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2011年1月

2011-01-30

ランチ@果実園(アトレ目黒)

珍しく、業務のために丸一日を外出先で過ごした日のランチ。
場所は目黒駅近く。
13時近くから、約80分のランチ休憩あり。
滅多に来ないところで土地勘がないので、女子が一人で入りやすく、しかもコストパフォーマンスが良いところはないかいな、と前日にネットで探した結果、選んだのがこちら。



フルーツパーラー 果実園
 (アトレ目黒 2F)


駅ビル・アトレの2階にあるということだから、すぐにわかると思ったが、2階にそれらしいお店が見当たらない。
仕方なく、アトレのインフォメーションカウンターの可愛いお嬢さんに教えていただき、HMVの奥にあるお店の入口へ。
うーむ、こりゃ初めての人にはわかりづらい…。
入口に立つと、昔のお嬢さんが何人もガラスケース沿いに立っていらっしゃる。
えっ? この時間でも行列するの!?
ボー然として立ちつくしていると、通りかかったホールスタッフのお嬢さんが「おひとりですか?」と声をかけてくださって、無事に一つだけあいていた席に案内していただけた。
ちなみに、並んでいたのは、フルーツやケーキを買い求めようとしていたお客さんだったようだ。

写真入りのランチのメニューカードによれば、パスタやグラタンなどのメインにサラダ・フレッシュフルーツ・コーヒーまたは紅茶がつくランチセットがおすすめのようだ。
ドリンクは+200円で日替フレッシュジュースに変更できるとのこと。

う~ん、無難にパスタのセットにでもするかな…と思った次の瞬間、私の好奇心を刺激する写真が目に入った!

ナシゴレン……。
いや、ナシゴレン自体は珍しくもなんともないのだが、とにかくオリジナリティあふれるヴィジュアル。
こ、これは実物を確認せねば。
好奇心に勝てず、リスクを承知で(笑)、私はナシゴレンのセットでドリンクをフレッシュジュースにして注文。
(ナシゴレン セットで 950円 + フレッシュジュース 200円)


全体を見渡せる席ではなかったが、待つ間に店内を見れば、入店時に入口に沢山いらしたのと同じく、(自分も含めて)昔のお嬢さんばかり。
服装のかんじからして、お近くの奥様が多いのでは。
ランチを召しあがり、その後はパフェなど楽しんでいらっしゃるテーブルもお見受けした。
いいなあ。フルーツパフェ美味しそうだなー。
しかし、近くのテーブルの奥様方の会話が聞こえてくると、生前贈与とか固定資産税の節税対策とかについて、なかなか渋くてシビアな話題を、彩美しいフルーツを口に運びつつ淡々とお話されていて、興味深かった。(笑)

満席で忙しいらしく、少し待ったが、だいたい10分程度で、セットのサラダが到着。
レタスだけのミニサラダ。
ちょっとさびしいかな?と思ったものの、レタスは全部シャキシャキしていて、かかっているフレンチドレッシングは酸味が勝っていて、まずまずのお味。
お腹が空いていたのであっというまにレタスサラダを食べ終え、またしばらく待っていると、来ました!
待望のナシゴレン!
思わず「うおっ」というオッサン声が漏れてしまった。

どうですか、この掟破りな盛り付け。
かなり大きいお皿に、こんなにドカンと盛ってある。

Kajitsu

強引なワンプレートにもほどがある。(笑)
これだけインパクトがあると、出オチ一発って可能性もあるが…どうかな。

1月なのにスイカが載っているのは、もしかして贅沢なのかもしれないが、なんか見るからに味が薄そうな雰囲気…。
いや、あくまでも良く見えない目での第一印象なので…

フルーツは、スイカ、イチゴ、オレンジ、ピンクグレープフルーツ、メロン、パイナップル。 惜しみなく、盛りだくさんだ。


肝心のお味はというと、ナシゴレンではなくて、ピラフですね、これ。
普通に美味しいピラフの目玉焼きのせ、です。
ナシゴレンと思わなければ、全く問題ない。(笑)
柔らかめだけど、ちゃんと美味しいピラフです。
海老はプリプリ、チキンは柔らかく、やたらと皮や脂身がついて臭いということもないし、ライスは薄味だけどベーコンがたくさんはいっているので、その塩気でちょうどいい。
分量もたっぷり。
周りにのっているレタスも新鮮で歯触りがいい。
それに、上にのっている目玉焼きの半熟加減が言うことなし。
黙々といただきました。


フルーツも、どれも新鮮だし、量も十分すぎるほど。
スイカとメロンは、残念ながらあまり味が乗っていなかったけれど、仕方ないかな。
他のフルーツはどれも美味しかった。
特にイチゴはちょうど良い状態のものが来たようでイチゴスキーとしては幸せ♪

食後に頂いた濃厚に甘いメロンジュースで満足のダメ押し。

ということで、全体的には、質・量とも満足。

まあ、難点をいえば、強引にワンプレートにしたため、フルーツが生温かくなってしまっていることかな。
別盛りにしてくれても良いのでは。

全体的には、十分に美味しくて、食べ終わったらもうお腹ぱんぱん。
午後、眠くなりそう……。
(実際、うとうとしかけたsweat02)

食事中も、どんどんお客さんが来店して、地元で大人気のお店ということがわかる。


なかなか機会がないと思うが、また目黒に行くことがあれば、ランチかフルーツのスイーツをいただきに再訪問してみたい。
ごちそうさまでした。

2011-01-26

『その街のこども 劇場版』

実は、この映画は、既に感想モドキを書いた『アンストッパブル』より先に観ていた。
しかし、たまに起きるブログエディタの 悲劇(泣)により、かなりのところまで書いた時点で保存前に消滅…。
落胆のあまり(大げさ)すぐに書きなおせず、痛快だという噂の『アンストッパブル』を観に行ってしまったのだった…。


ということで、映画を思い出しつつ書き直そうとしたら、初稿よりやたらと長くなってしまった。

じわじわと染みて、じわじわと想いが浮かび上がってくる、一風変わっていて、登場人物たちだけでなく神戸の街の息遣いと体温を感じる作品だった。



その街のこども 劇場版
 映画公式サイト

ストーリー:
こどもの頃に震災を体験し、いまは東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。彼らは「追悼のつどい」が行われる前日に神戸で偶然知り合い、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災が残した心の傷に向き合うため、今年こそ「追悼のつどい」に参加すると心に決めていた美夏に対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。全く異なる震災体験をしたふたりの間には、大きな溝が広がっているように見えた。しかし、“ある場所”に差し掛かったとき、美夏は勇治が長年抱え込んできた過去を垣間見ることになる。復興を遂げた真夜中の神戸の街を背に、これまで語ることのできなかったふたりの想いが、不器用にあふれ出そうとしていた。
(東京都写真美術館HP・ホール上映作品紹介)



