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2012年6月

2012-06-14

映画『外事警察 その男に騙されるな』

ほぼ月刊化しつつある弊ブログでございます…。
決してぶっ倒れていたわけではなくて、展覧会や映画を楽しむ時間もあったのだが、なかなか記事を書く余裕がなくて。
ま、単に要領が悪いだけなんだけど。


とりあえず、先週末みた映画の超ざっくり感想を。
ネタバレは殆どありません。
ストーリなどは下記公式サイトでどうぞ。



外事警察 その男に騙されるな
  公式サイト




2009年放映のドラマ『外事警察』は、毎回、腹筋と手のひらが痛くなりつつ夢中で観ていた。
その誘引力は、毒が強くて、しびれる感じ…。
最初から最後まで騙されっぱなしの私だった。
さて、映画はどうだったか。


事前にドラマ全6話を、録画してあったブルーレイで観て予習する時間がなく、せめてリミックス版だけでも観るつもりだったのだけど、結局それも出来なかった。
でも、心配無用。
映画が始まってしまうと、すぐに『外事警察』の暗く非情な世界にどっぶりだ。

私の推しメン(推している男、の意味です…笑)ぞろいの外事4課ブラザーズも健在。
この地味だけど超凄腕のブラザーズと、住本と対立しつつ監視する陽菜、そして決して信用できない男・住本が、やたらと暗い部屋で作戦会議をしている場面を観ると、やっぱりゾクゾクする。
とにかく、どのシーンも暗い。節電中です。(笑)
外事4課の会議だけでなく(当たり前です)、どの場面も、底が無く魔が潜むような暗闇がある。
「闇」が、『外事警察』には通底している存在で、その闇の表現がスタイリッシュであり、怖くもあり、なのだ。


ドラマからのメンバーは、映画用にキッチリとうまく芯を残して設定を整理してある感じで、理解しやすくしてあったと思う。
劇場版としては観やすいし、ドラマ観たいな!と思わせる効果もあって、さすが、さじ加減がうまい。
住本がドラマのラストであんなことになったのは、置いといて~になっていたけど、別に気にならなかったし。
(私の住本愛が薄すぎるからだろうか。)


劇場版のキャストでは、やはり田中泯が凄すぎた。
登場するだけで、全部持って行かれる。
あの存在感というか、眼力というか、殺気というか、とにかくすげえ。
すみません、ボキャブラリー貧困で。
彼が演じる徐博士が観ている我々に突きつける言葉、これも凄まじくて。
彼と住本が対峙すると、その空間の気の収斂の仕方が尋常でなく、銃撃や爆破なんかより、ずっと怖かった。


さすがに一瞬も気をそらされることなく、ストーリーに引っ張り込まれてドキドキしつつ存分に楽しめた。
脚本も演出も役者も、全方位に高クオリティ、素晴らしい。
前述のとおり、きっと、初めて『外事警察』の世界に触れた方はドラマをご覧になりたくなっただろう。
しかし、私は何故か帰宅すると、ドラマ『外事警察』ではなく、「あー、ハゲタカが観たい!」と叫んでHDDに録画してある映画『ハゲタカ』を観て、さらにドラマ『ハゲタカ』の堀切園D演出回の第4・5回を観ると言う暴挙に出たのであった。
むー、やはり『外事警察』に含有される『ハゲタカ』成分にやられたのだろうか。

そして、更に後日、BSプライムで再放送中のドラマ『外事警察』を偶然に(本当か?)観てしまった。
いやはや、あのすさまじい緊張感、複雑な感情の揺れ、やはり映画では、やや薄めてあったな、と実感。

外事警察の活動の裏の裏、住本と協力者との関係の描き込みや、誰も何も信じないように見えて、実は信頼の強みを知っている住本の冷徹さ、彼の内に沈殿する澱、というものを観たいならドラマでね、というわけだ。


もちろん、映画は、ドラマ『外事警察』の世界観と空気をしっかり活かし、ドラマファンも初見者も、双方を掴む魅力ある作品だと思う。
おすすめですよ。
『外事警察』をお気に召した方なら、『ハゲタカ』もお気に召すはず、
合わせて、どうぞ。(あ、私はNHKの人間じゃありまんよ。)


ということで、超簡単な感想でござった。




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