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2011年5月

2011-05-29

仙太郎のくず桜

関東も、いよいよ梅雨入り。
雨は嫌いじゃないけど、洗濯物が乾かないのがねえ…。
そして、なんとなく心身がどんよりしがち。


こんな時は、美味しいお菓子でしょう!
大好物の葛菓子をおやつにしよう!
ということで、所用を済ませた後、久しぶりにデパ地下に寄り、いつものぞく仙太郎へ。


いつもどおり、お客さんがガラスケースの前に何人も…。
おつかいものを調えている方ばかりだったので、店員さんが詰め合わせや梱包に忙しそう。
その間、じっくりとケース内を検討して、初志貫徹(笑)して、くず桜を購入。


店頭から頂戴してきたリーフレット「和菓子歳時記」にあるとおり、冷蔵庫で1~2時間ほど冷やした後でいただいた。

仙太郎のくず桜は、桜の葉を贅沢に2枚使用している。
桜の葉の塩気がしっかりしているので、1枚をはがして1/2~1枚の葉と一緒にいただくのが、私の好みだ。

Kuzusaku

ちみに、うつわは先日、買い求めた堺克弘氏の作。
(関連記事は⇒ こちら )

ブツ撮りが下手なので、この写真では、くず桜もうつわも魅力が伝わりにくいが、とても良く合っていた。


私は、もちもちむちむちした和菓子が大好きで、葛菓子、求肥、ういろう等には目が無い。
中でも、梅雨から夏にかけては、葛菓子が不動の一位だ。(笑)
もちもちむちむちスキーの私は、くず桜の周りの葛の部分を重点的に味わうという偏ったいただきかたをするのだが、仙太郎のくず桜は食感・のど越しが抜群で、長年のお気に入りなのだ。
もっちり、つるん、ぷるんとして、心地よい。
中のこしあんは、さらっと上品で、葛との相性もよろしい。


前述の「和菓子歳時記」には、葛粉と甜菜糖と熱湯をかき混ぜるのは、“熱い、力ずくの仕事”だと記されている。
職人さんのお仕事のおかげで、涼やかなくず桜をいただけるのだ。

2011-05-27

ついに阿部寛さんの加賀恭一郎がスクリーンに!

こうなるかも…と期待してたんですよ。

うれしいさぁ~。
(『ニセ医者と呼ばれて』ギャラクシー賞奨励賞記念に沖縄風味っす。)



阿部寛主演「新参者」映画化!東野圭吾、シリーズ最新作「麒麟の翼」で加賀恭一郎刑事が事件に挑む!
シネマトゥディ 5月26日




阿部寛さんの加賀恭一郎に、スクリーンで会える!
うーーん、来年の1月かあ…。
待ち遠しいなあ。
『テルマエ・ロマエ』もあるし、阿部ちゃんの主演映画が続きますよー。
超真面目な古代ローマ人も、加賀恭一郎も演じられるのは、阿部ちゃんだけ!

今年後半から来年初めにかけて、贔屓の役者さんの主演作が続くので、寿命が延びるかも。(笑)
いや、萌えすぎで大丈夫か>私の心臓heart01

2011-05-25

あるべきようわ 三嶋りつ惠展@資生堂ギャラリー

久しぶりに、銀座をぶらぶら~。

天気が良い休日の銀座にしては人通りが少ないような気がした。
そういえば、大地震があった3月11日の夕方に、超満員のバスで銀座を通った時は、車道は大渋滞、歩道も家を目指して歩く人々で埋め尽くされていたっけ…。

ドアマンがいるハイブランドの旗艦店と、ファストファッションのメガストアが交互に並んでいる銀座のお店状況(?)を、今更ながら実感しつつ、ウインドウショッピング。
そして、これまた今更だが、松坂屋にLAOXの大きな看板が出ているのを見て、つい、「赤いハゲタカ…(←使い方が違う気が…)。」と呟いたり。sweat02


そんなふうに、あちこちを覗き、気づけば8丁目の資生堂前に。
オープンしたばかりのザ・ギンザ に、赤いリボン。

資生堂は本社社屋も建て替えるし、外資が目立つ昨今の銀座で、攻めの姿勢バリバリ。
いいですなあ。
なんといっても、創業の地だものね。

Ginza03

通りを一本はさんだ銀座資生堂ビル(資生堂パーラーのビル)には白いリボン。
こちらも、1階と11階がリニューアルしたそうな。

Glnza04

このビルの1階にオープンしたデリも気になったが、諸々の都合により、後日またの機会にのぞいてみることにして、地下1階にある資生堂ギャラリーのほうに立ち寄った。


資生堂ギャラリーは、質の高い展示を無料でじっくりと鑑賞できる志高い企業ギャラリーであり、美術ファンにとって嬉しい場だ。

現在、同ギャラリーで開催中の展覧会は、ベネチアで二十年以上創作活動をされているガラス作家、三嶋りつ惠さんの個展『あるべきようわ』。

ベネチアングラスといえば、華やかな色ガラスというイメージだが、彼女は透明ガラスだけを制作している。
透明ガラスにこだわるのは、「光の輪郭を表したい。ガラスを通して光を表したい。」からだと、5月22日の『日曜美術館』の≪アートシーン≫でのインタビューで仰っていた。

その透明なガラスの自在な形と輝きに魅せられて、会場を何周もしてしまった。
そして、なんといっても、作品展示の演出がとても良かった。


にぎわっている1階ショップ脇から細い階段を下りていくと、一転、しいんと静かな白い細い廊下。
吹き抜けには、透明なガラス玉が輝きながら長く連なる。
廊下の先には、鏡に囲まれて一点だけ作品が展示してあり、なんだか神々しい。
地下の展示会場も白一色で、大きな四角い台に大きめの作品が一面に展示されている。
台の下から照明をあててあり、作品の不思議な質感と形状に、複雑で美しい輝きを与えている。
鑑賞者は、その台を見上げるようにして作品を観られるし、台をぐるりと囲んでいるステップに登って横から(私は背が高くないので横からだが、背が高い方なら上から)も鑑賞できるので、また違う表情が楽しめる。
どうやって作ったのだろうと不思議に思うような独創的な形状のガラス作品の数々。
植物の実を連想するような有機的な形のもの、古代遺跡から出土した祭祀器のような神秘的なものなど、全て透明なのに、それぞれが異なる表情と輝きで、観ていて想像が膨らむ。
また、壁面に沿った展示スペースには小さな作品がいくつも展示してあり、バラエティに富み、豊かな表情を持っていた。

会場の一角には、展覧会タイトルについての説明も掲示してあった。

展覧会タイトルである「あるべきようわ」(阿留辺幾夜宇和)は、鎌倉時代初期の高僧、明恵の座右の銘だったといわれています。その意味は「あるがまま」や、「あるべきように生きる」ということではなく、時により事により、その時その場において「あるべきようは何か」と問いかけ、その答えを生きようとすること。*
(*河合隼雄『明恵 夢を生きる』講談社文庫、1995年10月、pp253)
三嶋が日々「かたちはどこから生まれるのか、どこにあるのか」という問いかけを自分自身に行い、創造 していることに通じることから、今回の展覧会のタイトルに選びました。
 (資生堂ギャラリーwebサイト/展覧会案内ページより)

2周目は、この展覧会タイトルの意図を踏まえつつ、ギャラリーのスタッフが渡してくださった展示作品一覧で作品名を確認しながら鑑賞。
一周目に感じた印象と作品名の印象が合致していると、なんとなく腑に落ちたような気になるのが、我ながら単純だ。(苦笑)
答え合わせしているわけではないのだがhappy02……。


そして、資生堂ならではの素敵な演出もある。
視覚以外にも訴えかける仕掛け。
これは会場を訪れてのお楽しみ。


なお、この素晴らしい会場の構成は、建築家・青木淳さん が担当されたとのこと。


光と一体化した有機的で神秘的な作品の造形美、それを更に美しく演出する空間構成、照明。
白と光だけで構築された会場で、自分の感覚を総動員して光の豊かな輪郭をたどり、楽しみ、静謐なひときを過ごせた。
規模は決して大きくないが、テーマ性の深い秀逸な展覧会だと思った。
このような展覧会を銀座で、しかも無料で観られることに感謝。


ちなみに、私は週末のお昼頃にお邪魔したが、その時の来場者は自分を含めて5~6人程度。
そして、スタッフが3名。贅沢~。
空いているので、ゆっくり心行くまで観られた。
私の経験では、資生堂ギャラリーでは、もっと空いていることがほとんどだったので、今回は人気の展覧会なのかもしれない。