監督: 井上剛
脚本:渡辺あや

2010年1月17日にNHKで放映されたドラマを、劇場用に再編集した作品。
ドラマの時には泣く泣くカットした場面を追加して再編集したとのことで、いわゆるディレクターズ・カット版というところかしら。


先行上映れた神戸で観た友人から、「テレビドラマも良かったけれど、劇場で観ると更に良さがわかる。」と強く推奨されていたので、気になっていた作品だ。
そして、弊ブログのコメント欄にも、阪神淡路大震災を経験された方から「ぜひ!」とお薦めを頂戴したので、俄然、何をおいても観なくちゃと思ったのだ。

諸般の事情により、先週の平日に万障繰り合わせて(要するに仕事の調整をして/笑)、昼間の上映がある恵比寿の東京都写真美術館ホールにて鑑賞。
美術館自体は何回か訪れたことがあるけれど、こちらのホールに入るのは初めて。
映画館ではないので、スクリーンはそこそこの大きさだが、綺麗なホールで椅子も大きくしっかりしていて立派な木の肘かけがあり、隣の方も気にならなかった。
映画に集中しきっていたから、ということもあるが。
そして、映画館と違って飲食禁止だし、おひとり様の観客がほとんど(これは平日昼間だったせいかも?)なので、上映前もとても静か。
鑑賞環境として、なかなか宜しかった。


映画とは無関係だけど……。
平日昼間の恵比寿ガーデンプレイスって、ハギーを押した若奥様や、いかにもお買い物やランチに来てます風なマダムが多いのね…。
優雅ですなあ。

そういえば、恵比寿ガーデンプレイスは、ドラマ『ハゲタカ』で大河内瑞恵シャチョー涙のインタビューに使われていたし、写真美術館の隣に立つウェスティンホテルのスイートで瑞恵と鷲津が密会ならぬ密談をしていたらしい。
あのときの鷲津の、口角を少しだけ上げる悪い微笑がたまらんかったですたい。
…と、相変わらずハゲタカ脳な私なのである。
でも、今回はあまり時間がなくて、デューデリは無し。
まあ、たまに来るところだし、写真等は、また次の機会。

さて、以下の茫洋とした感想にはネタバレ、特に結末に関わる記述を含んでおりますので、折りたたんでおきます。

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2011-01-25

美人+日経平均 から始まる迷走

最初にお断りしておきます。
かなり古い&バカバカしい話題です。



おなじみの「美人時計」に続いて、今月5日から「美人株価」なるサービスが開始された。

美女が1分ごとに株価をお知らせしてくれるという、殿方の心を騒がせたり癒したりする自動更新サービスだ。

仕事はじめ早々、ネットでそのニュースを知った私は、目の保養をしようじゃないかと、早速に観に行った。(こんなところがオヤジ。)
確かに綺麗なお嬢さんが日経平均株価が書かれたボードを持って微笑んでいる。
なるほど。
とりあえず、見て満足した私は、株価に縁の無い生活を送っていることもあり、すっかり忘れていたのだった。


だが、今朝、出勤時に立ち寄ったオフィス近くのコンビニに居たサラリーマンと思しき男性2名が、“美人シリーズ第3弾” 美人天気 の話をしていて、「美人株価」も欠かせないと盛りあがっているのが聞こえたものだから、半月ぶりくらいに思い出したわけ。

彼らの片方は、1分ごとに色々な美女が登場するから、お好みのタイプが現れるまで、じーっと眺めたりニンマリしていると語っていた。
……仕事しろよ。(←自分のことは棚に上げている。)


ここで、ふと、鷲津ファンドのオフィスでも、中延さんや村田さん、そして若僧・若槻くん、そしてマイ設定では鷲津ファンドに途中入社したはずの(笑)元・スタンリーBros.法人担当サカモトくんなんかが、ときおり背後に気をつけつつ、デスクのPCで美人株価のサイトをのぞいていたりするかもね、と想像してしまった。
いや、中延さんは美女よりも、村田さんに頼んで隠し撮りしてもらった政彦坊ちゃまのとっておき画像(以下略)
…ゲホンゲホン…


もちろん、迅速な行動が信条の鷲津ならば、美人株価をテスト運用時からチェック済みだろう。
個人的興味なのか、仕事上、いちおう検分したのか、どちらだったのかは、貴女のお好み次第。(笑)

まあ、私はオトナだからぁー、鷲津が美女に鼻の下を伸ばそうが、別に暴れたりしない。
ただ、映像版の鷲津にはイメージを崩して欲しくないというのが、偽らざる心境。
例えば、「合コン王・鷲津政彦」は絶対にイヤだもん。
オフィスの鷲津ルームで、にやけながら美人株価を眺める鷲津も、らしくないので、カンベンして欲しい。

あ、自分の妄想なのにカンベンもイヤもないか。(バカにもほどがある。)

あわてて、妄想の方向を変更。

さて、「美人」というのは、容姿の美しい女性または男性のことだ。
ならば、美男株価があったって良いわけだ。
…ってのは、恐らく「美人株価」のニュースを聞いた女性の多くが考えたことだろう。(笑)
現に、「美男時計」は有るわけだし。

ただし、この美男時計を以前、何回かのぞいたときには、「おおっと」という男子に遭遇したことは無いので、私は全くみていない。
今回、記事を書くために久々にのぞいたけど、やっぱり私の好みとは違う。
うーむ、イマドキのイケメンは、私の好みと違うってことなのか…。
や、もちろん皆様、素敵な殿方だと思いますけどね。(汗汗)

…とはいえ、フェロモン垂れ流し系とか、どストライクな殿方ばかり登場すると、PCモニタを眺めて、惚けた顔で一日が過ぎる可能性大なので、ちょっと控えめ又は、やや外しめくらいがいいんだろうけど。

実際、開発元「美人時計」では、「ドキドキしすぎないように、草食系男子率を高く」を意図しているらしい。
(参照: 2009年10月14日  東京ウォーカー)


私の場合は、例えば、(失礼ながら)美男じゃないけど、現在、最も深く愛する男・鷲津政彦が時間や株価を1ミリの愛想も無く、もっのすごーくたまに悪そうで酷薄な微笑を口の端に添えて、お知らせしてくれたら、もだえ苦しむくらい喜ぶ。
しかし、実際にそういうサービスがあったら全然ほかの事が手につかなくなるからダメだ。

