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2011年8月

2011-08-30

南インド料理ダクシン八重洲口店

しばらく京都の食ネタばかりだったが、今回は、東京ランチの話題。


7月8月は猛暑でバテバテなうえに、例年の倍くらい仕事が大盤振る舞い(笑)であったため、年寄りにはキツい日々だった。
なんとか頂上を越えた先週の或る日、まだ忙しい隣席の同僚の凍るような視線を避けつつsweat02午後半休させてもらった。

東京駅八重洲口近くで、やはり昼で仕事から上がった友人と待ち合わせて、少し遅めの昼食へ。
出張で大阪から東京に来ている友人は夕方には新幹線で帰阪しなくてはならないので、東京駅近くで食事をしたいという。
そして、彼女も暑さと心身の疲れでヘロヘロで、疲れが吹っ飛びそうなインド料理が食べたいという希望があったので、こちらに初訪問してみた。



南インド料理ダクシン八重洲店
  東京都中央区八重洲2-5-12プレリービルB1
 http://www.dakshin.jp/yaesu/



お店は、JR東京駅八重洲南口近くの八重洲ブックセンターの裏手のビルの地下1階にある。

Daku_01

お店に入ったのは、午後1時30分近くだったろうか。
狭い階段を下りてドアを開けると、すぐに日本人スタッフがテーブルに案内してくれた。
店内は広くて席数も多く、ホームページの写真どおりで、ほどよくインド色があって癖のないインテリア。
女性一人でも利用しやすいような雰囲気で、実際、女性客が多かった。
半オープンキッチンになっていて、私たちの席からもキッチンの様子が少しだけ見えた。
厨房スタッフは全員インドの方のようだ。

見回すと、平日ランチタイムのピークを過ぎていたので、店内には家族連れ女性グループ、おひとり様がぽつぽつ…といった感じで空いていた。

二人ともかなり空腹だったので、 ランチセットの中から、一番品数の多い ランチミルズ 1200円 をお願いした。
「本日のカレー」3種類の中から2種類を選択するセット。
辛口の骨付チキンのカレーと甘口のベジタブルシチューを選んだ。
他にサンバル(豆と野菜のカレー)とラッサム(スープカレー)、サラダ、パパド(うす焼きせんべい)、「本日のおつまみ」としてつぶした豆の平たいコロッケ風のもの(?)。
主食には、ライスまたはドーサ(ぱりはりしたクレープ)またはナンから1種類を選択できるので、迷わずナンを選んだ。
酒豪の友人は、「水がわり…」と生麦酒を頼んでいたが、私は飲むと眠くなりそうだったのでラッシーに。


待つことしばし。
恰幅の良いインド人スタッフが大きなお盆を捧げ待って登場。

おお、ナンが大きい。
お盆は直径25~26センチくらいなのだが、完全にはみだしている。

Daku_02
ナンの下にサラダ等が隠れているのだが、動かして写真を撮るということに気づく前に、強欲な私の両手はナンを掴んでいたので(がっつき過ぎ…)、手がベタついてしまい、写真はこの一枚のみ。
これじゃなんだかわからんですな。(あ、オヤジギャグ…!?)

タンドールで焼きたてのナンは、熱々で表面カリッとしていて、中身はふっくらもっちり~。おいしいかった~。

さて、カレー。
辛口のチキンカレーは、とんがったところはなく、マイルドに辛い。(分かりにくい…)
ベジタブルシチューは、カレー風味なのかと予想していたが、そうではなくて、いわゆる野菜クリームシチュー。
ううーむ。
本日のカレーのもう1種類、中辛のマトンにしても良かったかな。
でも、シチューもカレーの合間にちょこちょこと口に運んで口直しとしていただけて、悪くなかった。
もちろん、ナンとの相性も良し。

私は、ラッサムのキレとコクのある辛さが好みだった。
豆の甘さとのバランスが良いサンバルカレーも美味しく、いずれのカレーにも満足。
4種類のカレーの辛さもスパイスの加減も異なっていたので、少しずつ色々な味と辛さを楽しめてお得。
お店の雰囲気は落ち着ける感じだったし、サービスも人数のわりには迅速だし、特に問題なし。
質・量ともに価格を大きく上回るランチだった。


CPにかなり厳しい「こてこての日本人です。(by  鷲津政彦)」ならぬこてこてな関西ビジネスパーソンにして「大阪のオカン」な友人にも喜ばれて、一安心したのであった。happy01
ぜひ再訪して、違うメニューも試したい。
今度は、ビールと一緒がいいなあ。

2011-08-29

東京・八重洲に立つ貴方。

先週、ある平日の昼下がり。
東京駅八重洲口前を通った。
すると、私の目を一瞬で捉えた殿方が。
私の足が、ぴたりと止まった。

光っていた。
彼は、誰よりも光っていた。
ランチを終えてオフィスに戻っていくビジネス戦士の人波の向こうからでも、彼の輝くオーラが私を惹きつけた。
私は、ふらふらと彼に近寄っていってしまったのだった。

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2011-08-28

元祖・みたらし団子を加茂みたらし茶屋で

相変わらず京都ネタが続いております。
できるだけ早く書きあげてしまわないと、どんどん忘れちゃうので…。sweat02
合間に、別テーマも入れつつ、ボチボチと京都ネタ消化しますんで…。

