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2011-01-10

『新春TV放談2011』でチーム『ハゲタカ』が高評価

今更だが、1月2日に観たテレビ番組についての記事。
録画しておらず、ゆるんだ頭で観た記憶と、その時にとった数行のメモが頼りなので、不正確なところもあるかもしれないということを、お含みおきください。


1月2日の深夜にリアルタイムで、あるテレビ番組を観ていたら、なんだか嬉しくなってしまった。



新春TV放談 2011
(2011年1月2日 23:55~ 放送)
番組HP http://www.nhk.or.jp/o-giri/tv/


テレビ界で活躍するパネリストたちが、2010年のテレビ番組(バラエティ、ドラマ、 ドキュメンタリー)やブレイクしたタレントについて回顧して、2011年のテレビ界に期待することを語る、という番組。
2009年から始まって、今年は第3弾。
最初の回に偶然に観て、「NHKでこんなに民放の番組の話ばかりしていて大丈夫なのかしら?」と興味をひかれたので、その後なんとなく毎年観ている。

時間の都合でだと思うが、各テーマの掘り下げはアッサリしているし、さほど辛口でもなく、先鋭的な意見だけが出るというのでもないのだが、NHKにしては刺激的な単語が飛び出してくるし、BGMのつけ方が(わざとだろうか)民放バラエティみたいで突っ込みたくなったりして、今年も面白く観た。

ワインを飲みながら生ぬるく観ていたら、ドラマについてのコーナーで、ちょっとテンションup

各トークテーマのきっかけとして、500人から回答を得た「2010年に観たテレビ番組であなたが好きなものは?」というアンケート調査の結果を発表。
「好きなドラマ・ベスト10」の1位は『龍馬伝』、2位は『ゲゲゲの女房』、3位『相棒』。
視聴率では『ゲゲゲ…』と『相棒』に及ばなかった『龍馬伝』が「好きなドラマ」という視聴者アンケートでは逆転というのが面白い。
好き嫌いは分かれるが、好きな人にとっては心に残る特別な大河ドラマ、ということなのだろう。
昨年も同様のアンケートを発表していたが、初めてNHKドラマが1・2位を独占していて、2010年はNHK伝統枠が強かったようだ。
ちなみに、7位に『SPEC』が入っていた。


これを受けて、演出家・大根仁さん『湯けむりスナイパー』『モテキ』 等のディレクター)が、御自分も『龍馬伝』と『ゲゲゲの女房』を夢中ななって欠かさず観ていたと発言された。
そして、『龍馬伝』は、『ハゲタカ』がきっかけで注目している大友さんがチーフ演出なので観た、というようなことを仰ったので、思わず「おおーっ」と声を出してしまったほろ酔いの私。(笑)
更に、大根さんは、「『ハゲタカ』以降、NHKドラマの撮り方が確実に変わった。」とも仰っていた。
『ハゲタカ』と、その制作チームが業界で高く評価されていることは当然なので、テレビドラマ事情に疎い私も驚かなかったけれど、かなり嬉しくなってしまった。
これがファン心理というものだろう。

そして、『ハゲタカ』のチーフDだった大友さんが担当されるからという、素人の私と同じ動機でプロのディレクターが『龍馬伝』を観ていらした、というところも「おおーっ」だったのだ。
シラフになって改めて考えてみれば、業界で高評価を得ている方の新作を同業者が注目するのは当然なのだけれど、ほろ酔いの頭では「やっぱりスゴイなあ、チーム『ハケダカ』は。」と嬉しくなってワインwineが進んでしまった。(笑)


大根さんは、『龍馬伝』を評価するポイントとして、「正直いって脚本は革新的ではないが(←NHKはこの発言をカットしてなかったぜよ!)役者の動かし方と映像のつくりかた、特に美術が素晴らしかった。今までの大河とは全然違う。」というような発言をされていた。
ほおー。
自分の観方は独善的だと思っていたが、『湯けむりスナイパー』を演出された大根さんも、似たようなことを感じていらしたのかもしれない、などとおこがましいことを思って、ちっくと嬉しくなった。
もちろん、私には見えていなかったところをご覧になっていたのだろうが…。
そして、プロの目から観ても、『龍馬伝』の映像・ 美術のクオリティとセンスが抜きん出ていることが改めてわかって、これも嬉しかった。 