だって、似たようなことを経験済みだもの。
オフィスのPCにも自宅のPCにも、お気に入りの鷲津の画像をたんと仕込んであって、鷲津にハマりはじめの頃に、壁紙にしたり、スライドショーのスクリーンセーバーに設定してみた。
すると、いつまでもバカみたいに見つめて口元をゆるませっぱなしで、何もできなかった。
こんなことでは

「いかん、いかん、いかん、いかーーん!」 by  ピエール溝渕

なので、オフィスでは1時間で泣く泣く鷲津画像を表だっては撤収し、たまーに一人で残業なんて時に、こっそり個人画像フォルダを開いて、活力の源にしてるけど、やっぱり、しばらく仕事にならんのよ。(笑)
自宅でも同様に鷲津画像は奥にしまってある。


なので、私の場合は、自分の萌えツボから少しだけ外れている美男が登場する美男時計や美男株価があれば、ちょっと息抜き&目の保養になって、ちょうど良い。

他にあれば良いな、というのは「美声時計」かな。
ならば、美声男ぞろいの『ハゲタカ』の皆さんの声で時間を読み上げてくれるっていうのを希望。
あー、これは聞き惚れちゃって、だめね。

って、誰も聞いてないし、そもそも、真剣に考える必要はないのだが。

2011-01-23

映画『アンストッパブル』

映画館で外国映画を観るのは久しぶり。
えーっと……『THIS IS IT』以来…かな?
『チェブラーシカ(2010)』は違うし…。
いやー、自分でもビックリ。(笑)



アンストッパブル
  映画公式サイト

ストーリー
 「クリムゾン・タイド」「デジャヴ」「サブウェイ123 激突」でタッグを組んできたトニー・スコット監督とデンゼル・ワシントンが、実際の列車暴走事故をもとに映画化したアクション大作。米北東部のペンシルバニアで、大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した最新式貨物列車が、整備ミスにより暴走してしまう。ベテラン機関士のフランク(ワシントン)は、初めてコンビを組むウィルとともに暴走列車を止めようと奔走する。共演はウィルに「スター・トレック」(09)のクリス・パインのほか、ロザリオ・ドーソン。
映画.com より)

行く前は、派手でハリウッド的セオリーどおりっぽい映画は好きじゃないし、列車にも興味ないしさ…と、期待してなかった。
しかし、これ、意外と(失礼)面白かった。
プロの男達が持てる能力をフル回転させ死力を尽くして危機に立ち向かう話なんだから、そりゃ面白い。


関係ないが、本編上映前に『ウォールストリート』の予告が流れて、ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が“Greed is good.”と言った時には、密かに映画『ハゲタカ』のあのシーンを思い出してしまったのだった。

では、感想を簡単に。
少しだけネタバレを含みますので、折り畳んでおきます。

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2011-01-20

南極に集合ですか!?  

『JOKER』DVD boxの話題を記事にしようと準備していた矢先、こんな情報が。


南極に縁がある?堺雅人がキムタクのライバル役  (スポニチ 1/19)


10月にスタートするTBS開局60周年の連続ドラマ
「南極大陸~神の領域に挑んだ男と犬の物語~(仮)」
に堺雅人さんが、ご出演される由。
(それにしても、タイトル長いな……。)


日本初の南極越冬隊と、隊が飼っていた樺太犬のお話だそうです。
実話を基にしたオリジナルということで、高倉健さん主演で大ヒットした映画『南極物語』のリメイクではないとのこと。

根室の雪原に巨大な昭和基地のセットを建設し、2月から半年間に及ぶ撮影を行うそうで、なんと南極ロケも検討中とか。
制作費も局史上最大規模だそうで……。
TBS、気合が入ってますな。
楽しみです。
( 番組詳細は  TBS 公式サイト を照覧下さい。)


堺さん応援女子に嬉しいのは、ドラマ『ヒミツの花園』チームの山本裕典さんと寺島進さんもご出演されることですね。
航さんのことを思い出しちゃいます。
(そういえば、「ヒミツの花園」には少女漫画雑誌編集長役で田中哲司さんもレギュラー出演されていたっけ…。いろいろと私のツボなドラマだったのね。笑)

そして。
『ハゲタカ』ファンには、嬉しいお名前が!
芝野先輩…じゃなかった、柴田恭兵さんが、観測隊隊長役でご出演されます。
「ホッといたしました。」 (by 中延五郎)  です。


更に更に。
もしかして、クローンが3人くらいいるのでは?と疑ってしまいうくらいお忙しい香川照之さんも、越冬隊隊長役でご出演。
まさか、『剣岳』での雪中撮影に耐えた実績が買われてのキャスティング?(笑)

ともあれ、極寒の非日常の場所での、ゆる~い日常を描いた『南極料理人』とは全く違う、堺さん@『南極大陸』が見られそうですね。

2011-01-18

『男前列伝』 植田正治×石橋凌

以前、弊ブログで簡単にご紹介したことのあるテレビ番組『男前列伝』。


己の美学を貫いた“男前“たちの生き方に、様々な分野で活躍する役者やアーティストが触れて、自分のフィルターを通して、その魅力を語る…というような番組だ。


1月15日に放送された回では、先日、展覧会で作品世界にひたったばかりの写真家・植田正治さんが取り上げられていた。
(展覧会の感想は こちら )
当日みられなかったので、録画したものを昨日みた。




男前列伝
 毎週土曜日  9:30~9:59  BS-hi
   番組HP⇒ http://www.nhk.or.jp/artbs/program/index3.html

【再放送】
 平成23年1月19日(水)   8:00~ 8:29 (BShi)

 平成23年1月20日(木) 20:00~20:29 (BS2)


この番組は再放送の回数が多いので、上記再放送の後に、更に再放送される可能性が高い。
ご興味がおありの方は、番組HP内【カレンダー】で放送予定をチェックしてみてくださいませ。
また、この番組は、NHKオンデマンドでも配信されます。



植田さんの男前な生き方に触れるのは、俳優/ミュージシャンである石橋凌さん。
私にとっては、『外事警察』の有賀局長、『龍馬伝』の長崎奉行が記憶に新しい。
渋くて雰囲気のある役者さんだ。