下鴨神社の近くにある、こちらのお店で一休み。


加茂みらたし茶屋  
  京都市左京区下鴨松ノ木町53

Kamo

下鴨神社の御手洗(みたらし)池に湧き出す水の泡を形取って作られたと伝えられるお団子=「みたらし団子」発祥のお店だとか。
これを知った団子スキーの夫が、「絶対に食べたい!」と強く希望していたので、下鴨神社参詣後に、下鴨本道を渡り、汗をふきふき入店。

わらび餅やかき氷など、魅力的なメニューもあるが、ここは初志貫徹、みたらし団子を。

Kamo01

みたらし団子は3本一皿、お茶付で400円。


みたらし団子や他のお菓子を買い求めに来店される地元のお客さんが何人もいらして、やっぱり人気のお店なんだわーと実感。

さて、肝心のお団子は、焼き立てに熱いみたらしあんをかけて供される。
一串に小ぶりの団子が5個。
人間の五体を表しているそうで、一番上が頭なんだそうだ。
人体だと思うと、ちょっと食べづらいか…?(笑)


たっぷりのみたらしあんをスプーンで存分にかけながら、お団子の焦げ目の香ばしさと、もちもちしこしこ弾力ある食感と、ぷっちりとした心地よい歯切れを楽しむ。
みたらしあんは、黒砂糖ベースの優しく深みのある甘さで、しつこさかなく、意外とさっぱりしている。
関東風のキリッと醤油の辛さが立つみたらしあんに馴染んでいる私は、最初、「あれ?」と違和感があった、すぐに元祖・みたらしあんのまろやかなお味も好きになった。
3本で足りるかな?とも思ったが、これがなかなかの食べごたえで、一皿をいただいて、満足、満足。
結局、この日は昼食はこのみたらし団子のみ、となったのであった。
(夕食をたっぷりいただきましたとさ。)

糺の森から下鴨神社へ

暑さを覚悟で京都に出かけたとはいえ、やはり、アスファルトの照り返しがきつい街中を歩くと消耗が激しくてどうにもこうにも観光が進まない。
できるだけ木陰を歩きたいと選んだのがこの日の散策路だ。


賀茂川と高野川が形成するデルタにある原生林・糺(ただす)の森。
東京ドームの約3倍の広さがあるそうで、樹齢百年を超える木々が日射しを遮り、森の中を流れる小川のせせらぎに心がしずまる素敵な場所だ。
昔から詩歌や絵の題材に取り上げられて来た美しく静かな森は、今も時代劇等の撮影に好んで利用されるとか。
確かに時空を超えた場所のような空気が漂っていて、参道を外れた大樹の裏あたりからタイムスリップしちゃうかも…?(妄想が過ぎる)

Sk07

出町のデルタの先端に位置する鴨川公園から糺の森に入ってすぐ、鴨長明ゆかりの河合神社が鎮座している。
中でなにやら行われているようだったので、しばし見学。

Sk01

Sk02

結局、何が行われていたか不明なまま、遠くから拝殿して撤収。sweat02


糺の森をを歩く人はまばらで、時折、恋愛パワースポット・下鴨神社を詣でた帰りらしいお嬢さんのグループや、地元の方と思しきお年寄りたちとすれ違うくらい。

Sk03

Sk04

Sk05_2

上の一枚は奈良の小川にある御手洗(みたらし)で撮ったもの。
えへへ……ちょっと『ハゲタカ』風アングル?

川辺におりて手足を浸して濯いで良い場所だそうなので、他の方が濯ぎ終わられたところを見計らって下りていくと、水が澄んでいる。
手を流れに浸すと…おお、冷たくてとっても気持ち良い。
夫はサンダルを脱いで小川の流れに足を浸して「ひゃーー気持ちいいー」と喜んでいたが、私は着脱しづらい面倒な作りのサンダルを履いていたので足を浸すのは我慢。


更に歩いていくと、ついに下鴨神社の楼門が見えてきた。
緑の森に朱が映えて鮮やかだ。

Sk06

ここから先は、参詣客が多くなり、ブログアップできる写真は無いのだが、さすがに京に都が遷都される前から御社があったという神社らしく歴史を感じさせる厳かな空気。
しかし、縁結びを祈願に参拝する女子が多いため華やいだムードもあり、そこが京都らしいのかも。


糺の森を出ると、とたんに熱気むんむん。
それだけでなく、なんとなく心もとないような頼りない気分に。
森の中にいる間は、森に護られていたんだなあ。

2011-08-25

涼みにゆかむ

食べ物ネタが続いて飽きてきたので(←おい)、ちょっと一休み。
一時は連日の猛暑から解放されたと思ったが、また真夏の暑さが戻って来て、心身がグズグズだ。


ちょっと涼しい気分になりそうな写真をあげておく。

しつこく(笑)、京都旅行で撮った写真。
鴨川の風景。

River_01

暑いときには、誰しも水辺が慕わしくなるものだ。




みそぎする賀茂の川風吹くらしも涼みにゆかむ妹をともなひ
                        (曾禰好忠/好忠集)

River_02

River_03

2011-08-24

「出町ふたば」の豆餅

京都に行くたびに、このお店に行きたいと思いつつ叶わなかった。
それが、今回はついに叶ったのだ。(おおげさ~~)