ガラスに興味がおありの方、お近くにお立ちよりの機会には、是非。
6月19日までです。
私も、できればもう1回、観に行きたいと思っている。



なお、作家プロフィール、会場演出の意図、作品の画像等は、文末にリンクしてある展覧会案内ページに詳細に紹介されています。


「あるべきようわ 三嶋りつ惠展」

会期: 2011年4月12日(火)〜6月19日(日)
会場: 資生堂ギャラリー
  東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階

平日 11:00〜19:00/日曜・祝日 11:00〜18:00
 毎週月曜休
※入場無料

展覧会詳細は⇒こちら

2011-05-23

児玉清さんと阿部寛さん

かなり遅い話題で、かつ、自分のぼんやりとした感慨をだらだらと書いただけなのだが、追悼と感謝の意をこめて拙ブログに上げておく。




5月16日にお亡くなりになった児玉清さんの追悼番組『アタック25~追悼・児玉清さん 永遠の紳士』を、昨日、途中から観た。
この番組は、スタッフの児玉清さんへの尊敬と信頼、そして深い愛情を感じる内容で、暖かく良い追悼番組だった。


日曜日の午後は、たいてい普段さぼっている家事をやっつけているので(笑)、あまりテレビをつけていないのだが、この日はHDDの整理をした後、テレビに切り替えてザッピングしていたのだ。
ふと、児玉清さんが旅先で絵筆を走らせていらっしゃる映像が流れた。
あわてて番組表を確認すると、児玉さんの追悼番組であることがわかり、無意識のうちに姿勢を正した。
最初の10分くらいを見逃してしまったようだ。


児玉さんの洒脱な味わいのある水彩画をテレビ画面を通して目にして、ふと、昨年の1月に丸ビルのエントランスホールで開催されていた『龍馬伝』展のことが思い出された。
主要な出演者のサイン色紙が展示されていたのだが、その中には、もちろん児玉さんの色紙もあった。
自筆の水彩画が描き添えてあり、多才な方だと感心したのを覚えている。
絵は、児玉さんが演じられた龍馬の父・八平が歴代藩主の霊廟の門番としての役目を務めている姿を描いたもの。
サラリと描かれているけれど、八平さんの誠実さと、慈愛に満ちた人柄が滲み出ているようで、他の女性観覧者が福山さんや佐藤健さんのサインに群がるなか、私は児玉さんの色紙をじっくりと拝見したのであった。
児玉さんが描いた八平さんは、児玉さんが創りあげた八平さん像であり、また児玉さんご自身でもあろう…と思うと、第1話で好きになった八平さんのことをますます好きになってしまったのであった。

(児玉清さんを偲んで、5/29に『龍馬伝』第7話「遥かなるヌーヨーカ」の再放送があります。⇒詳細)

役者・司会者としてだけでなく、読書家・書評家としてのお姿を知る機会も、NHK BSの『週刊ブックレビュー』や、小説の巻末解説など、度々あった。
翻訳もののミステリばかり読んでいた頃、児玉さんが、アメリカ人作家のかなり長い作品の巻末解説を書いていらしたのを拝読した。
解説文中に、海外で原書を求めて読まれたと何気なく書かれていて、長くて医療用語や警察用語などの専門用語が多いミステリなのに、さすがだわ…と感服したのを覚えている。
自分は日本語で読んでも、なかなか進まなかったのに。(頭脳格差…)

博学博識で多芸多才でいらっしゃるのに、ひけらかしているような誤解を与える印象は一切なくて、決して嫌味にならない品性と知性は、やはり本当の紳士だった。


さて、児玉さんのことを考えるとき、私が必ず思い出すのが、ある新聞に書かれていた映画『青い鳥』のレビューで、主演の阿部寛さんのことを高く評価していらしたことだ。
新聞や雑誌記事のスクラップをしない(できる性格ではない)ので、確認できず、頼りない記憶なのだが。
阿部さんの人間性の素晴らしさと役者としての努力と挑戦を評価してくださり、良い作品だという主旨のレビューだった(と思う)。
ドラマ『HERO』で共演した後も、阿部さんの仕事を児玉さんがご覧になって深く理解してぐたさったこと、そしてほめてくださったことが、阿部さんを応援している者としては、本当に嬉しかった。
「評論家」にほめられるより、ずっとずっと嬉しかった。
「児玉清さんに評価されたなら、本当に良い作品、良い芝居だったのよ!良かったね、阿部ちゃん!」と心の中で叫び、感激して目が潤んだっけ……。
私は、応援している役者さんやミュージシャンのメディア露出や関連記事を逐一追うことはしない、かなりゆるーーい態度なので、「ファン」と自称しないのであるが、だからこそ、自宅で夕刊に目を通しているときに、思いがけず、児玉さんが阿部さんを気にかけていてくださって、仕事を公平な目で評価してくださるレビューを読めて、かなり舞い上がったのだと思う。
『青い鳥』は静かに心に沁みる、本当に良い作品です。
未見の方は、機会がおありでしたら、是非。



阿部さんは、児玉さんの通夜に参列した際には、囲みインタビューも受けていた。
(関連記事 「阿部寛ら児玉さん偲ぶ」 サンスポ 5/21)
デカイから目だってしまったのだろうか。(こらこら)


インタビュー映像の黒縁メガネの阿部さんが、(私から見ると)イカしてて、不謹慎ながら、私はグッと萌えツボを押されてしまった。
映画『奇談』での短髪&黒縁メガネでシブイ阿部さんは、孤高の天才・諸星大二郎が描く異端の考古学者・稗田礼二郎とはかなり違っていたが、それがかえって良かった。
作品には、突っ込みたいところもあったが、阿部さんは素敵だった。(結局、そこが言いたい。/笑)

基本的に私は縁なしまたはメタルフレームメガネ萌え(最強は鷲津政彦+スタルクアイズ/笑)だが、阿部ちゃんに限っては黒縁も良いのだ。っていうか、とにかく良いのだ。(意味不明)


ええと、論旨がずれたが……。
児玉さんを惜しむ阿部さんの静かな口調と深い眼差しに、彼の児玉清さんへの敬愛があふれていて、うるっとした。
素晴らしい先輩を出会えてよかったね、阿部ちゃん。



児玉清さんのご冥福をお祈り申し上げます。
児玉さん、これからも阿部寛さんを暖かく見守ってくださいね。

2011-05-21

銀座の天使

銀座四丁目にて。

天賞堂銀座本店の天使。

人通りが少なかったので、初めて写真を撮れました。

Ginza01

この天使くんのご近所に…

Ginza02

ショーウインドウの中を覗き込んでる~~
爪先立っている感じがラブリーheart04
このウインドウの中も、とっても可愛いクマさんいっぱい♪
「カドリー・ブラウン」というテディベアのお店でした。

再び、壁紙要注意

ハゲ……がお好きなんですか?」

「は?」


なにを唐突に。
とんだ言いがかりだ。
私は、ドラマ『ハゲタカ』第2話において、料亭で鷲津にやや高い声(笑)でまくし立てられた直後の大河内のバカ息子ノブアキみたいな声を出してしまった。
背後に立つ長身のKさん(三十代・男性・妻子あり)を見上げると、彼はにこやかに、今度はハッキリと繰り返した。


「ハゲタカがお好きなんですか?」


昼休み明けのことだった。
私の部署に用があったKさんは、私のデスク斜め後方に立っていた。

昼休中は電源を落としていたPCを起動したところだったので、いつもは前面に出ている部署専用システムのメニュー画面は立ち上がっておらず、真っ先に私がオフィスのPCの壁紙として使用している鷲津ファンドのロゴ画像が出てきた。
すぐに、いつものメニュー画面を出したのに、Kさんはその壁紙に気付いてしまったのだ。


常に冷静沈着にして頭脳明晰で紳士的、いつもデスクが綺麗に片付いている(←無関係だけど/笑)、「うちのエース」最有力候補のKさんからの意外な質問に、私は瞬時に答えられなかった。

この壁紙に気付いた人が、かつて一人いた。(⇒ 「壁紙要注意」 )
だか、もう誰も気がつかない、または知らないと思って油断していたのだ。

私が固まっていると、Kさんは冷静に指摘した。
「鷲津ファンドのロゴがありましたね。」

おおおおおーーーっ。
まあ、なんということでしょう!