植田さんの写真に魅入られた石橋さんは、1985年にARB時代のアルバム・ジャケット撮影とPVの監督を依頼した。
これがきっかけで親交を深め、ご自分の結婚写真も植田さんに撮影依頼。
この結婚写真が、とても素敵なのだ。
砂丘と空だけを背景にして、モーニングとウェディングドレスに身を包んだ石橋さんと奥様の原田美枝子さんが腕を組んで映っているモノクローム写真。
まさに、植田正治の世界。
お二人とも、それはそれは幸せそう。
結婚写真が、自分の敬愛してやまないアーティストの作品だなんて、他に変えられない幸せじゃなかろうか。


海を前にした砂丘や、植田正治写真美術館で、植田さんの魅力を穏やかに語る石橋さんは、とっても渋い。
余裕ある大人の色気が漂っていた。
こうして、先達の美意識に触れて更に輝く現代の“男前”を堪能できるのも、この番組の魅力のひとつ。


石橋さんは、植田さんの作品に惹かれただけでなく、撮影を通して、その人間的魅力に惚れこんだという。 
優しくてユーモアがある素敵な方で、力で他者を動かす方ではないけれど、ブレずにご自分のスタイルを希求し続けた強さがあったと思う…というのが石橋さんが語る植田正治像。

PV撮影時のエピソードは、植田さんの無邪気な“写真少年”ぶが微笑ましい。
また、アルバムジャケット撮影時には位置やポーズ以外に細かい指示は出されなくても、次第に植田さんが被写体である自分に望むことが伝わってきた、というお話も興味深かった。
もしかして、優秀な写真家は、モデルに言外に意図を伝えることに長けているのではなかろうか、なんて思った。


植田正治さんが住んでいらした家で、ご子息が語るエピソードも、素敵だった。
朝から、雲や風の様子に敏感に反応して、その日の撮影場所やシチュエーションをイメージして出かけ、満足できる写真が撮れると、「良い写真が撮れた!」と、大喜びで帰宅したとか。
家業の写真館は奥様に任せて、自分は好きな写真を撮りに出かけてばかりだった……等、お父上の思い出を語るご子息は、とても嬉しそう。

写真を撮ることを「写真する」と表現して、純粋に楽しみ愛した植田さんを支え、温かく見守っていたご家族の優しいまなざしも、植田さんの写真の中に漂う幸福感を増していたのだろう。
家族と写真、その両方を愛し愛された幸福な方だったのだ。


楽しい写真だけを撮りたい。
楽しい写真しか撮れない。

そんな植田さんにも、写真を撮れない辛い時代や、自分の撮る写真が時代の気分と合わない日々があった。
プロパガンダ写真以外は排除された戦時下や、一切の演出を否定するリアリズム写真全盛時には、植田さんが自分の写真を撮れなかったり、発表する場が失われたりしたのだった。
しかし、決して撮りたくないものは撮らなかったし、自らの写真のスタイルを変えることも無かった。
絶対に、ブレなかった。
植田さんは「写真する」ことに何にも変えがたい幸せを感じていた。
だから、作品を植田さんの作品を観ると楽しく幸せになる。
撮る自分が楽しくて、観る人も楽しい写真を世に送り出すことが幸せ。
そういう写真しか撮れなかった。

揺ぎ無い自分を持っている人は、本当に強い。


写真展に加えて、この番組で更に植田正治さんの魅力を知ることが出来て良かった。

蛇足だが、福山雅治さんも、アルバム『HELLO』のジャケット撮影を植田さんに依頼し、それがきっかけで写真の指導を受けて交流していらしたとのこと。

ということは、植田さんは、『龍馬伝』の龍馬と長崎奉行の二人から慕われていた凄い方なのだ。wink

才能あふれる二人の男前から敬愛された写真家・植田正治さん。
真の男前だ。

2011-01-16

超手抜きですが…今日のおやつ

夕べから、風邪のひき始めのような体調だったので、一日中、家でおとなしくしていた。
本格的に具合が悪いわけではないので、たまった家事を片づけたり、昨年観覧した展覧会のカタログを改めて見直したり……。
と過ごしていたら、「ちょっとひとくち」 (by くまのプーさん)が欲しくなってしまった。

正月休み用に買って残っていたお菓子も少しあるが、もうひとひねり欲しい。
前の記事で書いたように、『作家のおやつ』なんて本を買ってしまったものだから、「おやつ」への要求が通常より高くなっているのか?(笑)


そこで、冷蔵庫にパルシステムで購入したリンゴ(紅玉)が残っていたのと、正月から残っている市販のお菓子を使って、超手抜きのおやつを作った。
先月、書店で立ち読みした『オレンジページ』の季刊レシピムックに載っていた「りんごのおやつ」特集に、リンゴ+バニラアイス+パイの組み合わの写真があって美味しそうだったのを思い出して、適当に作ってみた。
(いい加減。つーか、本を買えば良かったのに…)


切ったリンゴをキャラメリゼして、バニラアイスクリーム(ハーゲンダッツ)とリーフパイ(ウエスト)を添えただけなので、「作った」とは言えない。
ちゃんとした人なら、パイを自分で焼いたりするんだろうが、「風邪っぽい」という言い訳で、とにかく、あるもので済ますという方針を貫く手抜き主婦の私。(汗)

しかも、写真を撮ることを前提にしないで雑に盛り付けたし、アイスが溶けてきたので、見目麗しくないが…ま、記録として。

 

Apple01_3

温かいリンゴに冷たいバニラアイスが絡んで、なかなか。
キャラメルソースのほろ苦さとりんごの酸味、柔らかいりんごとサクサクのパイの相性も良い感じ。
残り物を適当に積んだ(笑)だけだが、日曜の午後のおやつタイムを楽しめた。

2011-01-14

『作家のおやつ』

先日、埼玉県立近代美術館にて『植田正治写真展』を鑑賞した後、ミュージアムショップに立ち寄った。
こちらのショップは、企画展グッズ以外にも、可愛い物や楽しいものをセレクトして置いているので、いつもじっくりと検分してしまう。

殺人的に混雑している大展覧会のグッズ売り場では決してできないことだが、詳しく見る前に、ぐるっと一回り。
…といっても、ショップがとても小さいので、一瞬で回れる。
すると、企画展関連書籍コーナーに平積みされていた本の表紙に、私の目は釘付けになった。