京都旅行中の某日の朝、9時半くらいだった。
京阪出町柳駅から地上に出ると、曇天ながら、体が揺らぎそうになるくらいの熱気。
日傘にすがるようにして高野川と賀茂川が合流して鴨川になるあたりにかかる河合橋を渡る。
すると、そこからすぐのところに、お目当ての和菓子店があった。
方向音痴の私でもわかる場所で良かった。(笑)

Futaba_01

出町ふたば
  京都市上京区出町通り今出川上ル青竜町236


行列が絶えないと聞いていたが、真夏の平日の朝だからか、3人程度がケース前に並んでいるのみ。
ラッキー!
急に足取りが軽くなった私に呆れる夫を従え、素早く店頭のガラスケースの中を確認。
ううーむ、お目当ての『豆餅』のうち、餡無しver.は既に完売と表示がでていた。
早い。早すぎる。
真夏なのに。
平日なのに。
朝なのに。
地元のお客さんからこれだけ支持されているという証拠であろう。
でもまあ、通常の豆餅は確保できるから良しとしよう。


並んで注文しておられる方々は、わらび餅や水ようかんなどと豆餅を一緒に購入されて自転車や徒歩で帰っておられていたので、ご近所さんかしら。
いよいよ私の順番。
色々と試したいところだったが、旅先のことなので、豆餅を2つだけ。


こちらの豆餅の美味しさを味わうためには、出来るだけ早く、即が無理でも半日以内にいただくべし…と生粋の京男て甘党の、勤務先のオジサマから厳命されていたのだ。
こちらの豆餅は、その日のうちにいただかなくてはならないので、遠方からの旅行のおみやげにはできない。
買い求めて、当日のうちに京都でいただくのがベストなのだと、そのオジサマから聞かされていたので、ゲットしてすぐに鴨川の河原でいただこうかしら…と思って河原に降りたものの、暑くて、とても豆餅をいただける心身の状態ではなかった。
朝ご飯をたくさんいただいたので、餅菓子が入る余地もないし。
無理やり口にしたら、やっと購入できたふたばの豆餅がもったいない。
そこで、いただける状態になるまでお預けとした。


結局、午後2時過ぎにいったんホテルに戻った際、3時のおやつにいただいた。

Futaba_02

京都旅行の記念として、京都タワーと一緒に撮ったら、ひどいピンボケに…。

Futaba_03

でも、豆餅のお味はボケていなかった。


柔らかくて伸びが良けれど、しっかりと弾力があってくちぎれ良いお餅、ふくよかな食感と程よい塩気の赤エンドウ、サラリと上品な舌触りと甘みのこし餡が絶妙な一体感だ。
餡に忍ばせた微かな塩味が、まさに絶妙
うまい。うまいぞ。
ヴォリュームがあるのに、もっといただきたくなる。
ううーん、一人ひとつでは足りなかったか?(笑)

もちもちスキーの私も大満足なお餅だったが、惜しむらくは、半日経過してしまったので、餅の表面が微かに乾いてしまった点。
これは私のせいなので仕方ない。
次は購入してすぐに鴨川の河原で食す。(←決意表明)
夏休み前に、バ●みたいに塩辛くてパッサパサに固い赤エンドウの入った豆大福を口にしたばかりだったので、「そうよ!これなのよ!」とホテルの部屋で叫んでしまった。(笑)

確かに、これは暑くても寒くても並んででも買いたいと思うだろう。
絶対に他のお菓子も美味しいに決まっている。
私も出町商店街の近くに住んでいたら並ぶ。
行列大嫌いだけど、豆餅のためなら並ぶ。
そして、絶対に次の京都訪問では、餡抜きの豆餅もゲットするわよ!dash


と、すっかり「出町ふたば」の豆餅にやられてしまったため、なまじの豆大福を口にしたくなくなっているという状態の私。
まあ、ダイエットのためにはいいけど……bleah

2011-08-23

朝食@リストランテ・ラ・リサータ

京都旅行中での、ある日の朝食。


リストランテ・ラ・リサータ
  グランヴィア京都 15F  
  http://www.granvia-kyoto.co.jp/rest/larisata.html  



朝食は7時スタートとのことなので、7時過ぎに入店。
おかげで窓際のカウンター席に座れた。
新幹線ホームを見降ろしての朝食に、鉄男とまでは行かないものの、やや鉄分含有率多めの夫は御機嫌さんだ。

こちらでいただける朝食は
「オリジナル・ブレックファスト」  2772円。

美味しい野菜とフルーツをたっぷりとれて、見た目もオシャレで楽しい朝食セット。
3年前の京都出張時にもこのオリジナル・ブレックファストをいただいたのを覚えていて、今回の滞在でも一度はいただこうと思っていた。


セット内容は以下の通り。

Bf01

フルーツと野菜のミックスジュース。この日の野菜は赤ピーマン。
臭みはなく、さらっと飲みやすかった。
お料理はセットされて一度に出てくるのではなく、一~ニ品ずつ運ばれてくるので、温かいものは温かいうちにいただける。
(上の写真は撮影用に揃うのを待っていた。)
バラエティに富んだ内容。


お料理は、生野菜のサラダ生ハムとパルミジャーノチーズ添え、手打ちラヴィオリと温野菜とソーセージ、スクランブルエッグ、フルーツコンポート。
少量だがケフィアヨーグルトもつく。
女子(いちおうね)としては、フルーツたっぷりの朝食は嬉しい。