鷲津ファンドのロゴに瞬時に反応する人物が勤務先にいようとは、夢にも思わなかったので、私は驚くと同時に妙なテンションになってしまいそうだった。

しかし、今は勤務時間中。
目の前には上司、隣の席には「ク●がつくくらい真面目」な派遣スタッフT嬢。
気をつけないと、周囲にドン引きされる。
私は必死で平静を装おうとしたが、久しぶりに家族以外と『ハゲタカ』話ができる喜びを抑えきれなかった。
もう、汲めども尽きぬハゲタカ愛のダムが決壊寸前だ。


「大好きなんです!(←告白?)すごーーく、ハマりました。」
と、凄い勢えて答えると、Kさんの笑みが深まった。(私の気のせい)
Kさんは、ドラマ初回放送から『ハゲタカ』が気に入って、再放送のたびに観ているし、映画は映画館で1回観て、レンタルBDとテレビ放映で何回か観たという。
「どちらも面白くて、何回観ても飽きません。」とKさん。

「そうなんです!スルメみたいですよねえ!」
私のハゲタカ愛放出の勢いはとまらなくなってしまった。
そして、最初に映画を観て→ドラマ→映画→ドラマ→映画……
の無限ループに入ってしまったことを語ってしまった。

すると、人間が練れているKさんも、さすがに困惑げな表情になってきた。
上司もT嬢も、引いている感じ…。
そもそも、仕事中に無駄話をしすぎだろうって空気が…。
うわ、やばい。

あわてて、「えへへっっ」とか不気味な笑みを浮かべて話を終えると、Kさんは、「良い作品ですからね。」とフォローしてくれた。オトナである。
そして彼は、「あんなに質が高くて面白いんだから、続編を作って欲しいと思いますけど…。」と続けた。

あああ、それは私が日々願ってきた、そしてこれかも願うことなのよーーー。でもでも。

思わずため息をついてしまった。
「私もそう思ってるんですけどもねcrying
「あれ、作らないって情報が流れてたとか?」

そこで、大友啓史さんがNHKをお辞めになった ことをKさんにお話しした。

すると、彼も残念そうだった。
「うーーん、NHKでは出来ないことも沢山あるだろうけど、『ハゲタカ』はNHKだから出来たんでしょうから、続編を期待するうえでは残念ですけど…。まあ、あれを超える作品を期待しましょう。それに、映画なら続編の可能性は少し残ってるでしょうし…」
Kさんは、またもや大人の発言をして、爽やかに去っていった。
できたヒトだ。

残された私に、上司とT嬢の発する 「仕事中になんの語してるんだ」
な視線annoyが刺さって来た。

ま、温度差はあれど、『ハゲタカ』ファンが勤務先に一人はいることが分かっただけでも、十分さ。

2011-05-18

あるサラリーマンの銀幕への挑戦!

「嫌だなあ、雨は。」 

この春に新調したばかりのスーツをクローゼットから出したり引っ込めたりしながら、我が執事こと夫が、映画『ハゲタカ』の登場人物・劉一華の台詞をつぶやいていた。
つぶやいているが、あらさまに聞こえよがしだ。

「刃物を渡されて、歩いている超イケメンを襲ってぐたさい…とか言われたら、どうしょうかな。」
「スーツ泥だらけになっちゃうよ。」
「ていうか、僕が襲われる超イケメンのほうかも…」
(↑映画『ハゲタカ』をご存じの方にしか通じない…)


それまで聞こえないフリをしていたが、さすがに耐えかねて、待ったを掛けた。
「寝惚けたこと言うんじゃありません!!」

一喝しても、執事はめげなかった。

「いや、いつチャンスが巡ってくるかわからないから、準備は怠りなくしておかないと。えーっと、ネクタイはどっちが映りがいいかな?」
「……どうでっちもいいわよ。」


ということで、その翌日、夫は新しいスーツで雨の中を都内某所に出かけていった。


既にクランクアップし、現場で口止めもされなかったということなので、せっかくのネタ、記事に書いておこう。

夫は、先日、映画のエキストラ・ボランティアなるものを初体験したのだ。

4月から5月にかけて、リフレッシュ休暇を断続的に取ることになった夫は、せっかくだから、何か初めてのことをやってみようと思い立った。そこで、或る映画のエキストラに登録していたのだ。
しかし、募集メールは随時来るものの、ちょうど出勤する日だったり、遠方での撮影だったり、年齢等の条件が合わなかったりで、なかなかチャンスが廻って来ない。
諦めかけていたところで、とうとう、「おいでませ」メール到着!
スーツ着用のこと、という指定があり、冒頭の馬鹿話につながるわけだ。


撮影当日のことは、私自身の経験したことでなく、またオトナの事情も考慮して、詳しくは書かないでおくが、いちおう、簡単に彼から聞いた話をば。





ちなみに、夫の役は「通行人」。(←予想通り)
雨の中、3時間も立ったままで飲まず食わずで、撮影準備が整うのを待っていたそうな。

ゲーノージンに関心がない夫は、俳優さんを至近距離で見られたことには、たいして感動もしていないようで、
「●泉さんは、あのとおりの声だった。」
「小●●平クンは、とっても可愛くて華奢。」
くらいの感想しか言わなかった。
しかし、撮影準備の様子は面白かったらしい。
短いシーンの撮影に、多くのスタッフがそれぞれに動いて入念に細かい作業が進められていくのが興味深かったそうだ。

だが、自前のスーツ姿のままで、髪を整えたりもされなかったそうなので、たぶん後頭部すら映っていない可能性大。
いや、参加したシーンそのものが完成版に入っているかどうか…。


ともかく、本人としては立ちっぱなしで疲れたものの、なかなか面白い体験だったらしい。
エキストラ世話係(?)のスタッフ氏から、「良かったら、また応募してください。」と勧められたケン・ワタナベ主演の映画『はやぶさ』のエキストラにも、早速、登録したという。


そうそう。
撮影参加の御礼として、夫が頂戴してきたのは、こちら。

Neo1

ふふふ、何と言う作品がおわかりですね。

ステッカー1枚。
撮影後半で、ノベルティグッズが無くなってしまったらしい。

さて、『はやぶさ』からはお声がかかるでしょうか…

2011-05-17

堺克弘 作陶展@松崎画廊

生まれて初めて、陶芸家の個展というものに行ってしまった。
その体験記。(って、大げさな。笑)


自慢じゃないが、焼き物に関して、ほとんど知識が無い。
たまーに、茶道具や陶磁器の展覧会に行ったりもするが、「わーきれー」とか「すごーい」とか、幼い反応しかできない。

昨年、サントリー美術館で開催された『鍋島展』に大感激したのと、古田織部が主人公のアニメ『へうげもの』が、同時代を描いている某大河ドラマの何倍も面白いのとで、今までより陶器に興味を持つようになったが、まあ、そんな程度っす。(汗)
なのに、いきなり個展かい。
魔がさしたのか。(笑)

個展に出かけた経緯は省くが、結果として思い切って会場に足を踏み入れてみて良かった。

Toka01 ※ 記事内の写真は全て主催者の了解を得て撮影したものです。



堺克弘 作陶会
 (ギャラリー陶花 銀座展示会)

会期: 5月14日(土)~5月20日(金)
     10:00~19:00
       (堺さんは17・18日以外は会場にいらっしゃるとのこと。)
会場: 松崎画廊 
     東京都 中央区 銀座4-3-11 松崎ビル3F
      (場所はこちら

 ※ 堺克弘さんのプロフィールはこちら



会場は、銀座の老舗「松崎煎餅」が運営する「松崎画廊」。
同店の3階にある。
ビルの3階でエレベーターを降りると、目の前にはお花がたくさん…。
気後れして挙動不審になっていると、受付の女性tが「こんにちわ」と声をかけてくださった。
今後の案内をいただくために記帳。


そっと会場に入ると、既に何人もの来場者がおられる。
良かった……他のお客さんがたくさんいらっしゃれば、自分が場違いだと察知したら即座にフェイドアウトしやすい…。
と、小心者モード大全開。

Toka02

入口で作家からの「ごあいさつ」を読みつつ、会場の様子をちらっと観ると、展示即売される作品である花器やカップ等を手に取り迷っている方が複数。
手に取れるということは、目が飛び出るようなお値段でもないということね。
この作家の作品は日用の器が主だし、前々から陶花さんの通販サイトを見て、おおよその価格は知っていたけれど、なんといっても作家が一点ずつ制作した器なのだし、個展に出すものは結構なお値段かも……という心配(?)もしていたのだ。
またまたホッと胸をなでおろす超小心者の私である。


