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2012-01-24

いいぞ、『平清盛』

1月8日からスタートした大河ドラマ『平清盛』。

恥ずかしながら、このあたりの時代背景にも人物にも、詳しくない。
というか、日本史教科書レベルのことも古文の『平家物語』も、かなり忘れてるしsweat02
そもそも、子供のころから


平家→『平家物語』→『耳なし芳一』

あるいは、

平家→ヘイケガニ

という連想となり、なんか怖いからイヤー!というワケわからん拒絶反応があるので、平家一門には近寄りたくなかった。
それに比べて、牛若丸かっちょええし、頼朝の肖像画って二枚目だし。(そこかい)
だから私は、子供の頃から、強いて言えば源氏寄り。(笑)
でも、あまり源平には関心無かったなあ。
大河ドラマ『義経』では、平清盛の優秀な愛息・平知盛を阿部寛さんが演じたので途中たけ見た。
が、阿部ちゃんの知盛は腰が抜けるほど(笑)超格好良かったものの、ドラマ自体には全然気が乗らず、すぐリタイヤ。
でも、壇ノ浦の回だけは、いろいろ突っ込みながらも、阿部知盛の立派な最後に涙しましたわ。
そういえば、『義経』のときの頼朝は中井貴一さんでしたな。
あの頼朝も良かったと記憶している。
というわけで(…って何のツナギにもなっていないが)、『平清盛』、観てますよ。
かなり出遅れたので細かいところには触れないが、ざっくりした感想を少しだけ。


今年は、今のところ面白い。
映像が重層的で奥行きや濃淡があり、時代の空気が感じられて良い。
ちゃんと人間の心の動きを、人間と人間の関係を、描こうとしているのが良い。
主人公の幼稚さ、独りよがり、甘さ、バカなところを、とことん描いているのが良い。
コドモの浅薄な考えや行動を「純粋」とか「宝」とか持ちあげず、怖い大人や真っ当な大人が容赦なくたたきのめし、世の中の理不尽さも厳しさも思い知らせるところが良い。
こうでなくては、1年間かけて主人公が成長していく物語にならないし、共感できない。
大物も小物も、どんな登場人物も、とても魅力的で興味がわく。
また、それぞれのキャスティングも絶妙。

鳥肌が立つほど巨大な悪役ぶりが素晴らしかった白河院がお隠れになった後は大丈夫かと心配(?)したけれど、なんのなんの。
鳥羽上皇の妖艶な自虐病っぷりが素敵すぎる。
対する純粋培養の天然無自覚無邪気なタマ子中宮が凄い。
朝廷のやんごとなき方々の強烈な妖しい世界から目が離せない。
源氏派の私としては、立派な忠盛さんに比べると残念感が充満している為義さんのナイスさに注目。
この方が登場するとニヤニヤしてしまう。
男前の息子・義朝くんも、初登場では目が点になったが、第3回では主人公を千歩くらいリードしてる感じで格好良かった。

とにかく、毎回、ワクワクしたり、ぐっときたり、感情を揺さぶられる。
登場人物の心の動きの背景を、ちゃんと積み重ねているから納得感があって、物語に入って楽しめる。
ツッコミどころも、「うーーん?」という点もあるので、まだまだ様子見だが、脚本や演出にイライラさせられることはない。
「やり過ぎじゃ?」とハラハラすることはあるけど。(笑)

しかし、諸手を上げて素晴らしいと思えるわけではない。
第3回を観始めてすぐ…。
アバンでは、まだ、優男の頼朝とベラ的迫力のマユナシマサコとフンドシ軍団の三つ戸巴(違)シーンが続いていて、「ええええ?」と声を出してしまった。
まさか、これが最終回まで続くんじゃないでしょうね?
最終回のラストシーンに繋がってたりして? まさか、まさかね…。
とにかく、この源頼朝パートが、私から見ると、どうも座りが悪いというか、妙な感じで。
ナレーションも、何故、頼朝なのか…。
最大の敵が最大の理解者として後世に評価する、という形にしたいの?
まさか「清盛は大嫌いなヤツじゃった。人たらしで、オナゴにもてて。」とか言わないだろうけど(笑)、本編では清盛を賛美せずとも、ずっとこのシーンをアバンに持ってきて持ち上げまくるとか、そんなことないよね…。(疑いの目)


さて、ちょっと余談。
第3回が始まって、オープニングのスタッフロールの間は、キッチンとリビングを行き来していて画面をほとんど見ていなかった。
『龍馬伝』の時には、少なくとも出演者のところはちゃんと観ていたのだが、『平清盛』は思いいれなく気楽に観ているので、こんなふうにゆるーい感じ。
そして、観終わった後に、ふと、「そういえばスタッフロール観てなかったから、ざっと観ておくか。」と思い立ち、戻して観ていたのだが…。
ふたつのサイコロの映像が静止した瞬間、私の目に入ったお名前は!
「演出  渡辺一貴」。
『龍馬伝』を担当されていた、あの渡辺Dだわよね。
おおお、そうだったのか。
『平清盛』については、キャストもスタッフも、ごく一部の方を除いて、ほとんど何も知らずに観ているので、渡辺さんが参加していらっしゃるとは全く知らなかった。
そうかぁ、そうだったのかぁ。

『龍馬伝』では、巡り会わせが悪かったのか、渡辺さんが演出された回の多くが、私の好みに合わなくて、弊ブログでも失礼千万な感想を書いてしまったのに、『平清盛』第3回は、謎のアバン以外は本当に面白くて、意味不明なイライラ感もなく、楽しめた。
なんででしょうかね。
やっぱり「ホン」の違いなのかしら? やっぱり?

