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2011-05-17

堺克弘 作陶展@松崎画廊

生まれて初めて、陶芸家の個展というものに行ってしまった。
その体験記。(って、大げさな。笑)


自慢じゃないが、焼き物に関して、ほとんど知識が無い。
たまーに、茶道具や陶磁器の展覧会に行ったりもするが、「わーきれー」とか「すごーい」とか、幼い反応しかできない。

昨年、サントリー美術館で開催された『鍋島展』に大感激したのと、古田織部が主人公のアニメ『へうげもの』が、同時代を描いている某大河ドラマの何倍も面白いのとで、今までより陶器に興味を持つようになったが、まあ、そんな程度っす。(汗)
なのに、いきなり個展かい。
魔がさしたのか。(笑)

個展に出かけた経緯は省くが、結果として思い切って会場に足を踏み入れてみて良かった。

Toka01 ※ 記事内の写真は全て主催者の了解を得て撮影したものです。



堺克弘 作陶会
 (ギャラリー陶花 銀座展示会)

会期: 5月14日(土)~5月20日(金)
     10:00~19:00
       (堺さんは17・18日以外は会場にいらっしゃるとのこと。)
会場: 松崎画廊 
     東京都 中央区 銀座4-3-11 松崎ビル3F
      (場所はこちら

 ※ 堺克弘さんのプロフィールはこちら



会場は、銀座の老舗「松崎煎餅」が運営する「松崎画廊」。
同店の3階にある。
ビルの3階でエレベーターを降りると、目の前にはお花がたくさん…。
気後れして挙動不審になっていると、受付の女性tが「こんにちわ」と声をかけてくださった。
今後の案内をいただくために記帳。


そっと会場に入ると、既に何人もの来場者がおられる。
良かった……他のお客さんがたくさんいらっしゃれば、自分が場違いだと察知したら即座にフェイドアウトしやすい…。
と、小心者モード大全開。

Toka02

入口で作家からの「ごあいさつ」を読みつつ、会場の様子をちらっと観ると、展示即売される作品である花器やカップ等を手に取り迷っている方が複数。
手に取れるということは、目が飛び出るようなお値段でもないということね。
この作家の作品は日用の器が主だし、前々から陶花さんの通販サイトを見て、おおよその価格は知っていたけれど、なんといっても作家が一点ずつ制作した器なのだし、個展に出すものは結構なお値段かも……という心配(?)もしていたのだ。
またまたホッと胸をなでおろす超小心者の私である。


来場者に作品の説明中の男性がいらっしるのを視界の隅で確認。(←どんだけ小心者か…)
きっと、作家ご本人だ……。
うーーん、こういう場は、やはり主催者の得意客や、作家の関係者や贔屓客が来るのだろうから、自分のような無関係の人間が来るのは、本当はまずかったのかなあ。
やはり、場違いだったかと後悔。
しかし、並んでいる作品のデザインと質感に、思わず手にとってみたくなる雰囲気があり、小皿をひとつ、試しに掌に乗せてみた。
しっくりくる肌触りと重み。
(そして、こっそり値札もチェック……sweat02
色遣いがシックで私好みだし、なかなか使いやすそうなものが多い。
模様や形も、ありそうだけれど、ありきたりではない。
ストライプや幾何学模様が多く、これに数字や英語のフレーズがあしらってあるものが目に付く。
モダンなデザインなのに、冷たくならず、温もりがある。
ちょっと不思議な雰囲気だ。
ひとつずつ、表情が違うのも魅力的。
値段も、しがない勤め人の私でも手が出る範囲だ。
自分用に、何か欲しいな…。


などと思ってウロウロと作品を拝見していたら、声を掛けられた。
なんと、作家ご本人、すなわち堺克弘さんであった。
ひゃーーsweat01
ちょっと緊張してご挨拶したのだが、物腰柔らかく落ち着いた雰囲気の方で、お話していると、こちらが安堵するような印象を受けた。
立ち姿も、お話になる口調と内容も、とてもスッキリと明瞭なのだが、構えたところや尖ったところがない。
気さくな方なので、ついつい、作品について恥ずかしいくらい初歩的な質問などしてしまった。
堺さんは、板状にした粘土から形を作る「たたら成形」という技法で作陶されているとのこと。
(…と教えていただいた。何も知らなくてごめんなさい……)
こんなドシロウトにも分りやすく、丁寧に明晰に説明して下さり、言葉を的確に整理して表に出す能力が高い方だと感心した。
創造する才能がある人って、言葉の力もあるなあ。


堺さんの「ごゆっくりご覧ください。」というお言葉に従い(笑)、その後は、ゆっくりと、どの子を連れて帰るか楽しく迷いまくった。
短い間ながらも堺さんとお話した後に、改めて作品と向き合うと、やっぱり作者のお人柄がしっかりと表れているのがわかり、ますます器たちが魅力的に見えてきた。


Toka03          

会場には、お花を生けた素敵な花器がいくつも展示してあり、かなりそそられたのだが、我が家では花を生けるようなスペースも心のゆとりもなく、今回は見送り。(泣)
迷っているのを見かねてか、堺さん自らストック棚の中をさがしてくださったりして、大恐縮。
本当に飾りけのない好青年だ。
迷っているうちに、次第に目と手が離せなくなったお皿とカップがあり、結局、それらから厳選(オオゲサ)して、何点か買い求めた。

会場を後にする際には、主催者「ギャラリー陶花」の社長さんらに見送られてしまい、少ししか買い求めなかったのに、なんとも申し訳ないやら恥ずかしいやら。(笑)


自分がこれから使う器の作者さんと対面して、その器についてお話するなんて、初めてのことだ。
連れて帰った器たちは、もうすっかりウチの子になって、食卓やリビングテーブルで、突出せず、しかし充分に存在感を放ってくれている。
愛おしんで使う器になるだろう。
連れ帰った素敵な器たちの写真は、いずれまた。



会場を出る前に、お花を撮影させていただいた。

Sakai_4

           

 てへっ。
  ミーハーですみません。

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コメント

美冬さん、記事を書いて下さりありがとうございます、堺克弘です。先日はお越しいただき感謝です。ご購入もされたのですね。どんなうつわなんだろう?気になるところです。なんだか緊張されてみえたみたいですが、気軽な気持ちでいいんですよ(笑)緊張の度合いからすれば、僕の方が緊張してたはずです… 5月末までグループ展や個展が続きますので、また遊びにいらしてください。僕の在廊は残り僅かですが… また、お会いできるのを楽しみにしております。これからもよろしくお願い致します。

堺さん

このような辺境に、コメントをありがとうございます。

まさか、ご本人に見つかって(笑)しまうとは夢にも思わず、かなり驚いております。
光栄です。
銀座から連れて帰った堺さん作のうつわたちが、これから少しずつ味わいを深めていくのを楽しみたいと思います。
できれば、うちの子になったうつわたちに、お仲間を少しずつ増やせればいいな、とも思っています。
それにしても、あれだけの種類、あれだけの点数の作品を制作されるとは、とてつもないエネルギーと集中力だと感服いたしました。
堺さんのますますのご活躍をお祈りいたします。


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