来場者に作品の説明中の男性がいらっしるのを視界の隅で確認。(←どんだけ小心者か…)
きっと、作家ご本人だ……。
うーーん、こういう場は、やはり主催者の得意客や、作家の関係者や贔屓客が来るのだろうから、自分のような無関係の人間が来るのは、本当はまずかったのかなあ。
やはり、場違いだったかと後悔。
しかし、並んでいる作品のデザインと質感に、思わず手にとってみたくなる雰囲気があり、小皿をひとつ、試しに掌に乗せてみた。
しっくりくる肌触りと重み。
(そして、こっそり値札もチェック……sweat02
色遣いがシックで私好みだし、なかなか使いやすそうなものが多い。
模様や形も、ありそうだけれど、ありきたりではない。
ストライプや幾何学模様が多く、これに数字や英語のフレーズがあしらってあるものが目に付く。
モダンなデザインなのに、冷たくならず、温もりがある。
ちょっと不思議な雰囲気だ。
ひとつずつ、表情が違うのも魅力的。
値段も、しがない勤め人の私でも手が出る範囲だ。
自分用に、何か欲しいな…。


などと思ってウロウロと作品を拝見していたら、声を掛けられた。
なんと、作家ご本人、すなわち堺克弘さんであった。
ひゃーーsweat01
ちょっと緊張してご挨拶したのだが、物腰柔らかく落ち着いた雰囲気の方で、お話していると、こちらが安堵するような印象を受けた。
立ち姿も、お話になる口調と内容も、とてもスッキリと明瞭なのだが、構えたところや尖ったところがない。
気さくな方なので、ついつい、作品について恥ずかしいくらい初歩的な質問などしてしまった。
堺さんは、板状にした粘土から形を作る「たたら成形」という技法で作陶されているとのこと。
(…と教えていただいた。何も知らなくてごめんなさい……)
こんなドシロウトにも分りやすく、丁寧に明晰に説明して下さり、言葉を的確に整理して表に出す能力が高い方だと感心した。
創造する才能がある人って、言葉の力もあるなあ。


堺さんの「ごゆっくりご覧ください。」というお言葉に従い(笑)、その後は、ゆっくりと、どの子を連れて帰るか楽しく迷いまくった。
短い間ながらも堺さんとお話した後に、改めて作品と向き合うと、やっぱり作者のお人柄がしっかりと表れているのがわかり、ますます器たちが魅力的に見えてきた。


Toka03          

会場には、お花を生けた素敵な花器がいくつも展示してあり、かなりそそられたのだが、我が家では花を生けるようなスペースも心のゆとりもなく、今回は見送り。(泣)
迷っているのを見かねてか、堺さん自らストック棚の中をさがしてくださったりして、大恐縮。
本当に飾りけのない好青年だ。
迷っているうちに、次第に目と手が離せなくなったお皿とカップがあり、結局、それらから厳選(オオゲサ)して、何点か買い求めた。

会場を後にする際には、主催者「ギャラリー陶花」の社長さんらに見送られてしまい、少ししか買い求めなかったのに、なんとも申し訳ないやら恥ずかしいやら。(笑)


自分がこれから使う器の作者さんと対面して、その器についてお話するなんて、初めてのことだ。
連れて帰った器たちは、もうすっかりウチの子になって、食卓やリビングテーブルで、突出せず、しかし充分に存在感を放ってくれている。
愛おしんで使う器になるだろう。
連れ帰った素敵な器たちの写真は、いずれまた。



会場を出る前に、お花を撮影させていただいた。

Sakai_4

           

 てへっ。
  ミーハーですみません。

2011-05-16

原美術館でアート&ランチ

ゴールデンウィーク中の平日、品川の原美術館に出かけた。
永遠の初心者美術ファンの私が、正真正銘の初々しい美術ファンだった十代の頃に、初めて現代美術に触れ、また、美術館の建築や展示空間にも興味をもつようになったのが原美術館だったと思う。
興味を持っただけで特に美術史の勉強もせず、ずうっと「ふんわり」と鑑賞しているので万年初心者なのであるが、まあ、これはモノグサ流美術鑑賞の道というとにしておこう。(笑)


若い頃は幾度も出かけた美術館なのだが、この十年余りはなんとなく現代美術の展覧会に行く機会が減ってしまい、また出不精に拍車がかかったこともあり、気づけば長らく訪れていなかった。
今回の訪問が十年ぶりくらいだったろうか。




原美術館
東京都品川区北品川4-7-25
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html



品川駅から徒歩で10~15分の静かな高級住宅街・御殿山にある高い塀に囲まれた洋館が、現代美術との出会いの場だ。
前庭のいたるところにも屋外展示作品があるので、庭のオブジェのみならず足元も見逃せないのだ。
(個別に写真は撮らなかったが…)

Hara02

開催中の「原美術館コレクション」で、懐かしい常設作品と再会したり、ご無沙汰している間に収蔵品となった作品や、普段は群馬県渋川のハラ・ミュージアム・アークの収蔵品庫に収めてある作品と初対面したりで、とても面白かった。


幸い、空いていたので、他の来館者とは廊下ですれ違うものの、お互いに様子を見て別の展示室に入っていたので、各展示を独占してじっくり見られた。
とっても贅沢♪

アラーキーの写真にしんみりし、束芋にゾクッとし、奈良美智に微笑み、ジャン=ピエール・レイノーには困惑して。
という感じで、感情のふれ幅が大きくて、体の奥で縮こまって固まっていた気持ちの一部のストレッチができたひとときだった。


個別の作品の詳細な感想は書かないが、相当に遅れはせながらの初対面の常設展示作品では、奈良美智さんの「My Drawing Room」を存分に観られたのが嬉しかった。
屋根裏部屋風の空間は、2004年に原美術館で開かれた奈良さんの個展の際に制作され、会期終了後もそのまま常設展示されているインスタレーション。
奈良さんが自身のアトリエを模して制作されたそうだが、おもちゃ箱みたいで楽しく、細部まで作りこんであって、見飽きない。
ちなみに、原美術館webサイト内「Door to Art」の「Library 03」で、2004年に奈良美智さん自らが撮影された「My Drawing Room」の動画が観られる。(Flash)
ご興味がおありでしたら、是非。⇒ こちら



展示を堪能した後は、中庭に面した「カフェ・ダール」でランチ。

この日は平日だったので空いていたが、それでも私たちのようなフツーの中高年や、モバイルPCを持ちこんで仕事をしているらしいスーツ男、美大生風メンズ、カップル風、オシャレ業界人ぽい外人さんなどなどで、テラス席が半分以上埋まっていた。

Cafe01

この日は少し暑かったので、とりあえずビール。
写真には映らなかったけれど、コースターのデザインまでもがスタイリッシュ。
気持ち良さそうなのでテラス席にしたが、日差しが気になるお年頃なのに、無謀であった……。(今さら後悔)

Cafe02_2

ランチプレート (1050円)。
仔牛肉とインゲンの煮込み、蒸鶏のガラムマサラマヨネーズソース、フィッシュ&チップス、スモークサーモンとハーブ風味クリームチーズのオープンサンド。
特に美味しかったのがオープンサンド。
大きくて厚みのあるサーモンは臭みがなく、なめらか。
全体的に、味も量も、お値段に十分に見合っている。
欲を言えば、1品は野菜料理が入っていると嬉しかったかな。

Cafe03

お料理をいただいた後は、カフェ・ダールの人気メニュー「イメージケーキ」(735円)を別注文。
開催中の展覧会の作品からパティシエが学芸員と相談して作りあげるオリジナルのケーキ。

今展覧会のイメージケーキはこちら。

Cafe04

なかなかのインパクトでしょ?
黒ゴマムースとベリーソース。

束芋の「にっぽんの台所」がモチーフかしら?
カフェの方に確認しそびれたので確信はないが…。
デザインは痛そうだが、お味は痛くなく(当然)、黒ゴマの香り高く、さっぱりめのムースで、ペロリといただけた。
ソースがもっとあつても良いかも……でもそうすると、血の海になるか…。