とにかく、次回も観ます。

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コメント

美冬さん、こんにちは。

美冬さんも気が付かれましたか、「演出 渡辺一貴」の部分。
わたしも思わず画面をガン見してしまいました(笑)
「これって、『龍馬伝』のアノ演出家?せっかく楽しみに見ているのに(でもまだ用心しているけど)、一体今回はどうなっちゃうんだろう?」
と戦々恐々でしたが、それほど漫画的なシーンも無く、面白く見れました。

なんと言っても、脇が素晴らしいですよね。食えない連中が続々と登場してくれて、「大河」の贅沢さを堪能しております。この後の崇徳上皇(井浦新となっていますが、ARATAですよね?)の登場も楽しみです。

突っ込み所もそれなりにありますが、今のところは放送が楽しみです。

下の記事の「鷲津センサー」ですが、わたしはスーツ姿で廊下を歩いているシーンにだけ「鷲津センサー」が作動しました。
鷲津の姿を追い求めて大森南朋を(映像作品で)ストーカーする。
悲しくも哀れな廃人の姿ですよね(泣)

こんばんは!

平清盛、ザ・少年漫画炸裂!ってかんじですが、第3話はなかなか面白かったですよね~。
脚本の藤本さん、「ちりとてちん」が面白かったので今回もよくなってほしいです。

そして、私は「鷲津センサー」働かなかったです・・・(笑)
それよりも、スポンサーがサントリーなのでCMでイイ人サラリーマンやってる大森南朋サンを見て不思議な気分になりました(笑)

ただ、どっちにしろ、今は朝ドラのカーネーションのほうにハマり過ぎてて、どっちも本格ドラマ的には物足りないなぁとかも思ったりして。

あ、最後に宣伝で失礼しますが、品川区にて今、個展をやってます。
万が一、こちらのほうに来られる予定がありましたら、遊びにいらして下さいませ・・・。
個展「品川スケッチブック」 http://ht.ly/8FFV4

suikaさん

いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。

いやー、まさか渡辺さんのお名前をちゃんと覚えていたとは自分でも驚きました。(笑)
それだけインパクトあったということですねえ。
『平清盛』は、まだ様子見段階なので、これからどうなるか…。
それにしても、ドラマウオッチャーでもない自分が、こんなに何人ものNHKのディレクターのフルネームを自然と覚えるようなことになろうとは、全く予想していませんでした。


>>なんと言っても、脇が素晴らしいですよね。食えない連中が続々と登場してくれて、「大河」の贅沢さを堪能しております。


そうそう! 今年の大河はこの点もよろしいですね♪
脇役スキーにはたまりません。
小日向さん、国村さん、それから阿部サダヲの活躍が楽しみ~


>>崇徳上皇(井浦新となっていますが、ARATAですよね?)の登場も楽しみです。


ARATAは『平清盛』に限っては本名で出演するそうですね。
新ジャンル・ARATA大河が誕生するのでしょうか。
って主人公のことはそっちのけですな。


>>わたしはスーツ姿で廊下を歩いているシーンにだけ「鷲津センサー」が作動しました。


私も、一瞬だけ鷲津臭を感じました。
あと、外務省?の廊下でモッくんと立ったまま密談する場面とかも、「お」と反応しかけました。
でも、これはきっと気のせいだと自分に言い聞かせました…(泣)
一瞬でも、鷲津成分を感知したような気になっだけでも、まあいいか…とか思ってしまう自分が哀しいっす。
鷲津に飢えすぎていて、脳内補完してしまうのかもしれません。
重症です。

なつみかんさん

ようこそ♪
個展開催中のお忙しい中、ご来訪&コメントありがとうございます。


>>平清盛、ザ・少年漫画炸裂!ってかんじですが


ふふふ、コーンスターチも炸裂してましたね。
特に第2回は、かなり少年ジャンプっぽいと思いました。
第3話で正統派のライバルが登場して、いい意味゛での少年漫画路線が敷かれた感じで、気楽に期待しています。
なにしろ去年がアレだったので、どんどん豪快に新しいことをやって欲しいものです。


>>それよりも、スポンサーがサントリーなのでCMでイイ人サラリーマンやってる大森南朋サンを見て不思議な気分になりました(笑)


これは、私も「うーーん、これはいかがなものか」でした。
記事に書き忘れちゃった。
モッくんもCMては静かにイエモンしてますしね。(笑)
民放の宿命なのかもしれませんが、あの違和感は、ドラマに入り込めなくなります。


カーネーションには、私もドはまりです。
今までの朝の連続テレビ小説とは一線を画していますよね。
もう全てがハイクオリティだし、挑戦してます。
あえて視聴者の期待を裏切るようなこともしてくる。そこもいい。
晩年の糸子を夏木マリさんが演じるということで、オノマチ糸子が見られるのもあと1カ月か…と残念な一方、夏木さんのカッコイイ糸子も楽しみです。


個展の様子、ブログで拝見いたしました。
改めて、shine個展開催shineおめでとうございます。
可愛いギャラリーに、ふうわり、さらりとしたタッチの作品が良く合っていて、素敵です。
あと一週間、楽しみつつ、寒さに負けないように温かくしてお過ごしくださいませ。
蔭ながら(?)応援しておりますよ~

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