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2011-06-06

手塚治虫のブッダ展@東京国立博物館

先週末に、東京国立博物館で開催中の『手塚治のブッダ展』を観てきた。
その後、全くブログを更新する時間がとれず、放置してしまった。
また展覧会の感想記事を書きそびれそうなので、さくっと書ける範囲で…。


実は、写楽展を観た後に余力があれば……という程度の気持ちでいたのだが、雨天で来場者が少なめだったのと、写楽鑑賞の攻略作戦(笑)がうまくいって、心身とも元気だったので、そのまま、本館へ。
(写楽展の感想は後日…)


ブッダ展は、写楽展に比べると随分と空いていたが、それでも一つの作品の前に常に1~3人程度がいる状況だった。
なにしろ、漫画の原画は近くでじーっと観てしまうので、どうしても順番待ちになる。
それでも、行列するというところまではいかず、全くストレスなく満足行くまで鑑賞できた。
これも雨のおかげだったかも。

Buddha

特別展 手塚治虫のブッダ展

会場: 東京国立博物館 本館
会期: 2011年4月26日~6月26日

展覧会公式HP




この展覧会については、2月に拙ブログでも記事にした

期待はしていたものの、映画『ブッダ』の予習として観ておこうかという軽めの気分だった。
だが、さすがトーハクさん。
導入部に手塚治虫の『ブッダ』単行本表紙のカラー原画が堂々と並び、その緻密さ美しさに圧倒され、ぐいっとブッダ展に引き込まれる。

ブッダの生涯を、誕生~結婚~苦悩~出家~苦行~悟り~説法~瞑想~行脚~涅槃~納棺と区切って、そのセクションごとに、まずは漫画原画と簡潔な説明文でブッダ(シッタールダ)の思いやエピソードを頭に入れ、次いで同エピソードや関連する場面を表した仏像をじっくりと拝見する…という構成になっている。
なので、観終わる時には、ブッダの生涯の重要エピソード入門編が、自然に、ある程度理解できているのだ。
この構成には、さすがトーハク、とうならされた。


もちろん、展示品の素晴らしさは言うまでもない。
手塚治虫の原画を間近に、じっくりと観られたのは、漫画には関心薄めでドシロウトの私にとっても得難い経験で、穴があくほど見つめてしまった。
また、仏像は東博所蔵のものがほとんどと思いきや、調布の深大寺から美しい厨子と共に初めてお出ましのお釈迦様も出品されているし、奈良・岡寺から涅槃像など、寺院や他の博物館から貴重な仏像が出品展示されている。
文化財保護のためにアフガニスタンの博物館から東京国立博物館が預かっている彫像もあり、ブッダが世界の現状をどれほど悲しんでおられるだろうか、などと思ったりもした。


さて、私の一番のツボだった展示品は、こちら。
展覧会のお膝元・東博所蔵。

Maya

           「摩耶夫人像」 飛鳥時代 東京国立博物館蔵


シッタールダが、出産のため里帰りする途中だった母マーヤーの右わきから誕生した瞬間を表した像。
まさに奇跡の瞬間?
この像のクリアファイル、迷わず買いました。おほほ。


私は、手塚治虫の原作を読んでおらず、最近は漫画のブッダと言えば、立川の聖さん(笑)が思い浮んでしまう。
その『聖☆おにいさん』は大英博物館に鎮座している(?)というが、漫画の神様・手塚治虫のブッダ様は、上野の東京国立博物館で選りすぐりの仏像と共演中ですぞ。

展示点数は少なめだが、ゆとりある会場配置で、充実した展示をゆったりと楽しみつつ考えながら観られる良い展覧会。

上野公園に行かれる機会がおありでしたら、ぜひ。

 

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