ケーキのモチーフとなったと私が思っているインスタレーション作品「にっぽんの台所」は、美術館2階の暗くて小さい部屋で展示されていて、入口前に「この作品は刺激が強いのでご了解ください。」というような説明文があり、ちょっとびびった。(弱気すぎ)
10年以上前の作品であるが、古さは感じない。
そして、良い意味で制作時の作者の若さが感じられた。
束芋の作品は、そこはかとないユーモアと同時に黒さもあり、シュールな作風なのだが、その色彩表現も強いインパクトがある。
手元にないので内容は確認できないが、昨年の「BRUTUS」浮世絵特集で、北斎と比較していた記事があり、私は「おー、そうそう、そうだ、色遣いが北斎っぽい。」と膝ポンであった。
なんて、今更思い出したくらい記憶力減退…。


えー、というわけで、アートとランチとケーキをごちそうさまでした。


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原美術館 開催中の展覧会

Be Alive! 原美術館コレクション (ギャラリーII~V)
  2011年1月14日(金)~6月12日(日)

プロジェクト「ミカリーン トーマス:母は唯一無二の存在」
 (ギャラリーI)
  2月17日(木)~6月12日(日)

2011-05-11

品川アクアスタジアム

連休中の或る日、事情は割愛するが、お昼後の2時間ほど、品川駅周辺で時間をつぶさなければならなくなった。

さてどうしませう?となった時に、駅の近くに水族館あったよね!?と思い出した。



品川アクアスタジアム
http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/aquastadium/


急に思いついたので事前に調べておかなかったのだが、何年か前に行ったことがあるので、場所はだいたい覚えていた。
駅前の品川プリンスホテルに隣接しているので、方向音痴の私でも無問題。

だらだらと坂を上がっていくと、エントランス前に誘導スタッフさんが待ち構えていて、アクアスタジアムを目指してくる観光客に入口の案内をしている。
誘導されるままにビルの中へ。

Aqua01

入口の自販機でチケット購入。
大人一般は1800円。……結構しますね。


エスカレーターで2階の水族館へ。
連休中の平日であったため、盛況ではあるが混雑しているというほどでもない。
ベビーカーを押しているご家族連れが多かった。

Aqua02

ぶらぶらと展示水槽を見て歩いていると、2時からイルカのパフォーマンスショーが始まるというアナウンスが流れた。
あと20分くらいあるけど、席の様子を見ておこうか…とドルフィンプールへ。
円形プールをぐるりと囲んで席が階段状に設えてある。
前3列は水をかぶる可能性が高いというので、4の列目に座ることにした。(あまり変わらん気が…)

プールの奥では、トレーナーさんたちがイルカの状態チェック中?

Aqua03

やがて、イルカたちのウォーミングアップが始まった。
最初はゆるーく泳いでいたイルカたちが、次第にノリノリになっていき、よくまあプールの壁にぶつからないものだと感心するくらいのスピードですいすいぐるぐる泳ぎ、ジャンプするそぶりを見せたりもする。
ニクイやつらだ。
それを見ているだけで、わくわく。


ガッツリ見なくてもいいよね~時間つぶしだしぃ~、と、ややクールに構えていたのに、ショーが始まったら夢中になってしまった。

軽快な音楽に合わせて、幾度もジャンプして、くるくる回転して、イルカたちとトレーナーさんたちによる楽しくて元気いっぱいのパフォーマンスは、とっても素晴らしく、あっと言う間に20分間のショーが終わってしまった。
イルカたち、とっても楽しそうで、トレーナーさんたちと遊んでいる感じ。

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水上浮遊?
いいえ、イルカに乗った青年です。
Aqua05
お疲れ さま~♪

Aqua09

もお、めちゃめちゃカワイイっ!


最後に、ハゲタカ風アングル?で撮ってみたが、ただのピンボケに…sweat02

Aqua10

ランチ@Antibes

ゴールデンウィークに、三菱一号館美術館で『ヴィジェ・ルブラン展』を楽しんだ後、同じ丸の内ブリックスクエア内にあるレストランでランチ。

その前に…。
ブリッククスエアのポケットパークに咲いていたオオデマリを…。

Hana01

さて、ランチは。

Antibes  (アンティーブ )

東京都千代田区丸の内2丁目
丸の内ブリックスクエア 2階
http://www.antibes-tokyo.jp/




週末のブリックスクエアは混雑していて、ランチは予約しないと入れない飲食店も多いようなので、念のため、前日にweb予約しておいた。
当日、お店に伺ってみると、やはり予約で満席。
気軽なランチに利用しやすそうなお店かしら?と、適当にあたりをつけけて決めたお店だったのだが、なかなか人気のお店らしい。

ちなみに、お店を監修していらっしゃる山本秀正シェフがマンダリンオリエタル東京(←ハゲタカ脳が反応する文字列……笑)の初代総料理長を務めていらしたから、という理由で決めたわけではない。
そこまで行動にハゲタカを強引に絡めないですから。(笑)



ちょっと狭い感じだけれど、仲通りを見下ろす大きい窓があり、シックで大人っぽい内装。
女子に喜ばれそう。
私がお邪魔した休日ランチの客層は、やはり女子とカップルのみ。
平日ランチは近隣のサラリーマンも利用するのかしら。


お店の入口前に、三菱一号館美術館のチケット半券を提示するとワンドリンクサービスと控えめに(笑)掲示してあるのを、しっかり者の連れが気づき、オーダーの際に内容を伺った。
すると、半券提示で、ウーロン茶、オレンジジュース、スパークリングワインのいずれかを一杯サービス、とのこと。
勿論(?)、スパークノングワインをお願いした。
昼から一杯なんて、休日っぽい。


今回は初訪問だったので、軽めにパスタランチ(1800円)で様子見。

 ◦ミックスベビーリーフのグリーンサラタ
 ◦ミネストローネスープ
 ◦パスタ・リゾットメニューより1 つ選択
 ◦デザート
 ◦コーヒー・エスプレッソまたは紅茶・ハーブティー



サラダとミネストローネの写真は撮り忘れ…。
ま、普通レベルに美味しい。
サラダののドレッシングが少し塩からった。
自家製フォカッチャとシトラスコムハニーホイップバターが旨かったので許す。(どういう立場ですか…)


パスタは、私は水菜と小エビのミンチのクリームソーススパゲティ。

Lunch02

パスタのゆで加減はちょうど良かったし、ソースの小エビも歯触り良くて、美味しかった。
クリームソースは濃厚だけど、しつこくなくて大人向け。


連れは、フレッシュバジルとプロシュートのジェノベーゼのコンキリエ。

Lunch03

隣に座っていてもバジルの香りがふわーーっ。
目で訴え過ぎたらしく(笑)、連れが「一口どう?」と勧めてくれたので、喜んで一口ずつ交換。
こちらも、ゆで加減良く、ソースも美味しい。

パスタの量がたっぷりで、これで満腹。


デザートは、、ガトーショコラとアイスクリームの盛り合わせ…何のソースだったかな?(うろ覚え)
量も適切で、それぞれ美味しかった。

Lunch04

全体に、お味も量も、十分に価格に見合っていて、場所を考慮に入れれば、そこそこリーズナブルだと思う。
お店の雰囲気も問題なし。
ただ、「是非、また!」というところまでは、もう一歩かな。(偉そう)


特にサービスに問題を感じたわけではないが、丁寧な方と、ややカジュアルな方と、少しばらつきが感じられたので、ちょっと戸惑った。

ランチセットを1回いただいただけでは、なんとも言えないので、次の丸の内ランチの時に、今度はコースを試してみようかな。

2011-05-09

ヴィジェ・ルブラン展@三菱一号館美術館(会期終了)

皆様、楽しい連休をお過ごしになりましたでしょうか?
私は、都内の美術館と周辺でぶらぶらして、経済的かつ地味に過ごしました。
どこで何をしたのか、すぐに忘れると思うので、備忘録を兼ねて連休中のお出かけ記事をちびちびと書いていきます。


まずは、5月8日で終了した展覧会の感想。
アップしそびれている間に、終わっちゃった。sweat01

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

自分に足りないものを浴びたくなって、甘美、華麗(←最初に加齢と変換される私のPCって…涙)、優雅…といった要素がたっぷりの展覧会へ、連休前半に行ってきた。



マリー・アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展


【会場】 三菱一号館美術館
        東京都千代田区丸の内2-6-2

【会期】 3月1日~5月8日

展覧会HP ⇒ http://mimt.jp/vigee/index.html

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ブリックスクウェアの新緑が爽やかで、気持ちが良かった。


展覧会のサブタイトルに 「華麗なる宮廷を描いた女性画家たち」 
とあるように、エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブランの回顧展であり、同時代の女性画家たちを紹介する展覧会でもある。
震災前に手にしたチラシで知ったのだが、マリー・アントワネットのお抱え画家として高名なルブランの本格的な回顧展が、実は祖国フランスでも開催されたことがないとは意外だった。
日本でも、初めて本格的に彼女の画業が展覧されるというので、これは貴重な機会と思い、出かけたのだ。

