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2011-02-26

ヨコハマ創造都市センターと日本郵船歴史博物館

弊ブログのたてもの探訪シリーズ(?)、横浜に進出。

なお、この記事に掲載している写真は、今回のツアー専属カメラマンと化していた同行の夫が撮影したものです。


平日に休暇をとって、横浜に出かけた。
横浜には、歴史ある素敵な建物がたくさんあり、山手の洋館などは、ガサツな私も乙女になれるような場所なのだが、今回の横浜行きは、ドラマ『ハゲタカ』のケ地を訪ねるという目的も忍ばせてあったのと、時間の制約があったため、馬車道周辺の建物を幾つかサックリと見るだけでいいかなぁ~という楽々プラン。


事前の下調べをろくにせず、簡単なガイドブックだけバッグに放り込んでいったのだが、にわか雨が降ったり風が強くて寒かったりで天候に恵まれず、結局、ブログにアップしたいような物件の見学は1箇所しかてぎなかった。
もう少し暖かくなったら、リベンジしたい。


みなとみらい線・馬車道駅で下車して、6番出口から地上へ。
いきなり方向がつかめなくなり、ウロウロしていたら、夫が目に付いた建物の写真を撮りたいと言うので、まずはそちらへ。



ヨコハマ創造都市センター(YCC)
横浜市中区本町6-50-1

Ycc

いきなり壮麗な古典主義様式の白亜の建物が現れて、ここだけ時代が違うような空気。
バルコニーが美しくロマンチックで、西洋のお姫様が出てきそう♪
しかし、後方の高層部分とのギャップがなかなか凄い。


昭和4年に建てられた元・第一銀行横浜支店の先端バルコニー部分を、1ヶ月ほどかけて170m曳家工法で移動し、横浜アイランドタワーの低層部として組み込んだとのこと。
その他の部分も当時の姿を可能な限り忠実に再現しているそうだ。
都市の歴史的建築を保存・活用する解決法のひとつだとは思うが、両者の印象が違いすぎて、第一印象は正直、「?」だった。
しかし、周囲を見回すと、重厚・壮麗な歴史的建造物がいくつも見えて、その向こうにはランドマークタワーがニョッキリとそびえていて、この新旧共存が幕末から日本に新しい文化を運ぶ入り口となった歴史を持つ横浜らしいのかも、と思った。


中にはカフェもあるそうだが、開館時間前だったので、建物の外観のみ撮影。
後でホームページを拝見してみたら、面白そうなアートイベントやコンサート、美術展などの場になっていることがわかり、事前にもっと調べて、内部に入れる時間帯に訪問するように予定しておけばよかったと後悔。
いつも急に思いついてフラフラ行ってみるから、このように非効率になるというのに、全く学習能力がない。
でも、これも旅(というには小規模だが)の楽しみだ。(開き直り)


※この建物や現在の活用のされ方にご興味がおありでしたら、こちらもご参照くださいませ。

【参考 1】  ヨコハマ創造都市センター web サイト

【参考 2】 UR都市機構 都市デザインポータルサイト内
          横浜アイランドタワー  
    


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


さて、いよいよ、本命の前に到着。


日本郵船歴史博物館

横浜市中区海岸通3-9

Yusen01

Yusen02

美しいいレリーフを施したコリント式の16本の列柱が並ぶさまは圧巻。
昭和11年に日本郵船横浜支店として建てられた。


今年2月20日に、日本郵船歴史博物館の来館者が三十万人に達したそうだ。
めでたい。

日本郵船といえば、『龍馬伝』では汚し系アイドル(なんちゅう造語か)として描かれていた岩崎弥太郎が創設した三菱商会が源となっている大手海運会社。
或る意味、坂本龍馬が率いていた海援隊の志を引き継いだ会社なのだ。
その社史を中心に、海運や船舶について模型や映像などから学べる博物館だ。


