い出番なのに、強いインパクトを残した三人衆に拍手。
サービス(?)の弥太郎vs今井の超接近従兄弟の共演は贅沢だったし~~。
やっぱり亀治郎さんは、怪しげな投資ファンド代表になって美女をいたぶったり、薄気味悪い微笑を浮かべたりする(土曜ドラマ『チャンス』)よりは、時代劇のほうが断然光ってます!

そして、ドキドキハラハラしながら…ついに「その時」が。
恐らく、暗殺犯が身分を偽って近江屋に声を掛けた内容など、わざと通説と違うようにしたのだろう。
皆が予想していた段取りを外して不安にさせるところは、さすがだと思った。
そして、襲撃は、あっと言う間だった。
暗くて何が起こったか良くわからなかったが、それがかえってリアルな効果音などと相まって、更に恐怖を増幅する感じで、ぐーっと息をつめてしまったくらい。
はっと気付けば、凄惨な暗殺現場が…。

瀕死の龍馬と中岡が長々と語り合うのは、突っ込みどころではあるが、不思議とイラッとはしなかった。
感傷的にならず、死を口にしないで淡々と語りあうのが切なく、龍馬が亡き父上の言葉「命を使い切る」を大切に胸に刻んでいたことがわかって、冷血な私もじーんとした。
弥太郎と今井たちの邂逅を挟んで、再び、血まみれの中岡と龍馬の姿を目にしたら、急に胸が締め付けられる思いが強まった。
「やばい、泣いちゃうかも…。」と感じた瞬間。
ニャーcatという声がして、夫が「良かった♪にゃんこは無事だったね。」と嬉しそうに言ったので、一挙に笑いモードになり、感情の高まりが崩れた我が家であった。(笑)



大友さんが撮る死にまつわるシーンには、土砂降りが必須。
大雨の中、近江屋襲撃後の見廻組三人衆が弥太郎と再会した場面も強烈に印象に残った。
自分たちの依って立つところ、自分たちの一番大切なものを奪った龍馬を討ったのに高揚するでなく、沈痛な様子の三人。
彼らからすれば、これは天誅だったはず。
なのに、実行したら、ただ虚しくなってしまったのではないだろうか…だから、本当は生かしておけない弥太郎を捨て置いたのではないだろうか、なんて深読みしてしまった。




龍馬&慎太郎が襲撃されたあとの長い会話も「あら?」という予想外の展開だったが、龍馬亡き後の描き方も予想外。
龍馬に関わった人々のそれぞれの反応(もちろん龍馬賛歌バリバリで/笑)なのかしらねえ…なんて思っていたが、まったく反対。
言葉ではなく、お龍の心情を映像だけに語らせる桂浜のシーンは、切なく美しく、とても胸に響いた。
一人たたずみ、坂本兄妹に微笑みを一瞬見せた後、浜辺を歩んでいくお龍さんの後姿。
なんとも静かで美しく哀しい場面だった。
彼女のこの後の辛い後半生を象徴するようでもあり、哀しい絵だった。
これで終わりかな? 
おお、美しくて余韻もあっていいいじゃん?
と思ったが…。

そうですよ。
岩崎弥太郎が語る龍馬伝なんだもの、最後に弥太郎が出るんだよなあ、当然。
なんて安心(?)して観ていたら、最後の最後でとてつもなく想定の範囲外の衝撃映像がっ!

……さっきの美しく哀しい海辺のお龍さんの絵はもちろん、弥太郎自身の見せ場の、近江屋での龍馬への一方的濃厚愛憎激白、大友組名物・土砂降りの中での「返してくれー!大事な人なんじゃー!」という号泣場面も、あれもこれも、他の登場人物のシーンも、ぜんぶ上書きされちまったがな。
(いちおう、船上の龍馬の後姿で終わったけれど…)
つーか、アレ大丈夫なの?
関係各位からクレーム来ない?