同じくパネリストのテリー伊藤さんは『龍馬伝』にゲスト出演された立場でコメントされていた。
衣装にコーンスターチをはたき込んでいた等に始まって空気感に至るまでの全ての作り込みが素晴らしかったこと、現場の雰囲気がとても良かったこと、黒澤映画を彷彿とさせる絵作りだと感じたことなどの感想をコメントしていらした。


もう一か所、チーム『ハゲタカ』絡みの発言があった。
ドキュメンタリー映画監督の森達也さん が、『その街のこども』を、「あえてザラッとした手触りの悪い作りにしているところが良い。今後のドラマの新たな方向性を示している。」と高評価。
わおー、森達也さんが褒めるなんて、すごい作品てことじゃないの!?
森さんのご発言は、毎回、この番組の中で最も傾聴に値するものだと私は感じているので、これは格別に嬉しかった。

御存じのとおり、『その街のこども』は、ドラマ『ハゲタカ』2・3話を担当されていた井上Dが演出され、劇場版も公開される作品。
現在、NHK大阪局で朝の連続テレビ小説『てっぱん』のチーフDを務めていらしっしゃる井上さんは、今後の躍進か最も期待されるNHKのドラマディレクターのお一人だ。


予想外のところで、『ハゲタカ』やチーム『ハゲタカ』が高評価を得ていると、無性に気分が上がってしまい、ワインがグイグイ進んで、へべれけで床に就いたのであった。
(こんな生を送っていたので、すぐに記事を書けなかったところが、ダメダメ人間なのね…。)

この番組の再放送予定は不明だが、NHKオンデマンドで配信されるとのこと。




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コメント

「その街の子ども」ぜひご覧ください!
私は昨年TVで見ましたが、ちょうどあの日の夜に放映ということで、フィクションとは思えませんでした。
ふたりの会話が、本当にリアルな神戸弁で、心にしみました。(私、実家が西宮で、家族は被災したので。幸運なことに無事でしたが。友人やその親御さんとかは亡くなった人がいましたので、すみません、つい書込みをしてしまいました)

なつみかんさん

いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


『その街のこども』は、昨年の放送で見逃してしまったものの、あちこちで良作という評判を見聞きしたので、今回の再放送は絶対に見逃さないようにしたいと思います。
私の知人で、震災経験者ではないけれど、現在は神戸に住んでいて、ドラマも観て神戸の先行上映を観た方は、「映画館でも観てほしい。いや、観るべきだ。」と言っていました。
映画は観られるかどうかスケジュール的に難しいと悩んでいたのですが…。

なつみかんさんからの御推奨がストレートに伝わりましたので、まずはドラマを、そして次いで劇場版も観たいと思っております。
背中を押していただいて、ありがとうございます。

こんにちは 美冬さま

「あなたは私なんだ」ですね。私もリアルタイムで見ていました。森達也さんをみると「偏屈」という単語が脳裏をよぎります。が、今回珍しくお褒め頂きお年玉として有り難く受け取っておきましょう。私は昨年から見ているのですがさすがに「放(放りっぱなし)談(話)」だけあるなと妙に感心してました。それにしても皆さんお忙しいのによく興味深い番組をご存知ですよね。

「その街の子ども」は2009年9月にその前身ともいえる「未來はいま」の再放送を偶然見ましてそのリアルとドラマと渾然一体となった作風にやられてしまい、続編と位置づけられる「その街の子ども」も見ました。その間に「リミット刑事の現場2」の森山未來VS武田鉄矢の演技バトルにも痺れました。私も映画館に足を運べればと思っています。「未來はいま」も合わせて再放送して欲しかったです。

鳴海先生はご覧になりましたか?