この他に、パンが焼きあがるたびに数種類ずつを盛ったバスケットを持ったサービススタッフがテーブルを回ってすすめてくださる。
パンに添えるためのバターとオリーブオイル、自家製ジャムもあって、これらもちゃんと美味しい。
飲み物は、コーヒー、紅茶、カプチーノから選べる。

今回、私はカプチーノにしてみた。

Bf02

明るい店内は落ち着いていて、眼下の景色を楽しみながら、ゆっくりできた。
ブッフェの朝食を出すレストランでは、どうしても騒がしくなるため、耳が弱い(決してデリケートなわけではない)私はちよっと苦手なので、こういう大人っぽい朝食の場が好みだ。

うーーん、充実した朝ごはんだった。
ごちそうさまでした。


※なお、同店の朝食は、2011/10/1(土)までだそうです。
朝営業やめてしまうのかしら。
残念…。

京やさい料理 接方来 

えーー、まだ続く京都旅行の話題。すみません。(笑)


京都での初日は、早朝に東京から新幹線で「上洛」するため、夜は遠征(笑)するだけの気力が無いだろうから、ホテルの近くで気軽に食事ができそうなお店で夕食をいただこうと出発前に考えていた。
宿泊するホテルにも飲食店は複数あるし、京都駅の駅ビルにも周辺にも、多くのお飲食店がある。
その中でも、それなりに美味しくて、騒がしくなくて、私たち老夫婦の胃袋にも優しくて、もちろん財布に優しいお店が良い。

そこで、こちらにうかがってみた。



京やさい料理 接方来 京都タワー店
  京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721
   京都タワービル2F
   http://www.suishin.co.jp/seporai/tower.htm


こちらのお店のことは、長らくネット上でのお付き合いをしていただいていた大阪在住で京都に良く行かれるNさんから、3年前の京都出張時に教えていただいたのだ。
その際には行けなかったのだが、ちょっと気になって覚えていたので、改めて少し評判を調べてみたところ、なかなか好評のようだし、なんといっても京都タワーにも京都駅ビルにもお店があるしで、こちらに決定。

前記事で触れたとおり、初めて京都タワーに登った後、京都タワー店にお邪魔した。
ビルの外にいったん出て、店の入り口へ。

Sepp_01

それから中の階段を上って2階からお店に入るわけだ。

大バコの和風居酒屋チェーン店によくあるような、下足箱に靴を入れて上がる作り。
店内はゾーンごとに区切られていて、あまり騒がしくなかった。
日曜日の夜の早い時間だったからかしらん。
京野菜中心というお店のメニュー構成から想像していたとおり、若い女性客が多いようだったが、だからといって我々のような大人(笑)が入りにくい感じではない。


通されたのは、掘りごたつが4卓くらい(うろ覚え)ある部屋だった。

Sepp_02

入った時は周囲の席に誰もいなかったので、ちょっと写真を撮らせてもらった。
こんなふうに、周囲に壁があるので、或る程度は落ち着ける。


メニューを眺めてみると、確かに野菜や豆腐・ゆばのお料理が多く、お酒も野菜ジュースやフルーツを使ったカクテルがあって、女性受けしそう。


京都の初日でテンションが高かったせいか、いろいろと頼んでしまった。
お料理はどれも、野菜が美味しかったし味付けもなかなか上品で、器のデザインも凝っていて盛り付けも綺麗。
ここも女性好みでイイ線行ってる感じだった。(なぜか上から目線?)
量がやや少なめで、少人数で色々と頼んでシェアするにもちょうどいい。

けっこうお酒も入っていたので、適当な写真ばかりだが、自分用メモも兼ねてアップしておく。


温野菜サラダと「とりあえず」生麦酒。

Sepp_03

夏野菜の揚げびたし。
器になっている揚げた賀茂ナスもうまし。

Sepp_05

夏の京都はハモが必須どす。(←ニセ京都弁)
定番のハモのおとし(ハモの湯引き)もいただいた。

Sepp_04

アワビの九条ネギ・バターソース。
ま、アワビは小さいカットだったけれど、柔らかくてバターソースもしつこくなく食べやすかった。
この時はすでに酔っていたので写真のヘボさに磨きがかかっていて分かりづらいが(泣)、盛り付けもなかなか凝っていて、登場した時は盛り上がった。(笑)

Sepp_06

更に盛り上がったのが、ラストに注文した生麩田楽。

Sepp_07_2

熾した炭が入っている小さな火鉢の上に自分で生麩を載せ、味噌を塗って頃合いでいただくという、ナイスな趣向。
これも盛り上がったが、暑いのが玉にきず。(笑)
生麩がサクサクモチモチという二段階の食感になり、味噌も香ばしくて美味であった。
もちもちむちむちスキーの私にはたまらん逸品。(オヤジか)

この他にも、お豆腐やゆばのお料理などをいただいた記憶があるが写真が無い。
完全に飲みモードだったせいだ。(爆)


ホールスタッフの若者たちも無駄に大声を張り上げたりしていなかったので、大バコ居酒屋に行った後の耳の疲労感が少なめだったのも良かった。
(私の耳は、ウルサイのがダメなのだ。)


若者も大人も利用しやすい雰囲気で、食事もお酒もなかなか美味しくて、まあまあリーズナブル。
立地も便利。
地元の方々は御承知のお店だと思うので弊ブログでオススメするまでもないだろうが、私と同じく洛外の方には、出張や旅行の時に京都の食材のお料理を気軽に色々といただけて、お酒の種類も多くて美味しいところとして、覚えていて損は無いお店としてご紹介できると思う。

2011-08-21

初めて登りました。

いきなりですが、簡単なクイズを。

これはなんでしょう?