テレビ東京『ルビコンの決断』で、岩崎弥太郎を龍馬の遺志を継ぐ者として取り上げた回のドラマパートみたいに普通に、家族と側近に囲まれた病床の弥太郎が、「まだ志なかばなんじゃー!まだ死ねんのじゃー!」みたいに呻く…なんて場面じゃ満足できなかったんだろうねえ>大友さんと香川さん。


と、振り返ってみると、素晴らしい映像・美術に魅入られ、役者の出す熱をはらんだ空気や演者と制作陣との一体感が伝わり、予想外の展開や描写に喜んだり驚いたり、突っ込みどころもあって。
そんな風に、良くも悪くも、いかにも『龍馬伝』らしい最終回だったと思える。
こういうところが、私は気になって観ていたのかもね。



テロップ事件はあったようだが、 最終回の視聴率も良かったとのことで何よりです。

『龍馬伝』に関わられた全てのスタッフ&キャストの皆さま、本当に本当にお疲れ様でした。
楽しい時間を、どうもありがとうございました。

また、弊ブログの拙く偏った雑感にお付き合い下さった皆様に篤く御礼申し上げます。
冒頭に記したとおり、もう一本『龍馬伝』全体についての軽い記事を用意しております。
明日以降に仕上げてアップしたいと思っておりますので、お気が向きましたら、また覗いてやってみてくださいませ。

2010-12-01

ちなみに、加賀恭一郎と過ごす新春はいかが?

私の趣味の押し付け(当ブログ全体がそうだが)の記事「12月は萌えすぎ注意」へのコメントとして素晴らしい情報を頂戴したので、ちゃっかり記事に起こさせていただいた。


むぎこがしさん、素敵なネタ、もとい、情報を誠にありがとうございます。(鷲津的最敬礼)



どれだけ素敵な情報かというと。

あの加賀恭一郎が、貴女の、そして私のもとに帰って来ます!

今年4~6月にTBSで放送されたドラマ『新参者』の主人公・加賀恭一郎シリーズの第2弾が、来年のお正月に放送されます。



赤い指~“新参者”加賀恭一郎再び!」
  TBS  2010年1月3日 後9・00~




『新参者』同様に、東野圭吾による加賀恭一郎シリーズを原作としたドラマ。
『新参者』の一つ前の『赤い指』が原作で、エピソード・ゼロ的な作品となるそうです。

加賀の父役で山崎務さんが登場とのとこですし、これはかなり期待できそう。



詳しくは、こちらの記事をご参照くだされ。


阿部寛 正月に「新参者」“エピソード・ゼロ
(スポニチ 2010年12月1日)


いやー、お正月の楽しみが出来ましたわ。うふふ。

12月は萌え過ぎ注意。

うわわわっ
12月っすよ、奥さん!


つい最近、おせち料理を食べていた気がするんだけどねえ。
本当に、歳をとると時間が経つのが早いですわ。
いずこも、どなたも忙しくなる師走。
素敵な殿方を愛でて、癒されたり萌え萌えしたりしませう♪

12月、不肖ワタクシが強烈にお薦めするのが、こちら3作品。

映画『武士の家計簿』
 12月4日(土) 公開
 公式webサイト

 美しき算盤侍・堺雅人を愛でよ!
  
  

ドラマ『坂の上の雲 第二部』
  12月5日(日) 夜7時30分~(NHK総合) 
  公式webサイト

 阿部寛+軍服+馬=破格の格好良さに悶絶せよ!

  

  
そして、堺雅人さん主演のスペシャルドラマが放映されます。

『ニセ医者と呼ばれて 沖縄・最後の医介輔』

  12月9日(木) 夜9時~ (読売テレビ・日本テレビ系列)

 公式webサイト

2008年に87歳で引退した実在の医介輔(米国占領下の沖縄に創設された代用医師制度)・宮里善昌さんをモデルとしたドラマ。
正式な医師免許を持たないため差別を受けながらも、僻地医療に尽力する主人公を演じるのは、我がお気に入り・堺雅人。
使命感に燃える熱い男も似合う堺さん。


これで、公私とも忙しい12月を乗り切れるはず。

« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

フォト

超お手軽ゲーム

最近のトラックバック

無料ブログはココログ