がしかし。
私がこちらを訪問したのは、弥太郎には申し訳ないが、博物館で学ぶ・知るという本来の楽しみとは別の目的もあったのだ。

この建物は、ドラマ『ハゲタカ』では三葉銀行本店として登場していたからだ。
『ハゲタカ』の主人公・鷲津政彦が、かつて勤務していた三葉銀行に襲い掛からんとこの建物を見上げる場面で、猛禽が獲物を狙って降下するのを想起させるような羽ばたきの音と鋭い鳴き声の効果音が印象的だった。
そう。
社用(?)のベンツ・リムジンとシボレー・アストロで乗り付けて、ぐっとビルを見上げた後、外国人の部下たちを従えて颯爽と入っていったあの建物ですね。


相変わらずのバカっぷりだが、鷲津が居たところになら、可能な限り行って自分で彼の眼に映ったものを見てみたい。
まあ、出来る限りというのには、公共交通機関で行ける近場であるという意味だが。

出かける前に、速攻でHDに残してあるドラマ『ハゲタカ』第1話の、このビルが登場する場面を確認したとしうのに、興奮したのか、ドラマと同じアングルで撮るのを忘れた。
(夫に指示するのを忘れた、というべきだが。)
交差点越しに撮るべきだったのに、「鷲津たちが乗り込んできたときは、このへんに車を止めたのかな。ちょっと邪魔じゃないの?」とか、「このあたりから見上げていたのかしら」とか、「このドアからバーンと入っていったのかしら。」と、興奮してしまい、とにかく柱を撮れ、というわけわからん指示をカメラマンに出しただけであった。
人通りは決して多くなかったが、それでも付近にお勤めらしいスーツ男子やOLさん風女子が歩道を通るので、通行の邪魔はできないし、怪しげな振る舞いも控えたい。
古いビルのマニアの観光客くらいには見えたかしら…。

ひととおり、立派な外観を眺めた後、せっかくだからと入館してみた。

Yusen03

館内は写真撮影禁止だったので、内部の写真は無しです。

天井に壮麗な意匠のレリーフがあり、実に美しい。
受付で入場券を求める際に、他の施設とのセット券もあると案内いただき、山下公園に行く予定があったので氷川丸とのお得なセット券(500円)を購入。
すると、3月末までのキャンペーンで、山下公園までの片道バス回数券(210円分)もついてきた。
そして、こちらは通常のサービスだそうだが、館内のティーコーナーのドリンク自販機で使用できるコインも一人一枚渡された。
つまり、ドリンク1杯サービス付きですよ。
さすが、巨商・岩崎弥太郎は太っ腹だ。(笑)

展示内容は、海運や船舶に知識も関心も薄い私にも、興味深い展示で、時間があればもっとじっくり観たいくらいだった。
九十九商会を振り出しに、岩崎弥太郎とその後継者達が世界の海に広げていった足跡、隆盛を極めるものの、太平洋戦争に所有の客船が徴用せれ壊滅した後の復興、そして現在をたどる。
様々な船の模型、かつての豪華客船で使用されていたスリーダイヤ印の食器セットや船員の制服とか、豪勢なディナーのサンプル(金持ちの記号であるチキンの丸焼きがナイス。)とかもあり、なかなか面白い。
豪華客船『飛鳥Ⅱ』のパンフレットなどもあり、宝くじがあたったら(この前提が哀しい)横浜の大さん橋から乗って豪華クルーズしてみたいものだ…などとカメラマンと語るのも楽しかった。


企画展は「建築→船 ル・コルビュジェが目指したもの」。

なんと、無料で企画展のパンフレットを配布してくれていた。(先着3500名)。
オールカラー18ページのちゃんとしたものだ。
ケチなところだったら、図録みたいにして販売しそうだが、そこは太っ腹な弥太郎なのだ。(違)