作家のおやつ
 (コロナ・ブックス)
 平凡社 刊

Oyatsu_5


お  や  つ

それは、いかなる時も私の心をときめかせる、魅惑の三文字。

そして、表紙の写真が…。
これまた私の胸を高鳴らせるホットケーキ!
作家×おやつのホットケーキといえば、もちろん、池波正太郎×万惣フルーツパーラーのホットケーキに決まってるでしょ。
池波ファンなら、即わかるもんねっ、むふふ~。
と、口元を緩めながら、本を手に取り、しばし舐めるように表紙のホットケーキを見つめた後、お目当てのページを探し出して自分の推測が当たっていたことを確認してニヤニヤしていた私は、かなりの危険人物のように見えていただろう。

パラパラとぺ゛ージをめくると、様々な作家のお気に入りのおやつや、作品中に登場するおやつが、家族や親交のあった人たちが綴るエピソードなどを添えて、豊富なカラー写真と共に紹介されている。
取り上げられているおやつは、お店で売られている和洋菓子や郷土菓子ばかりでなく、自家製のお菓子や果物、たこ焼などなど、多種多様。

川端康成、三島由紀夫、手塚治虫、久世光彦、植草甚一、小津安二郎、吉屋信子、森茉莉……そうそうたるクリエイターの名が、ずらりと並び、この方々のおやつタイムに興味深深。

十代前半から現在に至るまで、特に食に関するエッセイを読んできた作家が何人も含まれているのを見て、更に興味が深まる私。
池波正太郎、獅子文六、向田邦子、沢村貞子、内田百聞、開高健、荻昌弘……。
そう、中学生の頃から、オヤジが好むようなテーマのエッセイを読んでいたのだ。
オヤジスキーで、自分の中身もオヤジとは、どういう精神構造なのか。
我ながら理解不能だ。(笑)



行きつ戻りつ、ページをめくっていると、植田正治さんの名があった。
……ああそうか、それでここに置いてあるのか。
当然だよねえ。
おやつに目がくらんでいた私は、この本がここにある理由など何も考えずに、各ページのおやつの写真に没頭していたのである。
やれやれ…。


ということで、隣に置いてあった同じシリーズで、おなじく植田さんを取り上げていた『作家の家』とあわせて、お買い上げ~。
(ちなみに、『作家の家』も、とても面白かった。)





帰りの電車の中で、さっそく本を広げて、眼と頭で楽しむ擬似おやつタイム。(笑)
ミュージアムショップでは失念していたが、そもそも発行はいつなのかと奥付を確認したら、2009年1月発行ですと。
あらー、全然知らなかった。
私の大好物なテーマの本なのに。
この2~3年は、本当に仕事以外で活字を読めなくなってしまったので、書店で新刊チェックすることも少なくなったしなあ。
展覧会に行ったおかげで、楽しい本と出会えたということだね。
これも植田正治さんのおかげ…かな?


さて、植田さん好みのおやつは、ホームメイドケーキと、自家製の柚子ピール。
美しいもの、美味しいものを愛する夫のための、奥様お手製のおやつだ。
ご自分の作風とアマチュアリズムを貫きながら、生まれ故郷で生涯を過ごされた植田さんらしさが滲むおやつなのだ。
また、私も大好きな両口屋是清の「二人静」も植田さんのお気に入りだったと知り、ちょっと嬉しくなった。
えへへ……ミーハーです。

 
らしいと言えば、例えば、連日の徹夜のエネルギー源は大好きなチョコレートだったという手塚治虫。
逆に、意外だったのは、最初に登場する三島由紀夫。
本文中にもあったのだけれど、三島とおやつって、なんだかミスマッチな感じだという先入観があったのだ。
おやつタイムでほっこり…なんて、およそ三島由紀夫のイメージとそぐわない。
(勝手なイメージですよ。)
三島の場合、執筆の合間に邪魔にならないものを口に運ぶという感じだったらしい。

このように、おやつを通して、その作家のライフスタイルや意外な一面や、仕事の流儀みたいなものが、じんわりと伝わるような楽しい本だ。   

掲載されている写真の色調やスタイリングは、レトロな感じにしてある。
『暮らしの手帖』の写真みたい…と言ってわかる方、いらっしゃるかしら。
イマドキの雑誌やムックなどで見るようなスイーツの写真とはちょっと違う方向性だ。
あえて、レトロ調にしてあるのは、本のテーマに沿ってのことだろう。
作家達がおやつを楽しんでいた時間に自分も遡っているような感覚になるのだ。

巻末に、紹介されているお菓子の販売店や、作家ゆかりの記念館などのリスト付。
気になったおやつを買い求めたり、記念館や文学館で作家の世界に触れるのに役立ちそう。


暖かくなったら、散歩がてら、素敵なおやつを買いに行く気満々。(笑)

2011-01-12

『ツレがうつになりまして。』 あの二人で映画化

つぶやかれていたとか噂が流れていたとか小耳に挟んでいたのですが、ついに発表されたようですね。


宮崎あおい×堺雅人の「篤姫」コンビが『ツレがうつになりまして。』で再び夫婦に! (cinemacafe.net)


ですって!

1月9日にクランクインしたそうです。
今秋公開予定。
佐々部清監督がメガホンをとられるとのことで、堺さんとは、同じく今年公開の『日輪の遺産』に続いてのタッグ。

期待度大の、このキャスティング。
徳川家定と篤姫の夫婦をご覧になっていた方は勿論のこと、そうでない方も、素晴らしいお仕事ぶりの二人の共演には、期待してしまうのではないかしら。

ヒロインの両親に、大杉漣さんと余貴美子さん。 (スポニチ より)
強力なメンバーです。
ますます期待度up
堺さんと大杉さんといえば、『ジョーカー』を思い出しますねえ。
(ああ、もうすぐ伊達さんのDVD-BOX (笑)が我が家にやってくるんだわぁ~lovely。)

『ツレがうつになりまして。』の原作は未読なのだけれども、2009年に藤原紀香さん×原田泰造さん主演でNHKがドラマ化したものは全3回を、毎回半分ずつくらい観ていました。
タイゾーさんが、巧い方なので、からっとしたタッチとはいえ、観ていてしんどくなってしまったのと、藤原紀香さんがちょっと苦手(キライではない)なのもあり、いつも途中でチャンネルを変えてラストくらいで戻るという、ヒジョーに中途半端な視聴態度でしたのよ。


堺さんの演技力では、もっと辛くなるなあ。
いや、弱気はいけないわ。
堺“ツレ”さんを見守れるように、今から気をしっかり持たねば!