むぎこがしさん

いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。


『新春TV放談』ご覧になっていらっしゃいましたか!
ご一緒に観られたなんて光栄です。

>>さすがに「放(放りっぱなし)談(話)」だけあるなと妙に感心してました。


確かに!(笑)
あの言いっぱなしなユルさが良いのかも。
そして、皆さん本当に、いつ寝るのかと思うくらい、幅広く多くの番組をチェックしていらっしゃいますね。
それも仕事のうちなんですね。


『その街のこども』は、ご覧になった方々、みなさんが高評価ですね。絶対に観ます!


>>鳴海先生はご覧になりましたか?


うわぁぁんsweat02
うっかりしてましたが、うちの契約では観られなかったんです。
(CSではなくケーブルテレビです)
1月19日に『JOKER』のDVDボックスが来るので、伊達警部heart04に癒してもらいます。


今年もよろしくお願いします

はまって毎日遊ばせてもらってますよん。
同じシーンでもやるたびに違うキャラが登場するので
いろんなルートを試したくなります。
さっき、芝野先輩にボコボコにされた敵キャラが
瀕死で携帯電話をかけて絶命という場面が出てきて思わず「きゃあーー」
でも、劉はラスボスだから、この場面には出ないんですよね
劉一華ファンとしては残念なり。

sawayanさん

こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
おバカゲームで遊んでいただいているとのこと、ありがとうございます。

>>敵キャラが
>>瀕死で携帯電話をかけて絶命という場面

なんですと!?
わしゃそんなシーンに未だ遭遇してませんよ!
自動生成文なのに、そんなハゲタカ・ファンのツボを押すようなシーンがあるとは。
でも、御指摘のとおり、劉はラスボスだから、死ぬ間際に携帯かける役にはなれないはず。ううーむ…。

そのうち、難易度などの設定を変えるつもりなので、また試してみてくださいませ♪

ちっくとばかし遅いですが、あけましておめでとうございます。
今年も美冬さんの、濃~い内容のブログ、楽しみにしています。

>正直いって脚本は革新的ではないが(←NHKはこの発言をカットしてなかったぜよ!)

やっぱり(苦笑)皆、認めてるんですね。ところで、先日「容疑者Xの献身」をTVで放送してたのでなんとなく見てたんですが、脚本が○○さん(自主規制…笑)なんですよね。
でも見た感じ、そんなに脚本に違和感なかったんだけどなぁ。
なぜなんだ??現代劇の方が向いてるとか?
でもプロなら、それなりのお仕事をしてほしいもんだよ(←超エラソー)

>その街のこども』は、ご覧になった方々、みなさんが高評価ですね。

私も気になってるんですよ。でも先日図書館に行った時に、「キネマ旬報」を読んでたら
評論家の方々には評判悪くて、「えっ??」てな感じになりました(汗)
ちなみに南朋さんが出てる「いぬのえいが」もいまいちの評論でしたよΣ(゚д゚;)
まぁ、でも自分の感性を信じて、観に行きたいとは思っています。

ではまた~

ぶるーうぉーるさん


いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。
……こんなダメブログですが、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


『ガリレオ』シリーズは『龍馬伝』の脚本家さんと一緒なんですよね。
あちらでは、湯川先生が変わり者だげど優秀で格好いいというキャラ設定があるから、主人公を持ち上げるために周囲を下げることもないし、いい感じになっていたのかも。
まあ、確かに向き不向きはあるでしょうけれども…。


>>、「キネマ旬報」を読んでたら
>>評論家の方々には評判悪くて、「えっ??」てな感じになりました(汗)


『その街のこども』のドラマ版については、間違った情報を書いてしまいました。
お詫びいたします。
劇場版は評論家の評価が悪いんですか。
まあ、評論家が高評価していても、自分は「そんなに良いかな?」と思うこともありますし。


>>まぁ、でも自分の感性を信じて、観に行きたいとは思っています。


そうですね。おっしゃる通りです。
私も、ぜひ観に行きたいと思います。

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