ル・コルビュジエをはじめとして、著名な建築家が豪華客船の機能やデザインにいかに強い関心をもっていたかということが紹介されていた。
パネルや模型の展示が中心だが、船室用の家具なども展示してあって、面白く観覧できた。。
なるほど、大型客船の合理的な機能性には、現代都市の集合住宅のエッセンスがある。
企画展パンフレットによれば、コルビュジエは、著作「建築をめざして」(1923年)の表紙に豪華客船アキタニア号のデッキの写真を使用していて、「商船」という章を設けて、船を「新しい建築の形態」と位置づけている、とある。
船に強い興味がありすぎて(?)頼まれもしないのに客船の設計もしていたという。
オタク体質…?
(あっすみません、巨匠に対して…)
企画展のスペースはこぢんまりしていたので、さくさくと観終わり、ティーコーナーへ。
自販機に受付時に渡されたコインを投入して、暖かいドリンクを飲みつつ、この後の予定を相談。
お昼を過ぎたので、次はランチ…ということになった。



博物館を出る前に、HPで見て気になっていた「郵船式ドライカリー」とか竹久夢二デザインの油取り紙とかをおみやげに買いたいと思い、ショップをのぞこうとしたら、入口にロープが渡してあり、厳つい警備員さんが睨みを効かせていらっしゃる。
ショップは昼休み中でした…。
ちゃんとHPに書いてあるのに、うっかりしてたわ。
しかし、商売っ気ゼロですな。


館内は、終始のんひりまったり静か。
平日の午前中だからかな。
『ハゲタカ』妄想にも浸れるし、なかなか素敵な博物館だった。
特に、客船かお好きな方にはたまらないのではないでしょうか。
乗り物みんな大好き!な夫は、かなり堪能していたようだった。
二人ともハッピーになれて、良かった良かった。

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コメント

こんにちは 美冬さま

その後体調はいかがでしょうか。寒い寒いと言っているうちにも春は確実に近ついてきていますね。これからはひと雨毎に暖かくなるのでしょうが油断していると桜が咲いている時に雪が降ったりしますよね。胃腸をやられた後は免疫力も低下しがちですから充分お体をおいといください。

さてさて、毎回麗しいお写真ありがとうございます。ヨコハマは縁がなくて一度しか行ったことがありませんわ。遠出というと鎌倉でしたので(大河ドラマの「草燃える」にハマり同好の友人と頼朝や北条政子のお墓参りをしたり、鶴岡八幡宮で銀杏の木の葉を拾っては実朝の無念に思いを馳せ、公暁の憎しみにに涙し静御前の「静やしず~」とか密かに口ずさむという今にして思えばデューデリをすでにしていたイタい子でした)

是非とも一度は三葉銀行本店に行ってみたいです。nanakoさんお勧めのBill'Sにも是非とも行きたいです。

そして3月にはBS-hiでドラマ版と映画版の放送がありますね。やはりBOXを持っていてもリアルタイムで放送されるのを見るのは格別ですね。ああ、大きい鷲津(bx tsumireさん)に会いたいです!(まだ一度もスクリーンでのハゲタカを観たことがないんですよねションボリ)

むぎこがしさん

いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。

御蔭さまで、体調は少しずつ回復傾向です。
まだ普通食はとれませんが、だいぶ落ち着いて来ました。
お気づかい、感謝いたします。


>>大河ドラマの「草燃える」にハマり

『草燃える』の放映年は1979年だそうですが…。
むぎこがしさん、ずいぶん渋好みのお嬢さんでしたのね。
鎌倉は見どころ食べどころ(笑)が多く、いつ行っても良い場所ですよね。
私は、鎌倉には3年くらいご無沙汰ですが、泊りがけでゆっくりと観光したい場所です。
横浜も、なかなか絵になる場所が多く、美味しいお店もたくさんありますので、オススメですよ。

>>3月にはBS-hiでドラマ版と映画版の放送がありますね。やはりBOXを持っていてもリアルタイムで放送されるのを見るのは格別ですね。


そうなんですよね!
一挙放映があるたびに、リアルタイムで、しっかり観て、テレビの前で手に汗握ったり、鷲津の素敵さに悶絶したりして、楽しみました。
1か月後に備えて、体調を整えなくては…。

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