そういえば、原作イラストもドラマも、ツレさんはメガネ男子だな。
映画でも、そこは踏襲してくれないかしら。
堺さんの素敵なメガネ男子っぷりを、しばらく観ていないような気がするもの。
うーーーん、でも、どん底まで心がdownな役では、メガネ堺に萌えてる場合でもないのか…。
(……色々と間違っちゅう。)

バカな妄想は置いといて、とっても楽しみですheart04
待ち遠しいわ~

2011-01-11

植田正治写真展&MOMASコレクションⅢ@埼玉県立近代美術館

正月休みも終わったのに、まだ心身ともにゆるみきっている。
録画して観ていないテレビ番組を、おやつ片手に観て過ごす休日は楽しいが、家でゴロゴロするのは体型のトトロ化に拍車をかけるのでよろしくない。
ちっくと出かけようかのう、天気も良いし……。
てな感じで、連休中に展覧会に行って来た。



植田正治写真展 -写真とボク-

会場   埼玉県立近代美術館

開催期間   2010年12月18日(土)~2011年1月23日(日)

展覧HP  http://www.momas.jp/3.htm

Urawa01

埼玉県立近代美術館は、JR北浦和駅そばの北浦和公園内にある。
開館時間前に行って、公園で朝の散歩も楽しんだ。
晴れて風も無く穏やかな朝て、木々の下をそぞろ歩くのは気持良かった。
公園内の池の表面は凍っていて、さすがに日陰は寒かったが、御近所の方々の犬の散歩コースとして人気が高いらしく、あちこちで愛犬オフ会(?)が開かれていた。


この公園の名物・音楽噴水。
音楽に合わせて自動制御された噴水が踊るような“演技”を披露する。

冬季は10時から18時の間、2時間ごとにプログラムが見られる。


Urawa03

虹もかかって綺麗だった。

Urawa04

検索したら、いくつか動画もあったので、ご参考までに。
http://www.youtube.com/watch?v=EjqD0j_w0RE


春夏は近くで観ると気持ち良いのだが、さすがに1月は寒いので、少し離れて見物。
でも、噴水って何故かテンションが上がるもので、見ているうちに元気になった。
グッジョブ、音楽噴水。good



モダンでユニークなデザインの埼玉県立近代美術館。
故・黒川紀章さんの作品。

この美術館は決して新しくはないが、広々していて鑑賞しやすい。
今回は巡回展だが、独自の企画展の時は、いつも工夫を凝らした立体的な展示をしてくれる。
数々の名デザインの椅子が館内のいたるところに配されていて、自由に腰掛けるとこができるのも嬉しいし、ミュージアムショップやレストランも魅力的だ。

Urawa02_2

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

では、本題。


鳥取県境港出身のアーティストといえば、水木しげると故・植田正治……くらいしか知らない私。(汗)
昔から書店で風景や花の写真集の立ち読み(立ち見?)をするのが好きだし(←高いので、なかなか買えない。)、何冊か自然を映した写真集も持っている。
けれど、写真芸術のことも良く知らないし、写真展にはあまり足を運ばない。
そんな私だが、「どこに行こうかな~」と調べていた時に、この写真展を知って、是非とも行きたいと思ったのだ。


鳥取砂丘を舞台に人物や小道具をオブジェのように配した植田さんの作品を初めて観たのは、テレビの美術番組でだった。
モダンでスタイリッシュであると同時に、温かさを感じるモノクローム写真にひかれるところがあったし、国際的な評価を得たにも関わらず生涯、故郷を離れずにアマチュア精神を貫いた姿勢にも興味があり、もっと色々と作品を観たいと思った。
その後、書店で写真集を手に取る機会が何度もあったけれど、結局は購入もせず、それっきり。
そんな折、大規模な巡回展が埼玉にやってくると知り、これは是非とも行かねば!と思ったのだ。


休日の朝ということもあってか、会場はわりと空いていて、自分のペースで鑑賞できた。
気のせいか、モード系のオシャレなお客さんが多かった。
その中に、御近所の家族連れや、私のようなトトロ体型の田舎の婆さんもいるところが、気楽で良い。(笑)


ほぼ年代順に作品が展示されている。
砂丘を舞台にしたシリーズでは、人物や小道具の配し方のリズムや、砂丘と空の面積の配分など、まさに絶妙。
砂丘で女性モデルを撮影する土門拳を被写体にした作品、なんて変わり種もあって面白い。
これは、カメラ雑誌の企画だったらしい。

砂丘シリーズの他にも、境港の海や近隣の山を背景にした地元の人々の笑顔を映した作品のように微笑ましく素朴な作品もある。
また、植田さんの意図から離れて移ろう自然の美しさ…例えば海面のきらめきや砂丘の波紋に映る影や…という作品も素敵だ。

一枚一枚が、新鮮で面白くて、いくら見ても見飽きない。
モダンでスタイリッシュなのだが、つんとすました風ではなくて、どこか素朴であったかい。
私にとっては非日常の舞台である砂丘だが、植田さんやモデルだちには、ご近所の日常。
だから、シュールレアリズム絵画のように見える一方で、背景とモデルが馴染んでいる自然な雰囲気もある。
でも、決して世界が狭くなっているわけではない。
そこが凄いのだ。
植田さんが、地元で家族や友人知人や自分自身をモデルにして、何にも拘束されないアマチュアとして撮影していたことの意味が、なんとなくわかった気もした。(気がしただけ。)


リアリズムこそが写真の真髄と言われていた時代に、自分の表現方法として演出写真を極めていった植田さん。
強い信念と写真への深い愛があった方なのだなあ、と改めて感銘を受けた。
なんて、わかったふうな事を書いたけれど、作品を観ていて、一番強く感じるのが、植田さんが写真を撮ること、ファインダーをのぞくことに、たまらなく幸福を感じていらしのだろうな、という雰囲気だ。
でも、きっとそれが良い写真を撮る姿勢として必須のことなんだろう。
そんなことを感じたのは、特別展示されていたプライベートに家族を撮影した写真や、運動会を撮影した8ミリ映像を観たからかしらん。

というのが、シロウトの簡単な感想でした。



私のように、殆ど植田正治の作品や、写真芸術そのものに関する知識がない人間でも、充分に楽しめた。
写真に興味がある方ならば、尚更だと思う。
植田さんの作家性そのものが表現された「演出写真」には、好き嫌いが分かれるとは思うけれど、その強いオリジナリティには誰しも感服するはず。

たまには写真展に行くのもいいな、と思ったひと時だった。


植田正治さんについてや作品の画像にご興味がある方は、こちらをご参照くださいませ。

植田正治写真美術館 HP
http://www.japro.com/ueda/index.html




♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:



この写真展(企画展)を鑑賞した後は、常設展『MOMASコレクション』へ。
(詳細は こちら)  