Tower02

ETじゃないですよー。



正解は、京都タワー展望室の望遠鏡。
可愛く見えたので写真をとってしまった。(笑)


てなわけで、まだまだしつこく、京都旅行の話題。
既に10日以上経ってしまったので、忘れないうちに今年の夏の京都小旅行のメモを引き続きざくっと。
立ち回り先を逐一書くわけではないが、印象に残った場所、特に初めて訪問したところを中心に記録しておいて、次回の京都訪問の参考にできれば…と思う。
なんせ、記憶力の減退がひどいので、書いておかないと次に京都に行ける頃は忘却の彼方…という可能性大。(次はいつか未定だが…)

と、前置きしておいて、「京都タワー」っすか!?
という突っ込みは無しでよろしく。(笑)


私が初めて京都に行ったのは、中学校の修学旅行。
次は高校の修学旅行。
その後、仕事や旅行で幾度も京都を訪れているのだが、いつも目に入っているはずなのに、今まで一度も足を踏み入れていない場所があることに、今回の旅行で初めて気づいた。
それが、京都タワーだ。

定宿にしているホテルの部屋からいつも見てるんだけどねえ。
こんな感じで。

Tower01

で、夕食の場所に行きがてら、京都タワーに向かったのである。
ホテルを出て、駅前の交差点を渡れば、そこが京都タワービル。
居酒屋の呼び込みのお兄ちゃんを横目にビルの中に入っていくと、レトロなお土産売り場が広がっている。
その奥に、これまた懐かしい雰囲気のチケット売り場があった。
チケット自販機があるのだが、あえて(?)、売り場の係の方から展望フロアへのチケットを購入。
春に行った横浜のマリンタワーのチケットカウンターのオシャレっぷりとは随分と方向性が違う。
うーーむ、昔の東京タワーもこんなムードだったような気がするねー、と夫と話しつつ、テレベーターホールへ。


ビアガーデン行きのエレベーターに乗り込んでいった人の多さと対照的に、展望室行きエレベーターに乗ったのは、私たちふたりだけ。
もしかして、穴場?
と思ったら、否、展望室は大賑わい。
子供連ればかり。
高所恐怖症の私にとっては、心から楽しめないのが悲しいが、マリンタワーに比べると怖さは少なめ。
全体に流れる、懐かしくゆるーい空気のせいかしら。


登ってみたせいか、今回の京都旅行では京都タワーが気になって、写真を何枚も撮った。
せっかくなので(笑)、いろんな京都タワーの姿を御紹介しよう。


夜はライトアップされているのだが、関電管内も節電中であるせいか、夜10時に消灯していた。

Tower05

某日、夜9時頃に京都駅前を通ったら音楽噴水が稼働中で、思わず足が止まった。

Tower06

音楽に合わせ、色とりどりの光に彩られて水が躍動する。
自動制御されているショーなのだけれど、風に乗って届く水しぶきを浴びながら見聞きしていると、夢中になって最後まで見てしまった。
実は、噴水大好きな乙女心が残っていたらしい。(笑)

Tower08

Tower09

おまけ。
京都を去る日に京都駅ビルで撮った一枚。
京都タワーが2本。
わかりますか?

Tower10

2011-08-16

みーつけた!

京都市営地下鉄の駅(烏丸御池だったかな?)の通路で、こんな立て札を見かけた。

Mayu01

なんだろう? UMA? 妖怪?
「文化のこころ」?


すると、同じ日の午後、JR京都駅烏丸口で!

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朝がゆ@瓢亭

「朝がゆ」と言っても、実際は昼近くにいただいたので「昼がゆ」なのかもしれない。(笑)

京都旅行初日のお昼ごはんは、午前11時スタート。
京都到着後、地下鉄・蹴上駅から歩いて無鄰菴を訪問し、いい感じに空腹になった頃合で、お待ちかねのお昼ごはん。



瓢亭
京都府京都市左京区南禅寺草川町35番地
http://hyotei.co.jp/ 

Hyoutei01

(この写真は本館です。)



京都市美術館に行く前の良いランチ場所はないかいな……と地図本を眺めていたら、おっ、歩ける距離に瓢亭さんがあるではないか。
昔から興味があった夏限定の朝がゆをいただけるチャンスだ。
ただ、朝の営業時間内に行けるかどうか微妙…。
事前に問い合わせたところ、別館でならば11時までに入店すれば朝がゆをいただけるとのことだったので、即、予約。
築400年という素敵な建物の個室座敷で庭を拝見しながらお食事できる本館だと、朝がゆは6000円。
一般ピープル(古っ)の私たちにはチトお高い。
本館のお隣の新しい建物・別館だと、テーブル席でカジュアルに朝がゆをいただける。
価格も4500円とのことで、これは初めての人間にとっては嬉しい。