また、日本の現況を鑑みれば、しばらくの間は日本で開催される展覧会に、海外の美術館や個人が所蔵する美術品を多く貸与してもらえることは減る可能性が高いであろうから、今のうちに見ておかないと、後悔必至という思いもある。
ものぐさな美術ファンの私も、今まで以上に展覧会に足を運んで美術品と出会いたいと思っている。



美術館入口と最初の展示室は、予想以上に混んでいた。
観覧者のほとんどが妙齢(←察してつかあさい…)の女性というのも驚き。
先月行った岡本太郎展では若い殿方が多かったが、ルブラン展は女性、それもベテラン(←自分も含む)が90%くらいで対照的だった。


ルブランは、マリー・アントワネットの肖像画を描く画家として「ベルサイユのばら」に登場している。
この展覧会には、アントワネットの肖像画のほかに、ベルばらに登場する貴婦人の肖像画も展示されているということで、ベルばらファンと思われる今昔のお嬢さんが詰めかけていたのだろう。

私自身は、ベルばらファンというわけではない。
友達から借りて読んで、とても面白いと思っていたし、アニメも観たけれども、深くハマったというレベルではなく、今となっては細かいところはかなり忘れている。
高校生の世界史の自由研究で、何をどう間違ったのか、ロベスピエールについてのレポートを書いたので、華麗な薔薇の記憶が血なまぐさい政治闘争の話で吹っ飛んだのかも。(笑)
しかし、何故そんなテーマを選んでしまったのか、さっぱり思い出せないし、頑張って書き上げて良い評価をもらったレポートだったということは記憶しているのに、内容も忘れているというボケっぷりが自分で怖い。
というか、どういう女子高生だ。sweat02

ということで、ベルばら的関心は薄めだが、展覧会の内容に興味があり、丸の内へ足が向いたのだった。

全9章建てのうち、ルブラン作品は7章以降。
しかし、ルブランにたどり着くまでも、日本ではあまり紹介されて来なかった18世紀フランスで活躍していた女性画家たちの美しい作品との出会いがあり、深い関心を持って観ることができた。

中でも異色と感じたのは、第3章「フランス王妃マリー・レクジンスカの中国風居室」。
ルイ15世の妃であるマリー・レクジンスカが、ヴェルサイユ宮殿の自室を当時流行のシノワズリで彩るために、4人の画家の助力を得て描いた中国趣味の大きな彩色パネル8枚が展示されているのだ。
画像はこちら

マリー・レクジンスカはポーランド王女で、フランスに嫁ぐ前に父王から絵画の手ほどきを受けていたという。
フランス王妃自らが筆を執った作品が8枚も。
なんと贅沢な!
いずれも見事な出来栄えで、マリー・レクジンスカの技量と教養の高さを感じさせ、そして異国の王宮での彼女の孤独な時間を想像させた。


未知の画家が多いため、職業画家の作品の隣には、画家の自画像の写真入り紹介パネルが添えてあるのが、万年初心者の私には嬉しかった。
どの画家の自画像も麗しく、いちいち「わー美人!」と反応するオヤジ脳な私。
まあ、当時、画家の自画像はサンプルであり、宣材でもあったろあから、少しは美貌と雰囲気が水増しというケースもあったかも?

展覧会全体が、明るく優美な絵が多く、絵画の相棒である額のデザインも可愛いものや、豪華で凝ったなものが多くて、これぞロココという空気が流れていた。
自分に足りない甘美な空気をたっぷりと吸い込めた。
吸い込んでも身にはならなかったのが哀しいが。


特にお気に入りの作品、印象深かった作品を少し挙げておく。

まずは、こちらの美女。

Cape

        マリー=ガブリエル・カペ 「自画像」

上野の国立西洋美術館で御馴染の美女・カペ。
ブルーのドレススとリボンがよく似合っている。
なんて素敵なんざんしょう。
余裕たっぷりで自信に満ちた微笑が、西洋美術館では、私の眼には奔放で高慢そうにも見えていた。
ま、そこが魅力的で好きなのだけど。
1783年、22歳の自画像だそうなのだが、22歳の若さで、この美貌と才能なら、こういう表情になって当然。
ていうか、これで正解。(笑)
でも、丸の内の三菱一号館では、西美で観ている時より明るめの照明で観たせいか、展示室の雰囲気のせいか、いつもよりも愛らしく溌剌としたお嬢さんに見えて、いつまても飽きずに見つめてしまい、一度離れた後に、また戻って観てしまった。
やはり、照明や展示されている場の様子などで、絵は違って見えるものだと、と改めて実感。
そういえば、高めの位置に展示されていて、カペから見下ろされている感じがして、そこがまたしびれたような気も。
あれ??(笑)


さて、カペにみとれた後は、主役のルブランの作品。
この人も、才能と美貌に恵まれた画家だ。
彼女は画家の娘として生まれ、十代からその才能を発揮していた。
十三歳の時に弟を描いた作品が素晴らしい。

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         ヴィジェ・ルブラン 「画家の弟」



知的好奇心旺盛そうな美しく澄んだ瞳。
こちらに微笑みながら語りかけたくるような表情。
なんて素敵な美少年。
それにしても、十三歳でこれほどの肖像画を描くとは。
エリザベト・ルイーズ……怖ろしい子!



ルブラン作品は、フランスをはじめとする宮廷を彩った王族や貴族たちの肖像画が並んで、百花繚乱。

ベルばらにも登場しているポリニャック夫人の肖像画も。
綺麗なのだが、ちょっと意地悪そうに見えるのは、気のせい?(笑)

Pic01

       ヴィジェ・ルブラン「ポリニャック公爵夫人」


ルブランの作品は、いずれも明るく美しく気品があり、モデルを魅力的に描いている。
特に女性ならば、「この画家に自分の肖像画を描いてもらいたいわ♪」と思うはずだと納得。
現代でも、女性を綺麗に撮るのか上手いカメラマンて、いるでしょ?
そういう感じではなかったのかしらね、ルブランの評判が上がり始めた頃って。

でも、ルブランの肖像画は美しく気品があるだけでなく、人物に血が通っているように生き生きとしていてデリケートで、まるで描かれている人物から目で呼び止められているような気がして引き込まれる。
この感覚は、実際にルブランが描いた肖像画の前に立たれた方には少しは理解していただけると私は(勝手に)思うのだが…。

描かれている人と画家かどういう会話をしていたのか、モデルが何を思っているのか、想像してみたくなる。

優れた肖像画家が皆そうであるように、ルブランはモデルの内面を描き出すことに成功していると感じた。
ルブランは、きっとモデルと笑顔で雰囲気良く話しながら、実は外見と内面の両方を鋭く観察して描いていたんではないだろうか。



7章で、ルブランと並んで取り上げられていたのが、ルブランのライバルでもあるラビーユ=ギアール。
前述のカペは、ギアールの弟子であり、長く恩師夫妻の傍にいてく交流していたという。

彼女の作品の中では、師匠であり、後に再婚相手となったヴァンサンを描いたこの一枚が出色だと思った。

Vansan

アデライド・ラビーユ=ギアール 「フランソワ・アンドレ・ヴァンサン」

ヴァンサンの人柄と知性がにじみ出る素敵な肖像画。
画家とモデルの信頼関係も感じられる良い表情だ。


ギアールと同時に、女性画家として初の王立絵画彫刻アカデミー会員となったルブランだったが、革命で運命が変転。
王妃お抱えの画家として命を狙われる前に愛娘を連れてフランスを脱し、イタリアへ向かう。
フランスに残った画商の夫は、亡命ではなく絵の勉強のためのイタリア遊学だと革命政府筋に説明して、妻の立場を護ったそうだ。
ルブランはイタリア各国の王族から歓待され、その後、オーストリア、ロシアの宮廷からも強く請われて、旅を続け、描き続けた。
異郷の地でも研鑽を積み続けて作品は高い評価を得ていたが、フランス革命が収束すると、母国の画壇から請われてフランスに無事に帰国した。
その後も長く第一線で人気・実力を兼ね備えた画家として活躍していく。
亡命中や帰国後の作品も豊富に並んでいて、試練を乗り越えて彼女が画家としてステップアップしていったことも良く分るような構成になっていた。

こうして彼女の作品を観て行くと、ルブランが秀でた画才だけでなく、その人柄も、アントワネット始めとする王族・貴族などのセレブや同業者たちから愛されていたのだろうと思われた。
特に、この自画像の表情なんて、とても優しくて愛らしくて、こちらも微笑んでしまうし、心を開いて仲良くなりたいタイプの女性に見える。
同性からも好かれる自立した美人って最強。

まさに、絵筆と自分の才能と人柄で生き抜いた美貌の才女。
日本だったら、大河ドラマとかテレビ小説のヒロインになりそう?