この常設展示は、四半期ごとに展示替がある。
Ⅲ期では、西洋と日本の巨匠の名品から現代アートまで、多様な収蔵作品を鑑賞できる。
西洋画は、ドラクロワ、ルノワール、モネ、ピサロ、ピカソ、フジタ、シャガール、デルヴォーなど……。
日本画は、玉堂、観山、大観、麦僊…など。
観山の屏風を畳に座って間近に鑑賞できるという展示方法は、とても嬉しかった。
とはいえ。
展示室の床に唐突に畳が2~3畳(うろ覚え)敷いてあって、そこで座って鑑賞しても良いと言われても、ちょっとためらう。
近くに、おしゃれな藤椅子も置いてあったので、そちらに座って鑑賞しようか迷ったが、本来の屏風を観る位置から鑑賞できる滅多にない機会だ。
思い切って畳の端に座って観山の超絶技巧をつぶさに観ることにした。
小心者なので、周囲に人がいない時を見計らってだ。(笑)
うっとり見つめていたら、後から他の鑑賞者がいらしたので場所を譲り、形だけみたいになってしまったが、短い間でも傍に座れたので満足。
立ちあがる時に、よろけて倒したりしないかと、どきどきしたけど。(汗)

他にも、新収蔵品のコーナーに熊谷守一の木版画が展示されていて、思わず「わーいモリだぁーheart01」と口に出してしまって、やや恥ずかしい思いもした。(汗)
だって、蟻の版画、すんごく可愛いんだよーー!

古今東西の名品を、空いている展示室で心行くまで鑑賞できて、贅沢の極みであった。

まんぞく、まんぞく。

2011-01-10

『新春TV放談2011』でチーム『ハゲタカ』が高評価

今更だが、1月2日に観たテレビ番組についての記事。
録画しておらず、ゆるんだ頭で観た記憶と、その時にとった数行のメモが頼りなので、不正確なところもあるかもしれないということを、お含みおきください。


1月2日の深夜にリアルタイムで、あるテレビ番組を観ていたら、なんだか嬉しくなってしまった。



新春TV放談 2011
(2011年1月2日 23:55~ 放送)
番組HP http://www.nhk.or.jp/o-giri/tv/


テレビ界で活躍するパネリストたちが、2010年のテレビ番組(バラエティ、ドラマ、 ドキュメンタリー)やブレイクしたタレントについて回顧して、2011年のテレビ界に期待することを語る、という番組。
2009年から始まって、今年は第3弾。
最初の回に偶然に観て、「NHKでこんなに民放の番組の話ばかりしていて大丈夫なのかしら?」と興味をひかれたので、その後なんとなく毎年観ている。

時間の都合でだと思うが、各テーマの掘り下げはアッサリしているし、さほど辛口でもなく、先鋭的な意見だけが出るというのでもないのだが、NHKにしては刺激的な単語が飛び出してくるし、BGMのつけ方が(わざとだろうか)民放バラエティみたいで突っ込みたくなったりして、今年も面白く観た。

ワインを飲みながら生ぬるく観ていたら、ドラマについてのコーナーで、ちょっとテンションup

各トークテーマのきっかけとして、500人から回答を得た「2010年に観たテレビ番組であなたが好きなものは?」というアンケート調査の結果を発表。
「好きなドラマ・ベスト10」の1位は『龍馬伝』、2位は『ゲゲゲの女房』、3位『相棒』。
視聴率では『ゲゲゲ…』と『相棒』に及ばなかった『龍馬伝』が「好きなドラマ」という視聴者アンケートでは逆転というのが面白い。
好き嫌いは分かれるが、好きな人にとっては心に残る特別な大河ドラマ、ということなのだろう。
昨年も同様のアンケートを発表していたが、初めてNHKドラマが1・2位を独占していて、2010年はNHK伝統枠が強かったようだ。
ちなみに、7位に『SPEC』が入っていた。


これを受けて、演出家・大根仁さん『湯けむりスナイパー』『モテキ』 等のディレクター)が、御自分も『龍馬伝』と『ゲゲゲの女房』を夢中ななって欠かさず観ていたと発言された。
そして、『龍馬伝』は、『ハゲタカ』がきっかけで注目している大友さんがチーフ演出なので観た、というようなことを仰ったので、思わず「おおーっ」と声を出してしまったほろ酔いの私。(笑)
更に、大根さんは、「『ハゲタカ』以降、NHKドラマの撮り方が確実に変わった。」とも仰っていた。
『ハゲタカ』と、その制作チームが業界で高く評価されていることは当然なので、テレビドラマ事情に疎い私も驚かなかったけれど、かなり嬉しくなってしまった。
これがファン心理というものだろう。

そして、『ハゲタカ』のチーフDだった大友さんが担当されるからという、素人の私と同じ動機でプロのディレクターが『龍馬伝』を観ていらした、というところも「おおーっ」だったのだ。
シラフになって改めて考えてみれば、業界で高評価を得ている方の新作を同業者が注目するのは当然なのだけれど、ほろ酔いの頭では「やっぱりスゴイなあ、チーム『ハケダカ』は。」と嬉しくなってワインwineが進んでしまった。(笑)


大根さんは、『龍馬伝』を評価するポイントとして、「正直いって脚本は革新的ではないが(←NHKはこの発言をカットしてなかったぜよ!)役者の動かし方と映像のつくりかた、特に美術が素晴らしかった。今までの大河とは全然違う。」というような発言をされていた。
ほおー。
自分の観方は独善的だと思っていたが、『湯けむりスナイパー』を演出された大根さんも、似たようなことを感じていらしたのかもしれない、などとおこがましいことを思って、ちっくと嬉しくなった。
もちろん、私には見えていなかったところをご覧になっていたのだろうが…。
そして、プロの目から観ても、『龍馬伝』の映像・ 美術のクオリティとセンスが抜きん出ていることが改めてわかって、これも嬉しかった。 

同じくパネリストのテリー伊藤さんは『龍馬伝』にゲスト出演された立場でコメントされていた。
衣装にコーンスターチをはたき込んでいた等に始まって空気感に至るまでの全ての作り込みが素晴らしかったこと、現場の雰囲気がとても良かったこと、黒澤映画を彷彿とさせる絵作りだと感じたことなどの感想をコメントしていらした。