無鄰菴と瓢亭は、細い道を挟んでお隣同士。
無鄰菴に向かう時に、瓢亭本館の横を通ったら、お出汁のとても良い香りが漂ってきて、期待が高まった。(←食い意地が張り過ぎ)

11時に別館に入っていっても誰も出てこない。
あれ?
玄関でしばし待ち、通りがかった元気な仲居さんに声をかけて、やっと案内してもらえた。
忙しそう…。
テーブル席が狭い間隔で配されている部屋が連なっているようだ。
ううむ、なるほど、作りも接客もカジュアルね。
決して雑とか、感じが悪いいうわけではない。
本館と別館の違いは、きっとこういうところにあるのだろう。


朝営業のラストの時間だし、空いているだろうと思ったら、これが大間違い。
週末だったので、わざわざ遠方から出かけてきていらっしゃるらしい方々で席はほとんど埋まっていた。
窓際のお庭が見える席ではなく、奥の席で、ちょっと薄暗い。
残念だが、早いもの順だろうから仕方ない…。



まず、お絞りと梅こぶ茶が出てきた。
食欲増進のためだろう。
まだ完全に汗が引いていないのに熱い飲み物ですか……と腰が引けたが、飲んでみると、酸味も塩味もきつくなく、爽やかで飲みやすかった。
梅こんぶ茶って、粉末のインスタントのものしか飲んだことがなかったので、ちゃんとした梅こんぶ茶って実は美味しいんだ…と眼から鱗。
これで、入店時の「ん?」という感じが吹っ飛んだ。
実に単純な私である。

まずは、瓢箪型の三段の器と、お皿に八寸。
有名な瓢亭卵。
半熟卵が好きな方は、これは絶対に気にいるはず。
白身はしっかり火が通ってプルプルしていて、黄身はねっとり濃厚。
ごくごく淡く醤油味がついている。
うまい。うますぎる。

Hyotei0

瓢箪を開けると、こんな感じ。
一つずつ手をかけた上品な味わいのお料理が盛り込んである。
茄子の田楽やキュウリの白b胡麻和えなど、優しいお味のものばかりで嬉しい。
本館の朝がゆは、さらに鮎の塩焼きがつくそうだ。

Hyotei03

お豆腐と生海苔のおすまし。
しっかり旨みが出ているお出汁に上品な味付け。

Hyotei04

無くなってしまうのが勿体ないようで、少しずつじっくり味わっているうちに、とうとうおかずもおすましも完食。

そして、主役の朝がゆが登場。

Hyotei05

まずは、白がゆをひとくち。
雑味がなく、さらりとしたおかゆ。
五臓六腑に沁みる。(オヤジ?)
そして、吉野葛のべっこう餡をかけていただくと、もう止められない止まらない。(笑)
少しずつ(おかゆだけど)噛みしめていただいているうちに、どうしてもおかゆが冷めてきてしまうのだけれど、それでも美味しさが損なわれることは無かった。
糊のようにベチャベチャすることもなかった。
さすがだ。

ゆっくりいただけて、大満足。
次回の京都訪問でも、ぜひ、朝に伺いたい。
できれば、次は本館で、しっとり静かに。

2011-08-14

無鄰菴(むりんあん)

京都の夏2011(←わはは)の記事、まだ続きます。


京都に到着したのは9時30分前。
我が家で京都の定宿にしているホテルでチェックイン手続きを済ませ、荷物を預けて、まずは地下鉄で蹴上駅へ。
蹴上駅近くでランチをとることにしていたので、その前に周辺をぶらぶらしようというアバウトな計画。

京都に行ったのは3年前の出張以来なので様子が変わっているかもしれないが、地下鉄は2路線だし楽勝と思っていた。
しかし思わぬ伏兵(?)が。
関東での公共交通機関への乗車支払は全てPASMOで済ませる生活を送っているため、地下鉄の券売機でモタモタ……。情けない。

なんとか目的駅までの切符を購入して地下鉄烏丸線に乗って烏丸御池で東西線に乗り換え。
「からすまおいけ~」という車内アナウンスの京都イントネーションがいい感じで、いつもほっこりする♪
ホーム端に乗り換え口があるのを覚えていたので、自分でも驚いた。
うーむ、昔の事は覚えているが最近のことは忘れると言う年寄り特有の現象らしい…。(苦笑)


さて、無事に蹴上について地上に出ると、この時は思ったより暑くなかった。
いや、十分に暑いのだけれど、3年前の7月末に出張で京都に行った時は生命の危機を感じるほどの暑さだったので、相当の覚悟をしていたのだ。
なので、「あら、これくらいなら少し歩ける?」という感じだったのだ。
まだ午前中だったし、風も吹いていたので木陰を歩けば、まあ、普通の夏の暑さというレベル。


で、ぶらぶらして到着したのが、無鄰菴。(無鄰菴HP
明治の元勲・山県有朋の別荘だった名園を、現在は京都市が管理運営している。

Murin01

受付で入園料400円を支払って狭い入口から入園。


まるで森の中にいるような、野趣を感じさせられる庭園だった。
名人・小川治兵衛の作庭だ。
(実は、午後に京都市美術館に行った後に、同じく小川治兵衛作の平安神宮の庭園に行くつもりだったが、午後は猛暑となり断念…。)

Murin02

東山を借景としていて、奥行きの広がりが素晴らしい。
緑が濃くて、せせらぎと山からの風が揺らす葉ずれの音が涼やか。
すぐそばを大きな道路が通っているのが信じられない。