Lebrun    
    エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン 「自画像」


マリー・アントワネットは、ヴィジェ・ルブランを宮殿に招いて肖像画を描かせている時、二人で楽しくおしゃべりしたり、一緒に歌って過ごすこともあったという。
華やかな牢獄に暮らす王妃にとって、同い年のルブランと向き合う時間は、心が楽になる嬉しいひと時だったのではないだろうか。


華やかな画題の美しい絵に見惚れながらも、当時のフランス画壇と女性画家、モデルとなった人々に思いを馳せることもできた展覧会だった。
このように、テーマに沿って工夫して作られている展覧会は、今まで知らなかった何かや誰かに関心を持ち、調べたり考えたりするきっかけになって、とても楽しく有意義だ。
まだ若い美術館だからこそ挑戦できるテーマが色々とあると思うので、三菱一号館美術館のキュレーターさんたちには、今後もこういう素敵な企画を期待している。



鑑賞後、グッズ売り場に立ち寄ったら、ピンクで統一されていて、薔薇がふんだんに飾られ、薔薇の香りがほのかに漂い、なんとまあロマンティクなこと。
特設会場では絵葉書を数枚買い、常設のお店では先日の記事で触れた着せ替え人形の本を買ってしまった。
ささやかに、日本経済のために頑張って(?)おりますよ。(笑)

2011-05-08

連休クマさんズ

ちょっと意味不明なタイトルで申し訳ない。(笑)

さきほどまで、連休中に撮った写真の整理をしていました。
ふと気付いたのですが、連休後半にクマに縁があったらしいです。


食事をした都内のお店で、こんなクマさんを見かけたので、つい写真を撮ってしまいました。
今日は母の日ですが、特にプレゼントもせず、このクマの写真をメールで送っただけの手抜きな娘・嫁な私でございます。bearing

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この子たちは、連休中に我が家にやって来た双子(?)ちゃん。
上のシェフクマちゃんたちの兄弟かも?

Bear02


そして、連休中に飲んだ(えっ)クマさんです。

Bear03

2011-05-05

こいのぼりと紫の花と

電車とバスを乗り継いで、府中の森公園に出かけた。

公園に行くバスが来るまで時間があったので、府中駅近くの大国魂神社に寄ってみると、お祭りの準備で賑わっていた。
本殿前には大きな鯉のぼり。
風が弱くて、あまり元気よく泳いでいる姿は見られなかったが、自宅周辺には、これだけ立派な鯉のぼりもないので、十分に満足。

Koi

公園では、藤棚の藤が艶やかに咲いていた。
甘い香りも漂って、しばし夢見心地。
藤娘が現れそう……。
しかし、目の前に現れたのは、大きな蜂。
藤の花には蜂がつきものらしい。(と思っているのは私だけ?)
うっとりしていられないのが玉にきず。(笑)

Fuji01

Fuji02

公園内の府中市美術館近くにも、紫の花を発見。
桐の花でした。

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Kiri02

桐の花をちゃんと見たのは初めてかも?
藤の色艶、桐の清廉。
同じ頃に咲く紫の花だが、それぞれの美しさと香り。


桐と藤と言えば、源氏物語。
源氏にどっぷりハマっていた娘時代に戻り、少し雅な気分に。
花と緑を愛でながらの散歩って、心をほぐす運動にもなる。


……誰ですか、桐と藤と言えば、花札とか思っているのは。(笑)

2011-05-04

生誕100年 岡本太郎展@東京国立近代美術館

実は、これは、半月くらい前に書いた下書きを基にしている。
ほぼ書きあがったところで、色々と追加したくなって、そうしたら止まらなくなってしまい、書いた本人もわけが分らなくなってしまった。
そうなると、どうにも手がつけられなくて、放置プ●イ 塩漬け状態になっていたのだ。
でも、今年こそは、タイミングを逸して感想記事をアップしそびれないようにしたいと思っているので(と言いつつ、すでにいくつかアップし損ねている)、ほぼ最初に書いた内容に近いものに書き直してアップしておく。
どんどん記憶容量が減っているので、自分が行った場と、その時の気持ちなどを簡単に記録しておかないと、全く思い出せなくなりそうなのだ。

ということで、混雑状況については、全く参考になりません。
また、展示順に沿って作品の感想を書いた部分は全てカットして、全体的に感じたことのみ残しました。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


4月中旬、久しぶりに美術館に行ってきた。
美術展の感想は、もっと久しぶりsweat02

東日本大震災以降しばらくは、なかなか美術館に行く時間と気持ちの余裕が無かった。
だが、4月に入って、一日お休みが取れたので、気になっていた展覧会へ行くことにした。

Taro_2


生誕100年 岡本太郎展

【会場】 東京国立近代美術館

【会期】 2011年3月8日(火)~5月8日(日)
      

【開館時間】 日によって異なるのでHPでご確認ください。

詳細はこちら⇒ 公式HP  http://taroten100.com/index.html

      

私が出かけたのは半月前の平日だったが、なかなか盛況だったものの、展示スペースを広くとってあったので十分に自分のペースで見られる程度。
しかし、連休に入ってからは、時間帯によっては入場制限があるほどだそうだ。
上記HPから混雑情報をチェックできるので、ご参考まで。


さて、私が何故、岡本太郎展に行ったのか。
太郎ファンというわけではない。
だが、NHKで放送されたドラマ『TAROの塔』が「ベラボー」に素晴らしくて、第1話を観終わった瞬間に、「岡本太郎展を観なくては!」と思ったのだ。
単純だ。(笑)


うん、行って良かった。
面白かったですよ。
私のような岡本太郎ビギナーからコアなファンまで、それぞれが楽しめるように企画されていた。
「岡本太郎という生き方」を、感じたり考えたりできるようになっていた。

展示作品や、掲示されている太郎さんの言葉からエネルギーを受け取れたが、対峙する自分も、相当にエネルギーを使った。
元気なときでないと、疲れるかも。
作品と向き合っていくうちに、太郎さんからの、「もっと考えろ。」とか「わかったフリなんかしなくていい。」というメッセージがどんどん突き刺さってくるようで、なかなかハードだったが、それだけに入り込めて面白かった。

「いつも何かと闘っていた岡本太郎。
その波乱の歩みを七つの「対決」でたどります。
                     展覧会HPより

既成概念や古い価値観などとの対決を切り口とした展覧会の作り方が、ドラマ『TAROの塔』のテーマと通じるところがあったのも、入り込めた原因のひとつかもしれない。


入口から、どっぷり太郎ワールド。

この展覧会のテーマであり、名作ドラマ(もう決定)『TAROの塔』での印象的な台詞に使われてきた言葉を冠した作品『ノン』が、我々を出迎える。
これが、太郎さんが貫いた哲学であり、芸術の真髄なのかもしれないなあ、などと思いながら歩を進めていくわけだ。
だが、そう簡単に分らない。
分られてたまるか!という太郎さんとの「対決」が、次から次へと観るものを待ち構えている。

東近美の会場の使い方が余裕があって贅沢だった。
作品ごとの空間が広いので、外に向かって爆発し、こちらにエネルギーを放出してくる太郎作品と、ちゃんと向き合えた。

太郎さんの作品は、どんなに重いテーマでも、沈鬱にならず、根源的な力強さと明るさがあるので、会場にいる間、刺激を受けて緊張することはあっても気分が下がることは殆どなかった。
ちょっと辛かったのは、キワモノ文化人的扱いを受けていた頃のテレビ出演の映像くらいかな。
テレビ番組に出演しても迎合せずにいた姿は、ドラマ『TAROの塔』で松尾ズズキさん演じる太郎さんがメディア露出の意図を語っていた場面と重なり、ちょっと切なくなってしまった。