もう一か所、チーム『ハゲタカ』絡みの発言があった。
ドキュメンタリー映画監督の森達也さん が、『その街のこども』を、「あえてザラッとした手触りの悪い作りにしているところが良い。今後のドラマの新たな方向性を示している。」と高評価。
わおー、森達也さんが褒めるなんて、すごい作品てことじゃないの!?
森さんのご発言は、毎回、この番組の中で最も傾聴に値するものだと私は感じているので、これは格別に嬉しかった。

御存じのとおり、『その街のこども』は、ドラマ『ハゲタカ』2・3話を担当されていた井上Dが演出され、劇場版も公開される作品。
現在、NHK大阪局で朝の連続テレビ小説『てっぱん』のチーフDを務めていらしっしゃる井上さんは、今後の躍進か最も期待されるNHKのドラマディレクターのお一人だ。


予想外のところで、『ハゲタカ』やチーム『ハゲタカ』が高評価を得ていると、無性に気分が上がってしまい、ワインがグイグイ進んで、へべれけで床に就いたのであった。
(こんな生を送っていたので、すぐに記事を書けなかったところが、ダメダメ人間なのね…。)

この番組の再放送予定は不明だが、NHKオンデマンドで配信されるとのこと。




寒梅

良い天気だったので、買い物帰りに散歩がてら近くの梅林を通った。


紅梅がちらほらと咲き始めていた。

Ume

Ume02

去年は、寒梅に武市半平太のことを思ったりしていたのだが…。


寒梅といえば、『坂の上の雲』第2部での「のどかな春でございます。」と子規が楽しそうにしていた場面を思い出す。
香川照之さんの子規にも会えないんだ……しくしく…。

2011-01-09

『相棒~劇場版Ⅱ』

一週間たってしまったが、元旦に観た映画の感想。


ここ数年、元旦は地元でひっそりと初詣をする程度で、家にこもっていたのだが、今年は、ついでかあって、珍しく映画を観に都内に出かけた。
夫が『相棒 劇場版Ⅱ』を観たいと言っていたのと、私がTOHOシネマズだけで販売されている『チェブラーシカ・アートブック』を買いたかったという2つの目的を達するため、都下某市駅前にあるTOHOシネマズへ。


早めに出発して、午前中の初回を観る前に、シネコンの近くにある神社で初詣も済ませた。
由緒正しく大きな神社なので、朝の9時でも、けっこう混んでいた。
参道には、ずらーっと屋台が出ている。
「チョコバナナ」と「バナナチョコ」は違うのか?とか、「ラーメンバーガー」って何だろう?とか、左右をキョロキョロしながら食べ物の屋台にハゲしく興味を示す私を呆れたように見る夫。

「…今朝、お雑煮食べたばかりでしょ。」
「別に食べたいって言ってるんじゃなくてぇ…」
そんなアホな会話をしつつ、本殿前の行列の最後尾へ。
まだ行列はそれほど長くなかったので、5分くらい並んだだけでお参りできた。
家内安全に加えて、『ハゲタカ』続編絡みで何か進展があるようにと、映画『ハゲタカ』の上映が近場でありますようにとお祈りしましたよ。
こんなにお願いしたのに、お賽銭ケチったから、ダメかなあ。
でも、ドラマ『ハゲタカ』の公式HPも閉鎖されちゃったし、あとは神頼みしか……(泣)


さて、劇場に向かうと、元旦の朝から結構な人出。
念のために前日にwebで座席予約しておいて良かった…。
『相棒』は、長く続いている人気ドラマなので、場内は老若男女がほど良くブレンドされた客層に見えた。
入場するときに、右京さんのポストカードをいただいたが、「神戸くんのはないのかなー」と呟いていた私をお許し下さい。
(もちろん、右京さんも好きですよ。)
私は及川さんのファンではないが、神戸くんのキャラが結構好きなのだ。


映画を観た晩、今度は『相棒 元旦スペシャル~聖戦』を観た。
私たちは『相棒』は好きだけれども、熱心なファンというわけでもない。
ドラマも大がかりなスペシャルよりは、通常の話のほうが好き。
なのに、なぜか『相棒』祭だった元旦の我が家…。


そんな私の、ゆるーい感想を。
ネタバレは無しですが、テーマに関して述べている部分があるので、念のために折りたたんでおきます。
問題ない方のみ先へどうぞ。

続きを読む "『相棒~劇場版Ⅱ』" »

2011-01-02

お手軽アドベンチャーゲーム『消えた鷲津を求めて』

超簡単にノベル形式アドベンチャーゲームを作れるサイトでゲームを作ってみました。

タイトルは 『消えた鷲津を求めて』 です。

重いタイトルですが、内容は軽い、軽い、軽い!


芝野になって、さらわれた姫、もとい、鷲津を救おう!という内容の
3分程度で終了できる超お手軽ゲームです。

ストーリーはシュールでバカバカしく、キャラは全員オカシイことになっていますが、自動生成なので、笑って許してくださいな。
苦情は一切受け付けません。(笑)

とても簡単ですが、ルートが幾つもあって何回でも遊べますので
退屈しのぎにでも、お試しくださいませ♪


ゲームはこちら⇒ http://avg-maker.com/567299.html




※利用したサイトは
【アドベンチャーゲームツクレール】です。

2011-01-01

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

旧年中、弊ブログに御来訪下さった皆様、
どうもありがとうございました。


自分の感じること考えることを、きちんと文章にまとめる力が足りないため、長くて読みにくい文章が多い弊ブログです。
いつまでも頭の整理が下手ですし、文章も上達せず。
相変わらず、霞か雲のような、ぼんやり記事ばかりになりそうですが
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
広大なネット世界の辺境から、皆さまのご多幸をお祈りいたします。


年頭のご挨拶代わりに、干支にちなんだ写真を。

Usagi

先日、熊谷守一美術館で購入した兎のストラップです。
(熊谷守一『うさぎ』 1965年 天童市美術館所蔵をモチーフに使用)



今年も、『ハゲタカ』と鷲津政彦への愛を叫びつつ、
他の萌えネタも補給しながら、
マイペースでブログを続けたいと思います。
今年も何か、新たな興味の対象ができるといいな、と思います。
昨年は、せっかく鑑賞した展覧会や映画の感想を書ききれなかったので
今年こそ、雑記ばかりでなく、感想記事を増やしたいと思っております。
もちろん、『ハゲタカ』ロケ地巡礼も細々と続けますよ~。


このように、雑で生ぬるいブログではありますが、
よろしければ、またお立ち寄りいただければ幸甚です。
もちろん、いつでもコメントお待ちしております。happy01
何か気になる記事がございましたら、お気軽にお声掛けくださいませ。

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