Murin03

苔も見事。
Murin04

庭の奥には滝がある。
視覚と聴覚から清涼感が体内に入ってくる。
庭に流れる小川は琵琶湖の疏水から引いているものだそう。

Murin05

以前、NHKでこの無鄰菴を含む南禅寺周辺の、明治時代に分譲された広大で美しい別荘群を紹介していた番組を見た。
その中で、無鄰菴に疎水から水を引き入れる水路の清掃をする様子も紹介されていた。
これだけの庭を管理し美しさを保持するのには、かなりの人手とお金がかかるはず。

南禅寺周辺の別荘は、いずれも美しい庭園を備えているが、公開されいるのは無鄰菴のみ。
他は、分譲時から某大証券会社が所有していたり、時勢によって所有者が変転したりで非公開なのだ。

他の庭園を見ることはできなさそうなので、無鄰菴にまた別の季節に足を運びたい。
しずかでほっとできるオススメの場所です。

フェルメールからのラブレター展@京都市美術館

公私ともバタバタしているうちに、半月以上もブログを更新できずにいましたよ…。
その間も、僻地まで御来訪いただいていた皆様、すみません。
少しずつ更新していきますので、思い出していただけたら覗いてやってみてくださいませ。



さて、本題……。
京都市美術館で開催中の「フェルメールからのラブレター展」を観てきた。
10日以上も前のことなので、混雑状況は参考になりませんので、悪しからず…。

Art_00

京都市美術館HP

「フェルメールからのラブレター展」HP



近所に出かけたみたいにシレッと書いたが(笑)、私の生息地は南関東なので近所でもなく、「そうだ、京都いこう。」と思い立ってふらりと出かけたわけでもない。(爆)

今年は、夫も私も勤務先の節電対策の影響で夏季休業が通常と違う扱いになったため、珍しく二人の夏休みが一緒の時期にとれた。
(通常は双方とも一斉休暇だ。)
ふたりとも実家は東京だからいつでも行けるし、せっかくだから小旅行でもしましょうか、という運びとなった。
しかし、ギリギリの時期に夏休みが決まったので、人気の場所は予約が取れないだろうし、海外に行く財力も体力も無い。
シーズンオフのところがいいかと思い、暑さを覚悟で京都に数日滞在することにした。
で、京都市美術館で『フェルメールからのラブレター展』を開催中であることは承知していたので、「これは是非とも観なくては!」と、日程に組み込んだのだ。 


同展覧会は、10月からは仙台、年末からは東京に巡回するので、待っていても良いのだが、東京会場(Bunkamura)ではひどく混むに決まっている。
京都でなら、少しは混雑もましかもしれない…と、やや根拠が薄い予想を立てて京都市美術館に出かけたのだ。
結果、ストレス無しでしっかりと観られて、本当に良かった。


ずぼらで出不精な私は、国内では東京でしかフェルメール作品を体験していない。(海外でのフェルメール鑑賞はニューヨークのメトロポリタン美とフリック・コレクションでのみ。)
2008年東京都美術館での『フェルメール展』で一挙に鑑賞作品数が増えたものの、今年来日した『地理学者』は混雑に恐れをなしたのと、たとえフェルメール作品といえども男性を描いた作品にいまいち気合いが入らなかったという、アートに若干の関心がある人間としてはダメダメな態度のため、結局は鑑賞できずじまい。
どんどんひきこもり度が強くなっている昨今である。

しかし、.3枚のフェルメール作品と一度に京都で会えるなんて、これはまさに僥倖。
3作品のうち、『手紙を読む女』は3回目(確か…)、「手紙を読む女と召使」は2回目の再会であるが、初来日の「手紙を読む青衣の女」と合わせて3作品を一度に旅先で観られるなんて、かなりワクワクする。
混んでいようが暑かろうが、行くぜよ!
と鼻息も荒く早朝の新幹線「のぞみ」に乗ったのである。


出かけたのが週末だったので、午後のほうが空いているかも?と思い、南禅寺近くで昼食をとって、プチ観光をしてから、日傘をさしてぶらぶらと疏水沿いに散策しつつ、京都市美術館を目指して歩いた。
曇天ではあったが、さすがに昼下がりで暑かったものの、日陰ならばそれほど厳しくはなく、何年かぶりの道を夫と今までの京都訪問の思い出をしゃべりながら歩いていたら、あっという間に平安神宮の鳥居が見えてきた。
京都市美術館は平安神宮の御近所。

Art01

周辺には平安神宮を目指す観光客丸出しの人々ばかり(自分もだか…)だったので、「やっぱり展覧会空いてるんじゃね?」とほくそ笑んだが、正面玄関前には入場待ちの行列用らしきテントが。
しかし、テントの下には行列はなく、皆さんすいすいと入口に向かっている。
朝はテントの下に行列ができていたのかもしれない…。

入場していく人々は、(たぶん)地元の方の御様子で、関西弁ばかりだ。
うーーん、異国情緒(は?)たっぷり。

Art02

チケットを購入し、日傘を畳んでバッグにしまって入場しようとすると、入口で目を光らせているバイトっぽいお兄さんが「傘をお持ちになって入場はできません。傘立てかロッカーに入れて下さい~」と私に厳しく注意をしてきた。
「はあ…」と視線を返すと、よほど怖い婆さんに見えたのか、お兄さんは「ロッカーはお金が返ってきますので…」と急に気弱に付け加えたのだった。
えーー、そんなに怖くてケチなおばあちゃんに見えたかしら…?と夫に囁くと「口がへの字だよ…」と指摘されてしまった。
あらら…。