また、「芸術は爆発だ!」のCMが流れていたのは嬉しかった。
当時、私はあのCMはカッコイイと思って観ていた。
でも、それを友人達に言ったら「えー、ヘンなCMだよ~」と言われてしまった…。
昔から、マイノリティ街道まっしぐらだった。(笑)

私にとって、岡本太郎は、「芸術は爆発だ!」の人だった。
NHKの土曜ドラマ『TAROの塔』を観るまでは、そうだった。
ちなみに、『TAROの塔』は今年一番の傑作ドラマだ。(まだ5月なのに早くも断言。)
このドラマで、既成概念や体制に「否(non)」と叫び続け、孤独に闘って、血を流しながらも笑ってみせていた芸術家であったことを初めて知ったようなものだ。
展覧会の体験のしかたは人それぞれだが、私の場合は、ドラマを観てから展覧会に行って良かったと思う。


絵画作品は、『TAROの塔』にも登場した「痛ましき腕」や「森の掟」を始めとして、過去にいくつか観たことがあるのだけれど、立体作品をこれだけまとめてみるのは初めて。
太郎作品に多く観られる仮面のような顔や原色多用な点などは、これだけ多くの作品に囲まれると、太郎初心者(笑)の私としては、正直、「またか…」と感じる瞬間もあった。
しかし、暗黒の軍隊時代の作品が見られたり、後年の多方面にわたる多彩な作品に目を奪われて、「へえ、こんな仕事もしていたのか。」と驚かされているうちに、マンネリ感も解消。

SF映画の宇宙人のデザイン(着ぐるみの仕上がりがビミョー過ぎ…)、歌舞伎の舞台装置と衣装デザインなんていうお仕事も紹介されていた。
また、太郎さんがデザインを手がけた家具、時計、ネクタイ、可愛い水差し「水差し男爵」、ティーセットなんてのもあって、面白かった。

昔、テレビCMでやっていた「グラスの底に顔があってもいいじゃないか。」の顔のグラスも展示されている。
このグラス、久しぶりに改めて見ると、すっごく良いんですよ。
復刻して売り出してくれないかしらん。


会場で一番盛り上がっていたのは、やはり第4章「人類の進歩と調和との対決」のコーナー、つまり大阪万博のコーナー。
太陽の塔の1/50スケールの模型が回転展示されているのを見て、大阪万博を経験している世代のおじさんたちのテンションが異常に上がっていた。(笑)
だが、私は大阪万博の記憶が殆ど無い。
行っていないので映像でしか知らないからだろう。
なんと(?)大阪に行ったことすらないので、万博後も実物を見ていない。
親戚のお土産の太陽の塔の貯金箱が家にあったのは覚えていて、あの不思議なデザインが脳内に刷り込まれている感じではあるが…。
やはり、実物を見ないと、その「ベラボー」さは分らないのかも。
いつか、本物を見なくては。


ラストで、太郎さんに圧倒され、締めに太郎さんかの言葉を浴びるようにして終了。
さらに、出口で、一人一枚、三角くじのような「太郎の言葉」をいただけるサービス満点ぶり。

ちなみに私がいただいたのは、

  「下手なら、むしろ下手こそいいんじゃないか。」


ありがとう、太郎さん。
文章を書いたり構成したりするのが下手な自分がブログを続ける励みになります。


この数年、ややシブめの展覧会に出かける機会が多く、(自分を含めて)シニア層が多い会場に慣れていたのだが、岡本太郎展は、若い方、特にオシャレなメンズが多くて、ちょっと新鮮だった。(笑)
美大生とか、デザイン関係のお仕事をされている方かしら。


グッズ売り場には、様々なTAROグッズが並んでいたのだが、私が衝動買いしたのは、先日の記事で紹介した「太陽の塔」のミニチュア
海洋堂さんのフィギュアもあったが、結構なお値段だったのでパス…。
人気のガチャガチャは、私が行った時期には在庫切れで休止中だったが、現在は復活している模様。
ただし、かなりの人気で長蛇の列だそうですよ。


私のような太郎初心者から、太郎マニア、そしてEXPOオタクな方々にも楽しめる展覧会だと思いました。
行って、観て、体感して、損はありません。
5月8日までです。

2011-05-02

フランス王妃のスタイリストざます。

いやー、まさか、この歳になって、紙の着せ替え人形を買うとは思いませんでしたわ。



Marie Antoinette Paper Dolls

Cover

(反射してしまいました…sweat02


先日、三菱一号館美術館のショップ「store 1984」で、衝動買い。

マリー・アントワネットの着せ替え用紙人形+ドレス15着。
さらに、王妃専属デザイナーのローズ・ベルタンの人形とドレスもついてます。
この一冊で、貴女もフランス王妃マリー・アントワネットのスタイリストになれます!


写真ではわからないですが、様々なシーンに合わせたドレスは、どれも豪華で優美で、とっても素敵♪
ドレスは細部まで凝ったデザインで、眺めているだけで非日常に心が飛んで、うっとり~heart04

私は、ゴージャスでエレガントなドレスと無関係な人生を送っていますが、お姫様のドレスを見るのは幼いころから今に至るまで大好き♪
でも、自分で着たいと思ったことは無いんです。
見てうっとりするの専門。
まー、日本人の庶民が、おとぎ話のお姫様みたいなドレスを着るとなるとコスプレになる気もするけど。(笑)
それに、大昔、自分の結婚式と披露宴でウエディングドレスを着てティアラもつけたから、もういいや。(今から着たらコワイよ。)
あのときは、コスプレ好きな人の気持ちもわかりましたが、恥ずかしかったかも。(笑)


肝心の本の中はこんな感じ。

Doll01

これも反射して見辛くなってしまいましたが、左はアントワネット様のペーパードール。
下着も可愛い~。
でもコルセットって大変そう…。

Doll02

こちらは着せ替えドレスの一例。
優美や可愛いが素敵にインフレしてるロココなり。(笑)


それにしても、この頃のセレブのヘアスタイルってとんでもないことになっとります。
とにかくヘアと飾りの盛りが半端ないっすよ。
表紙なんか、もう仮装の域みたいなってる…



調べたら、作者の Tom Tiermey さんは、沢山のペーパードール本を出している作家さん。
オフィシャルサイトを覗いたら、シャネルや、なんと、ダライ・ラマの着せ替えペーパードールもあり…。

私の好みとしては、ビクトリア朝のドレスとかバレリーナの衣装とかのも、いいなあー。

とても細密に描かれている美しいペーパードールとドレスなので、切って遊ぶなんて出来ませんわ!
……老後の楽しみにとっておこうっと。
(もう老後に片足突っ込んでますけんどね…。)


お店では945円でしたが、amazonではもっとお得でした……。

2011-05-01

休日の日比谷公園

この数年、大型連休には遠出せず、都内でぶらぶらと美術散歩や庭園散歩を楽しんで過ごすことが多い。
もう、枯れてます。
夫婦そろって実家は都区内なので、「近いからいつでも行けるしー。」と面倒くさがって帰省もしない親不孝者だし…。


今年のゴールデンウィークのしょっぱなは、いくつも記事の卵を抱え込んでいるのを孵化させるためにPCに向かおうと思っていたのに、なぜか『テルマエ・ロマエ』をまた読んじゃった。
もちろん、ルシウス君の声は私の愛しい阿部寛さんの声ですよ。(笑)
更には、貸し出していたのが戻って来た『聖☆おにいさん』の全6巻を一気読み。
いやー、何回読んでもサイコーな最聖コンビです。
……しかし、なんという、地味で引きこもりな休日だ。


せっかくの休みなんだからと、都心に出かけた。
お出かけの成果(?)についての記事はまた後日。
(あー、また宿題が…。)
まっすぐ帰るのも勿体ないので、日比谷公園に寄ってみた。


日比谷見附跡側の高台から見下ろす心字池の噴水。

Ike

残念ながら、藤棚は工事中とのことで、傍には行かなかったのだが、お花は咲いていたという情報を帰宅後に知ってガッカリっす…。
代わりに、第一花壇近くの藤の木。

Fuji01

Fuji02

シャガの群生。

Shaga

今まで遭遇したことがなかったのだが、日比谷公園に暮らしている猫がかなりいるらしい。
公園に来る人々が食べ物をやるのか、どの猫も栄養よさそうだった。


黒猫とたんぽぽ。

Neko

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