ロッカーも十分に空きがある。よしよし、混雑はひどくなさそうだ。
日傘や諸々をロッカーに預けて、いざ、会場へ。
会場前にも行列用のスペースが儲けられているが、ここにも人は並んでいない。ヤッホー。
と、喜んだものの、会場入口は人垣が…。
まあ、たいていの展覧会では、入口に掲げられているパネルを丁寧に読む方が立ち止まるし、しょっぱなの展示作品に重要なものを配置することもある。
そんなわけで、入口付近は行列が動かない。
この展覧会は、第1~3章でフェルメールと同時代の17世紀オランダ風俗絵画をたっぷりと展観して、ラストで目玉のフェルメール……という、フェルメールの名前を打ち出した展覧会では御馴染の(?)構成。
万年ずぼら鑑賞者の私は、本命フェルメール前には気力体力温存の意味もあり、サラサラーッと流して、ところどころ興味をひかれた数枚のみ、行列の切れめから近づいてじっくり鑑賞。
最近の大型展覧会は会場の内装も凝っていることが多いが、こちらの会場は全体にシンプル。
東京会場のBunkamuraは、凝った会場デザインを採用することが多いので、どうなるだろうか。


いよいよ、最後の第4章の部屋にフェルメールの3枚が待っていた。
こちらの部屋は、フェルメールのブルーと調和させるためにか、ブルーの壁だ。
3枚の前には短い行列ができているものの、ゆっくりと前進しているので、並びつつ、じっくりと近くで鑑賞できた。


1枚目は「手紙を書く女」。
机に向かって手紙をしたためている鮮やかな黄色い衣装の若い女性がこちらを見つめてくる。
リボンや大粒の真珠のイヤリングをつけている彼女は、どこか意味ありげな表情を浮かべている。
机に置かれた真珠のネックレスと彼女のイヤリングが左側の窓から差し込む光を受けて清楚に輝いている。
衣装も表情も可愛いなあ。
うーーん、やっぱりフェルメールが描く女子はいいですな。


2枚目が修復後、初来日した「手紙を読む青衣の女」。
フェルメール作品ではおなじみの室内に左側から差す柔らかな光の下、手紙を握りしめるようにして自分に引き寄せて集中して読む女性。
身につけている服は、はっとするほど鮮やかで輝くような青。
フェルメールの青は、本当に美しい。
他の2枚と比べて、室内に配置されている品は少なく、色数も抑えてあるので、かえってこの女性が読む手紙の内容や、それを読んで彼女の内にどんな波が起きているのかが気になる。


3枚目は「手紙を書く女と召使い」。
こちらの登場人物は二人。
机に向かって手紙を書いている女性と、窓の外に目をやって書きあがるのを待っている召使い。
床に打ち捨てられている手紙が何やら劇的な場面の後であることを想像させるけれど、画面上からは、やや冷ややかな静かな空気を感じる。

3枚をじっくりと鑑賞した後、この3枚をもう一巡。
短い行列なので、それが出来たのだ。ラッキー♪
1回目では登場人物に集中して観たが、2回目では背景や全体も目に入った。
うん、やっぱり京都で観て良かった。

万年初心者の素人なので西洋絵画史や技術的なことに関わること等は書けない。
が、ストレス無しでじっくりと鑑賞できたため、ずぼら初心者でも、改めてフェルメールが日本人に人気がある理由の一端が感じ取れた。
フェルメール作品は、静かで品格高く、全体の構成要素も動きを含めた感情表現も抑えめだ。
描かれている場面に物語性があるようでないようで。
あいまいにされているところが多く、描かれている場面の解釈を作者が委ねてくれているようにも思える。

時代は下がるが、同じく静謐で品があって抑えめな作風のハンマースホイが鑑賞者の解釈を拒絶しているようなところがあるのに対して(ハンマースホイの無音の世界も好きだ)、画面の中に入り込むことを、遠くにいるフェルメールが許してくれている気分になってくる。
登場人物の表情が穏やかで内面が推し量りにくりけれど、拒絶はされていないように感じるのは、フェルメールが観る人に対しても眼差しを向けていたからかもしれない。
なるほど、だから「フェルメールからのラブレター」?(なのか?)
こういう作風は、日本人にはたまらない。(独断的意見/笑)
少なくとも、私はフェルメールの画面構成や色彩だけでなく、この静かさや委ねられている感じに強く惹きつけられる。


会場はストレス無しで見られたが、グッズ売り場は大混雑でドつかれたり、大きいトートバッグで押されたりで、京都なのに「はんなり」が感じられず参りました。(笑)

鑑賞後、平安神宮の庭園鑑賞や美味しいスイーツのお店も…と思っていたが、美術館を出るとかなり暑くなっていたので断念し、ホテルに戻ることにした。
もう歳なので、無理は禁物。


美術館を出て、少し歩いて振り返ると、疏水越しに東山が見えていい感じだったので、1枚。
涼しげに見えるけれど、このとき相当に暑かった…。

Art03

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